皆さん、そうめんはお好きですか?
細くてツルツルしたのどごしのそうめんは、夏バテであまり食欲がわかないときにぴったりでおいしいですよね。私もそうめん大好きで、夏によく食べています。
また、そうめんって細くてスルスル入るから痩せそうだし、毎日食べてダイエットしたい!と考えている方もいらっしゃるのではないでしょうか。
でも、そうめんって本当にカロリーは低いのでしょうか?
そうめんを毎日食べると、痩せてダイエットになるのか、それとも太ってしまうのか、そしてちゃんと必要な栄養はとれるのでしょうか。
そうめんを毎日食べたい方にピッタリな情報をお届けしますので、是非参考にしてくださいね。
そうめんを毎日食べると太るのか痩せるのか
そうめんを毎日食べると太るのか、それとも痩せるのか?それは、食べる量と食べ方によります。
まずは下のカロリーと糖質のリストをご覧ください。
そうめん 127kcal / 24.9g
うどん 105kcal / 20.8g
そば 132kcal / 24.0g
中華麺 149kcal / 27.7g
パスタ 167kcal / 31g
ごはん 168kcal / 36.8g
上記は100g素麺あたりなので、そうめん1人前(約270g)あたりのカロリーはおよそ343kcalになります。
実は、そうめんはその細い見た目とツルツル入る食感に反して、カロリーはそんなに低くはないのです!
実際、同じ麺仲間のうどんと比べても、100gあたりのカロリーや糖質はそうめんのほうが高かったりします。意外ですよね。
また、ごはんは100gあたりのカロリーや糖質はそうめんより高いですが、基本肉や野菜などのおかずと一緒に食べますよね。
しかし、そうめんを食べるときは麺つゆにつけて単体で食べがちです。

そうめん単体でお腹いっぱい食べようとすると、必然的に摂取量が多くなります。
食べ方によってはお米よりも摂取カロリーが多くなってしまいがちなので注意が必要です。
そうめんを毎日食べるならこの食べ方はNG!
そうめんをめんつゆだけで食べる
そうめんは小麦粉から作られているので主に炭水化物でできています。
炭水化物ばかり摂り過ぎてしまうとエネルギーを消費しきれず、余ったものが体脂肪となって蓄えられてしまいます。
さらに、炭水化物中心の食事は、血糖値を急激に上昇させて、体脂肪を増やすホルモンの分泌が促されるので、そうめん単体だけで食べるのはおすすめしません。
また、ダイエットにはタンパク質が必要不可欠です。筋肉をつくるタンパク質が不足すると筋肉量が落ちて代謝も落ちてしまうからです。
そうめんにタンパク質は少し含まれてはいますが、含有量は多くないため、タンパク質が多い食材と一緒に食べるようにしましょう。
また、めんつゆのつけすぎは塩分や糖分の摂取過多につながりますので、食べすぎには気を付けるようにしましょう。
冷たいそうめんをたくさん食べる
夏の暑い日は、氷水でしめた冷た~いそうめんが食べたくなりますよね。
そうめんは水分が多いため身体を冷やしてくれ、暑さを緩和してくれますが、冷え過ぎはむくみの原因にもなるので、ダイエットの大敵です。

冷房などで冷え性に悩んでいる方は、特に要注意です。
女性は身体を冷やしすぎると生理痛の悪化にもつながる恐れがあります。
冷房で冷えているときや、ダイエット目的のためにそうめんを食べるときにはにゅうめんのような温かい状態で食べるのがおすすめです。
温かいものを食べると身体の代謝が上がるので、そうめんを食べても太りにくいですよ。
しかし、暑い夏に冷たくしめたそうめんを、氷の入った冷たいつゆにつけて食べるのはとてもおいしいですよね。
冷たいそうめんをほどほどの量を食べるのはもちろん問題ありません。
冷たいそうめんのおいしさを楽しみながら、冷えているなと思ったら温かいお茶などを合わせて緩和させるなど工夫して楽しみましょう。
夕食に食べる
昼間は学校や仕事など活動をしているかと思いますが、夜はテレビを見たり風呂に入ったりゴロゴロしたりとリラックスタイムに使う方が多いと思います。
そのため、夕食にカロリーを摂りすぎると、その日のうちに消費しきれず、脂肪として蓄えられてしまいます。
夕食は3食のうち一番少ないカロリーの摂取量とすることが理想だとされていますので、カロリーが低くはないそうめんをたくさん食べるのはダイエット的にNGです。
しかし、特に一人暮らしの方など仕事から帰ってきた後に自分でご飯を作って食べている方は、疲れててめんどくさいからそうめんで済ませてしまいたいと思う日もあると思います。
私も帰ってきてからお米を炊くと1時間ほどかかってしまうので、そうめんで済ませちゃうことも多々あります。
そうめんだと1~2分でゆでられるので疲れてて早く食べたいときにも便利ですよね。
その際は残り物のおかずと一緒に食べたり、具材やトッピングを工夫するようにしています。
そうめん以外のものも一緒に食べることで、栄養も摂れますし、そうめん自体の量を減らすことができますよ。
