だんだん気温が下がってきているこの頃、冷えが原因で体がいつもと違う、風邪が治りにくくなったなど不調が続いていませんか?
私は冬が近くなると体が冷えてお腹が痛い、手足が冷たいなど大変な思いをしています。温かい飲み物を持ち歩くなどちょっと準備に時間がかかる対策もしています。
それよりももっと簡単で時間をとらない温めアイテムがあります。それが腹巻です。私は秋から春先までお世話になっていますが本当におすすめです。
腹巻が良いことは知っているけど着たらかさばってみえそう、着けるのがはずかしいと思う方もいらっしゃるかもしれません。
この記事では腹巻をつけるとどんな効果があるのか、腹巻の効果や素材について解説していきます。冷えを改善してポカポカな体を手に入れましょう。
腹巻をつけるとどんな効果があるのか
腹巻を巻くと温かいことはわかるけど、具体的にどんな効果があるのか知っていますか?ただ着けるだけではもったいない!
腹巻をつけることによる効果を説明していきたいと思います。ぜひ活用してみてください。
腹巻を着けて起こる良い効果
冷えた体に腹巻を着けると、お腹の中、内臓(腸、腎臓、すい臓、子宮など)が温められます。
その結果としてこのような効果が期待できるのです!
- 血行が良くなる
- 内臓が持続的に温まる
- ホルモンバランスの崩れを改善する
体の冷えは良いこと一つも無し!
体の冷えは「万病のもと」とも言われるように、様々な体の不調につながります。
- 血行が悪くなる
- 寝付きが悪くなる
- 代謝が下がる
- 便秘、下痢になる、または交互に繰り返す
- ホルモンバランスが崩れる
冷え性は、手足が冷たい末端冷え性、手足は温かいのにお腹が冷たい内臓型冷え性、ホルモン・ストレスが原因のほてり冷え症(手足は冷たいが首から上は温かい)があります。
これ以外にも、様々な冷え性があります。また体の冷えはなにも対策をしていないと末端冷え性→内臓型冷え性→全身型冷え性とだんだん悪くなってしまいます。
人間の体温は1度下がると免疫力が約30%、基礎代謝(1日のうち何もしてなくても消費するカロリー)が約10%減少します。
そのため、平熱が低いと万全の状態での活動が難しくなってしまうのです。
紹介した冷え性に当てはまらなくても、最近体が冷えるな、寒くて調子がでないなと思ったら対策をとり始めたほうが良いでしょう。
体の冷えを放置していても良いことは1つもありません。自覚のある方はぜひ腹巻をつけて良い効果を実感してほしいです!
体の冷えが改善されると体調が優れないときの憂鬱な気持ちも無くなり、楽しく生活できるようになりますよ。
健康にどのような良い効果が表れるのか、次の章で詳しくご紹介していきます!
