みなさんは空気清浄機を、どんなタイミングで、いつ使っていますか?
私の家は、花粉、黄砂、ウイルス、など何かしら神経質になるタイミングで使いだしますが、気にならなくなれば、そこからはしばらくオフ。
電気代もかかるだろうし、気にならない時は何となく汚れていないだろう、と何の根拠もなく思ってしまいます。見えないって恐ろしい!
まさに、気分そのもので使っていましたが、実は効果的な使い方があるようです。
また、使い方次第では空気の清浄効果が低下することもあるようです!
空気清浄機をつけているだけなら安心!ではないのね?
この記事では、空気清浄機のつけるタイミングと効果的な使い方をお伝えします。また、空気清浄機を長く使えるコツでもある、お手入れ方法もまとめてみました。
空気清浄機はいつ使うのがよい?効果的な使い方とは?
空気清浄機はいつ使うのが最も効果的なのでしょうか?
結論から言うと、空気清浄機は24時間稼働させなければいけない家電なので、常につけっぱなしが正解です。
寝る時や出かける時は消していたり、汚れが気になる時だけつけている、という方も結構いらっしゃると思いますが、おすすめできません。
今までは気分でつけていたけど、違うんだね
というのも、空気清浄機はスイッチを押したらすぐにキレイになるわけではありません。
汚い空気をフィルターで何回も濾過してキレイにしているので、清浄には時間がかかっています。
キレイになるには、最低6時間以上の継続運転が必要と言われています
また、部屋のハウスダストは一度空気中に舞うと床に落ちるまでに何時間もかかります。長い場合は10時間以上になることも。
まさに1日中ハウスダストは舞っていると考えてよいので、外出時や就寝時も含め、空気清浄機は継続的に稼働させて、汚い空気を濾過する必要があるのです。
また、空気の汚れはハウスダストやアレルゲン等いろんな物質が混じり合って浮遊しています。
画像引用:JEMA日本電機工業会
目には見えないけど、たくさんの有害物質や匂い成分が舞っていると考えたら、やはり心配になります。空気清浄機をつけていると安心ですね。
空気の汚れが気になる時だけじゃなくて、ずっと使うことにします
空気清浄機をいつ使う?24時間つけっぱなしにしても良い?
空気清浄機をつけっぱなしにつけるほうが良いと聞いても、電気代のことや、安全面が気になるという方もいらっしゃるのでは?
そのあたりの不安を解消すべく、24時間使った場合に気になることを取り上げて、お答えしていきますね。
空気清浄機を24時間つけっぱなしにして電気代は大丈夫?
空気清浄機は先ほどもお伝えした通り24時間稼働させる前提で作られており、つけっぱなしで使った場合の電気代は平均500円/月です。
普段の家では強モードのみで、ずっと使用することは考えにくいので、1000円/月はかからないということ。
ずっと使い続けていても、気にならない値段ね
空気清浄機を24時間つけっぱなしにして火事のリスクはあるのか
空気清浄機をつけっぱなしにすることで、火事のリスクはあるのでしょうか?
空気清浄機は24時間使う前提で作られており、標準的な使用で火事の危険性はほとんどありません。
しかし、空気清浄機のお手入れや部屋の掃除がおろそかだと、フィルターやコンセント付近にほこりがたまってしまい、火事の原因になることも。
万が一の話なので、そこまで心配する必要はないですが、日々の掃除やお手入れはやはり大切です。
後程、空気清浄機のお手入れについては、詳しくお伝えしますね。
空気清浄機は長期不在の場合もつけっぱなしにするの?
空気清浄機をつけっぱなしにしていても、旅行など数日外出する場合も、つけっぱなしの方が良いのでしょうか?
