テレビやインターネットなどで話題になる事が多い、まだ食べられるのに捨てられてしまう食品「フードロス」。食べ物が無駄になっていく映像を見ると、心が痛みますよね。
捨てられるかもしれない食品を、お買い得価格で買えるなら、買いたいと思いませんか?

買いたいと思っているけど、フードロスになりそうな食品がどこで売っているか、知らないわ……

フードロス対策に役に立つアプリを使えば、フードロスになりそうな食品をすぐに見つけられますよ。
この記事では、フードロス対策をおすすめする理由と、フードロス対策に役立つアプリをご紹介します。紹介するアプリは、すべて無料で使えます。
新しく年を迎えて始めることの1つとして、「フードロス削減のためのアプリを使い始めてみる」のはいかがでしょうか。
フードロス対策のアプリをおすすめする理由

まずは、日本のフードロスの現状と問題点について解説します。フードロスという言葉は、食べられるのに捨てられてしまう「食品ロス」と同じ意味で使われています。
食品ロスとは国民に供給された食料のうち本来食べられるにもかかわらず廃棄されている食品
引用:農林水産省「食品ロスとは」
上の画像のデータの「食品ロス量」を見て頂くと分かる通り、なんと国民1人当たり年間約41kgも、まだ食べられる食品を捨てています。ご家庭の場合は、約41kg ×家族の数が捨てられています。

食べられる状態の食品が、毎年1人当たり45Lのゴミ袋がいっぱいになる量も捨てていると想像したら、「もったいない!」と悲しくなりませんか?
フードロスが発生する原因とは?
フードロスが発生する原因は、家庭内で起きやすい失敗によるフードロスから、農家や食品メーカーから仕方なくフードロスが発生してしまう事業系の原因など様々あります。
フードロスが減らないとどうなるのか?
フードロスが減らない場合、地球の環境が破壊され続けます。地球の環境が壊れていくと、温暖化が加速して食料が作りにくい状態になり、世界中で食料の取り合いになると言われています。

私たちが暮らす地球の平和な未来のために、今すぐにでもフードロス対策を始めましょう!
事業系フードロスを削減できるアプリの人気5選!

食品メーカーの売れ残り商品や、形が悪い農作物を購入できるアプリは、多数あります。

フードロス対策を頑張りたいけど、スマホの容量がいっぱいになるのは困るから、自分に合ったアプリだけインストールしたいわ……
ここでは、売りたいのに通常の販売方法や販売価格では売れない食品のフードロス対策に役立つ、5つの人気アプリをご紹介します。
- Kuradashi(クラダシ)
- WakeAi(ワケアイ)
- let(レット)
- サンプル百貨店
- TABETE(タベテ)
事業系フードロスを削減できる5つのアプリの、それぞれの特長や注意点をご紹介しますね。
Kuradashi(クラダシ)

フードロス削減と社会貢献活動を同時に行える点が人気の、社会貢献ショッピングサイトのアプリです。
- 食品メーカーが、フードロスになりそうな商品を割引価格で出品している
- ショッピングサイトの売上の一部が、社会貢献団体に寄付されている
- ギフト商品の売れ残り・販売期間が短い季節もの・賞味期限が短いなどの有名メーカーの商品がメイン
- 人気順/新着順/割引率の高い順/価格順で、商品を検索できる
- 商品ごとに送料550円(税込)がかかる
- いつでもすべての商品が送料無料になる、有料の「プレミアム会員制度」もある
WakeAi(ワケアイ)

「コロナ禍によって困っている事業者が商品をセール価格で販売し、消費者がそれを買って事業者を応援できる場」を提供する目的で始まった社会貢献型通販モールのアプリです。
- 商品を購入するだけで、ひとり親家庭も支援できる
- 新型コロナウイルスの影響により、フードロスになりそうな農作物・精肉などの生鮮食品や食品メーカーの商品がメイン
- 人気の商品/送料無料の商品/最新商品/レビューから探すという、目的別検索ができる
- 商品の購入に使えるポイントサービスがある
- 送料無料の商品もあるが、送料別の場合は送料が高い
let(レット)

