皆さん、日頃ピクルスはよく食べていますか?
「ピクルスってハンバーガーの間に挟まってる以外で食べた事ない」「Barのお通しとかでしか馴染みがない」という方も多いのではないでしょうか。
お酒のおつまみや料理のアクセント等にとても万能なピクルスなのですが、実はダイエットにも最適な食材なんです。
「食べるだけで痩せるの?」「どれぐらい食べればいいの?」「ピクルスは苦手だけど美味しく食べられるレシピがあれば知りたい!」と思っているあなたへ!
今回はピクルスのダイエット方法や体への効果や影響、美味しいピクルスのレシピまでお教えします。
食べながら痩せられるって、とても嬉しいですし魅力的ですよね♪是非最後まで読んでみて下さい。
ピクルスとは
ピクルスとは、食材をスパイスやハーブ等の香辛料や調味料と共に酢に漬けて保存し作るものです。野菜だけに限らずこうして作る保存食全般をピクルスとよびます。
各国によって漬ける食材や保存液も変わってきますし、食べ方も違います。
アメリカでは主にサンドイッチやハンバーガーの具材として使われますし、イギリスは酸味が好まれる国なので、野菜のみならずゆで卵までもピクルスにして食べられています。
また、日本人の大好きな朝ご飯のお供である梅干しも、実はピクルスの一種なんですよ。

ピクルスってなんだかおしゃれなイメージでしたが、梅干しもピクルスの一種なんて驚きです!
そして、ピクルスを作る保存液に使われるお酢が、ダイエットにとても効果的なのです!
実際に食べると体にはどのような効果があるのか、また食べ過ぎることによってどのような影響があるのかを見てみましょう。
ピクルスのダイエット効果
ピクルスの保存液に使われているお酢はダイエットにとても効果的です。何となく知っているという方も多いでしょうが、実際にお酢の何がダイエットに効果的なのかご説明しますね。
整腸作用でお腹もすっきり
お酢の成分に含まれている酢酸はクエン酸へと変わります。クエン酸には腸内環境を整えてくれる作用がありますので、お通じが良くなり代謝も上がります。
代謝が上がれば体の脂肪を燃やしやすくしてくれるので、ダイエット効果が期待できます。
血糖値の上昇を緩やかにする
糖質を摂取すると、食後血糖値が急上昇する事はご存じでしょうか?糖質を多く取れば取るほど高血糖となり、それが肥満へとつながっていきます。
お酢には、血糖値の上昇を緩やかにする効果があるとされていますので、肥満のみならず生活習慣病や糖尿病なども予防してくれることが期待できます。
また、お酢には血圧を下げ内臓脂肪を減らす働きがあることも確認されているのです。

ひぇー!!お酢って一石三鳥も四鳥もあるんですね!良いことだらけで申し分ありません!
野菜と合わせて効果UP
お酢だけでも沢山の良い効果がありますが、野菜にはビタミンやミネラル、食物繊維などが豊富に含まれています。
漬ける野菜によってはより効果が高まる可能性があります。おススメの野菜をいくつかご紹介しますね。
■トマト
トマトに含まれるペクチンは水溶性の食物繊維であり、腸内の善玉菌を増やし腸内環境を整える作用があります。
また、トマトと言えばリコピンが有名かと思いますが、リコピンには血中のコレステロールを抑制してくれる抗酸化作用があり、血流を良くしてくれます。
血流が良くなることで代謝が上がり、脂肪を燃やしやすく太りにくい体へ変えてくれる効果が期待できます。
更にリコピンには肌を綺麗に保ってくれる要素もありますので、美容にも最適です!
■パプリカ
パプリカには赤と黄色の種類がありますが、赤パプリカの方がよりおススメです。
赤パプリカには体脂肪を燃やす効果のあるカプサイシンが含まれており、ダイエットに向いている野菜の一つです。
また、カリウムも豊富に含まれています。カリウムには体内の余分な水分や塩分を外に排出してくれる働きがありますので、むくみの改善にも効果が期待できます。
ただ、野菜の中では糖質が高めなので、食べ過ぎには注意しましょう。
■きゅうり
きゅうりってほぼ水分だけで栄養なんてあるの?と思われがちかもしれませんが、きゅうりもダイエットに向いている野菜と言えます。
まず、きゅうりには赤パプリカ同様カリウムが豊富に含まれていますので、むくみ改善に効果的です。
また、きゅうりに含まれるホストリパーゼという成分が、体脂肪を分解し体の外へ排出してくれる働きをしてくれるのです。
低カロリーで腹持ちも良いので、ダイエットには最適ですね!
ただ、きゅうりは水分が多く含まれる為、食べ過ぎると体を冷やしてしまったり、カリウムを摂取しすぎる事で下痢や腹痛の原因にもなりますので、食べ過ぎにはご注意下さい。

