アボカドは何歳からたべて大丈夫⁉与える時期と食べさせ方をご紹介!

生活お役立ち情報

森のバターとも呼ばれ、栄養が豊富な食べ物として有名なアボカド

不飽和脂肪酸が多く含まれ、健康食品として近年注目を浴びています。

そんなアボカドですが、赤ちゃんにはいつから与えていいの?大人と同じように食べても大丈夫?と疑問に思うママも多いはず。

栄養満点なアボカドは赤ちゃんと一緒に食べる事が出来ます。しかし赤ちゃんに与えるときは注意が必要です。

与え方や食べる量を間違ったりするとアレルギー反応や下痢を引き起こすかもしれません。

今回は赤ちゃんへの安全なアボカドの食べさせ方や離乳食のレシピをご紹介いたします。

アボカドは何歳から食べさせられる?

アボカドを食べさせるときに一番気になるのは何歳から食べられるのかですよね。

アボカドは果肉の約20%が脂質と言われています。

赤ちゃんの消化器官はまだ未発達で、脂質の多い食材は胃や腸に負担がかかります。必ず少量から様子を見ながら与えましょう。

  • アボカドはしっかり熟した柔らかいものを与えること
  • 脂質が多いため消化に時間がかかり胃や腸に負担がかかるため、たくさん与えすぎないよう注意

アボカドを与える時期と量の目安

アボカドを何歳から食べられるかの目安としては離乳食後期の9か月~11か月頃です。

初めて与えるときはアレルギーが出る可能性もあるため、耳かき一杯程度の少量から与えましょう

離乳食では一度食べてアレルギー反応が出なかったとしても、量を増やすとアレルギー反応が出てしまう場合があるため、量を増やすときは少しずつ増やしていきましょう。

大きさの目安一回あたりの目安量/g
初期
5~6か月
××
中期
7~8か月
××
後期
9~11か月
ペースト状約10g
完了期
1歳~
ペースト状
5㎜~1㎝角程の大きさ
約10~15

※あくまで目安です。子どもの成長に合わせ量や大きさを調整してください。

何度か与えアレルギーの心配が無くなっても、脂質が多いためほかの食材に混ぜてたりして脂質の取りすぎに注意しましょう。

アボカドを食べさせるときの注意点!

アボカドを食べさせるときは何歳からでも最初は加熱して食べさせましょう。

アボカドは生で食べる事が多い食材ですが、加熱することで色々なメリットがあります。

加熱するメリット
  • 赤ちゃんや幼児は生のまま食べると冷えて下痢をするので加熱することで下痢を防げる。
  • 殺菌効果を期待できる。
  • 甘く美味しくなる。
  • 加熱することでアレルゲンが減り、アレルギー反応が出にくくなる。

加熱するメリットは大きいので、アボカドを初めて与えるときは何歳からでも加熱したものを与えましょう。

アボカドのアレルギー症状とは?

栄養価が高く健康食品としても注目を浴びているアボカドですが、実はアレルギー症状を引き起こす恐れがあります。

主なアレルギー症状は、アボカドを摂取してから15分以内に口やのどにイガイガしたかゆみが現れます。

そのほか軽症の場合蕁麻疹や鼻水・下痢などの症状も報告されています。

以下の症状が2つ以上ある場合はアナフィラキシーと診断されるため、病院を受診しましょう。

  • 皮膚の発疹・かゆみ
  • 血圧の低下
  • 腹痛・嘔吐
  • 呼吸器の症状(息苦しさやゼーゼー・ヒューヒューという喘鳴など)

ラテックスアレルギー(ゴムアレルギー)の人はアボカドでもアレルギー反応を示すラテックス-フルーツ症候群にも気を付けましょう。

ラテックス-フルーツ症候群とはラテックス(ゴム)とアボカドのたんぱく質の形が似ているため引き起こされます。

アボカドアレルギーだと思って検査したらラテックスのアレルギーだったということも多いそうです。

アボカドは何歳から食べるにしてもアレルギー反応には気を付けましょう。

アボカドを初めて食べさせるときは日時を選んで!

アレルギー反応が出た場合すぐに受診できるよう、平日の昼間を選びましょう

土日や夜間は病院が閉まっていて夜間当番医や救急病院に行かなくてはいけなくなります。

GWやお盆・年末年始なども病院が休診の時は与えるのをやめ、日時を改めましょう。

病院によってはGWやお盆などの長期休暇をずらしている場合もあるため、かかりつけの病院の休診日をしっかり把握しておく必要があります。

アボカドは何歳から生で食べて大丈夫?

