SNSなどで長い間人気を誇っているのが牛乳石鹸での洗顔なのではないでしょうか。
私が高校生の時から牛乳石鹸で洗顔をするといいという噂が広がり、たくさんの人が使用していました。
時代が移っても口コミで広がるロングセラー製品の牛乳石鹸ですが、どんな要素が肌にいいのでしょうか。
また、牛乳石鹸で洗顔をすると肌荒れするよ、などという噂を聞いたことがある方も多いのではないでしょうか。
そんないい噂も悪い噂も広がる牛乳石鹸ですが、今回の記事ではメリットとデメリットをご紹介いたします!
流行っているから手を出したいけど、石鹸で洗顔をするのには抵抗がある…。
どうしてこんなに人気なのか逆に怪しい…。そんな方々にぜひ牛乳石鹸について知っていただけるような内容となっています!
牛乳石鹸を使った洗顔は良くないの?

そもそも、牛乳石鹸にはどのような口コミがあるのかをご紹介したいと思います。

背中ニキビに悩んでいたら友達におすすめされた。全てなくなったわけではないけれど、だいぶマシになった。

使い続けていたら肌の調子が良くなった!
など、まだまだ一部ですがニキビが治ったという口コミや肌の調子が良くなったという口コミが多かったです。
しかし、中には乾燥が酷くなった、肌荒れがおこったなどというレビューも複数ありました。
どんなスキンケア商品でもそうだとは思いますが、合う・合わないがとても大切です。
中でも牛乳石鹸は、弱酸性の肌に対して弱アルカリ性となっているのです。
弱アルカリ性の洗顔料が肌に合う人にはいいけれど、合わない人にとっては逆効果ということです。
他にも牛乳石鹸の成分を見ながら、そもそも牛乳石鹸ってどんなものかをご紹介いたします。
牛乳石鹸とは
牛乳石鹸は、約100年近く生産され続けているロングセラーの石鹸です。
長い間その人気を維持できるのは、こだわった手作り製法や保湿成分が主な理由だと考えられます。
牛乳石鹸は国内の工場で「釜だき製法」という作り方で作られています。
この製法で作られるからこそ、高品質のグリセリンなどの保湿成分が生成され、保湿効果が得られます。
こだわった製法によって作り出される天然の保湿成分が長年売れ続けている理由でしょう。
牛乳石鹸で洗顔をするなら赤箱?青箱?
一度は見たことがある方も多いとは思いますが、牛乳石鹸には赤箱と青箱があります。
その2つの中も人気なのはずばり「赤箱」です!
最近では赤箱の牛乳石鹸を愛用する女の子を「赤箱女子」と呼ぶそうです。
ネットで調べるとそんな赤箱女子のレビューやおすすめの使い方がたくさん見れますよ。
それでは、実際に青箱と赤箱は何が違うのでしょうか?
公式サイトでは、その違いを以下のように説明しています。

赤箱の特徴
- 豊かでクリーミィな泡が、 しっとりと洗い上げます。
- 新鮮なミルクからつくったミルク成分(ミルクバター:保湿成分)スクワラン(うるおい成分)配合。
- ローズ調の豊かな香り。

青箱の特徴
- 豊かでソフトな泡が、 さっぱりと洗い上げます。
- 新鮮なミルクからつくったミルク成分(ミルクバター:保湿成分)配合。
- ジャスミン調のさわやかな香り。
引用 牛乳石鹸公式サイト
簡単に説明すると、赤箱の方がしっとりで青箱の方がさっぱりとした仕上がりになるということですね。
2種類あって悩むかもしれませんが、洗顔には赤箱をおすすめします。
というのも、青箱にはスクワランといううるおい成分が含まれていません。
このスクワランが肌のうるおい成分を保つ上では非常に重要で、青箱で洗顔をしてしまうとつっぱったり乾燥を引き起こす可能性があります。
脂性肌の方や夏にさっぱりとしたい方は青箱を使いたいと思うかもしれません。
しかし、脂性肌の原因も乾燥であることが多く、油分をとりすぎてしまうことはニキビの悪化や皮脂の生成を促します。
私もニキビができた時になるべく油分を取った方がいいのだと勘違いしており、ひどい肌荒れをした経験があります。
ですので、洗顔に牛乳石鹸を取り入れたいと考えている方はなるべく赤箱を選ぶのがいいでしょう。
牛乳石鹸の洗顔はデメリットあり