腹巻の効果は便秘改善につながる
体が冷えるとお腹が痛くなり下痢になったり、反対に便がでなくなり便秘になりやすいです。
その原因は、内蔵が冷えることによって腸のぜん動運動が弱くなるためです。また慢性的に体が冷えていると便秘と下痢を繰り返すようになってしまいます。
腹巻は内臓を温める効果があるので、便秘改善につながるのです。
腹巻をつけて代謝をアップする
便秘や下痢は本当につらいですよね。私もよくあるのでわかります。
腹巻を着けてお腹を温めると血行がよくなり代謝が上がる、腸の機能が向上することで腸内にたまっていた老廃物が排出されやすくなるため、便秘解消が期待できるのです。
また便秘になると、長時間腸内にある便が腐敗し有害物質を作ります。この有害物質が肌に刺激を与えたり、蓄積されることで肌のターンオーバーが乱れてしまいます。
便秘が解消されると腸内で有害物質は作られなくなるので、その結果お肌の調子も良くなるかもしれませんね。
腹巻の効果で生理痛も軽減?気持ちよく生活できる
女性は男性に比べ筋肉が少ないため、1度体温が下がると温まるまで時間がかかってしまいます。
また女性の8割が冷え性といわれており、自分が冷え性だと自覚していない方も少なくありません。
特に女性は基本的には月に1度生理があり、中には生理痛がつらい女性もいらっしゃると思います。
冷えを改善することで少しでも生活しやすくなるといいですよね。
生理痛は冷えを改善することで軽減できる
内蔵の1つである子宮が冷えてしまうと、生理痛の原因になるホルモンが過剰に分泌されて、ホルモンバランスが崩れ痛みが生じてしまいます。
また子宮が冷えることで血行が悪くなり、生理痛や生理不順につながってしまいます。
反対に考えると体を温めること生理痛は軽減できるということになります。生理痛がつらいときは腹巻をして子宮を温めましょう。
腹巻をすることで子宮が温められ、過剰に分泌されていたホルモンのバランスが整えられるので生理痛の改善に役立ちます。また血行がよくなるため、生理不順も改善されやすくなります。
私は生理の時は季節を問わず腹巻と温かい飲み物で生活するようにしています。腹巻をしていると痛みが軽くなるため、今では薬を飲まなくても楽しく外出や仕事ができています。
夏場の強いクーラー対策にもおすすめです。カーディガンを着ていたときに男性に知られてしまうのが嫌だったため腹巻で対応していました。
体が温まり必要なくなれば簡単にトイレで外せるので、とても便利でした。男性から寒いの?などと聞かれることも無くなるので、気を遣わせることも無くなります。
けれども、どんな対策をしても効果がない、我慢できないほどの生理痛がある、生理不順が改善されない場合は無理せず婦人科に相談したほうが良いでしょう。
痛みの強さは人それぞれです。周りの方と比べる必要は全くありませんので、不安を解消するためにも専門機関を受診しましょう。
腹巻の効果で快適な睡眠生活を過ごそう
体の冷えが原因で寝付きが悪くなるとお伝えしましたが、それはお腹が冷えていると睡眠の質が下がってしまう可能性があるためです。
人の体温は1日に上下するリズムがあり、体温の高い日中は活動し、夜になると体温が下がってきます。この温度差が眠りを誘い睡眠につながります。
しかし体が冷えている方は、日中も体温が上がらないため夜になると体温を下げないように維持しようとします。
その結果日中と夜とでの温度差が無くなり、眠れない、もしくは眠りが浅い原因となってしまうのです。
実際に、腹巻を着けて寝ると夜中の目覚めが無くなったという効果があります。
これは、腹巻を着けることで内臓が持続的に温まり、全身に血流が行き渡るため深く眠りにつけたと考えられます。
他にも、全身に血液が行き渡っていると体力の回復にも繋がり、日中元気に活動できます。
寒さで夜中に目が冷めてしまう方は試してほしいです!朝までぐっすり眠りましょう♪
私は特に風邪のひき始めにも腹巻をして眠ります。そうするとお腹をポカポカ温めてくれて、朝まで深く眠れるので体調も回復しやすく目覚めも良いです。
また体調が辛くてお風呂に入ることが難しくても、腹巻を着けていると体が温まるので、風邪が悪化することもあまりありません。
使い方に合わせて腹巻の効果を上げる!
