みなさんは柔らかいご飯と硬めのご飯どちらがお好きですか?私はお米ひと粒ずつの存在感が感じられる少し硬めのご飯が好きです♪
最近の炊飯器は色々な機能が付いておりボタン1つで美味しく炊けますね。
しかしお米の種類や水加減・浸水時間・季節によって炊き上がりが変わってきます。
お水の量を間違えてしまって固すぎるご飯やべちゃべちゃご飯が出来てしまった時はショックですよね。
水加減を間違えてべちゃべちゃご飯が炊きあがってしまった時どうしていますか?
捨ててしまうのはもったいない!水加減を間違えても救済方法はあります!
今回はべちゃべちゃご飯の対処法とリメイクレシピをご紹介いたします。
炊飯器に水いれすぎたときの対処法
炊飯器に水入れすぎたとき、好みの硬さよりも柔らかいご飯が炊けてしまったら、このご飯どうしよう?と頭を悩ませてしまいますね。
べちゃべちゃではないけれど、ちょっと柔らかすぎるなぁ。
もう炊き上がってしまったし、我慢して食べるしかないのかな?
大丈夫です!柔らかいご飯を固くする方法はいくつかあります。
柔らかいご飯の原因は水分が多いだけなので、水分を飛ばしてしまえば固くなります。どれも簡単な方法なのでぜひ試してみてください。
炊飯器の再加熱機能を活用しよう!
最近の炊飯器には色々な機能が付いています。
再炊飯や再加熱の機能を使ってみましょう。
- 炊いたご飯をしゃもじでよくかき混ぜておく
- 再炊飯(再加熱)のスイッチを押す
- 再炊飯の場合は10~15分でスイッチが切れる
- スイッチが切れたらしゃもじでよくかき混ぜる
そのまま放置すると下の方が焦げてしまう可能性があります。必ず下の方までしっかりとかき混ぜましょう。
また、炊飯器の種類によっては再炊飯や再加熱の機能がない場合もあります。その場合は下記の方法を試してましょう。
ラップをせずにレンジで加熱
こちらもとても簡単な方法です。レンジで温めるだけで柔らかご飯が固めのご飯に変わります。
- 平皿に柔らかいご飯を広げる
- ラップをかけずに約1分程レンジにかける
レンジにかけることで加熱され水分が飛び、固いご飯が出来上がります。
ポイントは効率よく水分を飛ばすためにご飯を薄く広げる事です。
加熱時間はご飯の柔らかさやレンジによって調節してください。
やり過ぎると水分が飛び過ぎてカピカピになってしまうので注意してください。
1度冷凍してからラップなしでレンジにかける
ご飯が柔らかすぎるときは一旦諦めて冷凍して後日使いましょう。
- 炊いたご飯を1食分ずつラップで包む
冷凍焼けしないようにしっかり包むこと - 冷凍保存しておく
- 使いたいときにラップを外してレンジで加熱
冷凍後ラップをせず加熱することで柔らかかったご飯が固めのご飯になります。
うっかり保温で炊いてしまった芯のあるご飯!
お米を研いで、炊飯ボタンを押したつもりがうっかり保温ボタンを押して炊いてしまった経験はありませんか?
炊けたと思って蓋を開けてみたら艶の無い芯の残ったご飯が出来上がっていた!
これはさすがに食べられないよね…。
そんなご飯でも大丈夫です!十分食べられるご飯に復活します!
- お米は混ぜずに箸などを垂直に刺しグルグルと回し、数か所大きめの穴をあける
- お米1 合に対して約50㏄の水を穴に流し入れる
- 再炊飯ボタンを押して炊飯し直す
普通に炊いたときのような艶は出ませんが、ちゃんと食べられるご飯ができあがります。
外はべちゃべちゃだけど芯があるご飯の救済方法!
炊飯器で水入れすぎた訳ではないのに、外はべちゃべちゃだけど芯が残っているご飯が炊けた場合、炊き込みご飯の失敗が多くあげられます。
炊き込みご飯は白米を炊く時とは少し違いがあります。
炊き込みご飯が失敗する原因はいくつかあります。
- 吸水時間が不十分だった
しっかり吸水されていないと芯が残ったお米が炊けてしまいます。 - 米が吸水する前に調味料を入れた
調味料の塩分で浸透圧が高くなり水がお米に入りにくくなります。 - 炊く前に具材を混ぜ込んでしまった
具材が中にあると炊飯釜の中で熱がうまく回らず加熱ムラになってしまいます。 - 油分の多い具材や調味料を使った
油分が多いと炊飯釜の温度が熱くなりやすく温度調整がうまくいかないことがある。 - 炊飯器の容量オーバーだった
5合炊きの炊飯器で5合の米+具材で炊くと、容量オーバーで炊飯器のセンサーがうまく作動せず失敗する原因になります。
炊き込みご飯を作るときは以下の点に注意して作りましょう。
- お米を研いだら真水にしっかり浸水させる(夏は30分冬は1時間以上)
- 調味料は炊く直前に入れる
- 具材はお米の上に乗せ、絶対に混ぜ込まない
- 炊き込みご飯の場合具材の量もあるので、炊飯器の最大容量の8割までにする
- 炊き込みモードがある炊飯器は炊き込みモードで炊く
- 油分の多い具材や調味料を使うときは鍋などで1度加熱し、炊き上がってから混ぜる
炊き込みご飯を失敗してしまった時も復活方法はあります!
