「1年以上ペーパードライバーだけど、仕事で運転しなきゃいけなくなった。」
「子どもの習い事の送迎をしてあげたいけど、何年も運転してないなぁ。」
「親の介護、病院通いで運転をしなくてはいけなくなった。」
ひさしぶりの運転、事故を起こしてしまわないか心配ですよね。
この記事では、ペーパードライバーが最初の運転で気を付けること、練習の方法、最初に運転する車の選び方をご紹介します。
免許を取ってるから大丈夫、なんて考えで運転を始めると事故を起こしてしまいます。ペーパードライバーの事故率はとても高いのです。
この記事では事故を起こさないための準備方法を詳細にお伝えしていくので、心構えも読む前とは変わってくるでしょう。
さっそくお伝えしていくので、準備をすすめていきましょう!
ペーパードライバーが最初にやること
ペーパードライバーの方が久しぶりに運転する場合に確認すべきことは、以下の5つ!
- 車の機能と操作について
- 標識についてのおさらい
- 免許証の携帯
- 保険内容の確認
- 初心者の方は初心者マークを忘れずに
車の機能と操作を確認しよう
最初に、車の機能の確認と操作をしてみましょう。車の機能が使えないと、交通違反になったり、事故の原因になったりします。
シートとミラーの確認・調整
まずはシートを調節しましょう。ペーパードライバーでありがちなのが、シートを他の人が使ったまま運転してしまうことです。
最初に習ったことを思い出して、しっかりと自分に合ったシート設定をしましょう。
- ハンドルをもって、軽くひじが曲がるようにする
- ブレーキを強く踏んで、足が軽く曲がるようにする
- ハンドルを握ったときに背中とおしりがシートにぴったり密着するようにする
この3つを意識して調節するようにしましょう。
次に、ミラーを調整しましょう。バックミラーはリヤが均等にうつる位置、サイドミラーは車体と路面が少しづつ見える位置に調整しましょう。
この時ありがちな間違いが、調整するときの姿勢です。身体を曲げたり、起こしたりしてしまうと見え方が変わってきてしまいます。
必ずシートを調整した後に、正しい運転姿勢で座っている状態で調節をするようにしましょう。
エンジンのかけ方・切り方を確認
車によってエンジンのかけ方は違います。運転をする前に、エンジンのかけ方、切り方は確認しておきましょう。
方向指示器・ライトの確認
ウインカーやライトをつける方法の確認も最初にやることですね。どちらも運転時に操作しなければいけません。
操作方法を確認しないまま発進してしまい、使うときになって初めて慌ててしまうと事故のもとになります。
ライトが切れている場合は無灯火運転となってしまい、取り締まりの対象となります。
しっかり点灯するかどうかも合わせて確認しておきましょう。
標識をおさらいしよう
教習時代にもらった教本は手元に残っていますか?残っていれば、教本が1番わかりやすいでしょう。
「え、もう捨てちゃった!」と思っている方も大丈夫です。運転免許の試験に向けて作られたアプリや、サイトがたくさんあります。
いまではネットが便利ですからね。ぜひ活用して、標識を確認しましょう。
身近な標識を中心に、学習していくといいですね。よく通る道から理解できるようにしましょう。
普段から意識して道を歩いてみると、覚えやすくなります。
免許証を携帯する
「最初にやること」で1番忘れがちなのが、免許証です。身分証明以外に今まで使い道があまりなかった「免許証」。
今後は必須になるので、しっかりと携帯しているかどうか確認しておきましょう。
保険を確認しよう
自動車保険の内容、覚えていますか?自分の携帯している車の保険の内容を見直しましょう。
運転に慣れていても、慣れていなくても、事故は起きます。
運転技術がどんなに高くても、運転しているのは自分だけではないので、事故に巻き込まれる可能性もあります。
自動車の事故はほとんどの場合、100%相手が悪いと言い切れません。
万が一、事故に遭ってしまった時に保険がきかなければ、膨大な損失をしてしまいます。
自分がちゃんと保険に適応しているか、確認しましょう。
初心者マークをつけよう
初心者マークは、免許を取ってから1年未満のドライバーがつけることを義務づけられています。
このマークは周囲に「私は運転に慣れていません」と伝えることができるものです。
免許取得から1年以上たったペーパードライバーでも、初心者マークを付けることで、少し安心できますね。
用意しておきましょう。
ペーパードライバーが最初に運転を練習する方法3選
これで準備はしっかりできましたね。あとは練習あるのみです。
ぺーバードライバーは、運転をはじめなければそれを脱することはできません。それではその「練習の仕方」をご紹介していきますね。
運転のうまい家族・友人に教えてもらおう
やはり、初めから1人で運転するのは不安ですよね。
1人で練習するのもいいですが、「どうすればいいんだっけ?」というときに、答えをすぐに知る方法がありません。
友人や家族が横で「ここはこうするんだよ」教えてくれたり、コツを教えてくれたりすることですぐに上達できるでしょう。
また、1人で練習をしていると、何か間違ったことに気づかないことも多いです。まちがったまま覚えないよう、教えてもらうようにしましょう。
車通りの少ないところで自主練習をしよう
すぐにでも運転できるようにならなきゃいけない…
引っ越したばかりで身近に練習を頼める人なんていないわ
と、そんな方もいらっしゃるでしょう。1人で練習するペーパードライバーも多くいらっしゃいます。
もちろん、教わったほうが分かりやすいですが、1人での練習でも問題はありません。
ですが、問題は「運転する場所」です。かならず車通りの少ない道路で行いましょう。できれば道幅の広いところが良いですね。
徒歩や自転車で事前に車通りの少ないところを確認しておきましょう。そうすることで、事故に遭う確率は減少します。
