コロナの影響で増えた在宅ワーク。その在宅ワークを支えるツールとして浸透している1つにzoomがあります。打ち合わせや会議には欠かせませんよね。
「zoom会議あるある」として、聞いたり、ご自身がこんなことをしたことはありませんか?
上だけスーツで、下はパジャマ!こんなことをできるのも、在宅ワークならでは!
でも、実は着るものよりもお化粧の手を抜きたいと思う方もいらっしゃるのではないでしょうか?
在宅の日は朝から急いで化粧をしなくてもいい!と油断していたら、急にリモートで打ち合わせや会議が入って慌てるなんてことありませんか?
そして、その小一時間のためだけに慌てて化粧するなんて!と嫌になりませんか?
そんなときの救世主がzoomのメイク機能!今回は、zoomのメイク機能でできること、やり方を解説します!
zoomのメイク機能でできること
写真や動画を編集するのに、補正したり加工したりと、色々機能を備えたアプリやサービスがありますよね。
SNSなどでは、可愛く、きれいに、そして時には面白く見えるように加工するのは、もはや当たり前!
またバーチャルで化粧や髪色を変えて、自分に合うものを探したり試してみたりすることもできるスマホアプリもありますよ。
実は会議やミーティング、授業などで使われるzoomでも、同じように画面上でメイクを施す機能があるのです!
オフの日に「今日は来客予定も外出予定も無いし、すっぴんで家で過ごして、のんびりするぞ!」という日に限って、宅配や郵便、近所の人が来て応対したりする経験はありませんか?
私は在宅時は基本すっぴんなのですが、急な来客にすっぴんで対応して、なんとなく気恥ずかしい思いをしたことがあります。
恥ずかしい思いは少しありましたが、肌への負担や息苦しさから在宅時はすっぴんを選択します!
リアルでの対応はこのような事態が起こってしまいますが、在宅ワークなどをしていて、限られた時間のみzoomを使う時に使えて、この気恥ずかしさを回避できる機能が「メイク機能」なのです。
プライベートはともかく、ビジネスでこの恥ずかしさを味わうのは避けたいですよね。ぜひこのメイク機能を使って下さい!
メイク機能は、zoomの「バージョン5.2」から新しく追加された機能のうちの1つ、フィルター機能のことです。
ちなみに「バージョン5.3」では、バーチャル背景の機能向上、リアクションの種類の追加、プレイアクトルームで参加者が自由に部屋を選択できる機能などがアップデートされています。
このようにこまめにアップデートされ、既存機能の向上・新機能の追加などが行われています。2022年10月現在、最新バージョンは5.12.3となっています。
バージョンに関しては、メイク機能の解説後に確認方法やバージョンアップ方法を載せておきます!
話を元に戻して、zoomのメイク機能でできることを挙げると、以下の通りです。
- 美肌効果
- 画面の明るさ調整
- フィルターで見た目に追加(アクセサリー、メイク)
zoomのメイク機能の美肌効果
美肌効果とはつまり、「外見補正」でディスプレイをソフトフォーカスして、肌を滑らかに映す機能です。
目が大きくなるとか、アイメイクをしてくれるとか、小顔に可愛く見せてくれる機能ではありません。
あくまで、滑らかに映すことにより肌が美しく見えるということになるのです。
zoomのメイク機能の画面の明るさ調整
室内だとどうしても暗くなりがちですが、明るさを調整することによって、きれいに顔を映すことができます。
ただし、この機能はPC版のみとなっています。
zoomのメイク機能のフィルターで見た目に追加
バージョン5.2以降で、見た目に変化をつけて楽しめる機能が追加され、バージョン5.3で種類追加されました。
その後「スタジオエフェクト」が追加され、ひげや眉毛、リップの色が調整できるメイク機能が充実しました。
便利なメイク機能ですが、大事な点があります。
ですが油断している時こそ、思いもよらないことが起きるものです。
メイク機能を使いたい場合は、関係者に事前にバージョン確認を行ったり、自分で最新版に手動でダウンロード・アップデートすることをオススメします!
また色味に関しては、リアルでのメイクでも同じことですが、例えば眉などが髪の色と違うものだと不自然ですよね。
リップもTPOや肌に合っている色味を選んだ方が自然で、メイク機能と気づかれにくいと思います。
逆に話題の一つにしたい場合は、あえて派手目にするということも面白いかもしれませんね。
zoomのメイク機能を使うために最新バージョンにアップデート!