生でも美味しく食べられる野菜ばかりなので、ピクルスにする事で更に美味しく食べられそう♪

体に良いことばかりだし、沢山食べた方がより効果的な気がします!!
食べ過ぎるとどんな影響が?
より効果的な野菜をピクルスにして沢山食べれば、早く痩せられそう!!
確かにここまで読めば良いことづくめで、食べれば食べるほど効果のありそうなピクルスですが、やはり食べ過ぎには注意が必要です。
糖分と塩分の過剰摂取
ピクルスを漬ける保存液には塩と砂糖が使われていますので、ピクルスを1日に大量に食べてしまうと糖分と塩分の過剰摂取となってしまいます。
せっかくのダイエットなのにカロリーオーバーとなってしまいますし、健康にもよくありません。
後ほどご紹介しますが、ピクルスを作る際に糖分と塩分の使用量を抑えて作る方法もありますので、是非参考にしてみて下さい。
お酢の酸性に注意
お酢は酸性の調味料ですので、食べ過ぎる事により胃や腸を痛めてしまう危険性があります。
特に胃腸の弱い方は、空腹時を避けて食べる方が良いでしょう。
また、酢酸によって歯のエナメル質を溶かしてしまう可能性があり、ピクルスを食べ過ぎてしまうと虫歯や歯痛の原因にもなります。
ピクルスの目安の摂取量は1日大体100グラムが目安と推奨されていますので、食べ過ぎにはご注意下さい!
ピクルスダイエットの方法
方法はたった一つで、ピクルスを食べるだけです。
普段の食事の食前に食べても良いですし、食事の献立に取り入れても良さそうですね。
ただ、朝昼晩のどこか一食をピクルスのみに置き換えることはおススメしません。
ピクルスの食べ過ぎの原因となってしまったり、一時体重が減少しても置き換えが続かずにリバウンドしてしまう可能性が高いからです。
3食しっかり食べながら上手にピクルスを取り入れてあげることで、少しずつダイエットの効果が表れるはずです♪
■おススメのタイミング
- 食前(先に食べる事でお腹が満たされ、食べ過ぎの防止になります)
- 間食(普段間食に甘いものやお菓子を食べている人は、おやつをピクルスへ代えるといいでしょう)
- 運動前(運動前に食べる事で、脂肪燃焼効果のUPが期待できます)
- 運動後(運動後に食べる事で、疲労回復効果のUPが期待できます)
ピクルスのダイエットレシピ
最後に、ダイエットに効果的なピクルスのレシピや、そのまま食べるのが苦手という方へ向けて簡単なピクルスのアレンジレシピをご紹介しますので、ぜひチェックしてみて下さい!
基本的なピクルスの作り方
・きゅうり 1本
・にんじん 1/3本
・パプリカ 1/2個
・ミニトマト 3~4個
・酢 100CC
・水 150CC
・砂糖 大さじ2
・塩 小さじ1
・白胡椒 小さじ1/2
・赤唐辛子 1本
・ローリエ(お好みのハーブ)
・にんにく 1/2片
【作り方】
①ピクルス液の材料をすべて小鍋に入れ火にかけ、煮立たせたら火を止める
②野菜をお好みの大きさにカットしておく(5㎝のスティック状など形を合わせると瓶に詰めた時綺麗に見え、取り出しやすいですよ。またトマトは湯剥きしておきましょう。)
③カットした野菜を保存する瓶へ詰め、その上からピクルス液を入れる
④蓋を閉め冷蔵庫へ保存
- 2時間程漬ければ食べられるようになりますし、冷蔵庫保存なら2週間程は日持ちします。
- カロリーが気になる方は砂糖の量を減らすか、砂糖の代わりにラカントS顆粒を代用すると甘さはそのままで低糖質なピクルスになります。
- ピクルス液は熱いまま注ぐと味の染み込みが早いですが、耐熱の瓶ではない場合は冷ましてから注ぎましょう。冷ましてから注いでも、野菜の水分が抜けて味が染み込みますよ。
- 根菜類やかための野菜を漬ける時は、ふにゃふにゃにならない程度に一度下茹でをする方がおススメです。火を通す事で保存期間が延びるという利点もあります。
ピクルスを使ったアレンジレシピ
☆材料
・お好みの魚(ホタテやサーモン、鯛などの白身魚がおススメです)
・ピクルス(お好みの量)
・ピクルス液 大さじ2~3
・オリーブオイル 大さじ1~2
・ベビーリーフ(カイワレ大根やスプラウトなどでも美味しく頂けます)
【作り方】
①オリーブオイルとピクルス液を混ぜ合わせる
②ピクルスを刻み、①に加え混ぜる
③お好みの魚を削ぎ切りにして平らなお皿に並べる
④ベビーリーフを上に散らすように乗せる
⑤②を上から回しかけて完成
※お好みでブラックペッパーや粒マスタード、塩味が足りなければ味を見ながら塩を足して下さい。
☆材料(2人分)
・ピクルス 50グラム
・キャベツ 100グラム
・玉ねぎ 1/4個
・塩(塩揉み用)
・マヨネーズ 大さじ1
・粉チーズ 大さじ1
・レモン汁(お好みで)
【作り方】
①玉ねぎは千切りにして水にさらし、キャベツは千切りして塩揉みして5分ほど置く
②ピクルスも縦に細く切っておく
③キャベツの水気を絞りボールへ入れ、そこに水切りした玉ねぎとピクルスと合わせる
④③にマヨネーズと粉チーズ、お好みでレモン汁を入れて混ぜ合わせ完成

