みなさんは、Bluetoothイヤホンを使ったことはありますか?
Bluetoothイヤホンはコードが無いので便利な反面、接続が不安定になりやすく、音楽が途切れてイライラ…なんて経験をしたことがある人も多いのではないでしょうか。
実は私もその一人。通勤時間に大好きなアーティストの音楽を聞いて気分を上げていたのに、駅に入るとイヤホンが繋がらなくなってしまうことがしばしば。
大好きな音楽がブツブツと途切れてしまうと、ノリに乗ってた気分も台無しです。
Bluetoothイヤホンの接続を安定させるには、正しい対処法を行うことが大切です。
間違った対処法を繰り返していても、接続は改善されずにさらにイライラが募ることも…。
原因と対処法をしっかりと押さえることで、無駄な労力を省いてBluetoothイヤホンの接続を改善しましょう!
Bluetoothイヤホンが繋がらないときのおすすめ対処法
Bluetoothイヤホンがスマホやパソコンなどのデバイスと繋がらなくなってしまったとき、おすすめの対処法は次の6つです。
手軽に試すことができるものから紹介していきますので、順番にトライしてみましょう!
Bluetoothイヤホンとスマホやパソコンなどをできるだけ近づけてみる
まず試してほしいことは、Bluetoothイヤホンと、接続したいスマホやパソコンをできるだけ近づけてみましょう。
例えば、カバンの中にスマホを入れてBluetoothイヤホンと接続していた場合は、カバンが障害物となって電波を遮断してしまっている可能性があります。
こうした場合には、スマホを胸ポケットに入れるなどして、できるだけBluetoothイヤホンとスマホの距離を近くし、電波が遮られないような環境を作ることが大切です。
無線LANや電波機器から離れてみる
Wi-Fiの中には、Bluetoothと同じ周波数帯を使用しているものがあるため、電波の干渉が起こりやすくなっています。
Bluetoothイヤホンを使用する際は、Wi-Fiから離れて使用するようにしましょう。
また、Wi-Fiの設定を変更することによって、電波の干渉を避けることができる場合があります。
Bluetoothイヤホンは、2.4GHz帯の電波を使用しています。
それに対してWi-Fiは、Bluetoothイヤホンと同じ2.4GHz帯の電波と、Bluetoothイヤホンと異なる5GHz帯の電波の2つから使用する電波を選ぶことができます。
もしWi-Fiの設定が2.4GHz帯の設定になっている場合には、この設定を変更して5GHz帯を使用することによって、Bluetoothイヤホンとの干渉を避けることができます。
Wi-Fiの電波帯の変更の仕方は簡単です。スマホやパソコンなどをWi-Fiに接続する際に、5GHzの電波帯を選択すれば簡単に変更することができます。
また、電子レンジやコードレス電話機などの電波を発する機器の近くでも、電波の干渉が起きやすくなっています。
Wi-Fiと同じように、こうした機器からもできるだけ距離をとってBluetoothイヤホンを使用するようにしましょう。
Bluetoothイヤホンや接続する機器の電池残量を確認する
続いてのおすすめの対処法は、電池残量を確認することです。
Bluetoothイヤホンや、イヤホンと接続するスマホやパソコンなどの機器の充電が少なくなっていると接続が不安定になってしまうことがあります。
Bluetoothイヤホンがすぐ切れるようになったときには、Bluetoothイヤホンそのものと、接続しているスマホやパソコンの両方の電池が少なくなっていないか確認をするようにしましょう。
もし電池の残量が少なくなっていたら、一度充電をしてから再度Bluetoothイヤホンの接続を行ってみてください。接続状況を改善することができるかもしれません。
再度ペアリングをし直す
ここまでの対処法で接続状況が改善しない場合には、Bluetoothイヤホンとスマホやパソコンを再度ペアリングしてみましょう。
ペアリングを行い直すことによって、Bluetoothイヤホンがすぐに切れる状況が改善することがあります。ペアリングの仕方は次の通りです。
- Bluetoothイヤホンをペアリングができる状態にする
- 接続する機器のBluetoothをオンにする
まずBluetoothイヤホンの電源を入れて、ペアリングモードにしましょう。
ペアリングモードにする方法はイヤホンの種類によって異なります。
イヤホンのタッチパネルやボタンを長押しすることでペアリングモードになる機器が多いですよ!
