低温調理を自宅でやってみよう!美味しく作る3つのポイントを紹介

生活お役立ち情報

肉料理を作るとき、外側は焼けているのに中心にはなかなか火が通らなくて困ることがありますよね。

火力を上げると焦げたりパサパサになったり…せっかくのお肉が台無し!

低温調理は、じっくり加熱することで旨味を閉じ込めるのでやわらかくジューシーに仕上がります。

さらに、自宅で出来る低温調理なら加熱している間はほったらかして、もう一品追加で作るなんてこともできちゃうんです。

いつもの料理がワンランク上がってしまうこと間違いなし!

この記事では、自宅で美味しく低温調理をするポイントや低温調理のやり方を紹介します。ぜひ参考にしてみてくださいね。

低温調理を自宅でするなら?美味しく作るポイント3つ

自宅で低温調理をするなら、温度・真空状態・食中毒リスクといった3つのポイントを押さえておくと美味しく作れますよ!

しっかり低温調理によってじっくり加熱された肉や魚は、やわらかくてジューシー!自宅で楽しめると思うとわくわくしますね。

ここからは、3つのポイントをそれぞれ詳しくみていきましょう。

湯せんの温度を一定に保つ

低温調理を自宅で楽しむなら、湯せんの温度を一定に保つことが美味しく作るポイントの1つです。

分厚い肉を焼くと、外側は焦げているのに中はまだ赤かった!ってことがありますよね。

低温調理では、約55〜70℃の低い温度でゆっくり加熱することによって、食材にムラなく火を通すことができます。

温度が高すぎると食材がパサパサになってしまうので、美味しさを閉じ込めるように温度を一定に保ちましょう!

食中毒のリスクに気を付ける

低温調理を自宅で楽しむときには、食中毒のリスクに気をつけることも大切なポイントですよ。

食材の温度が、40℃くらいの中途半端な温度だと細菌が発生しやすくなるため、食中毒になるリスクが高まります。

湯せんで55℃以上を保っていれば、細菌はほぼ死滅するので温度設定は必ず守りましょうね!

食材を入れたパックは真空にする

自宅で低温調理をするなら、食材を入れたパックを真空にしておくと美味しく仕上がるので実践してほしいポイントの1つです。

食材を入れたパックを真空にすると、低温調理をする際に以下のようなメリットがあります。

  • お湯に入れた食材が浮かないので、しっかり湯せんできる。
  • 熱伝導がスムーズ!
    空気が入っていると熱の入り方にムラが出てしまいます。
  • 空気が邪魔しないので、調味料がしっかり食材に染み込む。

食材を入れたパックを真空にするなら、お湯に沈めて空気を抜く方法が簡単です。

お湯に沈めて空気を抜くやり方
  1. ジップ付きの袋に食材を入れ、口を8割くらいまで閉じておく。
  2. ジップ付きの袋をお湯に沈める。
    • 水圧で勝手に空気が抜けていけばOK。
    • 食材が浮いてくるときは菜箸やトングで沈める。
  3. ジップ付き袋の上部まで沈めたら、口を全て閉じて完成!

真空にする手間が大変な人は、真空保存可能なシリコンバックの「stasher(スタッシャー)」がおすすめです。

「stasher(スタッシャー)」は、環境に優しいピュアプラチナシリコーン100%でできた保存容器なので、洗って繰り返し使えます!

低温調理器があれば自宅で簡単にできる!

低温調理器を使うと、鍋の温度を一定に保ってくれるため、簡単に低温調理ができておすすめです。

低温調理器を使えば、自分で温度管理をする必要がないのでほったらかし調理もできちゃいます。

初めて低温調理器を使うなら、「BONIQ(ボニーク)「貝印」といったメーカーがおすすめです。

「BONIQ(ボニーク)」は、低温調理器ブームの火付け役とも言われており多機能でハイパワーな商品が特徴です。

自社で低温調理レシピサイトを運営しているため、初心者でもすぐに本格的な低温調理にチャレンジできます。

私は「BONIQ(ボニーク)」のスタイリッシュなデザインに一目ぼれ…キッチン周りがおしゃれになりそうですよね!

貝印の低温調理器は、専用の真空袋とシーラーが付属しているので、初めての低温調理でも安心ですよ。

専用の収納スタンドで本体を立て置きできるため、スペースを無駄なく使える嬉しい設計!

