衣替えの季節。さすがに毛布を使う季節ではないから、洗ってからクローゼットにしまおうと思い、毛布の洗濯をはじめました。
すると、脱水に差しかかるとすごい音がして「error」の文字が…。説明書を読むと「洗濯物の片寄りをなおしてください」とのこと。
だから、びっちゃびちゃになった毛布の片寄りをなおして洗濯を再開させたのに、また、同じ「error」の文字が…。
私はイライラしてしまい、その後手洗いに切り替えました。
そしたら、脱水ができなくて本当に大変。 結局、数日かかってようやく乾かすことができました。
こんなことを繰り返していると、毛布を洗うのをためらってしまいますよね。
このような経験をして二度手間になってしまったあなたへ!
この記事では、毛布が脱水できない原因と対処方法についてご紹介したいと思います。
毛布を洗濯機で洗うと脱水ができない原因
毛布を脱水しようとするとすぐに止まるんです。なんでですか?
毛布を洗濯すると、どうして脱水ができずに、洗濯が止まってしまうのでしょう?
実は原因は洗濯物の片寄りだけではありません。洗濯物の量の問題や排水の問題などさまざまな問題があります。
ここでは毛布を洗う時に脱水ができない原因をご紹介いたします。それに加えて、ちょっとお間抜けな原因もご紹介しますね♪
洗濯物(毛布)の片寄り
まずは、毛布の脱水ができない原因で最も多いのが脱水中に毛布が洗濯槽の中で片寄ってしまうことによるものです。
毛布のように大きく、水を含みやすいものだと洗濯槽の一方に片寄りやすいです。
その結果、洗濯槽に掛かる遠心力が強すぎるため、緊急停止してしまうことがあります。
また、毛布を他の洗濯物と一緒に洗うときに、洗濯槽の上の方に入れてしまうと同様に遠心力が強くなり、脱水ができなくなります。
私にもこの経験があります。子供の洗濯物やタオルケットなどと一緒に薄い毛布も洗ってしまおうと、最後に毛布を入れたら、案の定、脱水で止まってしまいました。
洗濯物の入れすぎもしくは少なすぎ
毛布を洗うついでだからといって、毛布以外の洗濯物を入れてしまっている場合です。
そのほかにも、洗濯機によって一度に洗濯できる洗濯物の量が決まっています。
毛布や毛布と一緒に洗う洗濯物の量がその決まった量を超えてしまっていた場合、水を含んで重くなった洗濯物が洗濯槽の底にある「パルセーター」という洗濯物を回す部分が上手く回らなくなります。
その結果、脱水ができずに止まってしまうということがあります。
同様に、小さい毛布だけを容量の多い洗濯機で洗濯してしまうと、同じように脱水ができず止まってしまうことがあります。
これは洗濯機に対して毛布が小さすぎるためです。小さな毛布1枚だけのように洗濯物の量が少ないと起こります。
洗濯物が一箇所に集まってしまう片寄りによって遠心力が洗濯槽にかかってしまい、緊急停止が起こってしまうためです。
排水ができない
脱水ができない原因の一つとして、排水口やホースが詰まっていることも考えられます。
普段の洗濯で少しずつ蓄積していた、糸くずや髪の毛などのゴミや洗剤のカスや皮脂汚れといったものが排水口を塞ぎ、脱水ができないというものです。
毛布を洗濯するときにタイミング悪く排水溝が詰まってしまうと、脱水ができません。
このほか、排水ができない原因としては寒い地域であればホースが凍っているということもあるでしょう。
また、重いものがホースの上に乗っかっているといったことも挙げられます。
毛布用でない洗濯ネットを使っている
毛布用ではない小さめの洗濯ネットを使用して洗濯をした場合、毛布が洗濯槽の中で片寄ってしまう原因となります。
丁寧に洗濯をしようとして、ネットに毛布を入れたにも関わらず脱水ができずに洗濯機が止まってしまうと悲しくなりますよね。
おまけ:洗濯機のふたが開けっぱなし
洗濯機のふたがしっかりしまっているか確認しましょう
実はお恥ずかしい話なのですが、私はこれをよくやってしまいます…。我が家の洗濯機は洗浄中はふたがロックされません。
洗濯を始めて、あとでタオルを洗い忘れていた!!というときにはポイっと洗濯物を入れられてとても便利なのですが、脱水の時に止まってしまいます。
最近販売されている洗濯機には子供の侵入・転落防止のために洗濯開始と同時にロックがかかるものもあるので、この原因の頻度はかなり少ないと思われます。
毛布の脱水ができない!!を防ぐ方法
洗濯って行程がたくさんあって、結構大変なんですよね。
毛布みたいな大きな物だとさらに大変。だから止まるのを防ぎましょう
せっかくはじめた毛布の洗濯なので、脱水で止まることなく終わって欲しいですよね。先ほどは、毛布の洗濯が脱水できない原因についてお伝えしてきました。
ここでは、毛布の脱水が止まるのを防ぐ方法をお伝えします。
毛布専用の洗濯ネットを使う
毛布や絨毯などを洗う際に使用すると良いのが、円柱型の毛布など大きなもの専用の洗濯ネットです。
100円ショップやホームセンターなどで売っています。毛布専用の洗濯ネットに入れて洗うと、脱水の時に洗濯機が止まるのを防ぐことができます。
逆に、毛布が痛むのを防ぐために大きめのセーター用洗濯ネットに毛布を畳んで入れてしまう方もいるかもしれません。
これは、前にもお伝えしましたが、毛布が洗濯槽の中で片寄ってしまう原因になるので、毛布専用のネット以外の使用は避けましょう。
どうしても毛布専用の洗濯ネットを購入するのがめんどくさいという方は、あえて洗濯ネットに入れないという方法もあります。
