加湿器の代用はとっても簡単!!今日からできる乾燥対策はコレだ

生活お役立ち情報

乾燥の季節、皆さんはどんな対策をされていますか?

私はお風呂上りにスキンケアをしても朝起きて顔がつっぱっている感じがしてくると、危険信号を感じます。

空気の乾燥が進むと、肌荒れや乾燥性皮膚炎を引き起こしたり、髪も静電気でダメージになったりします。

また様々なウイルスが流行する季節でもありますが、空気が乾燥していると喉や鼻などの粘膜のバリア機能が低下してしまうので、ウイルスに対する防御力も低下してしまうんだとか。

たかが乾燥、気合で乗り切るぞ!というのはあまりにも危険ですね。

この記事では、まだ加湿器を購入していない方や、急に故障してしまったり会社や旅行先での乾燥が気になる方にも役に立つ簡単な加湿器の代用方法をご紹介していきます。

 

 

加湿器の代用方法はたくさんある!

加湿器ってお手入れが大変そうなイメージがあるし種類がありすぎて何を選べばいいかわからないのよね…

加湿器を久しぶりに出してみたら中のフィルターが劣化してしまっていて、急遽何かで代用できないかな。

市販の加湿器には超音波式・スチーム式・ハイブリッド式・気化式など種類があり、上手く使いこなせればとても便利なものです。

でもお手入れを怠ったせいで不衛生になってしまったり、冬しか使わないのにあまり高価なものは買いたくないという声も多いようです。

Q.加湿器を持っていますか。

引用 アイリスプラザ

そんな皆さんも安心してください。加湿器が家になくても代用できる方法はたくさんあります!!

どれも本当に簡単ですぐにでも実践できるものばかりなのでぜひ参考にしてみてください。

 

お湯を沸かす

キッチンでお湯を沸かしているだけでも部屋の加湿をすることはできます。キッチンに面しているリビングやダイニングなどに特に有効です。

蒸気で部屋の温度が温かく感じられる点もメリットですね。

私の田舎ではみんな灯油ストーブを使ってたけど冬は一日中やかんを上に置いたままで水をつぎ足して加湿器替わりにしていましたよ。

 

キッチンシンクにお湯を張る

ずっとお湯を沸かし続けることに抵抗がある場合は、キッチンシンクにお湯をためるだけでもその蒸気で部屋の空気を潤わせてくれます。

使い終わったら一気に水を流すことで排水溝の汚れもきれいになるので一石二鳥ですね。

 

洗濯物を部屋干しする

乾燥の時期はあえて洗濯物を部屋干しするのも手です。気温の低い日は外よりも意外と室内の方が早く乾く場合もありますよね。

これは部屋全体の湿度を一気に上げてくれるのでかなり有効な方法になります。

ただし、干しすぎてしまうと湿度が上がりすぎてカビの原因になってしまうこともあるので、量を調節して干しましょう。

 

お風呂場の蒸気を利用する

お風呂に入った後に浴室の扉を開け放っておくと一気に部屋を加湿できます。一人暮らしくらいの広さの部屋や出張先のホテルで乾燥が気になったときはかなり有効です。

またお風呂は表面積が大きいので日中は湯船に水を貯めておいて蓋を閉めずにそのままにしておけば、それだけでも加湿効果があります。

 

定期的に霧吹きする

乾燥が気になったときに、その都度ルームスプレーや霧吹きを使って空気を潤わせることも可能です。霧吹きも細かいタイプを使用すればビショビショにならずに使用できますよ。

空気中だけでなくカーテンなどに吹きかけておくと、蒸発するのに時間がかかるのでより長い時間加湿することができます。

ただし、ファブリーズのような消臭スプレーを加湿のつもりで大量にカーテンに吹きかけたりすると、薬剤税分を過剰に吸入することにもつながってしまうのでやめましょう。

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乾燥しにくい暖房器具を使用する

使っている暖房器具によっても実は空気の乾燥度合いは変わってきます。

エアコンのような「熱交換系」の暖房器具は効率よく部屋全体を温めますが、空気が乾燥しやすいです。使用の際は加湿は必須です。

石油ストーブや石油ファンヒーター、ガスファンヒーターのような「燃焼系」の暖房器具は石油やガスが燃える際に水分が発生するので加湿効果があります。

ファンヒーターは風が当たることによって乾燥しているように感じがちだけど実際は湿度が多少上がるから、加湿器等のやりすぎは注意だね。

電気ストーブやオイルヒーターなどの「非燃焼系」の暖房器具はエアコンのように風も出ないので乾燥させることもないですが加湿効果もありません。

そのため長時間使用しているとじわじわ乾燥が進みますので適度な加湿が必要になってきます。

エアコン 石油ストーブ 石油ファンヒーター ガスファンヒーター 電気ストーブ オイルヒーター
加湿効果があるか ×

 

暖房器具を購入する際には乾燥しやすさも一つの選択材料にしていただくといいかもしれませんね。更に気になるランニングコストなどはこちらの記事も参考にしてみてください。

 

 

