鼻水や鼻づまり、目のかゆみなどが辛い花粉症の季節。
花粉症の症状は一般的に鼻水や目のかゆみが多く見られますが、ひどい場合は全身のだるい倦怠感や熱っぽさを感じる場合もあります。
体がだるい状態が続くと、仕事や日常生活にも支障がでてしまいますよね。
仕事や生活がうまく回らなくなるとストレスが溜まり、実はそのストレスが花粉症を悪化させるという悪循環が生まれます。
この記事では、花粉症になるとだるい理由とだるさの解消法や対策について解説しています。
毎年やってくる花粉症の季節。だるさの理由と対策を知って、少しでも快適に過ごせるように試してみませんか?
花粉症で体がだるいと感じる理由と解消法
花粉症とは、スギやヒノキなどの花粉が原因となるアレルギー症状です。季節性アレルギー性鼻炎ともいわれます。
花粉症になると体がだるいと感じる理由は、実は直接的な花粉症の症状というよりは間接的な疲労によるものが多いです。
薬や病院以外にも対処法があるなら知りたい!
花粉症になるとだるいと感じる理由
花粉症になると、だるさを感じる症状も出ます。だるいと感じる主な理由は、眠気と疲労です。
花粉症になると睡眠不足が起きやすいことから眠気がだるさとなってあらわれます。
花粉症の代表的な症状に、鼻水や鼻づまりがあります。鼻づまりの症状がひどいと、十分な睡眠を取ることが出来ません。
鼻づまりで呼吸が苦しく、寝付きにくくなったり途中で起きてしまったりするためです。
十分な睡眠を取ることが出来なければ、寝不足にもなりますし、疲労を回復出来ないのでだるいと感じる状態が続くことになります。
鼻づまりが原因で始まった睡眠不足が続くと、自律神経の乱れに繋がりさらに悪循環に陥ります。
人の体は、自律神経を調整しバランスを取ることで体と調節しています。自律神経は2つに分かれていてそれぞれ反対の働きをします。
日中の活発な時間帯には【交感神経】が優位になり、心臓の鼓動を早くしたり血圧を上げたりするので元気に動くことが出来ます。
反対に夜の体を休める時には【副交感神経】が優位になり、心臓の鼓動や呼吸を抑え、体をゆったりと休める状態にすることで睡眠中に体は回復します。
このバランスが崩れてしまうと、活発に動かなくてはいけない体は休むモードになってしまったり、休みたい夜の時間帯に興奮して寝付けない、何故か寝られないということになります。
寝不足になってしまう悪循環あるあるです
花粉症のだるい症状におすすめの市販薬
花粉症になるとだるいと感じる原因は、睡眠不足によるところが多いというのがわかりました。
寝不足の原因は鼻づまりも大きく関わってくるので、きちんと睡眠を取ることがだるい症状の解消に繋がりますね。
そのためには、花粉症の症状を軽減してくれるお薬を利用するのがおすすめです。
最近はもともと処方薬で使われていたようなお薬も市販されているので、手軽に済ませたい場合は市販薬をまず試してみるのも良いかもしれません。
市販薬を購入する際も薬局に居る薬剤師さんに相談すると安心です♪
初めての症状や、重い症状の場合は自己判断で市販薬を服用せずに病院に行くほうがおすすめです。
市販薬を試してみて1〜2週間経っても症状が良くならない場合も、病院の受診を検討してください。
効き目の強さと副作用で選ぶ
花粉症の市販薬として最も主流なのは【抗ヒスタミン薬】です。
花粉症の症状を引き起こすヒスタミンというアレルギー物質の働きを抑える作用があります。
抗ヒスタミン薬には第1世代と第2世代の2種類があります。
現在は第2世代の抗ヒスタミン薬が主流になりつつありますが、第1世代の良さもあるので比較してみましょう。
花粉症の症状が重い場合や、眠くなるのは避けたい、などその時の状況を薬剤師に相談しながら選ぶと良いでしょう。
鼻づまりがひどい場合は点鼻薬
鼻づまりがひどい場合は点鼻薬の使用を検討するのも良いです。点鼻薬は鼻の中に直接噴射して粘膜に作用し鼻症状を緩和する薬です。
内服薬よりも幹部への効き目が早く、眠いやだるいなどの仕事や生活の支障となる副作用が起こりにくいのがメリットです。
花粉症に向いている市販の点鼻薬には大きく分けて次の3タイプがあります。
目のかゆみがひどい場合は点眼薬
目の痒みや涙目を緩和するには点眼薬の使用がおすすめです。
目の粘膜に直接作用するので内服薬よりも効き目が早く、眠気やだるさなどの副作用が起こりにくいのがメリットです。
花粉症の症状を解消するための点眼薬を選ぶ際は
- 抗アレルギー薬
- 抗ヒスタミン薬
この2つの成分もしくはどちらかが入ったものを選ぶのがおすすめです。
コンタクトレンズをしたまま使用する場合は、防腐剤無配合の製品を選びましょう。
コンタクトレンズを装着したままの使用がNGな製品もあるので、確認してから購入するようにしましょう。
花粉症でだるい症状が出る前に対策できること
花粉症の症状を最小限に抑えるための対策を確認しておきましょう。
事前に対策をすることでつらい症状や体がだるいと感じる期間を減らすことに繋がります。
- 花粉を家に持ち込まないこと
- 花粉症に負けない体作り
花粉症対策用のメガネをかける
花粉症の原因は花粉が体内に入ることなので、メガネやマスクで物理的に防ぐのはとても効果的です。
普段コンタクトレンズの人も花粉の季節だけはメガネに変えるのがおすすめですよ。
花粉の季節は普段よりも目に異物が入りやすいので、コンタクトレンズだとゴワゴワとすることも多いです。
眼精疲労がひどいと頭痛が起きたり、体や頭がだるいと感じる原因になります。
最近ではかけるだけで花粉症対策ができるメガネも販売されています。
自然な見た目でおしゃれなメガネがたくさんありますよ。
度なし・度ありが選べるので普段メガネをかけない人も、花粉症の季節だけ検討してみてはいかがでしょうか?