初めてアボカドを食べさせる時期は離乳食後期の9か月頃からとご紹介しましたが、アボカドを何歳から生で食べさせていいのか気になりますね。

海外では離乳食の初期や中期から食べさせている国もあります。

しかし日本人の遺伝や体型・食生活からみてあまり早い段階で与えることは推奨されていません。

アボカドを何歳から生で食べさせていいか迷ったら、1歳半の完了期を過ぎたあたりから与えるようにしましょう。

離乳食の加熱したアボカドよりも、生のアボカドの方がアレルゲンも多いため少量ずつ与えましょう。

アボカドは保育園など給食で提供されることはありません。

入園する際に提出する「食品摂取状況調査表」にも記載されていることはほとんどありません。

アボカドを何歳から生で食べられるようにしなくてはいけないいと言うこともないのでご家庭のペースで食べさせれば大丈夫です。

アボカドを生で食べさせるときはしっかりと熟したものを与えましょう。

知ってる?アボカドの豊富な栄養素と食べごろサイン!

実は野菜ではなく果物だということを知っていましたか?

よく野菜売り場に並んでおり、サラダやサンドイッチに使われるため野菜だと勘違いしている方も多いですね。

アボカドは脂質がとても多く、果肉の約20%も含まれており「最も栄養価の高い果実」としてギネスブックに認定されています。

美容やダイエットにも効果的と人気のアボカドですが、スーパーで買ってきたアボカドが固かったり柔らかかったりと、アボカドの食べごろは分かりにくいですよね。

アボカドの食べごろサインと知っておきたい栄養と効能も併せてご紹介いたします。

アボカドの栄養と効能

アボカドに多く含まれる栄養素と効能を詳しくご説明いたします。

カリウム

アボカドに含まれるカリウムの量は果実の中で1位です。

カリウムは余分な塩分を体外に排出する作用があり、血圧やむくみが気になる方は進んで摂取したい栄養素です。

カリウムは水に溶けやすい性質を持ち、水にさらすと流れ出てしまいますが、アボカドは他の野菜のように切った後水にさらさなくてよいため無駄なく摂取できます。

ビタミン類

とくに注目すべきなのはビタミンEビタミンB1です!

ビタミンEは強い抗酸化作用があるので老化の抑制、また悪玉コレステロールの酸化を防止して動脈硬化予防が期待できます。

そしてビタミンB1には疲労回復を助ける働きが!この成分は水に溶けやすいのですが、アボカドは水にさらさないので、効率よく摂取できるのです。

脂質

森のバターとも呼ばれ約20%が脂質でできている。含まれる脂質のほとんどが不飽和脂肪酸のリノール酸・オレイン酸

リノール酸は動脈硬化を予防し、オレイン酸は悪玉コレステロール値を下げ便秘解消にも効果がある。

食物繊維

食物繊維は水溶性食物繊維不溶性食物繊維の2種類があるのですが、アボカドはこの2種類とも含まれています。

水溶性食物繊維は腸内環境を整えて血糖値の急激な上昇を抑えるのに役立ちます。

不溶性食物繊維は腸の中で膨らむので、有害物質を便と一緒に排出することができます。

アボカドの食べごろサイン!

アボカドの食べごろポイント
  • 皮が黒くなっている
  • ヘタと実の間に隙間が空いている
  • アボカドを押すと弾力がある

まず、熟していないアボカドは鮮やかな緑色をしています。その後濃い緑色に変化し黒くなってきます。

そしてアボカドは熟すと果肉から水分が失われ、ヘタが沈んでいきます。ヘタと実の間に隙間があれば食べごろのサイン!

皮を指で少し押してみて弾力があればOK。押しても固く凹まないものはまだ熟していません。

アボカドは何歳から生で食べていいという決まりはありませんが、子供に与えるときはしっかり熟しているものを与えましょう。

アボカドのおすすめ離乳食レシピ

サンドイッチの具やサラダのイメージが強いアボカドですが、スープやお菓子など幅広く使えます。
アボカドのおすすめ離乳食レシピをご紹介いたします。

基本のアボカドペースト

【材料】

  • アボカド
  • レモン汁

【作り方】

  1. アボカドに縦に包丁を入れぐるりと種に沿って切れ目を入れます。
  2. 種と皮を取り除きます。
  3. すり鉢にアボカドの果肉とレモン汁を適量入れてすり潰します。
  4. レンジで30秒ほど加熱したら出来上がりです。