加湿器の代用で寝室を快適にしたい

冬になると朝起きて喉が痛いなと感じることが増えますよね。

夜は長時間水分補給を行うことができないので、朝のコンディションは部屋の湿度に大きく左右されてしまいます。

湿度が40%を下回ってしまうとウイルスが活性化するといわれており、逆に60%を上回るとカビやダニが発生しやすくなってしまうそうです。つまり、快適な湿度は40~60%。


引用 Panasonic

寝室こそ冬は乾燥対策を徹底しなければならない場所No.1かもしれません。

かといって就寝中ずっと加湿器を稼働させ続けるのは、逆に加湿しすぎて結露の原因にもなってしまいますのでおすすめできません。

そこで適度に加湿できて寝室に特に向いているおすすめの方法をご紹介します。

 

コップに水を入れて置いておく

一番シンプルで誰でも今日からでもできるのが水を入れたコップを置いておくということです。洗面器のように口が広いものだとより効果が出ます。

局所的に加湿する方法なので、枕元に置いたり複数個所に置いたりするとよいです。コップだけでなくかわいい瓶に入れておいたりするとインテリアとしても楽しめます。

 

観葉植物を置く

観葉植物は葉から水分を蒸散させるので、天然の加湿器のような効果をもたらしてくれます。さらには空気清浄効果もあることがわかっているんです。

大きさや種類によっても多少効果は変わるようですが、どんなものを置いたらいいかわからない方のために一例としてご紹介します。

アグラオネマ(蒸散効果が高い)

葉っぱがボリューミーなのでその分蒸散効果が高く、日陰でも育ちます。

ツヤのある葉と模様がインテリア性も高く人気の品種です。

乾いてくると葉が垂れるので初心者でも水やりのタイミングがわかりやすいですよ。

サンセベリア(初心者でも育てやすい)

観葉植物ではありますが、多肉と同じ扱いをされるほど乾燥に強いので、水やりの頻度も少なく初心者向けの品種。「エコプラント」とも呼ばれ、高い空気清浄効果が期待できます。

一般的にリビングより寝室のほうが面積が小さいので一つの観葉植物でも効果を感じやすいでしょう。空気を綺麗にしてくれるのもとても嬉しいですよね。

もちろんこれ以外のものでもOKです。インテリアの一環にもなりますので是非取り入れてみてください。

 

濡れタオルにアロマをたらしてかけておく

これもとても手軽な方法ですが、濡らしたタオルを寝室にかけておくという方法です。

例えば使ったバスタオルを干しておくだけでももちろん効果はありますが、せっかくなので安眠効果のあるアロマオイルなどを垂らしておくとリラックスできておすすめです。

冬の間は睡眠の質が低下しやすいといわれており、就寝中の湿度を整えるのと合わせて香りの力を借りてみるのもよいですよ。

安眠効果が期待できるエッセンシャルオイル
・ラベンダー
・スイートオレンジ
・ゼラニウム
・フランキンセンス

参考:AEAJ 睡眠とアロマテラピー

中でもスイートオレンジ(甘いみかんの香り)は万人受けしやすい香りでおすすめです。スイートオレンジの香りを嗅いでを調べた実験結果も実際に出ています。

アロマは種類が多くて何を選べばいいかわからないという方も最初の一本として持っておいて間違いない香りですよ。

 

 

加湿器の代用にコーヒーフィルターが使える!?

簡単な加湿器の代用方法をいくつかご紹介してきましたが、シンプルな “コップに水を入れる” という方法にひと手間加えることでより広範囲に長時間加湿効果が期待できます。

作り方はとても簡単で、材料にはコーヒーをドリップするときに使用するコーヒーフィルターを使用します。

⒈ コーヒーフィルターをジャバラ折りにして下を輪ゴムで止める
⒉ お花のように紙を開く
⒊ 同じものを2~3個作り、水が入ったコップにさす
一見コップから紙のお花が咲いたようなかわいらしい見た目になりますよ。
こうすることで、コーヒーフィルターがコップの水を徐々に吸い上げて空気中に蒸散してくれるようになるので、コップをそのまま置いておくよりも高い効果が期待できます。

コーヒーフィルターがなければキッチンペーパーやフェルト布などでも大丈夫でしたよ。

ただし衛生面の観点から、何日も同じコーヒーフィルターは使用せずにこまめに取り換えてくださいね。

手作りは手軽だけど面倒くさいという方向けに、市販でも簡易的な加湿器を購入できますのでそちらもご紹介しておきます。

価格はどれもリーズナブルで繰り返し使えるので、使用目的に応じて選ぶとよいですね。

 

ペーパー加湿器

電気を使わない自然気化式のエコな加湿器です。持ち運び可能な大きさで、オフィスや旅行先にも持っていけます♪

特殊なフィルターで、コップ一杯の自然蒸発量の約10倍の蒸散効果があるそうです。

 

ペットボトル加湿器

卓上超音波加湿器で、USB電源に接続して使用します。長時間継続的に加湿することができてタイマー機能も付いています。超音波式なので熱くならない点も安全。

ペットボトルだけでなくコップでも使用可能なので本体だけを持ち歩けばかなりコンパクトです。

 

保湿マスク

喉を乾燥させないという意味では、保湿マスクを使うのが一番効果的かもしれません。

濡れフィルターのスチーム効果で、10時間保湿できるという商品です。

寝ている間にも使いやすい、立体構造のタイプや香り付きのタイプも販売されています。


 

 

加湿器の代用だと効果は持続するの?