わからない場合は、イヤホンの取扱説明書を確認してみましょう。
次にスマホやパソコンなど、イヤホンを接続する機器のBluetoothをオンにしましょう。
操作の仕方は、接続するデバイスによって異なりますが、主なデバイスの操作の仕方は次の通りです。
<スマホ(iPhone)の場合>
- ホーム画面を開いて「設定」のアイコンをタップする
- 「Bluetooth」をタップし、「Bluetooth」がオフになっている場合にはオンにしておく
- 接続可能な機器の一覧が表示されるので、接続したいイヤホンの名称をタップする
<スマホ(Android)の場合>
- ホーム画面の「設定」のアイコンをタップする
- 「Bluetooth」をタップし、「Bluetooth」がオフになっている場合はオンにしておく
- 「新しいデバイスとペア設定する」をタップすると接続可能な機器の一覧が表示されるので、接続したいイヤホンの名称をタップする
<パソコン(Windows)の場合>
- まず「スタート」をクリックしてスタートメニューを開く(キーボードのWindowsキーを押してもOK)。
- 「設定」をクリックする
- 「デバイス」をクリックする
- 「Bluetoothとデバイス」をクリックし、「Bluetooth」がオフになっている場合にはオンにしておく
- 「Bluetoothまたはその他のデバイスを追加する」をクリックし、接続したいイヤホンの名称をクリックする
Bluetoothイヤホンやデバイスを再起動する
ここまでの対処法で解決しなかった場合には、一度スマホやパソコン、Bluetoothイヤホンの電源を切り、再度起動してみましょう。
電源を落とさずに長時間使用し続けていると、Bluetoothの接続が不安定になってしまう場合があります。
そのような場合には、一度再起動をすることで接続が改善される可能性があるため、再起動を試してみましょう。
低電力モードをオフにする
スマホやパソコンが低電力モード(省電力モード・バッテリーセーバー)になっている場合にも、Bluetoothの接続が不安定になることがあります。
そのような場合には、低電力モードを解除することで接続状態を改善することができます。低電力モードの解除の仕方は次の通りです。
<スマホ(iPhone)の場合>
- ホーム画面の「設定」のアイコンをタップする
- 「バッテリー」をタップし、「低電力モード」がオンになっている場合は、オフにしておく
<スマホ(Android)の場合>
- ホーム画面の「設定」のアイコンをタップする
- 「バッテリー」をタップし、「バッテリーセーバー」がオンになっている場合は、オフにしておく
<パソコン(Windows)の場合>
- 「PC」を右クリックして「プロパティ」をクリックする
- 「デバイスマネージャー」をクリックすると、デバイスの一覧が表示される
- 接続しているBluetoothイヤホンの名称を右クリックして「プロパティ」をクリックすると、ウィンドウが開く
- 「電源」タブを選択して「電力の節約のために、このコンピューターでこのデバイスの電源をオフできるようにする」のチェックを外し、「OK」をクリックする
Bluetoothイヤホンの接続がすぐ切れる原因
そもそもBluetoothイヤホンの接続がすぐ切れるのはなぜでしょうか?その原因は、大きく分けると次の2つです。
- 障害物によって電波が遮られてしまう
- 電波が干渉してしまう
原因①障害物によって電波が遮られてしまう
1つ目の原因は、障害物によって電波が遮られてしまうことです。
Bluetoothイヤホンと、接続するスマホやパソコンの間に障害物があると、電波が遮られてしまって接続が途切れてしまうことがあります。
スマホをポケットに入れた状態でBluetoothイヤホンに接続すると、音声が途切れるようになってしまったことがある方もいらっしゃるのではないでしょうか?