基本のアボカドペーストなのでお粥に混ぜたり、野菜や肉・魚と混ぜ離乳食のレパートリーを増やしましょう。

アボカドヨーグルト

【材料】

  • 基本のアボカドペースト  
  • ヨーグルト(無糖・加糖どちらでも) 

【作り方】

作り置きした基本のアボカドペーストをヨーグルトに混ぜてみましょう。

ヨーグルトは無糖・加糖どちらでも構いません。ヨーグルトとアボカドペーストの割合もお好みで作りましょう。

アボカドバナナ

【材料】

  • アボカド
  • バナナ

【作り方】

  1. アボカドを5㎜から1㎝角に切ります。
  2. バナナもアボカドと同じ大きさに切ります。
  3. お皿にいれレンジで20秒ほど加熱し、よく混ぜ合わせて出来上がり。

アボカドはしっかり熟した柔らかいものを使うようにして、切る時の大きさはあごの発達や離乳食の進み方を見て変えましょう。

離乳食後期はアボカドだけ加熱でもOK。1歳半の完了期を過ぎたらアボカドも生のままでOKです。

離乳食の進みは、個人差が大きいため子供の様子をみて適切な形状にして与えましょう。

アボカド豆乳スープ

【材料】

  • アボカド     1個
  • 豆乳       400㏄
  • 豆腐       50g
  • コンソメ     適量
  • 塩        適量
  • オリーブオイル  適量

【作り方】

  1. アボカドは種と皮を取り除き一口大に切っておく。
  2. アボカド・豆乳半量・豆腐をミキサーにかける。
  3. 鍋に移し、残りの豆乳と塩・オリーブオイル・コンソメを入れひと煮立ちさせて出来上がり。

離乳食で使いたい分を塩とコンソメを入れる前に取っておきましょう。塩とコンソメの量を変えるだけで大人も子供も同じメニューが食べられます。

ホットケーキミックスで簡単アボカドスコーン

【材料】

  • ホットケーキミックス  1袋
  • アボカド        1/2個
  • クリームチーズ     50g

【作り方】

  1. クリームチーズはあらかじめ、室温に戻しておきます。
  2. アボカドは種と皮を取り除きます。
  3. 厚手のビニール袋にクリームチーズとアボカドを入れ潰すように混ぜ合わせます。
  4. ホットケーキミックスを加えて、混ぜ合わせます。
  5. 10等分し、丸めます。
  6. 鉄板にクッキングシートを敷き、生地を並べ170℃のオーブンで20分程焼きます。
  7. 少し焼き色が付き、竹串を刺し火が通っていれば完成です。

アボカドは脂質が多いため、バター不使用でも美味しく焼きあがります。

お好みによって砂糖を加えたり、はちみつやメープルシロップをかけていただいても美味しく召し上がれますよ。

はちみつを与えるのは一歳を過ぎてから!!

1歳未満の赤ちゃんがはちみつを食べると乳児ボツリヌス症にかかることがあります。はちみつを与えるときは必ず1歳を過ぎてから少しづつ与えましょう。

まとめ

  • アボカドが何歳から食べられるかの目安としては離乳食後期の9か月~11か月頃
  • 赤ちゃんや幼児はアボカドを生のまま食べると冷えて下痢をすることがある
  • アボカドはアレルギー反応が出ることがある
  • 初めて食べさせるときは病院の診療時間内に与える
  • アボカドを食べさせるときは何歳からでも最初は加熱して食べさせること
  • アボカドを何歳から生で食べさせていいか迷ったら、1歳半の完了期を過ぎたあたりから与えるようにする
  • アボカドにはビタミンやカリウム・食物繊維など栄養素がたくさん含まれている
  • アボカドの食べごろサインは皮が黒いこと・ヘタと実の間が少し空いている・指で押すと弾力があること

今回はアボカドが何歳から食べられるのかご紹介しました。

アボカドは現代人に不足しがちな栄養素を多く含み、動脈硬化や悪玉コレステロール値の上昇抑制につながります。大人は積極的に食べたいところですよね。

とくに女性からの人気の高いアボカドですが、毎日食卓へ上がるほど定番の果実ではないため、赤ちゃんや子供に与えるときは戸惑ってしまいます。

赤ちゃんや子供も与え方をしっかり守り、一緒にアボカドのおいしさを楽しめるといいですね♪

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