湿気の多い時期は洗濯物が乾きにくく苦労するものです。私も家事苦手さんで外出先から帰ってきて、「まだ乾いてないの!」ってことが何度もありました。
「洗濯物が早く乾かないわ。」「洗濯物を上手に乾かすにはどうしたらいいの?」
部屋干しで毎回カラッと早く乾かせるようになったら、天気も気にせず家事を効率的に終わらせて、空いた時間でくつろいだり、趣味の時間にあてたりできるようになりますよね。
この記事では、ジメジメした日に対応した洗濯物の干し方と乾かし方のテクニックをご紹介!
この方法を私も実際に行って洗濯物が乾かない問題を卒業できたので、みなさんもぜひ実践されてみてください♪
部屋干しが乾かない原因はこれだ!家事苦手さんあるある
雨が多い季節になると、部屋干しで洗濯物を乾かす機会が増えます。そこで、困ったことがなかなか洗濯物が乾かないこと!
ここでは、私をはじめとした家事苦手さんの失敗例をあるある形式で紹介します。
家事苦手さんのあるある①一部だけ乾かない
私のよくあるパターンですね(笑)これは経験ある方も多いのではないでしょうか。
原因は、風の調整、湿度、温度の調整といった環境整備ができていなかったためです。
また、洗濯物が厚手の素材だったり、綿やニットといった乾きにくい素材だったことが考えられます。
ちなみに乾くのに時間がかかる、という場合も同じ原因です。
夜寝るときに干して朝確認すると、奥の方の洗濯物が乾いてなかったという経験があります。
家事苦手さんのあるある②乾いてるのに臭い
はい、これも経験あります。
今日はバッチリ乾いてる~♪とテンション上がったのに、畳んでいる時に「ぷぉ~ん」と何とも言えない臭いがして、残念な気持ちになったことがあります。
臭いの原因は、モラクセラ菌という雑菌によるもの。モラクセラ菌は、乾燥に時間がかかり過ぎたときに発生します。
家事苦手さんのあるある③シミがとれない
子供の洋服を軽く水洗いして、ワイドハイターを付けて洗濯したにもかかわらず、ヤツはしぶとく残っていることありますよね。
原因は、シミに対するアプローチを間違えているから。シミの取り方については後半でご紹介しますね。
家事苦手さんのあるある④乾いたのにシワやヨレができている
最後はこれです。せっかく洗濯物が乾いたのに、シワやヨレがあると残念!結果的に、アイロンをかけたり洗濯し直したりと手間が増えるのです。
干し方を少し工夫することで、きれいな仕上がりに変化しますよ。詳しい方法はこの次でご紹介しますね!
部屋干しが乾かないは卒業!梅雨の洗濯対策3選
さあ、ここからは梅雨の特徴と洗濯物を部屋干しにおいて、効率よく乾かす方法を詳しく紹介していきます。
梅雨は雨が続くことが多く、空気中の湿気が上がり室内も室外もジメジメした空気になります。
空気中の湿気が多いということは、洗濯物の水分が蒸発しにくくなり結果、乾きにくいという状況になるのです。
部屋干しを正しく乾かす方法
洗濯物は温度が高く湿度は低く、そして風の循環がある場所に干すと早くきれいに乾きます。つまり、この3つがポイントになるのです。
- 温度調整
- 湿度調整
- 風の調整
まず、エアコンを活用して洗濯物が最も乾きやすい温度に調整すると良いでしょう。
夏は27℃、冬は20℃くらいに設定するのがベスト。空気は温度が高いほど、含める湿度の量も増えます。
洗濯物から発した蒸気を空気中の湿度として素早く取り込めるように、ある程度の温度が必要になるということですね。
次に理想の湿度は40%以内。梅雨時期はどうしても湿度が上がります。
すると上記で説明したように、空気中に含める湿度の量が減り洗濯物から蒸気が逃げにくくなって結果、乾くのに時間がかかることとなってしまうのです。
こうした状況を打破するために、除湿機を使用して湿度を下げると効果的です。
そして空気の流れがあると、乾燥した空気が洗濯物の様々な面に当たり早く乾きます。
水は重力で下の方にたまりやすいです。つまり、洗濯物は上から下にかけて乾いていきます。
「洗濯物の一部が乾いてない」という問題では、乾いていないところは、下側が多かったのではないでしょうか?