旅行だったらさすがに切っているかもしれない
こちらについては電源OFFで正解です。長期不在になる場合は外から、ウイルスやアレルゲンを持ち込むこともないですし、歩かないので、部屋の中をホコリが舞うこともありません。
必要がないのに使用するのは、電気代も無駄になりますので、長期不在の場合は空気清浄機の電源はOFFにしましょう。
帰宅したら、忘れずにつけてくださいね
除加湿機能がついた空気清浄機もある
空気清浄機を24時間つけっぱなしが良いとは聞いたけど、今までの習慣から、ずっと使うことに抵抗がある方もいらっしゃるかもしれません。
そんな方におすすめなのは、除加湿機能がついた空気清浄機。
こちらだと、冬は加湿しながら、夏や湿気の多い梅雨時は除湿しながら空気清浄も一緒にしてくれるという1台2役の優れた機能を持っています。
衣類の乾燥もできるので、お出かけ時に空気をキレイにしながら部屋干しも叶えてくれますよ。
空気清浄機はいつまで使えるの?寿命について
空気清浄機はいつまで使える家電なのでしょうか?買い替えのタイミングはいつでしょうか?
空気清浄機はつけっぱなしの状態で6年から10年と言われています。
なるほど、しかし6年って中途半端な数字ですよね、どこからくるのでしょう?
6年は、JEMA日本電機工業会が提示する補修用性能部品の保有期間と、法的な判断基準である「減価償却」で定められている耐用年数が6年であることからきています。
補修用性能部品の保有期間って??
補修用性能部品の保有期間とは、販売した製品が故障したときに修理ができるようにするため補修用性能部品(製品の機能を維持するために必要な部品)を家電メーカーが保有している期間のことです。
引用:JEMA日本電機工業会
補修用性能部品の保有期間はその製品の製造を打ち切った時からの年数ですが、製品によっては6年が過ぎても部品が保有されていることもあります。
6年たったらすぐに故障するというわけではなく、実際は10年で買い替えるのが平均的な所だと言えます。
しかし、お手入れを怠って、汚れた部品を使い続けた場合、寿命は当然短くなりますので、丁寧にお手入れすることが、長く使うポイントといえるでしょう。
空気清浄機のフィルターはいつまで使えるか
空気清浄機のフィルターについても、適切な使い方をした場合は10年まで使用できるようです。
本体の寿命と同じになりますね
こちらも適切な使い方をしない場合は、2~3年で交換しないといけなくなる場合もあります。
空気清浄機のお手入れをしなかった場合
空気清浄機を長く使うにも、お手入れが大事というのは分かりましたが、仮にお手入れをしなかった場合のリスクを具体的に4つあげてみました。
さぼっている私には聞きたくない情報だけど、何かしら?
- 汚れた空気が部屋中に流通する
- ホコリがたまって火事の原因になる
- 電気代がかかる
- カビが生える
汚れた空気が部屋中に流通する
空気清浄機は、汚れた空気を本体に吸い込んでからフィルターで濾して、キレイな空気だけをお部屋に戻して浄化しています。
空気清浄機のお手入れを行わなかった場合、フィルターにホコリ、カビ、花粉等がびっしりとついて、目詰まりを起こしてしまいます。
そうなると、本来の汚れや有害物質のフィルターの役割を行うことができず、ひどい場合は汚れた空気をまき散らしてしまう可能性も。
本来は空気をキレイにする役割のはずなのに、こうなると本末転倒ですね。
ホコリがたまって火事の原因になる
空気清浄機のメンテナンスを行わないと、フィルターにたまったホコリが、差し込みプラグに飛び、湿気を帯びると引火する可能性もあります。
いわゆるトラッキング現象といわれるのですが、日々の掃除が原因で火事になるなんて、かなりぞっとする話ですよね。
電気代がかかる
空気清浄機のフィルターに汚れが溜まった状態で使用していると、空気を吸い込んで濾過するにもたくさんの電力が必要になります。
結果的に、そこまでキレイになっていないのに、電気代だけが高くなってしまうという、非効率な悪循環を招いてしまいます。
カビが生える
加湿機能がついているタイプの空気清浄機の場合、タンク内の水をほったらかしにすることで、カビが生えてしまいます。
カビの胞子は飛んでいくので、巡り巡って室内に放出される可能性もありますよ。
