チョコレートは賞味期限切れでも食べられる⁉大丈夫な理由と保存法!

食品お役立ち情報

甘くておいしいチョコレート。一口食べれば口の中で溶け、幸せな気分になりますね。

バックの中に忍ばせ、小腹が空いたときに食べようと思っていたのに…!

すっかり忘れて数か月後にバックの底から発掘した経験をお持ちの方は、意外と多いのではないでしょうか??

もちろん私もその一人。久ぶりに使ったバックの中からチョコレートが出てきて、「え⁉これいつの??」と驚いたことがあります。

せっかく見つけたチョコレート!できれば食べてしまいたいですよね。

チョコレートは賞味期限切れでも食べられることを知っていますか??

チョコレートは水分が少なく腐りにくいため、賞味期限が切れていても食べられます。

しかし賞味期限内に食べきらなくてはいけない種類もあります。

賞味期限が切れても食べられる理由と保存法をご紹介します!

チョコレートは賞味期限切れでも食べられるって本当?

みなさんどんな種類のチョコレートがお好きですか??

私は口溶けのなめらかな生チョコが大好きです!口の中で溶けていく感じがたまりません。

生チョコやガナッシュのように生クリームが含まれていて、口どけの良いものは人気ですね。

ナッツやオレンジピール、お酒などが入っている物が好きな方も多いですよね。

中にはシンプル・イズ・ザ・ベストで板チョコをまとめ買いしている方もいらっしゃるのではないでしょうか??

特売の時に板チョコを買いだめしているわ!小腹が空いたときに少しずつ食べるの!

先ほどチョコレートは賞味期限が切れても食べられるが、種類によっては期限内に食べなくてはいけないとお伝えしましたね。

なぜチョコレートは賞味期限が切れても食べられるのか、賞味期限が切れても食べられる種類は何か詳しく見ていきましょう。

なぜ賞味期限切れでも食べられるの?食べてOKな種類は?

チョコレートの賞味期限は短くて半年ほど、長ければ1~2年もあると言われています。

他のお菓子やスイーツと比べると、賞味期限が長いですね。

そしてチョコレートは賞味期限切れでも食べられることも、意外と有名な話です。

チョコレートは賞味期限が切れても食べられるって聞いたことがあるけど、どうして大丈夫なの??

チョコレートはカカオ豆の種子を発酵し、焙煎して作られたカカオマスを主な原料としています。

カカオマスに砂糖や粉糖・ココアバターを混ぜて作られており、水分をほとんど含まないため傷みにくい食品と言われています。

しかし、オレンジピールなどの果物や、ナッツ・生クリームが入ると、水分量が増える事や他の食材の傷みの速さから、賞味期限が短くなります。

賞味期限が切れても食べられるのは板チョコなど、他の食材が入っていないチョコレートに限ります。

期限切れでもOK
  • 板チョコなど他の食材が入っていないもの
期限内に食べるべき
  • 他の食材が入っているもの
  • 生チョコ・ガナッシュなど生クリームを含むもの
  • ナッツやフルーツなど他の食材が入っているもの(ドライフルーツも)

賞味期限切れでも食べられるのは、板チョコなどのシンプルなチョコレートだけなんだね!

賞味期限と消費期限の違い

賞味期限と消費期限の違いを、しっかりと理解していますか??

実は賞味期限と消費期限をよく理解せずに、まだ食べられるのに捨ててしまっている方はとても多いのです。

賞味期限と消費期限…。どちらをすぐに捨てた方がいいんだっけ??

賞味期限
  • 袋や容器を開けずに、記載された保存法を守って保存していた場合に記載された「年月日」まで「おいしく食べられる期限」の事。
  • 期限を過ぎても食べられる。
  • 悪露やにおい、味をチェックして異常が無ければ食べられる。
  • 一度開けてしまったものは、期限に関わらず早めに食べること。
消費期限
  • 袋や容器を開けずに、記載された保存法を守って保存していた場合に記載された「年月日」まで「安全に食べられる期限」の事。

チョコレートに限らず、賞味期限切れでもまだまだ食べる事ができるのです。

チョコレートは腐りにくい食品なので尚更、賞味期限切れでも食べる人が多いのですね。

チョコレートが賞味期限切れ!常温で保存してた場合

買ってきたチョコレートは常温・冷蔵どちらで保存していますか??