マスクにインナーマスクを仕込む
花粉症対策にまず思いつくのがマスクでしょう。それにここ数年はコロナウイルスの影響もあり、マスク生活が当たり前になりましたよね。
花粉症対策としてマスクを使用する場合、マスクの中にインナーマスクを付けると効果的です。
インナーマスクには花粉をブロックする役割はもちろん、メガネの曇りを軽減する効果があるものも販売されています。
花粉症対策にメガネと併用するとしたら嬉しい効果ですね!
時期を把握する
花粉症の原因となる花粉はたくさんの種類があるので、自分がどの花粉の花粉症なのかを知っておくとより効果的な対策をすることが出来ます。
花粉が飛ぶ季節は地域によっても異なります。住んでいる地域の花粉が増える時期を把握し、早めの準備と対策をするようにしましょう。
旅行に行く際は、せっかくの旅行を楽しめるように旅行先の花粉の状況を確認すると良いかもしれません。
花粉が飛ぶ時期をまとめた地域別花粉カレンダーがあるので、ぜひ確認してみてください。
花粉を家に持ち込まない
外出時はメガネやマスクでガードしても、衣服や髪の毛にどうしても花粉は付着します。
髪の毛が長い人は、髪をまとめるだけでも花粉が付着する量を減らすことが出来ますよ。
帰宅時には家に入る前に服や髪についた花粉を払い落とし、少しでも家に持ち込まないようにしましょう。
帰宅後は着ていた衣服はすぐに洗濯、顔や体にも花粉が付いているので洗顔か入浴を早めにするのがおすすめです。
空気清浄機
どんなに頑張っても家の中に多少の花粉は入ってきてしまいます。
室内では空気清浄機を使用すると、家に持ち込んでしまった花粉も排除することが出来ます。
空気清浄機を購入する際は、加湿機能も付いているものを選ぶと花粉症の季節以外にも冬の乾燥対策などに使えて年中活躍してくれます。
免疫力アップ
花粉症の対策として、いちばん大切なのは実は免疫力の強化です。
免疫力が高ければ、花粉が体の中に入ってきても負けることなく症状が出にくくなります。
免疫力を高めるには規則正しく、健康的な生活を送ることが大切です。
- バランスの良い食生活
- 十分な睡眠
- 適度な運動
- ストレスを減らす
体がだるいと感じたら意識的にどれか1つでも実践できると気持ちが前向きになれますよ。
まとめ
- 花粉症でだるいと感じる理由は睡眠不足と疲労
- 鼻づまりが睡眠不足の原因になることが多い
- 睡眠不足になると自律神経が乱れ、さらに眠たくなる悪循環に
- 鼻づまりを解消するには薬を使用するのが良い
- 花粉症の内服薬は第1世代と第2世代の2種類がある
- 購入前には副作用を確認すること
- 点鼻薬や点眼薬を使用すると副作用が起きづらく部分的に症状を抑えられる
- 花粉症対策には花粉症用メガネやインナーマスクが効果的
- 花粉を家に持ち込まない対策が大事
- 花粉を家に持ち込んでしまった場合は空気清浄機や帰宅後すぐに入浴をする
- 花粉症の症状を防ぐには免疫力強化が大切
花粉症でだるいと感じる原因は症状そのものというよりは症状のせいで起こる睡眠不足によるところが大きいです。
原因を意識して市販薬の購入や花粉症対策を行うと効果を感じられるかと思います。
だるい状態が続くと、生活の質が落ちて気持ちも落ち込み悪循環になってしまいます。
対策を講じて、少しでも快適に過ごせるよう心がけましょう!
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