産地直送の新鮮な魚介類や野菜、果物などの訳あり商品をお得に購入できるアウトレットアプリです。
- 会員数は500万人(2022年8月時点)という、大人気アプリ
- 余った在庫、型落ち品、規格外品、見切り品、B級品などの訳あり品がメイン
- 商品の購入に使えるポイントサービスがある
- 送料無料の商品は、配達不可地域が設定されている場合が多い
- メーカー名が不明な商品や個人が販売している商品も含まれているため、掲載されている口コミの内容を参考にして商品を選ぶ必要がある
サンプル百貨店

スーパー等に並んでいる話題の商品から見たことのない商品まで、体験機会を提供する、日本最大級のサンプリングサービスのアプリです。
- お客様の口コミをメーカーの商品開発に伝えることで、売れ残らないような商品作りに貢献できる
- 全ての商品が送料込み
- 初回限定のキャンペーン商品や、商品の購入に使えるポイントサービスがある
- 有料のプレミアム会員限定の割引商品がある
- 有名メーカーの新商品や話題の商品をまとめ買いで購入するシステム
- 賞味期限が短い商品が多い
TABETE(タベテ)

近所や外出先のエリアのフードロスになりそうな商品をレスキューできるところが人気の、フードシェアリングアプリです。
- 店頭で売れ残る可能性が高いパンやお惣菜、予約のキャンセルが出てしまった食事、食材の端材でつくったオリジナル商品などを利用できる
- 首都圏、金沢市、大阪市、福岡市、名古屋市など、各都市圏の店舗を重点的に掲載
- 利用方法は、イートインまたはテイクアウトなので、食べきれる量で利用できる
- 通販ではないので、送料は不要(お店までの移動の手間や交通費は必要)
解説したアプリの中から、「フードロスを削減しながら、社会貢献もしたいかどうか」「まとめ買いしてもフードロスにならない、日常的に使えそうな商品があるかどうか」などで判断して、アプリを選んでインストールしてくださいね。
お買い得な冷凍商品のまとめ買いには、2台目の小型の冷凍庫があると便利ですよ。

家庭系フードロスを削減できるアプリの無料の2選!


フードロス対策には協力したいけど、我が家は夫と2人暮らしなので、賞味期限の短い食品はまとめ買いできないわ……
ここでは、家庭内で起きやすい失敗によるフードロス対策に役立つ、無料アプリをご紹介します。
- pecco(ぺっこ)
- Listonic(リストニック)
家庭系フードロスを削減できる2つのアプリの、それぞれの特長をご紹介しますね。
pecco(ぺっこ)

今ある食材だけで作れるレシピを提案してくれる、献立作成アプリです。
- 冷蔵庫の食材管理や、賞味期限が近い食材をお知らせする機能があるので、家庭で起こりやすいフードロスを防止できる
- 無料アプリなのに人工知能AIを搭載しているので、使えば使うほど、自分好みのレシピを提案してくれる
- フードロスを削減しながら、献立を考える手間も省ける
Listonic(リストニック)

買い過ぎや買い忘れを防止できる、計算機能付き買い物リストアプリです。
- 家庭内の食品のストックを、賞味期限内に食べ切れる量に調整して、フードロスを防げる
- レジで支払う金額を予想できるので、現金やチャージ残高を事前に用意できます
- 無駄なものを買わなくなるので、食費を削減できる
事業系のフードロスを「買って応援」できなくても、無料のアプリを活用して、家庭内のフードロスを賢く削減していきましょう。
まとめ

- フードロスの量は、国民1人当たり年間約41kg
- フードロスは、家庭・農家・食品メーカーなど様々な場所で発生している
- フードロスが減らない場合、環境破壊が進行し、食料の奪い合いになる未来が来るかもしれない
- 事業系フードロスを削減する人気アプリ5選
- 家庭系フードロスを削減できる無料アプリ2選
- アプリを使って、フードロス削減対策しながら、お得な商品の購入や食費の節約もできる
この記事では、日本のフードロスの現状とフードロス対策に役立つアプリをご紹介しました。
未来の地球の為に、アプリを活用してフードロス削減に協力しながら、賢くお買い物を楽しんでくださいね。
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