給食の牛乳はミルメークで革命的においしくなる!その魅力を熱く紹介!

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みなさん「ミルメーク」はご存知ですか?校の牛乳に革命をもたらしたと言っても過言ではない、牛乳調味品です。

基本は粉末状で、牛乳に溶かすだけで簡単にコーヒー牛乳の出来上がり!

牛乳の一気飲みは難しくても、ミルメークを溶かしただけで一気飲みも朝飯前!というくらい、牛乳を甘く美味しく変身させてくれます。

ミルメークは半世紀以上前から存在し、地域も世代も超えて愛される学校給食の逸品。

2022年11月現在までにTwitterでのトレンド入りを10回以上果たすほど有名ですが、ミルメークを学校給食で飲んだことが無い人もいます。その悲しい理由は後程・・・。

今回ミルメークの魅力を伝えることで、飲んだことのない人も飲んだこともある人も、この記事を読んで買いに走ること必至です!

給食に出るミルメークとは

引用:大島食品工業(株)

学校の給食と言えば、何が好きですか?

地域や世代で給食のメニューは違いますが、この話題で盛り上がらないはずはありません!

私の好きな給食メニューはピザサンドフライ、キャロット渦巻パン、中華麺・・・挙げればキリがありませんが、昔も今も愛してやまないのが「ミルメーク」!

学校で出ていたのはコーヒー味だったことを鮮明に覚えています。

小学生の頃コーヒーはカフェインが入っているから飲ませてもらえませんでした。

でも、給食でミルメークのコーヒー味を飲んだ時は大人の仲間入りをしたようで、得意気になったものです。

この甘い魅力的なミルメークの虜になったのは私だけではなく、休みの子がいようものなら、男女問わずクラスメイトで余ったミルメークの争奪戦となるほどでした。

給食にミルメークが誕生した理由

そんなミルメークを生み出したのは、愛知県名古屋市にある大島食品工業株式会社。

設立は昭和29年(1954年)で、前身は昭和23年(1948年)創業の大島製薬所。

始まりは薬を作る事務所だったんですね

その後食品部門を立ち上げ、ミルメークが誕生したのは昭和42年(1967年)。

半世紀以上前から存在していたなんて、驚きです!

世の中はミニスカート全盛期、石原裕次郎さんの「夜霧よ今夜もありがとう」や森山良子さんの「この広い野原いっぱい」やリカちゃん人形がヒットしていた時代です。

横道にそれましたが、ミルメークが誕生したのは、ちょうど学校給食で提供される脱脂粉乳から牛乳へと切り替わるころです。

私は脱脂粉乳を飲んだことがありませんが、聞くところによると「美味しくない」という言葉の形容詞がぴったりだとか。

そもそも戦後の栄養不足を補うために脱脂粉乳が提供され、カルシウム・ビタミンなど栄養価は牛乳より高い!

でも栄養価が高いというメリット以上に「味がまずい!」というデメリットが大きい!

ということで、美味しく頂くために大島製薬所さんが開発したのが学校給食用脱脂粉乳利用の「プリンの素」(昭和40年発売)。

当時プリンはデパートなどで食べる高級品ということで大ヒットしたらしいです。

脱脂粉乳から牛乳に切り替わり、栃木県の学校給食会から依頼されてミルメークが開発され、昭和42年ミルメーク発売に至ったそうです。

ミルクでつくる+メイクする、という意味でミルメーク。親しみやすくわかりやすいネーミングで、広く浸透していますよね。

現在大島食品工業さんでは、プリンの素やミルメークはもちろん、ゼリーの素や味付け小魚などの商品を取りそろえ、子どもから大人まで心とお腹を満たしてくれているのです。

当初は紡績・自衛隊・病院への給食物資供給でしたが、学校給食用食材の製造を開始し、ミルメークに関しては、平成5年より一般家庭向けに販売を開始しています。

発売が約55年前に対して、一般販売が約29年前。学校給食のヒーロー(アイドル?)が一般家庭にお目見えするまでに、意外と期間があったんですね

給食のミルメークは市販でも購入可能!

現在ミルメークは、スーパーやドラッグストア、100均のダイソー、Amazonや楽天などのネットで購入できます。

販売されているのは、粉末状(顆粒状、粉末状)、液体状で、それぞれ8袋~40袋(40個)ほどが入った袋入りです。

液体状はネットで、コーヒー味とココア味のみの販売のようです。

また、味によって5~10gと分量と賞味期限(4~1年)が異なります。

長らく学校給食で子どもたちを楽しませてくれて、大人になってからは良い思い出として心に残ってくれていたミルメーク。

そのミルメークは思い出にしまうのではなく、いつでも美味しくいただくことができるようになったのです!

ミルメークの味の展開は、コーヒー、ココア、いちご、バナナ、メロン、キャラメル!抹茶きな粉と紅茶もあったようですが、現在は残念ながら終売となっているようです。

私は6つの味のうち、前半の5つしか飲んだことがありませんが、どれも美味しさの太鼓判を押せます!買って損はありません。

また、スナックパンとコラボしたこともあるようで、今後もこのように他企業とコラボ商品を期待して待つのも楽しみですね!