自分のバージョンは何?という方のために、アップデートの方法を載せておきます!
zoomのウェブサイトから最新バージョンをダウンロードする方法と、アプリからのアップロードの方法があります。
ウェブサイトから最新版をダウンロードする方法
- zoomのウェブサイトにアクセス。
- 画面の下の黒い背景部分にある「ダウンロードサイト」の項目の中の「ミーティングクライアント」をクリック。
- 「ダウンロードセンター」にアクセスして、「ダウンロード」をクリックし、最新バージョンをダウンロードします。(手動)。
アプリで最新版をアップロードする方法
- バージョンの確認を行います。zoomのアプリを開き、右上のプロフィール写真をクリック。
- メニュー項目の下の方の「アップデートの確認」を選択。
- バージョンの表示を確認します。最新版であれば「最新の状態を保っています。最新バージョンは××です」という表示になります。
- 最新バージョンではない場合、自動で最新版をダウンロードしてくれます。
zoomのメイク機能を充実させるプラグインアプリ
余談ですが、メイク機能を充実させるためのプラグインアプリなどもあり、ダウンロードするとメイク機能の幅が広がるようですが、以下の点に注意が必要です。
このようなプラグインアプリは例えば、チークやアイカラー、リップのカラーバリエーションなどが増えて楽しいようです。
でも上記の点が懸念されるので、例えば飲み会や気軽に参加できるもので、試しにしてみたりとか話題として、まずは使ってみることをオススメします!
次に実際にメイク機能を使う方法を、パソコン(ウェブサイト)で行う場合とアプリで行う場合で説明していきます。
zoomのメイク機能をPCで使う場合
zoomのメイク機能をパソコンのウェブサイト版で行う場合の手順は、以下の通りになります。
zoomのメイク機能の美肌効果をPCで使う場合
- zoomを起動し、画面左下の「ビデオ」の右側の”Λ”をクリック
- 「ビデオ設定」をクリック
- 「外見を補正する」にチェックを入れる(Macの場合は「ビデオフィルターを適用する」という表示になります)
zoomのメイク機能の画面の明るさをPCで使う場合
- zoomを起動し、画面左下の「ビデオ」の右側の”Λ”をクリック
- 「ビデオ設定」をクリック
- 「低照度に対して調整」を「手動」にして、横のバーで好みの明るさに調整
こちらはPC版でのみ対応となりますので注意しましょう。
zoomのメイク効果のフィルターで見た目に追加をPCで行う場合
- zoomを起動し、画面右上の「設定(歯車アイコン)」をクリック
- 画面左側のメニューから「背景とフィルター」をクリック
- 「スタジオエフェクト」をクリックし、任意のフィルターを選択(ひげ・眉・リップ)
なお、明るさ同様PC版のみでの対応となります。
そして、右上に「今後すべてのミーティングに適用」のチェックボックスがありますが、こちらは外しておくことをオススメします。
在宅ワークのみで、今後メイクをしてミーティングに参加は臨まない!ということが確定しているのであれば、常時メイク機能をオンにしていても良いかと思います。
ですがそうでない場合、しなくてもいい場面で機能が働いて気づかれてしまうこともあるかと思います。
友達とのzoomで派手な色のリップにしていた、ひげの効果を使っていた、など、油断していた直後にリスクはやってきます!
美肌効果はともかく、眉やリップなどエフェクトに関しては、zoomを使う状況に応じて都度判断することが良いのではないでしょうか。
zoomのメイク機能をスマホやタブレットで使う場合
PC版対応のみの機能を除くと、アプリで対応しているのは、美肌効果(外見補正)となります。
設定方法は以下の通りです。
- zoomアプリを起動し、画面右下の「設定」をタップ
- 「ミーティング」をタップ
- 「外見を補正する」をタップ
- 「外見を補正する」をスイッチオンに切り替える
この設定は、アプリ内で記憶されるので、一度設定すると補正状態が保たれます。事前に設定しておくと安心ですよね。
まとめ
- zoomにメイク機能があり、ノーメイクでも会議などに参加できる
- 主催者、参加者双方が最新バージョンであることを確認する
- スマホ・タブレットで使えるメイク機能は美肌効果(外見補正)のみ
- メイク機能を使いたい場合は、PCでのzoom利用が基本
- PC版では、ひげ・眉・リップカラーが調整できる
- バージョン確認やメイク機能設定は、事前にできる設定もある
- 目を大きくしたり、アイカラーやチークなど細かいメイク機能はない
- メイク機能のひげ・眉・リップカラーは不自然にならないように奇抜なものを避けた方が気づかれない
外部とのきちんとした会議などでは、やはりちゃんと服装もメイクも整えて参加することが一番の安心につながります。
でも、ちょっとした打合せや内部での会議など、その時間だけの為にメイクをするのは正直億劫だっていうこともありますよね。
たった30分や1時間の為に化粧品を消耗したり、メイクをしてメイクを落とすという流れは手間も肌への負担もあります。
需要があって開発された機能なのです!せっかくなので、しっかりと利用して、時間も節約、化粧品も節約、手間も軽減!
zoomは、ビジネスだけではなく、学校やプライベートでも使われるサービスです。
今回は在宅ワークを想定して解説をしましたが、飲み会や気心の知れた人たちとリモートでは話すときは、このような機能を積極的に使って遊ぶのも楽しみの一つになると思います。
メイク機能は、ケースバイケースで、必ずしもノーメイク推奨とまでは断言できません。
メイクして会議などに参加する時とメイクしないで参加する時をきちんと判断して、快適な在宅ワークライフを送りましょう!
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