ですので、サーキュレーターや扇風機で風の流れを作る際は、洗濯物の下側から風を回すと乾きやすくなります。
こういった環境を整えることができれば、部屋の広さは狭くても広くてもいいのですが、狭い部屋の方が効率よく環境を整えられるので経済的にもおすすめです。
洗濯物の部屋干しは乾かないとは言わせない!除湿と時短テク
洗濯物を正しく乾かすには、湿度、温度、風といった環境整備が重要であるとわかったのではないでしょうか。
ここでは、さらに細かな部屋干しのテクニックを紹介し、もう部屋干しでは乾かないとなげくことがないように学んでいきましょう。
洗濯物同士の間隔を空ける
洗濯物を干す際は、衣服と衣服の間を最低でも握りこぶし一つ分は空けるというテクニック。
このように空けることで風の通りが良くなり、洗濯物が空気に触れる面積が多くなります。
空気に触れると洗濯物の蒸気が空気に吸収され、洗濯物が早く乾くことにつながるのです。
干し方を工夫する
みなさんは洗濯物を干すときにどのようにしていますか?
バサバサと力強く洗濯物を上下に振ってシワを伸ばしたり、ワイシャツの袖を両手で挟んで下に引っ張るように伸ばしたり工夫をしてから、ハンガーに干している方が多いと思います。
でも、それだけでは洗濯物のヨレを十分に防ぐことはできません。
さらに仕上がりをきれいにする干し方として、縫い目の部分に注意して伸ばしましょう。
生地全体を引っ張るよりも、縫い合わせの部分を重点的に引っ張り整えると、乾いたときにヨレが少なくきれいに仕上がります。
脱水時間を工夫する
洗濯において脱水を衣類に負担が少なく上手にする方法は、洗濯物が絡まないようにすること、脱水時間は短時間にすることです。
洗濯物を絡まないようにする方法としては、デリケートな服や大切な服は洗濯ネットに入れましょう。
洗濯ネットが大きくて余裕がある場合は、服を入れた後に、端を結ぶなど工夫しましょう。
脱水時間は長ければいいというものでもありません。脱水の時間は長ければ水分が洗濯物から出て、乾きやすくなりますが一方でシワがよりやすくなったり、衣類が痛むことがあります。
また、ワイシャツなどシワがつきやすい素材のものは、あえて脱水時間を1分にして水分を多く含んだ状態でハンガーに干します。
水分の重みでシワが引っ張られるので、乾くころにはアイロン要らずという裏技でもあります♪
シミの取り方
シミがついてしまった場合は、洗濯する前に汚れに合わせた処理をすることがポイント。衣類につく汚れは主に3種類あります。
- 水溶性の汚れ:コーヒー、ジュース、ワインなど酒類、醤油、ソースケチャップなど
- 油性の汚れ:油、チョコレート、バター、ミートソース、油性ボールペン、口紅、ファンデーションなど
- 不溶性の汚れ:泥、サビ、墨汁ボールペンのゲルインク、香水、チューイングガムなど
水溶性の汚れの対処法は、まずは応急処置として、少量の水ですすぐかティッシュペーパーなどで汚れの水分を拭きましょう。
22時間以内にぬるま湯に漬けておき、しばらくしたら食器用中性洗剤で洗います。その後、洗濯機にて本洗いを行いましょう。
次に油性の汚れです。対処法はなんとクレンジングオイルを活用します!
まず服の下に汚れてもいいタオルなどを敷きましょう。シミが付いた部分に上からクレンジングオイルをつけて5分ほど待ち、歯ブラシや綿棒でたたきます。
食品用中性洗剤とぬるま湯で洗い流した後、洗濯機で本洗いしましょう。
最後に不溶性の汚れですが、粉末洗剤を使用します。40度以上のお湯に粉末洗剤を入れ泡立てて、30分~1時間つけ置きします。
その際に汚れがひどい箇所は、もみ洗いをすると良いですね。一旦洗濯機で脱水して、再度、普段の洗濯物と一緒に洗いましょう。
ちなみにどの汚れなのか分からないという場合は、水溶性→油性→不溶性の順で対処法を試してみると良いでしょう。
洗濯物が部屋干しで乾かない!臭くなるのを防ぐには
最後に、部屋干しで臭くなる原因と対処法を解説します。
洗濯前の行動で臭いがつくか決まる
実は、洗濯物を洗う前から臭いがつくかどうかが決まってきます。
あなたは脱いだ後の服をそのまま洗濯槽に入れる派でしょうか?それとも洗濯かごに入れる派?
