2月になると花粉が飛び始めるニュースが流れ始めますよね。例年2月の中旬頃からスギ花粉が飛び始めます。
そんなスギ花粉がもたらすもの、花粉症。この時期に花粉症で悩む方は多いのではないでしょうか?
- 目が痒い
- 鼻水が止まらない
- 頭痛がする
花粉症の症状って辛いですよね…。ティッシュが手放せなくなるし、消費も激しいです。
私も毎年花粉の飛び始めるニュースを聞くと身構えてしまいます。
実は、花粉症の症状の緩和にお茶の成分が有効という話があります。お茶で花粉症が予防できたら手軽でいいですよね!
今回は、花粉症対策になるお茶のおすすめ6選をご紹介します。この記事を読めば花粉症対策に役立つお茶のことを知ることができますよ♪
花粉症の症状緩和にお茶はおすすめ
花粉症の症状ってさまざまだと思いますが、代表的な症状はこの2つではないでしょうか。
- 目が痒い
- 鼻水が止まらない
お茶に含まれるポリフェノール成分が、この2つの症状の緩和に良いとされているのです。ポリフェノールには抗酸化作用と抗炎症作用があります。
例えば、緑茶に含まれるカテキンもポリフェノールの一種で、アレルギー抑制効果があるといわれています。
花粉が飛び始める1〜2ヶ月前くらいから普段から飲むようにすると、症状緩和の効果が期待できるでしょう。
お茶で完全に花粉症が予防できるわけではない
けれどここで注意してほしいことは、お茶を飲むことで完全に花粉症予防にはならないということです。
日常的にお茶を飲んでいる人でも、花粉症の症状に悩まされている人はいます。あくまでサポートとして考えるのがいいでしょう。
私たちが水分を摂ることは生活の一部ですし、習慣化しやすいのもメリットだと言えます。
花粉症対策になるお茶おすすめ6選

花粉症対策にはお茶がおすすめなのはわかったけど、どんなお茶がいいの?
そこで、花粉症対策になるお茶のおすすめ6選をご紹介しましょう。
- 緑茶
- ルイボスティー
- 紅茶
- 甜茶
- べにふうき茶
- ハーブティー
花粉症対策になるお茶おすすめ①緑茶
緑茶にはカテキンというポリフェノールの一種が多く含まれています。
緑茶が緑色に見えるのは、このカテキンという成分が含まれているからです。
カテキンにはアレルギー抑制効果があり、アレルギー症状を引き起こすヒスタミンの放出を抑制するとされています。
花粉症対策になるお茶おすすめ②ルイボスティー
ルイボスティーには、フラボノイドというポリフェノールがたくさん含まれています。
フラボノイドは抗酸化作用が強く、アレルギーの発症の抑制、症状改善が見込めます。
カテキン同様、ヒスタミンの放出を抑制する効果があります。
しかし、即効性はありません。ですので、習慣的にルイボスティーを飲むことをおすすめします。
ルイボスティーにはカフェインが含まれていないので、寝る前に飲んでも睡眠に影響しないのが良いですね。
花粉症対策になるお茶おすすめ③紅茶
紅茶にも緑茶と同様、カテキンが含まれています。ただしストレートティーで飲むことをおすすめします。

ミルクティーやレモンティーだと、カテキンの効果は薄くなってしまうのですね。
また、紅茶以外にウーロン茶にもカテキンは含まれているので、花粉症対策におすすめです。
花粉症対策になるお茶おすすめ④甜茶(てんちゃ)
あまり聞いたことがない甜茶(てんちゃ)も花粉症対策におすすめのお茶です。
ほのかに甘みのある中国原産の薬草茶全般のことを甜茶といい、花粉症に効くとされているのは「甜葉懸鈎子(てんようけんこうし)」というバラ科の植物で作られる葉のお茶です。
甜葉懸鈎子のバラ科ポリフェノールであるGOD型エラジタン二ンが、アレルギー症状を引き起こすヒスタミンの放出を抑える働きがあります。
花粉症対策になるお茶おすすめ⑤べにふうき茶
べにほまれの茶葉で作られたべにふうき茶は、メチル化カテキンが多く含まれ、抗アレルギー作用があります。
しかし、メチル化カテキンは加熱しすぎると減少してしまうので、加熱時間を守ることが効果発揮のポイント。
注意点として、べにふうき茶は鉄の吸収を悪くするタンニンを多く含んでいるので、貧血気味の人は避けた方がいいかもしれません。
最後にハーブティーですが、種類が豊富なので、次の項目で詳しくお伝えしていきますね。
花粉症対策におすすめのハーブティー6選
ハーブには、抗酸化作用の高いポリフェノールを多く含んでいる種類があります。
ハーブティーは種類が豊富なので、自分のお気にりのハーブティーを見つけてゆったり楽しむのもいいですね。おすすめのハーブティーは以下の6つです。
- ネトルティー
- エルダーフラワーティー
- ローズヒップティー
- カモミールティー
- ペパーミントティー
まずはネトル。別名イラクサといえば、日本人にもなじみ深い植物ではないでしょうか。
ネトルに含まれるケルセチンという成分がヒスタミンを抑制するので、アレルギー症状の軽減が期待できます。
ネトルティーは、鼻づまりや涙目に効果があるとされていますね。
次にエルダーフラワー。小さくて白い花を咲かせる可愛らしいハーブです。
エルダーフラワーには抗炎症作用があり、くしゃみや鼻水、目のかゆみを和らげる効果につながります。