そして牛乳に入れるミルメークだけではなく、製菓材料用のミルメークも存在します。

あのミルメークの味を、クッキーやパンで再現できるのです!

ミルメークは、粉を入れるだけでいろんな味を楽しむことができ、カルシウム・鉄・ビタミンC配合で、ただ牛乳を飲むよりも栄養価が高いです!

歴史もあり、美味しさも栄養も間違いないミルメーク。全国展開しているものの、全地域の給食で提供されているわけではありません。

大人になってから「ミルメーク美味しかったよね~」と話題に振っても、存在を知らない友人がいるかもしれません。

給食のミルメークが地域によって出ない理由とは

ミルメークは、全国の学校給食に提供されています。

しかし、すべての市区町村の学校で提供されているかと言えばそうでもなく、また出る頻度も市区町村でバラバラです。

その理由は、学校給食の献立は主に各市区町村の教育委員会が決めているからです。

私の住んでいる県では、ミルメークどころか、給食そのものが「いつまで」出るのか差があることを大人になってから知って衝撃を受けました。

私の住んでいる市では中学校まで学校給食がありましたが、他の市では、中学では学校給食が出ないところがありました。

その中学校で給食が無かった市も、この数年で学校給食が決定したらしいですが…。

子ども時代しか味わえない学校給食。食育にもつながるし、日本の誇る文化ですよね。

個人的には1日でも長く楽しみたいものです。

また、大島食品工業さんは愛知県名古屋市が本社ですが、東京都・福岡県・北海道・宮城県・大阪府に営業所や出張所があります。

その中で、なんと本社がある愛知県名古屋市の学校給食でミルメークが提供される学校はゼロでした。

名古屋市教育委員会の方針では、「牛乳の味をそのまま味わってほしい」ということだそうです。

そんな名古屋市でも牛乳の飲み残し問題のため、2019年に試験的に提供してみたそうです。

その後正式に導入されたのかは情報を追えませんでしたが、無事導入されたことを願うばかりです。

ただミルメーク製造会社のおひざ元での導入時にTwitterにミルメークがトレンド入りするほど、大々的な話題となりました。

給食のミルメークは世代によって作り方が違う!

「給食のミルメークとは」で味の種類と形状については紹介しましたが、形状について少しお話していきます。

先に述べたように、ミルメークの歴史は昭和42年から始まります。その間、学校給食での牛乳は形を変えました。

そう、学校給食で供給する牛乳が、瓶からパックに変わったのです。中には、リサイクルできるということでいまだ瓶のところもあるでしょう。

しかし、学校給食での牛乳の8割以上はパックとなっているようです。

そこで問題なのは、発売当初の粉のタイプでは、パック型の牛乳では入れるのが大変だということ。

瓶タイプでは、丸い蓋を外せば飲み口が広いので、そこから粉を入れました。しかしパック型では、パックの糊付けされた上の部分をこじ開けて入れなければなりません。

粉タイプでも、細かいさらさらとした粉と、溶けやすい顆粒状の2タイプありますが、どちらにせよパック型の牛乳では入れ方は同じで、少々不便を感じます。

そこでパック型の牛乳の普及に伴い、使用されるミルメークは「液体型」です。

引用:大島食品工業(株)

細長いパウチ状で、先頭のキャップ部分をねじって取り、中の液体を牛乳に刺したストローから流し込みます。

私は小学校・中学校の9年の間で、学校給食の牛乳は最初は瓶でしたが、途中でパックに代わりました。

でも、ミルメークはずっと粉状だったので、液体があるのを知ったのは、この記事での情報収集を行っている時でした。

半世紀続く超ロングセラー商品のミルメーク。

同じ「ミルメーク」の話題をふっても、地域で出る・出ないの違いや、世代によってどのように作ったかという違いがあるのも面白いですよね。

まとめ

引用:大島食品工業(株)
  • 学校給食で提供されるミルメークは、牛乳調味品。昭和42年より提供開始。
  • 牛乳に混ぜるだけでコーヒー味やいちご味になり、甘くておいしい。カルシウム・ビタミンCが配合されており、栄養強化できる
  • 味はコーヒー、ココア、いちご、バナナ、メロン、キャラメルがある
  • 顆粒状、粉末状、液状の3種類ある
  • 市区町村によって教育委員会が献立を決めるため、全国展開しているものの、学校給食で提供されるか否かは市区町村による
  • 一般販売は平成5年より開始
  • スーパーやドラッグストア、ダイソー、ネットで購入できる
  • 1つの味が40袋ほど入った大袋や、8袋入りの少量、複数の味が入っているアソートパックなど、少量買いも大量買いもできる商品ラインナップで販売されている

ミルメークを飲んだことが無い人は、その美味しさに驚くはず。

ミルメークを飲んだことがある人は懐かしく、改めてその美味しさに感激するはず。

半世紀以上も学校給食で提供され続け、その人気は根強いものです。味はもちろん、栄養面でも、ただ牛乳を飲むよりも効果的であることから、メリットがあります。

また、食を楽しむということは食育の点からも良いことですよね。体にも心にも良いこと尽くしのミルメーク、ぜひ皆さんご賞味ください!

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