ダウンジャケットってモノによっては、とても高価な買い物ですが、良いモノを買ったからと言って、一生モノではないところが辛いですよね。
ダウンジャケットの寿命は何年?
ダウンジャケットの寿命を見分けるポイントは?
ダウンジャケットの寿命は3〜4年という意見が多いですが、実際はどうなのでしょうか。
寿命はできるだけ延ばしたいですよね。お手入れ次第では、大切なダウンジャケットを長く着ることもできます。
また、寿命を迎えたダウンジャケットも用途はありますよ。外出に使えなくてもお気に入りのジャケットなら、家で着たり散歩に出かけたりと様々なシーンで使えます。
ダウンジャケットの寿命やお手入れについて詳しく説明します!
ダウンジャケットの寿命は何年?
ダウンジャケットの寿命は何年なのか、多くの意見をもとにまとめてみました。また、ダウンジャケットの寿命を見極めるポイントも解説していきます。
ダウンジャケットの寿命は何年?
ダウンジャケットの寿命については、様々な意見があります。下の意見の他にもたくさんの情報がありました。
- 3年をめどに、着るか売るか考える
- 5~6年が替え時
- 10年でもいけるがスタイリッシュには着こなせない
- 普通なら3年手入れをすれば5年はキレイに着られる
- タトラスは5~6年
- モンクレールは5~10年着られる
- 平均は3~4年手入れ次第でもっと伸ばせる
「3年は劣化を気にせずに着ることができるが、そのあとはお手入れ次第で寿命を延ばすことができる」ということですね。
それから高価な(10万円程度)のダウンジャケットは、お手頃なダウンジャケットに比べるとプラス2~3年長持ちすることがわかりました。
お手入れ次第で寿命を延ばすことができるので、のちほどお手入れ法についても解説していきます。
次にダウンジャケットの寿命についての判断ポイントを説明したいと思います。
ダウンジャケットの使用寿命の判断ポイント
ダウンジャケットの使用寿命の判断ポイントは以下のとおりです。
- ダウンジャケットのボリュームが減ってきている
- 毛玉やほつれや破れ、ダウンジャケットの表面が傷ついている
- ダウンジャケットのダウンが出てくる
- 表面生地の経年による色あせや色ムラ
- 取り除けない汚れやシミ、または穴が開いている(タバコ等)
- その他(デザインが古くなった、サイズが合わないなど)
これらの要因が気になってきたら、ダウンジャケットの寿命を判断する際の基準となります。
ダウンジャケットのボリュームダウン
購入したダウンジャケットは最初はふわふわで、膨らんでいるように見えますが、経年すると初めに買ったときよりも萎んだ印象になることがあります。
これは年月が経過する中で中綿(ダウン)が圧縮される現象です。
最初はふんわりとした形状が潰れ、縮んでしまう状態です。この場合、中に湿気が溜まっている可能性が考えられます。
型崩れは、ダウンが湿気を吸い込んでしまっただけなのか、それとも劣化によるものなのかを確認する方法がありますよ。
湿度の低いカラッとした晴れた日にダウンを軽くたたいて中身をほぐし、陰干しをしてみてください。
陰干しを行ってもふっくらと戻らない場合は、劣化が進んでいる可能性が高いです。その場合は、新しいものに買い替えることをお勧めします。
ダウンジャケットの表面の毛玉やほつれ
使用に伴い、素材によっては摩擦によるスレや毛玉が生じ、またほつれが現れることがあります。
ダウンジャケットを着てリュックやカバンを持つことが多い方など、特にこの症状が見られます。最初は軽微な劣化でも、徐々にひどくなっていきます。
毛玉やほつれが目立って気になるようなら、新調の時期と考えても良いでしょう。
私の、10年程着用しているダウンはコチラ!
お掃除用に活躍していますよ。毎年、お家で洗ってます。
ダウンジャケットのダウンが出てくる
中のダウンが露出している場合、これは羽毛の経年劣化が考えられます。
長期間愛用すると、羽毛が徐々に細くなり、縫い目の穴から羽毛が出てくることがあります。
これらの中身が飛び出してくるということは、ジャケットが古くなってきた証拠です。
表面に羽毛が飛び出ている場合は、つまんで取り除いてしまうことがあるかもしれませんが、これは絶対にやめておきましょう。
これはサインであり、新調の時期が迫っていることを示しています。買い換えを検討する時期に来ている合図です。
表面生地色あせや色ムラ
日差しの影響は、色あせや変色を引き起こします。何年もの間、紫外線などにさらされることで、ダウンジャケットの表面が色あせてしまうことがあります。
うっかり日の当たるところに吊るしてしまったり、運転中に着用していたため、右側だけ生地が日焼けしてしまったという事例もあります。
取り除けない汚れやシミまたは穴が開いている(タバコ等)
繰り返しの着用によって避けられないのが、汚れや化粧品、食べ物のシミなどです。
特に白いダウンジャケットなどは、化粧品の汚れが目立ち、なかなか落とすことが難しくなることがあります。
口紅やケチャップ、いかにも取れなさそうな汚れね
また、タバコを吸われる方にとっては、タバコの灰がダウンジャケットに付着してしまい、悲しいことに穴が開いてしまうことがあります。
穴が開いてしまった場合、元に戻すことは難しいです。
デザインやサイズが合わない
ダウンジャケットはファッションの一部として、デザインには流行の移り変わりがあります。
一部のアイテムは定番として長く着られますが、5〜6年ならまだ問題ありませんが、10年前のアイテムは時代遅れの印象を受けることもあります。
自分が着ていてちょっとシルエットが微妙に感じる等の違和感があったら、外出時には着るのをやめましょう。
いつでもご機嫌で外出したいですよね
また、体重の変化によって着用感が変わり、自分に合わなくなることもあります。
これらの理由から、買い換えの時期が訪れたと感じたなら、新調するのが良い時期かもしれません。
ダウンジャケットの寿命は何年?長くキレイに着る方法6選
効果的なお手入れの決めては、下記の3つの要素で決まります。
- ダウンジャケットの質
- お手入れの方法・頻度
- 保管状態
もともとのダウンジャケットグレードは、良いものの方が長持ちします。
お手入れの頻度もやり過ぎも、やらなさ過ぎも、どちらもよくありません。
保管状態も、湿度や圧縮具合などが大きく品質にかかわってきます。上記の3つを踏まえて、長く着るコツをまとめました。
表面の埃を払う
1日の終わりに洋服用ブラシを使用して、表面のホコリなどを落としましょう。
ブラシがない場合は、ご家庭にあるハンディ粘着クリーナー(コロコロ)やエアダスターでも代用できます。
実は、生地を傷めずに効果的に清掃できるというメリットがあるハンディ粘着クリーナーはおすすめですよ!
