湿気が多い梅雨時期や、台風など不安定なお天気で雨が続くと、湿気対策が気になりますが、クロ―ゼットの除湿はされていますか?
クロ―ゼットに防虫剤は置いても除湿はしていないわ
私も同じく、靴箱には除湿剤を置いていたのですが、衣類のクロ―ゼットの除湿まではしていませんでした。しかし、必要なのでしょうか?
タイトルにもある通り、クロ―ゼットや服を綺麗に清潔に保つために除湿は必ず必要です!
今回の記事では、クロ―ゼットの除湿はなぜ必要なのか、その理由を徹底解説するとともに、除湿の対策ポイントをお伝えします。
また、クロ―ゼットにおすすめの除湿機や除湿剤のご紹介や、除湿剤を効果的に使う場所も合わせてお伝えするので、最後までご覧くださいね。
クロ―ゼットに除湿が必要な理由は3つ
クロ―ゼットに除湿は必要ですが、何故でしょうか?理由としてはこれらがあげられます。
それぞれ詳しくみていきましょう
クロ―ゼット内は空気の通りが悪くて湿気がたまりやすい
クロ―ゼット内は、普段閉め切っていることが多く空気の流れがよくありません。
換気がよい環境であれば、空気の通り道ができるのですが、クローゼットは、服の出し入れ以外は扉を閉め切ったままにするので、流れがよどみがち。
空気の流れが悪くて、中に湿気があればこもってしまい、服や小物に影響してしまいます。
衣類の繊維が湿気を吸いこんでしまう
綿をはじめ衣類の繊維は、水や湿気を吸い込みやすい性質を持っていて、周りの湿度が高いと吸湿性はより高まります。
ですので、乾燥している時期ならまだしも、梅雨や雨などが続くとやはり影響が。
部屋干しなどで服の乾燥が甘かった場合や、着用して汗を含んだ服をクロ―ゼットに戻すと湿気を帯びてしまい、クローゼット内の湿度はさらに上がってしまいます。
クロ―ゼットに湿気がたまることでカビや虫がわく原因に!
クローゼット中の湿気を放置すると、どうなるでしょうか?
聞きたくないなぁ、でも気になる…
服や小物にカビが生える可能性
クローゼットの湿度が高い状況が続くと、カビが繁殖することもあります。
もっとひどくなると、繁殖したカビは、クロ―ゼット内の服や小物にまで到達してしまい、大切な服を台無しにしてしまう可能性があります。
カビの種類が白カビなら、堅いブラシでこするか、中性洗剤でたたき洗いをすれば取れますが、黒カビなら漂白剤を使わないと取れなくなるそう。
漂白剤が使えない服であれば…もうだめになるのかな…
カビがわいてしまうことで、より悲しい結果になってしまいますね…。
虫がわく
服を食べることが好きな虫たちは、高い湿度の環境を好みます。
気温15〜25℃、湿度60%以上で活動が活発となり、暗い場所を好みます。繊維の塊であるホコリも栄養になるため、ホコリのある場所が発生源になることも。
引用: エステー株式会社 ムシューダHP
このように、湿度がこもるということは、衣類が大好きな虫たちの活動を誘発してしまうのです…。
また、虫に食べられやすい服についてもこのような記載が。
高い衣類ほど食べられやすいと言いますが、カシミヤ・ウールなどの動物性繊維は細く、柔らかいため、虫が一番食べやすい繊維となっており特に注意が必要です。その他、綿・麻などの植物性繊維はもちろん、食べこぼしや汚れがついていると、化学繊維まで食べられてしまう可能性があります。
引用: エステー株式会社 ムシューダHP
残念なことに、高級な素材の服ほど好まれてしまうのですね…。
せっかく買ったお気に入りの服が、虫に食べられたら辛い…!