お手入れや掃除をしていれば防げることよね、がんばります
最悪な場合の話だったので怖がらせてしまいましたか…?必要以上に怖がることはありませんが、日々のお手入れの必要は大切です。
空気清浄機をいつまで使うかはお手入れがポイント
空気清浄機を長く、効果的に使うためにフィルターを始め、定期的なメンテナンスが必要であることが分かったかと思いますので、具体的なお手入れ方法をご説明しますね。
一口にフィルターといっても、プレフィルター、集塵フィルター、脱臭フィルター、加湿フィルターなど多くのフィルターが存在します。
これらを組み合わせて使うのですが、各メーカーによっても異なってきますので、詳細はお手持ちの取扱説明書を参考にしてくださいね。
以下は代表的な加湿タイプの空気清浄機のメーカー別のお手入れについてです。良ければ参考にしてくださいね。
ではさっそくパーツのお手入れを行っていきましょう。各パーツごとのお手入れ頻度も参考にどうぞ。
各パーツ | 通常のお手入れの目安 |
---|---|
空気清浄機本体 | 1ヶ月1回 |
プレフィルター(後ろパネル) | 1ヶ月1回 |
脱臭・集塵フィルター | 汚れが気になる時のみ |
加湿フィルターと給水トレー | 1ヶ月1回で給水トレーの水は毎日交換がベスト |
メンテナンス時には電源OFFにして必ずコンセントも抜きましょう
空気清浄機本体のお手入れ
空気清浄機本体についているホコリなどの汚れを柔らかい布でふき取ります。
この時、水洗いは避けてくださいね
汚れがひどい場合のみ、水か40℃以下のぬるま湯を含ませた布で優しくふき取りましょう。
プレフィルターのお手入れ
プレフィルターのお手入れは、フィルターに掃除機をあてて、ホコリを直接吸い取るだけです。
ちなみに私の使っているものはSHARP製ですが、後ろパネルとフィルターが一体化しています。
もしも汚れがひどい場合は、各メーカーともに水洗いが可能です。
中性洗剤を薄めた液で、10分程度つけ置き洗いを行い、洗剤が残らないように十分に洗い流し、陰干しします。
フィルターが大きいので、洗面台にフィルターを入れてつけ置きすることにしました。
洗面台でも入らないなら、お風呂の浴槽内でされても良いかと思います。
脱臭および集塵フィルターのお手入れ
脱臭フィルターと集塵フィルターのお手入れは方法は、ともに同じやり方です。
私の手持ちのSHARP製のフィルターは、脱臭と集塵フィルターが一体化したものになっているので、1回のお手入れで済みました。
こちらも掃除機を直接当てて、ホコリを吸い取るだけでとても簡単。すぐ終わります。
新聞紙などを下に敷くと、ホコリなどが床に落ちずに済みますよ。
この時、水洗いは絶対しないでくださいね
加湿フィルターおよび給水トレーのお手入れ
加湿機能付きの空気清浄機であれば、加湿フィルターや給水トレーのお手入れも必要です。
加湿フィルターを取り出したら、水かぬるま湯で洗います。すぐに給水を行うので、フィルターは濡れた状態のまま再セットすれば大丈夫です。
給水トレーも、ぬめりがあればくまなく洗い、カビや菌が増えないように、できれば毎日キレイな水と入れ替えてくださいね。
まとめ
今回は空気清浄機をいつ使うのが良いのか、効果的な方法や注意点、お手入れについてお伝えしました。
- 空気清浄機は気になる時だけにつけるのでなく、24時間つけっぱなしにする
- 外出時や就寝時も空気清浄機はつけっぱなしにする
- 空気清浄機を24時間つけっぱなしにしても電気代はさほどかからない
- 空気清浄機を空気をキレイにするまでに結構な時間を要する
- 空気清浄機の寿命は10年が目安
- 空気清浄機を10年使うには、お手入れをきっちり行うのが重要
- 空気清浄機のお手入れを怠ると、電気代が高くなったり、火事の原因になる場合もある
- 空気清浄機のお手入れについてご紹介
私も空気清浄機を買った当初はきっちりお手入れしていたものの、徐々にさぼるようになっていました。
キレイな空気は、日々のお手入れから得られるものと知ったので、今後はさぼらずお手入れは続けます!
みなさんも是非、参考にしてくださいね
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