そうめんを毎日食べる上で知っておきたい!そうめんの栄養素
炭水化物
先程もご紹介したように、そうめんの原材料は小麦粉なので、炭水化物が多く含まれています。
炭水化物は身体のエネルギー源となる重要な栄養素で、脳の唯一のエネルギー源になるので、生きていく上で欠かせない栄養素です。
しかし、そうめんのみの食事だと炭水化物に偏ってしまい、タンパク質、ビタミン、ミネラルなど様々な栄養素が不足してしまいます。
そうなると、摂取した炭水化物を効率よく代謝できずに太りやすくなってしまったり、疲れやすくなってしまうこともあります。
夏バテを悪化させないためにも、ダイエットのためにも、栄養バランスを整えて、そうめんだけの食事にしないことが大切です。
食物繊維
そうめんには、きのこや豆類ほど多くはないですが、小麦由来の食物繊維が含まれています。
食物繊維は、腸内の細菌の働きをサポートして腸内環境を整え、腸のぜん動運動を促進して便通をスムーズにしてくれます。
便秘は太る原因にもなるので、食物繊維は積極的に摂るようにしましょう。
セレン
先ほどそうめんの主な栄養素は炭水化物とお伝えしましたが、そうめんには実はセレンというミネラルもふくまれています。
セレンは体内の有毒物質を体外に排出する働きのある栄養素です。
抗酸化作用があり、ガン予防や脳血栓・心筋梗塞予防、更年期障害の改善、アンチエイジングにも効果的だと言われています。
ですが、とりすぎると逆に爪の変形や下痢、疲労感、胃腸障害の症状が出ることがまれにあるので、適量を食べましょう。
ただ、実際普通に生活していくうえで、セレンが不足したり、過剰摂取になるという可能性はほとんどないそうです。
そうめん1人前で、1食分の摂取目安量のセレンが含まれています。
モリブデン
そうめんに含まれるモリブデンという成分は、老廃物、糖質、脂質の代謝を助けてくれます。
鉄分と一緒に摂取するとその働きを助けるので、血液を生成したり、体内の過剰な銅を排出するといったデトックス効果もあります。
そうめんにはほうれん草や海苔など鉄分の多い食材を食べあわせると良いでしょう。貧血にも効果的ですよ。
そうめん1人前で、1食分の摂取目安量のモリブデンが含まれています。
そうめんを毎日食べるために栄養バランスを整えるには?
栄養バランスのとれた食事は、主食(ごはん、麺類、パンなど炭水化物)、主菜(肉、魚、卵、豆製品などタンパク質)、副菜(野菜・海藻類・きのこ類などビタミンミネラル)で構成されます。
主食・主菜・副菜をそろえると、自然と栄養をバランスよく摂ることにつながり、筋肉を維持しながら体脂肪を落とす理想的なダイエットをすることができます。
そのため、そうめんを食べるときは、具やトッピングをバランスよくプラスすることでたんぱく質、ビタミン、ミネラルもしっかりとるようにしましょう。
そうめんはクセがないのでいろんな具材や味付けが合うので、レシピは無限大です!
その中でもおすすめのレシピや薬味をご紹介しますので、ぜひいろいろ試してみてくださいね。
おすすめの薬味
薬味におすすめなのが、しょうが、ごま、海苔、梅干し、とろろです。
薬味が多いとさらにそうめんのおいしさが増しますし、様々な栄養素が摂れます。
ショウガ
ショウガは、「ショウガオール」という成分が血行を促進して身体を温めてくれる効果があるので、代謝が上がり、ダイエット効果も期待できます。
ごま
ごまにはゴマリグナンとビタミンEといった抗酸化成分が豊富に含まれており、活性酸素を撃退してくれ、アンチエイジングに効果があります。
また、肝機能を改善し、悪玉コレステロールを減少させ、脂質代謝の促進をしてくれるなどダイエットに嬉しい様々な効能がありますので、積極的にごまを食べるようにしましょう。
海苔
海苔は「海の野菜」と呼ばれています。ミネラルやビタミン、食物繊維、良質な油が豊富に含まれており、野菜のように栄養素が含まれているのです。
しかも、低カロリーなのでダイエットに最適ですね。
梅干し
梅干しにはレモン1個の2~3倍のクエン酸が含まれています。
このクエン酸は疲労回復に効果があり、食欲もアップさせてくれるので、夏バテや仕事の疲れにピッタリの食材です。
また、クエン酸には、糖質の代謝を促し栄養素をエネルギーに変える働きもあります。血糖値の上昇を抑え、代謝もアップするので、太りにくい身体になります。
とろろ
とろろ(山芋)は食物繊維が豊富で、その中でも水溶性食物繊維を多く含んでいます。
水溶性食物繊維は食後の血糖値を緩やかに上げて、脂肪を合成するインスリンの分泌を抑えて脂肪を溜め込みにくくしてくれます。
さらに、とろろにはカリウムも多く含まれ、過剰な塩分を汗や尿にして体外に排出する効果があり、むくみの解消につながるので、塩分を摂りがちなめんつゆとも相性がいいです。
そうめんのダイエットレシピおすすめ4選
そうめんを使ったレシピは無限大ですが、その中でもダイエットにおすすめにレシピを4つご紹介します!