また、衣類が好きな虫達の好む環境と、細菌が好きな環境は同じ。
湿度が高い状態が続くと雑菌も繁殖して、異臭の原因にもなりますよ。
服の黄ばみが進む
衣類が黄ばむのは、汗や皮脂などタンパク質の汚れが酸化して変色してしまうことが原因と言われています。
この酸化は湿気が多いと、より進みやすいため、黄ばみを予防するにはクロ―ゼットの湿気対策が重要です。
クロ―ゼットにも除湿が必要な理由が良く分かったわ!
では次に、クロ―ゼットの除湿対策をお伝えします
クローゼットの除湿対策は4つ!
クロ―ゼットの除湿対策で気を付けるポイントを4つお伝えします!
それぞれ詳しくみていきましょう
クロ―ゼット内の換気をする
湿気というのは動いている空気にはたまらないようになっています。
なので、お天気の良い日にクローゼットの扉を開けて換気をするのは、湿気を逃がす良い対策になりますよ。
窓が開けれない場合も扇風機や、エアコンで室内の空気を動かし、湿気をしっかり飛ばすと効果的です。
しかし、除湿剤を使う場合は換気すると効果が薄れてしまうので注意しましょう。
クロ―ゼット内は8割収納を目指す
クローゼットに衣類を詰め込みすぎると、隙間がなくて、湿気がこもりやすくなってしまいます。
こうなると除湿剤を使っても効果を発揮しにくいので、衣類は無理に詰めこまず8割収納を心掛けましょう。
ハンガーにぎゅうぎゅうにかけてしまっている場合は、畳んで引き出しにしまってもよいでしょう。
ついつい、衣類って増えていってしまうのよね…。気をつけます
クロ―ゼット内の湿度は60%以下を目指す
さきほどエステーさんの案内でもあったように、湿度が60%を超えると虫の繁殖力がアップします。
また、細菌も活発になりやく悪臭の原因になるので、クロ―ゼット内に湿度計を置いて、湿度60%以下になるように調節しましょう。
除湿アイテムを使ってみる
クローゼット内の湿気対策で手軽にできることは、除湿機や除湿剤など除湿専用アイテムの他、重曹や炭など、除湿に効果的なものを置いてみることもおすすめです。
また、湿気は空気より重くて、上より下、真ん中よりも四隅に溜まりやすい性質があるため、除湿アイテムを置く場合はクローゼットの四隅に置くと効果的でしょう。
タンスに除湿アイテムを入れる場合は、衣類の下に置くとよいですよ。
それぞれ使い方をお伝えしますね
クロ―ゼットに除湿機を使う
除湿機をクロ―ゼットに置くイメージは無かったのですが、最近の除湿機は優秀で小型タイプも増えていますよ。
使い方のポイントは、除湿機の湿気を吸い込む場所に服や物を載せて、吸い込み口を塞いでしまうと吸湿効果が低下するので、注意してくださいね。
次のテーマで、おすすめの除湿機をご紹介しますので気になる方はチェックしてくださいね!
クロ―ゼットには塩化カルシウムタイプの除湿剤を置く
除湿対策で一番に思いつく除湿剤ですが、成分は大きく分けて2つ。
除湿効果が強い即効性タイプの塩化カルシウムと、ゆっくりとなだらかに除湿効果があるシリカゲルタイプに分かれます。
クロ―ゼットの除湿にあうタイプは塩化カルシウムと言われています。それぞれ成分の特徴をまとめました。
形状も、置型や吊り下げタイプなど様々な商品があるので、クローゼットの形状にあった除湿剤をチョイスしてくださいね。
エステーさんのクロ―ゼットにおすすめの除湿剤があったのでご紹介しますね。
クロ―ゼットに重曹を置く
重曹は湿気を吸着しやすい性質を持っているので、クロ―ゼットに置くと除湿剤として、また脱臭剤としても効果を発揮してくれますよ。
布の袋に重曹を入れて、クロ―ゼットに吊るして使う他に、フタを開けた瓶に重曹粉末を8分目まで入れて置く方法があります。
瓶の場合、重曹がこぼれないように口をガーゼで覆って、ゴムなどで止めておきましょう。
クロ―ゼットに炭を置く
炭も重曹と同じく、除湿剤として、また、脱臭効果が期待できますよ。
使い方は布やガーゼの袋、お茶パックなどに包んでクローゼットの四隅に置くだけです。
天日干しにすれば、何度も繰り返し使えるのでずっと使うことができますよ。
クロ―ゼットの除湿機おすすめの3選をご紹介します!!