これはBluetoothイヤホンの電波をポケットが遮ってしまうことで、接続が不安定になってしまっているのです。
原因②電波が干渉してしまう
2つ目の原因は、電波が干渉してしまうことです。
Bluetoothイヤホンは電波を使用しています。電子レンジやWi-Fiなどの電波を使用する他の機器が近くにあると、電波同士が干渉を起こしてしまって接続が不安定になってしまうのです。
Bluetoothの機器同士を近くで使用することによっても、接続が不安定になってしまいます。これも、電波の干渉が原因となっています。
例えば、駅や混雑した施設の中でBluetoothイヤホンを接続していると、音楽がブツブツ途切れてしまうということを経験したことがある方もいらっしゃるのではないでしょうか?
これは混雑した状態でBluetoothイヤホンを使用することで、電波が干渉を起こしてしまうために接続が不安定になってしまうのです。
Bluetoothイヤホンの接続がまだ途切れる!デバイス別の対処法
上記の6つの対処法を試してみてもまだ接続が改善しない場合には、別の原因が潜んでいる場合があります。
ここからは、デバイス別に考えられる原因と対処法についてまとめていきます。
iPhoneの場合:iOSを最新バージョンにアップデートする
iPhoneとBluetoothイヤホンを繋げようとして、接続がうまくいかない場合には、iOSが最新バージョンにアップデートされていない場合があります。
上記の対処法でうまくいかなかった場合は、お使いのiPhoneのiOSのバージョンを確認してみましょう。
<iPhoneのiOSをアップデートするための操作方法>
- ホーム画面の「設定」のアイコンをタップする
- 「一般」をタップし、「ソフトウェア・アップデート」をタップする
- 更新の有無が表示されるので、更新が必要な状況であればアップデートを行う
Androidの場合:Androidのシステムをアップデートする
iPhoneの場合と同様、Androidと接続する場合も、Androidのシステムが最新バージョンにアップデートされてるかを確認してみましょう。
古いバージョンになっている場合は、それがBluetoothイヤホンがすぐ切れる原因になっているかもしれません。
<Androidのシステムをアップデートするための操作方法>
- ホーム画面の「設定」のアイコンをタップする
- 「システム」をタップし、「システムアップデート」をタップする
- アップデートの有無が表示されるので、更新が必要な状態であればアップデートを行う
Windowsの場合:Bluetoothドライバーを更新する
WindowsのパソコンとBluetoothイヤホンを接続する際に音声が途切れてしまうなどのトラブルが生じている場合には、Bluetoothドライバーを更新することによって解決する可能性があります。
次の手順でBluetoothドライバーを更新してみましょう。
<Bluetoothドライバーを更新するための操作方法>
- 「スタート」を右クリックして「デバイスマネージャー」をクリックする
- 「Bluetooth」をクリックする
- 接続しているBluetoothイヤフォンの名称を右クリックして「ドライバーの更新」をクリックする
まとめ
Bluetoothイヤホンとスマホやパソコンとの接続が不安定になった場合、まず行うべき対処法は次の6つです。
- Bluetoothイヤホンとスマホやパソコンなどをできるだけ近づけてみる
- 無線LANや電波機器から離れてみる
- Bluetoothイヤホンや接続する機器の電池残量を確認する
- 再度ペアリングをし直す
- Bluetoothイヤホンやスマホ、パソコンを再起動する
- 低電力モードをオフにする
これらの対処法でも解決できない場合は、デバイスごとの対処法を行ってみましょう。
- iPhoneの場合:iOSを最新バージョンにアップデートする
- Androidの場合:Androidのシステムをアップデートする
- Windowsの場合:Bluetoothドライバーを更新する
音楽や通話がブツブツと途切れてしまうのはとてもストレスフル。改善するためには、原因に合わせた対応が必要になります。接続が不安定な時には、上記の対処法を試してみましょう!
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