牛乳石鹸には、肌にいい保湿成分が含まれているのは理解いただけたかと思います。
しかし、使い方を間違えると逆効果となってしまったり、そもそも牛乳石鹸が使いづらいなどというデメリットもあります。
牛乳石鹸で洗顔をする主なデメリットは以下があげられます。
- 汚れを取りすぎて乾燥してしまう
- 乾燥が肌荒れを引き起こす
- 泡をたてるのがめんどう
- メイクは落とすことができない
デメリット①乾燥と肌荒れ
赤箱と青箱の違いについてご紹介したところでも説明したように、牛乳石鹸は乾燥を引き起こします。
というのも、牛乳石鹸はアルカリ性。その特徴は汚れを落とすことに特化しています。
肌が弱い人や乾燥肌の人にとっては刺激が強すぎてしまい、ひどい場合には肌荒れも伴います。
まずは自分の肌が合うかどうか様子を見ながら使用するのがいいでしょう。
デメリット②泡立てが大変
牛乳石鹸だけに言えることではないのですが、泡立てるのが大変というデメリットもあります。
固形の石鹸からしっかりと泡を作るのは大変ですし、泡立ちが不十分だと肌へのさらなる刺激に繋がります。
また、固形石鹸であることは持ち運びにくい点も挙げられます。
旅行をする際や銭湯などに行く時にヌルヌルとしてしまうのはめんどうですよね。
デメリット③メイクは落とせない
また、汚れを落とす役割の石鹸ではありますが、メイク落としには向いていません。
一部の口コミでメイクオフもできるなどとの書き込みが見受けられますが、石鹸でのメイクオフは不十分なことが多いです。
石鹸で落ちるファンデーションなどもよく見かけますが、やはり肌測定器などで検証してみると洗い残しが目立つようです。
メイクは油分で浮かし、洗顔フォームに吸着させて洗い流すという一連の流れが大切です。
メイクの洗い残しは皮膚で酸化し、老化や肌荒れなどの原因にもなります。
メイクをした日はなるべくしっかりメイクを落としてから洗顔をしましょう!
牛乳石鹸で洗顔ならフォームタイプがおすすめ!
とはいえ、実際に使ってみて気に入った方やそんなシンプルな使い心地が好きな方はフォームタイプがおすすめです。

保湿成分など牛乳石鹸のいいところは残しつつ、弱酸性タイプや無添加タイプなど選ぶことができます。
フォームタイプですので、持ち運びや泡立ても簡単にできます。
泡で出てくるタイプもあるので、ぜひご自身にあった種類を選んでみてください!
牛乳石鹸で洗顔をするとメリットもある

牛乳石鹸で洗顔をするデメリットをみて、やっぱり取り入れるのは不安だな…。と思った方もいるかもしれません。
しかし、こんなにも長い間売れ続けているのにはやはり理由があります!次は牛乳石鹸で洗顔をするメリットをご紹介しましょう。
- コスパがいい
- しっとりとした仕上がり
- ニキビに効果的
牛乳石鹸で洗顔をするメリット①コスパがいい
牛乳石鹸は、なんといっても安いです。1つあたり100円以下で手に入り、3か月ほどは持ちます。
世の中には様々な高級スキンケアがありますが、ここまで安価なものはなかなかないですよね。
価格だけではなく、実際に肌が合う人にとってはしっかりとした効果も得られてコスパが最強です!
特に美容に目覚める中学生や高校生に人気なのもうなずけますよね。
また、試しにやってみようと始めやすいのもメリットですよね。
手作りで製法にこだわっているにも関わらずこの価格で提供し続けられているのには驚きます。
牛乳石鹸で洗顔をするメリット②しっとりする
牛乳石鹸は保湿成分がしっかりと含まれているため、仕上がりがしっとりとした仕上がりになります。
上で保湿成分として説明したスクワランに加え、牛乳石鹸の名の通りミルクバターも配合されています。
化学物質による保湿ではなく、自然由来の保湿成分により肌のバリア機能を高めてくれます。
私はマスク生活のせいで肌のバリア機能が一気に衰えてしまっているため、今すぐにでも導入したいです…。
しっかりと保湿されることで、油分と水分のバランスが保たれて美肌になる方が多いのでしょう。
様々な肌トラブルには保湿が大事とよく聞くかと思いますが、洗顔の段階でしっかりと保湿してくれるのは嬉しいですよね。
その際は、繰り返しにはなりますが青箱ではなく赤箱を使用するようにしましょう。
牛乳石鹸で洗顔をするメリット③ニキビに効果的
ネットでは、ニキビには牛乳石鹸が効く!などという書き込みをよく目にします。
そいうのも、牛乳石鹸で洗顔をするとニキビの初期段階の白ニキビに効果があるのです!
白ニキビは、毛穴の周りに角質や汚れがたまり、皮脂をふせいでしまっている状態です。
そこで牛乳石鹸が余分な皮脂や汚れを落としてくれるため、毛穴がすっきりして白ニキビが治ります。
しかし、炎症を抑える効果はないため、炎症を起こしている赤ニキビや黄ニキビには効果がないのです。
もちろん、全く意味がないことはありませんが、炎症を抑えたり過剰な皮脂分泌を抑えるような薬を使用したほうが効果的でしょう。
牛乳石鹸で洗顔をする正しい方法とは