それでは、クロ―ゼットの除湿におすすめのコンパクトタイプの除湿機を3選ご紹介します。値段はどれも1万円以下でお手頃ですよ。
除湿機もあるけど、手軽に購入できる除湿剤よりいいの?
除湿機の魅力は何といっても、除湿の速さ。一般的に除湿剤は、300mlの除湿をするのに約90日かかるのに対し、除湿機なら半日~3日で、除湿が完了します。
また、除湿剤は使用後はゴミとして処分しなければいけないものが多いですが、除湿機であれば排水すれば何回でも使用できるので、エコにもなりますよ。
Afloiaミニ除湿機
こちらの除湿機はコンパクトサイズ(直径10.7x高さ27cm)で、コードレスなので、電源を気にせずに使うことができます。
除湿機ごと吊るすことができるので、クローゼットのハンガー掛けに、かけて使うことも可能です。
ペレット式といって、中に入っているシリカゲルボールが吸湿してくれるため排水も不要。
しかも乾燥を2時間行えば何度も繰り返し使えるので、除湿剤のようにゴミが発生しません。
最大面積は3畳なので、少し広いクローゼットであればこちらを2本置くことをおすすめします。(除湿力:100mL/日)
DRETECドリテックコンパクト除湿機JY-100
DRETEC(ドリテック)JY-100は、コンパクトサイズ(高さ22.8x幅14x奥行14cm)の除湿機。
ペルチェ式といって、気温が高くなるとパワフルに除湿する特徴があり夏場や梅雨時の湿気対策にばっちりです!
除湿力300mL/日、容量は450mLなので、水タンクは1日1回程度捨てる必要がありそうです。
電気代も1時間でたったの0.6円だけ。1日で14円なのでとてもお得です。
また満水になったら自動停止してランプで知らせてくれるのも魅力です。
KLOUDIC除湿機
KLOUDICの除湿機 DH-CS02は、ペルチェ素子をダブルで搭載しており、ペルチェ式の機種の中でもしっかりと除湿してくれます。(除湿力:800mL/日)
また、タンクは2.3Lと大容量で、コンパクトタイプの中では比較的大きめですが、クロ―ゼット、押し入れにも入る大きさです。(高さ31cmx幅23x奥行15cm)
タイマー機能やスリープモードもあり、静音設計で、18畳まで対応なので、クロ―ゼットだけでなくベッドサイドにも最適。電気代も14円/日です。
取っ手もついているので、持ち運びも楽にできるのもポイントです。
まとめ
今回は、クロ―ゼットの除湿の必要の理由、また効果的な除湿対策についてお伝えしました。
- クロ―ゼット内の空気は停滞しやすく、湿気もこもりやすいので除湿が必要
- 除湿しないと衣類の繊維が湿気を吸いこんでしまい、湿気によりカビや虫発生の原因になる
- クロ―ゼットを除湿しないと、衣類の黄ばみが進む原因にもなる
- クロ―ゼットの除湿対策として、換気がまず有効
- クロ―ゼットに入れる衣類は8割収納を目指す
- クロ―ゼットの湿度の目安は60%以下を目標とする
- クロ―ゼットの除湿対策として、除湿機、除湿剤、重曹、炭を使うのもおすすめ
- 除湿剤は塩化カルシウムタイプがクロ―ゼットにはおすすめ
- 除湿アイテムはクロ―ゼットの四隅に置くのが効果的
- クロ―ゼットの除湿におすすめの除湿機のご紹介
除湿アイテムもたくさん便利なものが出ていますので、効果的に取り入れて、楽しく対策してくださいね。
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