「ウイルスや黄砂やPM2.5などを付着したままにしない」という観点からも、これはやったほうがいいかもしれませんね。
着用後に陰干しする
ダウンジャケットを着用した後は、服が予想以上に汗や周囲の湿気を含んでいます。
湿気はダウンにとって大きな敵です!吸湿することでダウンの膨らみが減少し、保温性が低下します。
さらに、湿気はカビや変色、虫害の原因にもなります。そのため、風通しの良い場所で湿気を取り除いた後に、クローゼットに収納するようにしてください。
収納時は必ずハンガーに!ふんわりと圧をかけずに保管
羽毛を損なわないようにするために、ダウンを使用した服をクローゼットに収納する際に気をつけるべき点があります。
保管方法としては、ダウンをふんわりとふっくらとした状態にしておくことが非常に重要です。
理想的な方法は、ハンガーに掛けて風通しの良い場所で直射日光が当たらないように保管することです。外から帰ったらすぐにハンガーにかけましょう。
ハンガーにかけることで、充填されたダウンが均等に分散され、型崩れが起きにくくなります。
肩を支える部分が太いハンガーを選ぶと、さらに型崩れを防ぐことができます。
シーズンオフにクリーニングに出す
ダウンジャケットを使用していると、内部のダウンに徐々に汗や皮脂が蓄積されます。こうなるとダウンが重くなり、ふんわりとした「かさ」が減少します。
その結果、ダウンが保持できる空気が少なくなり、本来の保温性が失ってしまうのです。
「なんとなくダウンの暖かさを感じにくくなってきたな…」と感じた場合は、クリーニングに出すことを検討し、内部に蓄積した汚れを除去してみましょう。
クリーニングによってダウンから汗や皮脂を取り除くことができれば、しぼんだダウンもフワフワに戻る可能性が高いです。
多少の汚れは薄めた中性洗剤でふき取る
ダウンジャケットは、袖口や襟元が汚れてしまうんですよね。
袖口が黒くなったり、襟元にファンデーションがついてしまうの
そんな時は、食器用洗剤で汚れがキレイに落ちますよ♪
オシャレ着専用洗剤や衣料専用の拭き取りシートもありますが、油性のファンデーションのような汚れは食器用洗剤が一番効果がありました。
もちろん、手洗い可能なダウンジャケットでお試しください。
- 汚れた部分を水に濡らす
- 食器用洗剤をつけたスポンジで汚れた部分をゴシゴシ洗う
- よくすすいでタオル等で水気を吸ってからハンガーにかけて日陰に干す
ポイントは、絶対に洗剤が残らないようにすすぐことと、完全に乾かしてから収納する、ことです。お天気の良い日におこなうといいかもしれませんね。
羽毛が飛び出したら逆から引っ張って戻す
ジャケットの縫い目から羽毛が出てきた場合は、逆に引っ張って中にしまいましょう。ついつい引き抜きたくなりますが、そこは我慢しましょう。
最初は難しいかもしれませんが、ダウンがどの位置から出ているか確認しながら上手に引き戻し、ボリュームを保つようにしましょう。
ダウンジャケットの寿命を延ばす!クリーニング代の平均
ダウンジャケットをクリーニングに出す際のクリーニング料金ですが、平均すると2,500円ほどになります。
高級なダウンジャケットのクリーニングを取り扱っている業者さんは、もう少し料金が高くなります。
ペタッとなってしまったダウンを、プロにお任せして、ふんわりと戻してみませんか?
中古ダウンジャケットは寿命の前に買取!上手に売るコツ
ダウンジャケットの買取を考えておられる方は、3年以内に買い取ってもらうことが理想です。この時期は状態が良好で高く売れる可能性があるからです。
クリーニング代も高いことだし
3年以内であればブランド価値もそれほど下がらず、高級ダウンジャケットは高値で取引されます。
まとめ
ダウンジャケットの寿命について解説しました。どうせなら、長くキレイに着たいですよね。ダウンジャケットの寿命やお手入れ方法など、まとめていきます。
- ダウンジャケットの寿命は3〜4年。あとは、お手入れの仕方によって着られる年数が変わってくる
- 高級なダウンジャケットの寿命は5~10年と長く着ることができる
- ダウンジャケットの寿命の見極め方は、生地の汚れ・キズ、ジャケットのボリュームダウン、デザインが古くなった等の原因がある
- お手入れ次第で、ダウンジャケットの寿命を延ばすことができる
- ダウンジャケットのクリーニング代の平均は2,500円程度
- ダウンジャケットの買取を希望しているかたは、3年を目途に検討するとよい
みなさんも、お気に入りのダウンジャケットを、お手入れしてみてはいかがですか?そうして、寿命を延ばして少しでも長く着ることができたらいいですね。
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