ピクルス単体では苦手という方でも、他の食材と合わせて味付けを変える事で食べやすくなりますし、簡単にピクルスを取り入れることができますね♪

カルパッチョも魚に限らず、ソテーした鶏肉にかけても美味しそうですし、コールスローなんかは多めに作り置きしておくと献立が足りない時にすぐに出せて便利です!
まとめ
- ピクルスを食べる事で、お通じの改善、むくみ解消、内臓脂肪を減らす等のダイエット効果が期待できる
- ピクルスの食べ過ぎは糖質・塩分の過剰摂取に繋がり、お酢の酢酸が胃腸を傷めたり歯のエナメル質を溶かし虫歯の原因となるので注意が必要
- ピクルスのダイエット方法は、食前や間食に100グラム目安に取り入れるだけ
いかがでしたでしょうか。ピクルスのダイエットは食べるだけで効果が期待できます。
自分で作るピクルスは保存液に入れるスパイスやハーブを変える事でお好みの味付けにできますし、アレンジ次第では色んな料理へリメイクできるので、飽きずに続けられそうですね。
「最近体重が増えたな」「ズボンがきつくなってきたかも…」「疲れやすくなったな~」などとお悩みの皆さん!
是非色んな味のピクルスを作って毎日の生活に取り入れてみて下さい。
続ける事で、体の内側から外側まで綺麗になっちゃいましょう♪
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