ここまでで、牛乳石鹸を使用するメリットとデメリットを理解いただけたかと思います。
デメリットはあるものの、一度は自分の肌に合うかどうか試してみたい!と思う方も多いのではないでしょうか。
実際に牛乳石鹸で洗顔をしていく際の注意点や基本的な流れはこちらです。
牛乳石鹸で洗顔をする正しい方法
- 手を石鹸で洗う
- ぬるま湯に濡らしながら泡立てる
- 皮脂分泌の多いところから乗せる
- こすらず吸着させる
- 人肌の温度で優しく流す
牛乳石鹸で洗顔をする正しい方法①手を石鹸で洗う
まず一つ目から、手を洗う!?と驚いた方も多いのではないでしょうか。
手に汚れや油分が付いている状態では、キレイに泡立ちません。
普通の洗顔ではできない、牛乳石鹸なれではのファーストステップなのではないでしょうか。
牛乳石鹸で洗顔をする正しい方法②ぬるま湯に濡らす
牛乳石鹸は固形のため、冷たい水などではなかなか溶けにくいです。
また、キメの細かい泡を作るという点でも、ぬるま湯を使用するのがいいでしょう。
少しずつぬるま湯を足しながら、こすりあわせ泡を大きくしていきます。
ネットを使用する場合は、ネットをぬるま湯でしっかり濡らしてからやるとやりやすいです。
こすりあわせつつ揉みこむように、大切に泡を作っていきます。
牛乳石鹸で洗顔をする正しい方法③洗う順番
牛乳石鹸だけではないと思いますが、皮脂分泌の多いおでこや鼻などのTゾーンに泡を乗せます。
いきなり顔全体に広げると、デリケートな箇所と皮脂汚れの多い箇所両方に同じ時間をかけてしまいます。
皮脂汚れが取れていない、もしくはデリケートな部分の潤いまで奪ってしまうなど、肌トラブルを起こしやすくなります。
時間がない方でも、ぜひ順番だけは意識してみてください。
牛乳石鹸で洗顔をする正しい方法④吸着させる
牛乳石鹸を使用したいと思う方にはニキビ肌や脂性肌の方が多いかと思います。
油分を取ろうとついついこすってしまいますが、洗顔の仕組みとしてこすり落とすのではなく吸着させることを意識しましょう。
肌に乗せるだけで油分は自然と吸着されますので、手でこすったりクルクルしたりせず、20秒以内で放置しましょう。
牛乳石鹸で洗顔をする正しい方法⑤人肌の温度で
最後はすすぎです。とにかくきちんと流せばいいと思って適当にしがちですが、一番重要な箇所です。
特に温度には注意しましょう。肌よりも熱い温度ですすぐと、潤い成分まで流してしまいます。
特に洗浄力の強い石鹸での洗顔ですので、乾燥をなるべく防ぐためにもぬるま湯で流しましょう。
もちろん、洗い残しがないように優しく洗い流しましょう。
まとめ

今回の記事では、牛乳石鹸で洗顔をするメリットとデメリットをご紹介しました。
- 牛乳石鹸はこだわった製法と保湿成分がいつの時代も人気
- 青箱の牛乳石鹸は乾燥を引き起こしやすい
- 牛乳石鹸は泡立てるのが面倒くさい
- 牛乳石鹸ではメイクオフはできない
- 牛乳石鹸はコスパがいい
- 牛乳石鹸で洗顔をするとしっとりとした仕上がりになり白ニキビに効果がある
- 牛乳石鹸で洗顔をする際はしっかり泡立ててぬるま湯を使用するのがポイント
自分の肌に何を使うかはとっても慎重になりますよね。今回の記事がぜひみなさんの美肌ライフのお役に立ちますように!
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