板チョコも生チョコも、全て冷蔵庫で保存しているご家庭も多いですよね。

とりあえず冷蔵庫に入れておけば大丈夫だと思っている方もいるかもしれません。

私は柔らかい板チョコよりも、固くてパキパキ折りながら食べる板チョコの方が好きでチョコレート類は基本冷蔵庫に入れています!

常温・冷蔵どちらで保存した方がいいかは、チョコレートの種類によって違います。

常温で保存していたチョコレートが賞味期限切れだわ。常温保存でも食べられるかしら??

冷蔵してあったチョコレートが賞味期限切れになっても食べるけど、常温保存の物は大丈夫か心配になりますよね。

もともと常温保存が推奨されているチョコレートなら、賞味期限切れでもそのまま常温で食べられます。

どんな種類のチョコレートが常温保存可能なのか見ていきましょう。

常温保存でよいチョコレート

板チョコなどの一般的なチョコレートは、22℃以下で保存するのが望ましいです。

夏場の暑い時期を除けば、常温保存でも問題ありません。

冬場でも暖房をかけて室温が高くなる場合は注意が必要です。

チョコレートは28℃程で溶け始めますので気を付けましょう。

チョコレートは直射日光や湿気を嫌うため、高温多湿を避けましょう。

高温多湿はチョコレートを劣化させる原因となってしまいます。

板チョコなどの一般的なチョコレートが、賞味期限切れになってしまって常温で保存してあったとしても、食べることが出来ます。

基本的にお菓子コーナーなど、販売しているときに常温の売り場にあるチョコレートは、常温保存で大丈夫です。

常温保存可能かどうかは、パッケージの裏に記載してありますので、保存方法が分からない場合は確認してみて下さい。

開封後も常温でOK!ただし、早めに食べきるようにしましょう。

冷蔵しなければいけないチョコレート

冷蔵保存しなければいけないチョコレートは、生チョコやガナッシのように生クリームが入っているものです。

冷蔵保存しなければいけないチョコレートは、基本的に冷蔵販売されています。

保存する場合は冷蔵庫(10℃以下)で保存しましょう。

日持ちしないので、基本的には保存せず早めに食べきりましょう。

チョコレートが賞味期限切れ!半年や1年過ぎていた場合

先ほどもお伝えしたように、自己責任ですがチョコレートは賞味期限切れでも食べられるといわれています。

まとめ買いしたチョコレートを放置してしまって、賞味期限切れになってしまった時、気になるのがその期間ですよね。

数日過ぎただけならあまり気にならないかもしれませんが、チョコレートの賞味期限切れが半年や1年になってしまうと、さすがに不安になりますよね。

では、チョコレートの賞味期限はどのくらい過ぎていても食べられるのでしょうか??

賞味期限が半年過ぎたチョコレート

賞味期限切れになって半年も経っていた!まだ大丈夫かな??

チョコレートが賞味期限切れになって半年経っていても、食べることが出来ます。

しかし、チョコレートの賞味期限切れが半年でも食べられるのは、板チョコなどの、他の食品が入っていないものに限ります。

他の食品が入っている物は、残念ですが廃棄しましょう。

未開封でも常温保存していて、気温の変化で溶けてしまって状態がよくないものもやめておきましょう。

賞味期限が1年以上過ぎたチョコレートは大丈夫??

チョコレートが賞味期限切れになって1年経っていても、半年過ぎたもの同様に食べる事ができます。

チョコレートの状態によりますが、保存方法は常温でも冷蔵でも食べられます。

しかし、賞味期限切れになって1年以上過ぎているチョコレートは、風味が落ちている場合があります。

一口食べてみて、味や風味に違和感があれば食べるのをやめ廃棄しましょう。

チョコレートが賞味期限切れで白いものが付いていた!

チョコレートが賞味期限切れになってしまって、食べようとしたら表面に白い粉っぽいものが付いていた経験はありますか??