加湿器の代用はどれも簡単そうだけど効果はどのくらい持続するものなのかな??

ご紹介してきたいくつかの方法は、最初は加湿してくれていてもしばらくしたら効果は落ちていきます。

部屋に湿度計があれば、また乾燥が進んできたときに何らかの対策をすることができますが、無い場合は自分では気づきにくいですよね。

そこで湿度計がなくても乾燥具合を知ることができる簡単な方法をお伝えします。

 

部屋の乾燥を簡単に知る方法

まずガラスのコップに水と氷を入れたものを用意します。しばらく室内に置いておいて外側に水滴がついてきたら適度な湿度であると判断します。

逆にいつまでも水滴がつかない場合は、湿度がかなり下がっている乾燥した状態です。

他にもテレビなどの家電周りにホコリが付きやすくなったり、髪の毛を触ったとき静電気を感じるようになった時なども乾燥のサインになります。

こんな状態のときはすぐに前述したような加湿方法を試してみてくださいね!!

 

乾燥を放っておくとこんなトラブルが

空気の乾燥は11月ごろから急激に進み12月~2月にピークを迎えます。それに伴って室内も乾燥しますがこれを放っておくとこんなトラブルの原因になってしまいます。

①風邪を引きやすくなる
②肌トラブルが起こる
③脱水症状になりやすくなる
④住宅火災の原因になる

①風邪を引きやすくなる

乾燥によって風邪を引きやすくなるのには、2つの要因が組み合わさっています。
1つは「体の粘膜のバリア機能が低下すること」でもう1つは「ウイルスの活動が活性化すること」です。湿度が30%以下になってくると顕著にこういったことが起こってきてしまいます。
いくら手洗いやうがいを頑張っても室内が乾燥しているだけで簡単にウイルス感染してしまうのはこのためです。冬の風邪予防に加湿は必須ですね。

②肌トラブルが起こる

肌トラブルも粘膜と同様に、乾燥が進むと肌のバリア機能が失われて保湿をしても肌内部の水分が蒸発しやすくなってしまいます。
つっぱり感やかゆみを感じることが多いですが、搔きすぎると角質層が剥がれ落ちてより一層乾燥が進んでしまい乾燥性皮膚炎になってしまうことも。
こういった場合は代わりにバリア(皮脂膜)になってくれるような油分量の多いクリームなどを塗ってあげることも対策の一つです。

③脱水症状になりやすくなる

冬は夏に比べてただでさえ水分補給量が減りますよね。室内が乾燥していると体内の水分も知らず知らずの間に蒸発してしまいます。

脱水状態になると、めまい・だるさ・口の渇き・立ち眩み・頭痛・日中の眠気など様々な症状が現れます。

まずはのどの渇きを感じる前にこまめに水分補給をすることもとても大切です。

④住宅火災の原因になる

建物火災の月別火災件数(令和元年中)

引用 消防庁消防白書

空気の乾燥と相まってストーブなど火災の原因となる暖房器具の使用が増える冬から火災件数が増えていきます。

グラフを見ると乾燥の冬を乗り越えた春までまだまだ注意が必要なことがわかりますね。

この時期はテレビでも乾燥注意報が発令されるのを耳にすることもあるかと思いますが、これは湿度と風の強さ両方の条件が基準値を超えた際に出ます。

こういった情報も聞き流さずにチェックしておくことも大切です。

まとめ

  • 加湿器がなくても代用方法はたくさんある
  • 部屋の広さや目的によって最適な方法を選ぶとよい
  • 暖房器具によっても乾燥具合が変わる
  • 寝室の湿度管理はとても大切
  • 快適な湿度は40~60%
  • アロマ観葉植物で加湿に付加価値をプラスしよう
  • 湿度計がなくても部屋の乾燥具合をはかれる
  • コーヒーフィルターを使ってペーパー加湿器を自作できる
  • 市販でも便利な簡易加湿器が購入できる

性能のいい加湿器はたくさん販売されていますが、面倒なお手入れなどデメリットを考えると購入に踏み切れないとか、一人暮らしではそこまで必要ないという方もいらっしゃいますよね。

今回ご紹介した方法はどれも簡単で今日からでも実践できるものばかりです。

部屋の加湿効果は建物の気密性などによっても感じ方が違ってきますので、複数の方法を試して自分に合った方法を選んでいただくのが良いのではないかと思います。

私は冬に鍋を頻繁にしますが、家族で鍋を囲んでいると食事のあと窓に結露が付いているのに気が付きます。こんなことでも部屋の湿度はいくらでも変化するということです。

様々なウイルスも流行しやすいこの季節。乾燥対策を万全に元気に乗り切っていきましょう。

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