ですが、事故というのは「自動車対自動車」だけではありません。車通りの少ない道は、人や自転車の通りが多くなりがちです。気を抜かずに運転しましょう。
ペーパードライバー講習を受けよう
実は、自動車教習所は免許を取るための教習以外だけ行っているわけではないんです。
長い間運転をしていなかったペーパードライバーに向けた教習も行っています。
運転を教えるプロですから、まず間違いないでしょう。しかし、この場合には料金が発生します。
地域やスクールによって値段は異なりますが、私の通っていたところでは3時間2万円。気軽に出せる金額ではないですよね。
それでも運転の不安を解消するには1番いい方法かもしれません。ぜひ検討してみてください。
ペーパードライバーの最初の車は中古車がベスト
「脱ペーパードライバー!」と意気込んでも、運転するための車がないとできませんよね。
ペーパードライバーの最初の車選びは大切です。ここでは、最初の車を購入するのであれば、「中古車」をおすすめします。
私の友人の話ですが、彼は東京都に住んでおり、合宿で免許を取得したのはいいものの、車の運転をする機会がありませんでした。
しかし、急に転勤となり運転が必須に。電車での移動だけでは無理があったので、運転をすることになりました。
。
せっかく運転するようになるなら、新しい車、かっこいい車が欲しい、と彼は新車を購入しました。
しかし、その3か月後、彼の車はボロボロに!3年も運転していなかったため、ぶつけてしまうことが何度もあったのです。
新車を傷つけたショックは大きく、見ていてもつらかったです。
こだわりがあるのは悪いことではありませんが、まずは安い中古の車を買って運転になれてから、自分の好みの新車を購入するといいでしょう。
ひさしぶりの運転には軽自動車がおすすめ
最初の車選びの際には、軽自動車をおすすめします。
久しぶりの運転では感覚が取りにくく、車庫入れで車をこすってしまったり、右左折のときに大回りしてしまったりしがちです。
軽自動車は車体が小さく、小回りが利くので運転しやすいでしょう。
また、安全に運転をするためには、目視での確認が重要です。視界を広くすることで、安全を確保することができます。
周りをよく見やすいデザインのものを選びましょう。
車を買うのが難しければレンタルしよう
車を買うのが難しい場合は、レンタルするという選択があります。
あまりおすすめはしませんが、それ以外に車を確保できない方もいらっしゃるでしょう。
家族や友人に借してもらう
1番お金がかからないのが、家族や友人にレンタルさせてもらう方法です。
家族ならまだしも、友人であれば車を借りるのは難しいと考えておきましょう。
車は安いものではありませんし、地域によっては生活必需品です。
ペーパードライバーであればなおさら、友人の立場としては貸したくないでしょう。
「車が傷ついたら弁償するから」と思っても、そんな簡単な話ではないのです。
それが愛車であれば、ひっかき傷ひとつでもパニックになる人もいます。さらに、修理に出してる間は車を使うことができません。
その間、貸した友人は不自由することになりますね。
また私が幼い頃、母はママ友の「お願い」に悩まされていました。それが「車を貸してほしい」というものです。
1度や2度ならまだしも、何度も貸してくれと要求されれば不快に思うものだと思ってください。
「ケチだなぁ」とは決して思わないようにしてください。運転する上で思いやり、モラル、マナーを守ることは大前提です。
貸してくれる友人がいればよほど心が広いと思い、精一杯感謝をしてください。
もし家族や友人が貸してくれるとなった際には保険を確認しておきましょう。
「保険が適用されないから貸すことができない」と言われる場合も多いかもしれません。
もし事故に遭った場合、かなりの損害を受けます。さらには友人もその被害に巻き込まれます。
保険が適応されることを確認したうえで運転するようにしましょう。
カーリースを利用する
「カーリース」とは月ごとに定額で車をレンタルできるサービスです。
車の購入ではなく、数年の契約で店舗から車をレンタルすることができます。家を買うのではなく、賃貸に住むのと同じ感覚ですね。
あまり利用している人はいませんが、最初の車としてカーリースを利用するのも1つの手です。
まとまったお金がなくても契約できるのが良いですね。
レンタカーを利用する
本当に一時的に使いたい場合であれば、カーリースではなく、レンタカーで練習するという手段もあります。
しかし、費用面で考えると、頻繁に練習を行うのは難しいでしょう。
もしレンタカーを借りるのであれば、まとまって時間を取れるときに、休み休み練習していくことをおすすめします。
店舗の場所よっては運転しづらい場所である可能性もあります。
そのようなリスクもあるため、ペーパードライバーの時点でレンタカーを借りるのは危険かもしれません。
返却時も借りたお店まで運転していかなければなりませんから、最後まで注意が必要ですね。
まとめ
- ペーパードライバーはまず車の機能や操作を確認!
- 免許証や初心者マーク、加入している保険の確認も忘れずに
- ペーパードライバーの方が練習するときは、身近な家族や友人に頼んだり、ペーパードライバー講習を活用しよう
- ペーパードライバーが最初に利用する車は中古車がおすすめ。軽自動車なら車体も小さくて小回りも効く
- 家族以外の友人・知人から車を借りるのは難しいと考えるべき。カーリースやレンタカーは費用的にもおすすめ
ペーパードライバーの最初の運転は、当然緊張や不安があると思います。
準備を念入りに行ってから練習を重ねて、いち早くペーパードライバーを卒業しちゃいましょう!
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