べちゃべちゃではないけれど芯が残っている場合は、白米を保温で炊いてしまった時と同じようにお水を加えて再炊飯しましょう。
白米の時は1合に対して50㏄の水を入れて再炊飯するとお伝えしましたが、外がべちゃべちゃで芯があるときは水の量を半分くらいにして再炊飯してみましょう。
べちゃべちゃ加減によって加える水の量を調節してください。再炊飯後、水分が多いようなら平皿に広げレンジにかけ水分を飛ばしてください。
再炊飯がめんどうな場合は、そのままレンジにかけます。広げてレンジにかければ水分も飛び、レンジの加熱でお米の芯も無くなります。
水分が多ければラップをせず広げて、べちゃべちゃではないけれど芯だけ残っていたらラップをかけ加熱します。加熱時間は様子を見ながら行ってください。
炊飯器に水入れすぎた時は、ご飯の状態によって救済方法を変えてみてくださいね。
炊飯器の水入れすぎた!を卒業しよう!正しいお米の炊き方!
炊飯器に水入れすぎたり芯が残ってしまったり、失敗しても復活方法やリメイクレシピもあります。
しかし炊飯器を開けた時美味しいご飯が出来上がっていたら嬉しいですよね。
もう失敗しないために正しいお米の炊き方もご紹介します。
まずはお米の計量!ここで間違えてしまうと、炊飯器に水入れすぎた時のように出来上がりも変わって来てしまうのでしっかり計量しましょう。
お米を計量するときは炊飯器用の計量カップを使いましょう。
料理用の計量カップは1カップ=200mlですが、お米の計量カップは1カップ=180ml(1合)です。
これを知らないときちんとすりきり計ったのにいつも失敗してしまう原因になってしまいます。
カップに山盛りお米をすくい、指を使ってきっちりすりきり1杯計りましょう。
- 炊飯器用のカップで米を計りボウルに入れます。
- ボウルにたっぷりの水を入れ、手早く2~3回かき混ぜ、水を捨てます。
- 水をいれてかき混ぜるように洗い、水を捨てます。
これを3~4回繰り返します。 - 炊飯釜に米を移して目盛まで水を入れます。
- 30分~2時間程浸水時間を取り炊飯器で炊きます。
(夏なら30分、冬なら2時間ほどがよいでしょう。) - 炊き上がったらすぐにしゃもじでほぐします。
炊飯器の底から粒を潰さないようにふんわり混ぜます。
炊飯器で長時間保温にしておくと、ご飯が黄色く変色したりパサパサになってしまいます。保存するならタッパーに移しましょう。
冷凍するなら温かいうちに1食ずつラップで包み、冷めてから冷凍庫に入れましょう。冷凍焼けしないように3~4週間程で食べきるとよいですね。
正しいお米の炊き方は知っているようで知らない方も多いのではないでしょうか?
炊飯器に水入れすぎたりと失敗を繰り返さないよう注意しましょう。
毎日のように食べるご飯だからこそ美味しく炊けるといいですね。
炊飯器に水入れすぎた時のリメイクレシピ
柔らかすぎたり芯が残っていたりと、炊飯に失敗したときの救済方法をいくつかご紹介しました。
炊飯器に水入れすぎたりべちゃべちゃになってしまって、上記のやり方では復活できない時は他の料理にリメイクしてみましょう。
雑炊
炊飯器に水入れすぎたせいでべちゃべちゃになってしまったり、芯が多く残っているときはやはりお粥や雑炊・リゾットなど煮込む料理に使いまわしましょう。
【材料】
失敗したご飯 お椀1杯分
卵 1個
A.
だし汁 200ml
料理酒 大さじ1
薄口醤油 小さじ1
みりん 小さじ1
塩 少々
- 鍋にAを入れひと煮立ちさせます。
- ご飯を入れ芯があればなくなるまで弱火~中火で加熱します。
(なべ底が焦げやすいのでこまめに混ぜましょう。) - 芯が無くなったら弱火にして溶いた卵を全体に加え、少しだけ混ぜます。
- 火を止め、蓋をして3分程蒸らして出来上がりです。
水加減はお好みで変えてください。
五平餅
べちゃべちゃを活かして五平餅に大変身!