チョコレートに白いものが付いてた!これってカビ

初めて見る方は、チョコレートにカビが生えた!と思ってしまうかもしれませんね。

しかしこれはチョコレートの保存方法が悪く、ブルームを起こしてしまっている状態なんです。

ブルームには2種類あり、発生してしまう条件が違います。

ファットブルーム

ファットブルームとは、チョコレートの成分である「カカオバター」が分離してしまい、再度固まる際に白い結晶となって表面に出てきたものです。

ファットブルームが起きる原因は、テンパリング不足や不適切な保存方法にあります。

シュガーブルーム

シュガーブルームとは、急激な温度変化によって、チョコレートの表面に結露ができ、砂糖がその水分に溶け出てしまい、表面で結晶化したものです。

原因は急激な温度変化の他に、湿気の多い所に保存していたことも挙げられます。

ブルームが起きても、食べるのに問題はありません。

風味は悪く、食感も悪くボソボソとしています。

賞味期限切れやブルームが起きたらホットチョコレートに!!

賞味期限切れのチョコレートを食べたけど、あまりおいしくなかったわ。

チョコレートが賞味期限切れになってしまった場合、新鮮な物よりカカオの味や香りが弱くなっています。

さらに保存状態によっては、ブルームが起き美味しく食べられないことがあります。

そんな時は、ホットチョコレートにしてしまいましょう‼

チョコレートは固形の状態よりも、温かい状態の方がカカオ本来の味や香りを楽しめます。

材料
  • チョコレート 約50g
  • 牛乳     150㏄
【ホットチョコレートの作り方】
  • step1
    チョコレートを細かく刻む
  • step2
    牛乳を温める
  • step3
    牛乳にチョコレートを混ぜる

ホットチョコレートの作り方はとても簡単で、寒い冬にはおススメです!

シナモンやマシュマロをトッピングしてアレンジレシピを楽しみましょう♪

チョコレートの賞味期限切れに気づかず食べたらどうなる?

チョコレートの賞味期限切れに気付かずに、食べたらどうなってしまうのか気になりますね。

チョコレートは腐るというよりも油脂が酸化して変な味になってしまいます。

酸化以外にも、チョコレートに生クリームや他の食べ物が入っている場合は傷むのが早く、食中毒を起こす危険もあります。

チョコレートの賞味期限切れのものを食べたら、吐き気や腹痛を起こす可能性があるため、香りや味がおかしいと思ったら廃棄してください。

特に生チョコの場合は、生クリームや油脂が酸化してしまい、食中毒を起こす可能性があるため注意してください。

心配な方はチョコレートが賞味期限切れになっていたら、食べるのをやめ廃棄しましょう。

正しいチョコレートの保存方法

チョコレートは急激な温度変化と湿気を嫌う食品です。

板チョコなどは20℃以下、中にクリームやジュレが入ったボンボンショコラなどは15℃以下で保存しましょう。

チョコレート以外の食材にも言える事ですが、直射日光を避け保存しましょう。

チョコレートは香りが移りやすいため、ジップロックなど密封できるものに入れて冷蔵庫へ入れましょう。

冷蔵庫で保存する場合は、一番適温な野菜室がオススメです。

冷蔵庫はチョコレートを保存するには温度が低すぎるため、野菜室に入れた方が良いと言われています。

まとめ

チョコレートは元々賞味期限が長いため、ついつい放置してしまって賞味期限切れになってしまいがちですね。

間違った保存方法をしていると、食べられなくなってしまいます。

チョコレートが賞味期限切れでも、食べる事は出来ますが自己責任なので注意しましょう。

それでは今回紹介した内容をおさらいしてみましょう。

  • チョコレートは水分が少なく腐りにくいため、賞味期限が切れていても食べられる
  • 賞味期限が切れても食べられるのは板チョコなど、他の食材が入っていないチョコレートに限る
  • 「賞味期限」はおいしく食べられる期限、「消費期限」は安全に食べられる期限
  • 板チョコなどの一般的なチョコレートは、22℃以下で保存するのが望ましい
  • 板チョコなどのは20℃以下、中にクリームやジュレが入ったボンボンショコラなどは15℃以下で保存しましょう
  • 冷蔵庫で保存する場合は、一番適温に近い野菜室がオススメ
  • チョコレートの表面に出てくる、白い粉のようなものはブルームと呼ばれるもので食べられる
  • 賞味期限切れやブルームが起きたチョコレートはホットチョコレートにして飲むとよい

チョコレートは賞味期限切れでも食べられますが、できるだけ賞味期限内に食べきりましょう!

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