エルダーフラワーのやわらかい香りにはリラックス効果もあるので、ストレス緩和にも役立ちそうですね♪
ローズヒップに含まれるビタミンCには、炎症の予防や粘膜の保護効果があります。
お茶として飲んでも、ビタミンCが豊富に摂れますよ♪ジュースのようにきれいな赤色と爽やかな酸味も楽しめます。
カモミールは、日本ではカミツレと呼ばれ、鎮静、抗炎症作用があるとされています。
ペパーミントは、あのスーッとした香りが思い浮かびますよね。粘膜を保護し、鼻の通りをよくする効果があります。
また、レモンバームに含まれるロズマリン酸は、抗酸化作用や抗炎症作用が期待できます。
花粉症対策としてお茶以外におすすめの飲み物
お茶って体にいいのがよくわかりましたね。でもお茶以外にも飲み物ってたくさんありますよね?
お茶以外にも、花粉症対策におすすめの飲み物を2選ご紹介します。
花粉症対策になる飲み物おすすめ①コーヒー
コーヒーに含まれるクロロゲン酸というポリフェノールが、鼻炎症状とくにくしゃみに効果があるとされています。
けれど即効性は期待しないほうが良いので、習慣としてコーヒーを飲むと良いでしょう。
花粉症対策になる飲み物おすすめ②乳酸菌飲料
腸内環境を整える善玉菌を含む乳酸菌飲料は、免疫機能に深く関わり、花粉症対策に良いとされています。
花粉の飛び始める1ヶ月くらい前、1〜2月から飲み始めると免疫機能を高めることができ、花粉症症状を緩和する効果が期待できます。
花粉症になったときに避けたい飲み物
実は、花粉症の症状を悪化させる可能性がある飲み物があるのです!花粉症シーズンに摂取するのは避けた方が良い飲み物をご紹介します。
花粉症になったとき避けたい飲み物①アルコール類
アルコールには血管を広げる作用があるため、花粉症の症状を悪化させてしまうことがあります。
目のかゆみが強くなったり、鼻詰まりがひどくなったりした時は、アルコール類を飲むことは控えましょう。
また、アルコールが体内で分解されたときに作られるアセドアルデヒドには、アレルギー症状を引き起こすヒスタミンの放出を助ける作用があります。

お花見シーズンに花粉症の症状が出たら、飲み会でお酒を飲むことは注意したほうがいいですね。
花粉症になったとき避けたい飲み物②牛乳
牛乳が、アレルギー疾患を悪化させることがあるといわれています。
ですが、この噂は科学的根拠はありません。日頃から牛乳を飲んでいる人が乳製品を摂ることをやめたら症状がよくなったという報告があるようです。
まとめ
今回は花粉症対策におすすめのお茶6選をご紹介しました。
- 花粉症対策になるお茶のおすすめは、緑茶・ルイボスティー・紅茶・甜茶・べにふうき茶・ハーブティーの6種類
- 花粉症対策におすすめハーブティーは、ネトルティー・エルダーフラワーティー・ローズヒップティー・カモミールティー・ローズヒップティー・ペパーミントティー
- 花粉症対策になるお茶以外はコーヒー、乳酸菌飲料がおすすめ
- 花粉症になったときは、アルコール類や牛乳は避けたほうが良い
花粉症の症状って人それぞれだと思いますが、ひどいと日常生活に支障が出てしまいます。
お茶で手軽に症状が軽くなったら嬉しいですよね。今日からお茶を飲んで、これからの花粉シーズンに備えましょう。
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