これは縦型洗濯機でのみできる方法ですが、数回畳んで洗濯槽の壁に沿って入れるという方法もありますよ。
洗濯物の量を調節する
毛布の脱水ができない原因のところでもお伝えしましたが、洗濯機には一度に洗える量が決まっています。
毛布のように水を大量にふくみやすいものを洗う時には、他の洗濯物を入れないまたはごく少量にするなどの工夫をしましょう。
逆に薄く小さい毛布で、さらに洗濯機が大容量の洗濯物に対応している場合も脱水ができないことがあります。
この場合、毛布だけを洗うのではなく、他の洗濯物も入れて洗濯機に入れる洗濯物の量を増やしましょう。
洗濯物の量が少ない場合も、脱水の時に片寄ってしまい、脱水ができないということもあります。
毛布を底に入れて洗濯する
毛布のように水を吸い、重くなりやすいものは最初に入れ、他の洗濯物を後から入れるという方法もおすすめです。
洗濯槽の上の方に毛布のような重いものがあると脱水の時に遠心力がかかりすぎて脱水が止まってしまうということがあります。
逆に、下の方に毛布のような水を吸いやすく重いものを入れておくと遠心力がかかりにくく、脱水が止まらなくてすみます。
ちょっとした工夫で毛布の脱水がストレスなくできるのであれば、ぜひ試したい方法ですよね。
定期的にお掃除する
これは排水口が糸くずや髪の毛、洗濯カスや衣服についた皮脂汚れなどで詰まってしまって、脱水ができない時の対処方法です。
この場合、洗濯をしても洗濯物が臭かったり、排水口から匂いがするなどの影響も出ているはずです。
定期的に掃除を行う、または毛布のように糸くずが大量に出るものを洗濯した後には排水口を含めて洗濯機のお掃除をしておきたいですね。
それによって、日々の洗濯がストレスなく行えるのであれば、ぜひやっておいたほうがいいでしょう。
また、排水口が詰まってしまわないよう、日々の洗濯で工夫をすることもオススメです。
予防策としては下の4つが挙げられます。
2. 髪の毛や皮脂汚れが多くふくまれる、お風呂の残り湯を使用しない
3. 洗濯ホースの交換 ※ホームセンターなどで簡単に手に入ります
4. 洗濯槽の定期的なお掃除
おまけ①:コインランドリーを使う
最近はコインランドリーも増えてきました。コインランドリーの洗濯機は洗濯可能な容量も大きく、毛布の脱水で運転が止まるといったイライラは皆無です。
そのため、もし近くにコインランドリーがあるという人は自宅の洗濯機で頑張って毛布を洗濯するのではなく、コインランドリーの洗濯機におまかせするのも一つの方法かもしれません。
コインランドリーによっては毛布や布団専用の洗濯機が備え付けられているところもあります。
さらに、コインランドリーの洗濯機には乾燥機能がついているものもあるため、そのまま乾燥させてしまっても良いかもしれません。
コインランドリーは高温で乾燥してくれるので、消臭、ダニ対策にもなりますね。
家の中で大きな毛布を干すのはとても大変なことです。外に干す方法も花粉やホコリがついてしまうため、何のために洗ったのかわからなくなることもしばしばです。
アパートにお住まいで部屋が狭いという方には特にオススメの方法だと思います。
おまけ②:体重で洗濯機の揺れをおさえる
毛布の洗濯を始めて、脱水の時に『ガタガタガタガタ』というすごい音がしてきたなと思ったら、洗濯機が揺れるのを力技で抑えて、遠心力による揺れをおさえるという方法です。
脱水が始まって1〜2分間、洗濯機の揺れをおさえているとその後の脱水がスムーズに進むことがあります。
大変お恥ずかしい話なのですが、これは私がよくやる方法です。ハッキリ言って力技です!
我が家の洗濯機は縦型の洗濯機で毛布のような大きなものの洗濯では高確率で脱水で止まってしまい、洗濯が進みません。
そのため、脱水が始まると、洗濯機のところに走っていって洗濯機をおさえるという手段をとっています(笑)
毛布の脱水が止まるのを防ぐ方法としてはいささか雑なので、今回はおまけに入れてみました。
常に脱水時の音が大きいという場合は、買い替えを考慮しても良いかもしれませんね。
まとめ
今回は毛布を洗濯すると、脱水ができずに洗濯が途中で止まってしまう原因とそれを予防する方法をご紹介しました。
- 毛布を洗濯すると、毛布が一方に片寄ってしまいエラーが起こりやすい
- 片寄りを防ぐためには、適切な洗濯ネットを使用したり、毛布を洗濯槽の底に入れるなどの工夫をすると良い
- 毛布を含め、洗濯物の量が多すぎ、少なすぎても脱水ができないことがある。量は洗濯機に応じて調節しよう
- 排水口が詰まってしまい脱水ができないことがあるので、定期的に掃除をすると良し
毛布は毎日使っているうちにホコリや皮脂汚れが溜まってしまい、汚くなってくるのも事実。
また、皮脂汚れが溜まってくると毛布がヘタってきてしまい、毛布をかけても暖かくないなんてことも起こりかねません。
でも、毛布を含め大きなものの洗濯はかなりの覚悟が必要ですよね。少しでもストレスなく洗濯ができる方が楽に決まっています!
どれもちょっとした工夫で、毛布が脱水できないことを防ぐことができます。洗濯してキレイになった毛布は暖かくて気持ちがいいものです。
さらに、健康の面でも清潔な寝具を使った方が、感染症や花粉症といった病気やアレルギーを防ぐことができます。
みなさんもストレスフリーで洗濯をして、健康で快適な生活を手に入れましょう。
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