脱いだ場所に置いちゃう派の人はおいといて…どっちが正解かというと、洗濯かごに入れる派の人です!
これは何故かというと、脱いだ後の服を風通しの良い場所で保管することで、臭いの原因菌であるモラクセラ菌が繁殖しにくくなり、洗濯後の臭いがつきにくくなるのです。
脱いだ後の服は皮脂や汗がついていて、モラクセラ菌の栄養がたくさん含まれています。
モラクセラ菌は、湿気ったところが大好き。洗濯槽は通しも悪くモラクセラ菌にっとては、繁殖するのにいい場所なんです。
一方で、脱いだ後の服を網状や格子状の洗濯かごに入れて保管すると、通気性が良いためモラクセラ菌は増殖しにくくなります。
ただし、どんなに通気性の良い場所で保管しても限度はあるので24時間以内には洗濯することをおすすめします。
洗濯槽はモラクセラ菌の住み家?!月に一度の洗浄で駆逐せよ!
残念ながら、どんなに洗濯方法を工夫しても洗濯槽が汚れていると洗濯物は臭くなってしまいます。
洗濯槽は、モラクセラ菌にとって好条件の物件です。そして、洗濯をする度に洗濯物に引っ越しして優雅なモラクセラ菌ライフを送っているのです。
モラクセラ菌を駆逐する方法は、洗濯槽洗浄をすること!頻度としては、春夏は月1回、秋冬は3か月に1回をおすすめします。
洗濯物が部屋干しで乾かなかった時の最終対策
今まで紹介した方法を行っても、洗濯物が部屋干しで乾かないことがあるかもしれません。そんな時は、思い切って乾燥機を使いましょう!
乾燥機は、電気代やガス代がかかるからあんまり使いたくない、服が傷んだり縮むかもしれないからいやだと心配される方もいると思いますが、正しく上手に使えば大丈夫です。
むしろ、タオルなどは買ったときのふんわり感が復活します。さらに、シャツもしわになりにくいので、柔軟剤をあまり使いたくない方にもおすすめです。
乾燥機の上手な使い方は、自然乾燥をさせ8割くらい乾いたところで、最後の仕上げとして15分くらい乾燥機にかける。
こうすることで電気ガス代の節約になりますし、乾燥時間が短いので生地も傷みにくいので問題解決です。
乾燥機は、部屋干しであと少し乾いてないなというときに活用してみてはいかがでしょうか?
まとめ
- 洗濯物を正しく乾かす方法は、湿度、風、室温のコントロールがポイント
- 部屋干しの干し方は、衣類の間隔をこぶし一つ分空けて干すこと。干すときは、衣類をバサバサと振るだけでなく、縫い目を意識して引っ張ることで仕上がり時にヨレを防ぐことができる
- 脱水は衣類に負担をかけないことを注意。洗濯ネットを活用したり、シワになりやすい素材のものは脱水を1分にして水の重さでシワを伸ばしながら乾かすのもあり
- 洗濯物の臭いは脱いだ後どう保管するかでも決まる。脱衣した服は通気性の良い洗濯かごで保管し、24時間以内に洗おう
- 洗濯物のシミは、原因別に対処すること。原因がわからないときは、水溶性→油性→不溶性の順で汚れを落とすとよい
- 洗濯槽も洗浄して臭いの原因であるモラクセラ菌を減らそう。春と夏は特に繁殖しやすいため月に1回、秋と冬は3か月に1回行うと良い
- どうしても洗濯物が部屋干しで乾かなかったときは、乾燥機を活用する。自然乾燥で8割くらい乾いた洗濯物を乾燥機に15分ほどにかけると節約、時短になる
洗濯ひとつをとっても、奥が深いですね。料理もひと手間加えれば、格段に美味しくなることがありますよね。それと同じで洗濯もひと手間で、時短になったり綺麗に臭わずに乾くようになるでしょう。
なかなか部屋干しの洗濯物が乾かない、という方はぜひ試してみてくださいね!
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