低温調理は自宅の炊飯器を活用してもOK!

自宅の家電製品で、低温調理はできないのかな?

しっかり温度管理を行えば、自宅にある炊飯器の保温機能を使って低温調理ができるのでおすすめです。

温度調節機能つきの炊飯器なら、保温の設定温度を低めにしておくと低温調理の仕上がりにより近づきます。

加熱部分が底部分にある炊飯器が多いため、途中で食材をひっくり返して火が通りやすくする作業が必要です。

低温調理を自宅の炊飯器でするときの注意点

炊飯器で低温調理をするときには、温度が高すぎたり低すぎたりしないように注意して温度管理することが大切です。

  • 食中毒のリスクを避けるため、60℃以下にならないようにする
  • 火が食材の中まで通らないので、水から調理せず80℃以上のお湯を使う
  • 加熱しすぎてしまうので、炊飯機能は使わない

美味しく安全に炊飯器で低温調理をするなら、温度計を用意しておくと安心です!

炊飯器を使った低温調理レシピを紹介

ローストビーフ

材料(2人分)
  • 牛もも肉(塊) 300g
  • 塩 3g
  • 粗びき黒コショウ 2g
  • ニンニク(すりおろし) 1片分
  • 赤ワイン 200ml
  • サラダ油 大さじ1
  • 砂糖 大さじ1
  • しょうゆ 大さじ1
  • バター 10g
  • クレソン 適量
ローストビーフの作り方
  • 下準備
    牛もも肉の下ごしらえ

    牛もも肉の表面をキッチンペーパー等で拭き、数カ所フォークで穴を開けたら塩・粗びき黒コショウ・ニンニクを手でしっかりすり込む。

    赤ワインに30分ほど漬けて、牛もも肉の水気をキッチンペーパーで拭き取っておく。

    赤ワインは取っておきましょう。

  • STEP1
    焼き色をつける

    フライパンにサラダ油を中火でしっかり熱し、牛ももを入れて表面全体にしっかり焼き色をつける。

  • STEP2
    30分加熱する

    鍋に1000mlのお湯を沸かして炊飯器の内釜に注ぎ、STEP2を入れて保温にして30分置く。

  • STEP4
    牛もも肉を冷ます

    炊飯器から取り出したら冷水にさらし、袋から取り出して30分以上冷ます。

    肉汁は取っておきましょう。

  • STEP5
    赤ワインソースを作る。

    フライパンに取っておいた赤ワインとSTEP4の肉汁を入れて熱する。

    ひと煮たちしたら砂糖・しょうゆ・バターを加えてトロミがつくまで煮詰める。

  • STEP6
    盛り付け

    STEP4をお好みの厚さに切って器に盛り、STEP5の赤ワインソースをかけて、クレソンを添えたら完成。

ゆで豚

材料(2人分)
  • 豚ロース肉(ブロック) 400g
  • 塩 小さじ1
  • 粗びき黒コショウ 小さじ1
  • サラダ油 少々
ゆで豚の作り方
  • 下準備
    豚ロース肉の下ごしらえ

    豚ロース肉は常温にもどし、塩と粗びき黒コショウを全体にすり込み、常温で30分置く。

  • STEP1
    豚ロース肉を焼く

    フライパンにサラダ油を強火で熱し、豚ロース肉を全面に焼き色がつくように焼く。

  • STEP2
    低温調理の準備

    STEP1をジップ付きの袋に入れ、真空状態にする。

  • STEP3
    豚ロース肉を加熱する

    炊飯器にSTEP2を入れ熱湯をヒタヒタになるまで注ぎ、保温スタート。

  • STEP4
    豚ロース肉を冷ます

    4時間経ったらスイッチを切り、そのまま常温になるまでゆっくり冷ます。

    冷めたら食べやすい大きさに切れば完成!

まとめ

  • 低温調理を自宅でするなら美味しく作るポイントは、湯せんの温度を一定に保つ・食中毒のリスクに気を付ける・食材を入れたパックは真空にする
  • 低温調理器があると自宅でも簡単にできる。
  • 炊飯器を低温調理器として代用してもOK

ポイントを押さえれば自宅でも低温調理に挑戦できそうで、わくわくしてきましたよね。

くれぐれも食中毒には気を付けて、安全に低温調理を楽しみましょう!

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