ネバネバそうめん
納豆と刻んだオクラととろろをそうめんにのせ、めんつゆをかけてから、お好みでゴマや海苔、かつおぶしなどの薬味をふりかけます。
納豆はダイエットに必要不可欠なタンパク質を補ってくれます。
また、代謝をサポートするビタミンB2、便秘を解消する食物繊維やマグネシウム、消化吸収を助けるナットウキナーゼなど様々な健康成分が入っているスーパーフードです。
オクラのネバネバとした成分の正体である、水溶性食物繊維のペクチンには、胃の粘膜を保護する働きや、便秘の解消、 血糖値の上昇を抑える効果がある事から、ダイエット効果が期待できます。
ビタミンB郡やβカロテンといった美肌効果がある成分も多く含まれていますよ。
かきたまにゅうめん
玉ねぎやほうれん草などお好きな野菜と鶏ガラスープの素でにゅうめんを作り、溶き卵をいれてかき混ぜ、お好みでおろししょうがやわかめ、ネギをトッピングします。
温かいにゅうめんは胃に優しく、ショウガは血行を良くし、代謝をあげてくれるので、ぽかぽか身体を温めてくれ、冷え性を改善してくれます。
寒い日にもおいしくそうめんを頂くことができますし、夏も冷房で冷えた身体を温めてくれるのでおすすめです。
ほうれん草は葉酸や鉄分をとれるので是非入れてくださいね。
鶏ガラスープだけでなく、和風だしや中華だし、めんつゆをつかうことでちょっとした味変ができ、具材もお好みで変えることで、飽きずに毎日食べることができます。
ダイエットには冷えが大敵なのでにゅうめんはとてもおすすめです。
サラダそうめん
そうめんの上に、ゆでて割いた鶏むね肉(ササミも可)とトマトやレタス、キュウリなどお好みの野菜、ゆで卵をのせ、めんつゆやごまだれ、冷たいだしスープなどで頂きます。
冷やし中華のようにいろいろな食材を食べることができ、野菜もたくさん摂れるので、ダイエットにいいですね。
また、あっさりしているので夏バテの方でも食べやすいと思います。
身体が冷えやすいので夏にはピッタリですが、ダイエットをしている方や冷え性の方は、温かいお茶やスープと組み合わせて食べることをおすすめします。
そうめんの炒め物
フライパンで野菜や干しエビ、肉を炒めて塩コショウをし、ゆでたそうめんをいれて和えながら、醤油、オイスターソースなどでお好みで味付けをします。
そうめんはゆでたものをそのまま食べるだけでなく、焼きそばや焼きビーフンのように炒め物として使っても美味しくいただけます。
肉や野菜と食べられるので栄養もしっかり摂れ、満足感が得られますよ。
ダイエットに最適!太りにくいよう工夫されたそうめん
そうめんが大好きだけど、どうしても糖質が気になるという方は糖質ゼロそうめんや豆腐そうめんといった、ダイエットに特化したカロリーの低いそうめんも多数販売されています。

普通のそうめんより割高になってしまいますが、少しでもカロリーを低くして痩せたいというか方は試してみてもいいかもしれませんね。
まとめ
- そうめんは炭水化物でカロリーはそんなに低くはないので食べすぎには注意が必要
- 冷たいそうめんを食べたり、そうめん単体で食べたり、夕食にたくさん食べると太りやすい
- そうめんには、セレン、食物繊維、モリブデンなど健康に良い栄養素も含まれている
- そうめんは、いろいろな食材と一緒に食べることで栄養バランスのよい食事にすることが大切
- ダイエット中にも気にせず食べられる、糖質やカロリーが低いそうめんも販売されている
そうめんは夏バテで食欲のないときにもつるつる食べられる、お助け食品です。
様々な具材やトッピングを組み合わせることで栄養をしっかり摂り、食べ方や食べる時間、食べる量を工夫することで、太ることなくダイエットの強い味方になります。
おいしく健康的に、そうめんを楽しみましょう♪
コメント
「ムチン」と呼ぶのは誤用です!!
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