【材料】
ご飯 300g
ごま 10g
A.
味噌 50g
料理酒 50ml
みりん 50ml
砂糖 20g
- すり鉢でご飯を潰します。すり鉢が無いときはお皿の上でフォークやスプーンを使って潰します。
- Aを小鍋にいれ火にかけ煮詰めます。
- 潰したご飯を小判型に成形します。
- ご飯をオーブントースターで少し焦げ目がつく程度に焼きます。
- 焼いたご飯にタレとごまをかけて出来上がりです。
今回は五平餅の作り方をご紹介しましたが、潰したご飯のアレンジできな粉やあんこを付けてぼた餅なども作れます。
炊飯器に水入れすぎたからとがっかりせず、色々なリメイクレシピを楽しんでみましょう。
さつまいもを炊飯器で焼き芋に!水入れすぎたらどうなるの??
炊飯器で焼き芋が作れることを知っていますか?
炊飯器に洗ったさつまいもと水を入れ炊飯スイッチを押すだけで美味しい焼き芋が出来ます。
しかし炊飯器に水入れすぎたりするとべちゃべちゃなさつまいもになってしまうなど、いくつか失敗する原因があります。
炊飯器で簡単に作れるさつまいもがなぜ失敗するのかご説明いたします。
炊飯器に入れる水分量
炊飯器に入れる水分の量でホクホクした焼き芋か、ねっとりした焼き芋かに大きく分かれます。
水の分量は大体200㏄程入れて作ります。ホクホクの焼き芋が好きな方は水分量を控えめにしましょう。
ねっとりした焼き芋が好きな方は水分量を多めにしましょう。
しかし必要以上に炊飯器に水入れすぎたりすると、べちゃべちゃのさつまいもになってしまうので注意が必要です。
さつまいもの大きさや重さ
さつまいもが大きすぎたり重すぎたりすると、中心まで火が入るまでに時間がかかり失敗することがあります。
大きすぎるさつまいもはカットしましょう。
太すぎる場合も半分にカットするなどして、火の通りが均一になるようにしましょう。
太いまま調理してしまうと中まで火が通らず再加熱が必要になってしまいます。
さつまいもが小さすぎたり細すぎたりすると、炊飯器に水入れすぎた時のようにびちゃびちゃのさつまいもになってしまうため気を付けましょう。
さつまいもの品種選びは大切!
さつまいもは品種によって食感も大きく変わります。
ホクホクした焼き芋を作りたい場合は紅あずまや鳴門金時を使いましょう。
ねっとりした焼き芋がいい場合は安納芋やシルクスイートを使いましょう。
出来上がった焼き芋を炊飯器の中に放置してしまった!
焼き芋が出来上がったらすぐに取り出しましょう。
そのまま放置すると甘みが失われていき、美味しさが損なわれてしまいます。
甘みが少ない?早炊きモードで炊いてしまった!
さつまいもは時間をかけて加熱することで甘みが増していきます。
早炊きモードで短時間で加熱を終わらせてしまうと、甘みが十分出ず残念な焼き芋が出来上がってしまいます。
早炊きモードで調理するとねっとり感も少なくなります。
炊飯器で焼き芋を作る際は通常モードか、玄米モードで時間をかけて甘い焼き芋を作ってみましょう。
まとめ
- 炊飯器に水を入れすぎた場合は、炊飯器の再炊飯や再加熱の機能を使ってみる
- 柔らかいご飯は平皿に広げてラップをせずにレンジで加熱する
- 1度冷凍してからレンジで加熱する
- 保温で炊いてしまったご飯は穴をあけて水を足してもう1度炊飯する
- 炊き込みご飯はしっかり浸水時間を取り具は混ぜずに炊く
- 炊飯器で焼き芋を作るときは大きさと水加減に注意すること
- 炊飯器に水入れすぎたべちゃべちゃご飯は諦めずにリメイクレシピにしよう
- 正しいお米の炊き方を知って美味しいご飯を炊こう
今回は炊飯器に水入れすぎた時の対処法とリメイクレシピをご紹介しました。
ついつい炊飯器に水入れすぎたり、保温で炊いてしまったり失敗してしまいますよね。そんな時は捨てずにご紹介した救済方法を試してみてください。
炊飯器に水入れすぎてべちゃべちゃご飯になっても色々なリメイクレシピがあります。がっかりせずリメイクレシピを楽しみましょう。
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