使うことでたくさん良いところがある腹巻ですが、どのように選べば良いのか参考にしてみてください。お気に入りの腹巻が見つかると思います。
選び方① 腹巻の生地
最近ではいろいろな種類の腹巻が売られています。どの生地も良いところがありますが、自分の体に合う素材を使いましょう。
腹巻の主な生地の種類
- シルク製
- コットン製
- ウール製
- ナイロン製
シルク製…とても肌触りが良く、薄手でも保温性と吸水湿性がある。汗をかいてもサラッとしておりオールシーズンで使えるがお値段が少々高い。
コットン製…直接肌に着けてもチクチクせず、吸水性が良いため汗をかいても不快感が少なく肌触が良い。
ウール製…保湿性が高いためとにかく温かい。また通気性も良いため蒸れにくくなっている。肌に当たるとチクチクするため敏感肌や乾燥肌の方は服の上から着けたほうが良い。
ナイロン製…体にフィットしやすくお手頃な価格で買うことできる。しかし肌の弱い方は合わない可能性がある。
自分の肌質とも相談して、心地よく着けられる素材を選びましょう。シルク製の腹巻にウールも一緒に使われているなど生地が混合の腹巻もあります。
以前は着けたら着ぶくれしてしまうイメージがあった腹巻ですが、最近では薄手の腹巻や見た目が腹巻に見えないおしゃれでかわいい物も増えています。
オールシーズン使えるシルク製が夏場でも使いやすいと思いますが、冬の冷え込む時期はウール製を使うこともおすすめです。
選び方② 体への締め付けが少ないものを選ぶ
ほとんどの腹巻は体にフィットさせるためウエストがゴムになっています。ウエストのサイズ表記を確認して丁度良いサイズを選びましょう。
締め付けが強く苦しい、弱くて落ちてしまうことが無いようにしましょう。丁度良いフィット感が体を温めることに繋がります。
あまりに締め付けがきついと使い続けていることが不快になったり、睡眠時に苦しくて眠れなくなってしまいます。
ウエストにゴムが入っていることが苦手な方は、ゴムを使わず生地自体が伸び縮みする腹巻を使うと良いでしょう。
私が買うときにチェックすることは、生地・締め付けの他に腹巻にポケットが付いているかです。
とても寒い冬の時期は、腹巻だけでは心配というときにポケットにカイロを入れることができるのです♪
また洗濯表記が書かれているタグがポケットの中に付いていると、タグが直接肌に触れることがないため痒くなりにくいし、不快感がありません。
今まで使っている腹巻の中では『ジェラートピケ』の商品は見た目がとてもかわいくもちもちの生地・ポケット付きで使いやすかったです。
使い方によって腹巻は逆効果になる?
着けていると良いことがたくさんある腹巻ですが、デメリットももちろんあります。
知らないまま使っているとせっかくの腹巻が逆効果になってしまいますので、そのポイントも知っておくと良いでしょう。
①体が慣れてしまう
体を温める腹巻ですが、毎日一日中着けていると本来持っている体温調整機能が低下してしまいます。つまり自分で体温を上げる力が衰えてしまうのです。
そうなってしまうとますます腹巻が手放せなくなり、悪循環になりがちです。
ではいつ着けるのが効果的なのでしょうか?それは就寝時がおすすめです。
しかし急激な温度の変化がある場所に行く予定がある、生理中のときは着けていても大丈夫です。
夏のように、外は暑いのにクーラーがガンガンにきいている室内などは体調を崩しやすい原因になります。薄手の腹巻をカバンに入れておくと安心です。
自分の予定や調子に合わせ、腹巻に頼りすぎないよう気をつけていれば冷えにはとても効果的です。
②汗もができやすい
汗もは、温かい環境で大量の汗をかくことで湿度が上がり汗を排出する管が詰まることで起きます。
腹巻を長時間着けているとこのような状態になりやすいのです。
腹巻は生地によっては蒸れやすくなっているため、気付かないうちに冬場でも汗もになってしまう可能性があります。
どうしても長い時間つける必要があるときは、天然素材などの通気性の良い生地の腹巻を使いましょう。
③ウエストのゴムがゆるくなる
腹巻も消耗品のため、使い続けていれば劣化してきてしまいます。そのためウエストのゴムがだんだん伸びて肌にフィットしずらくなってきてしまいます。
いつもより締付けがゆるいと感じたときは変えどきかもしれません。
まとめ
腹巻の効果や着けるときの注意について解説いたしました。
- 腹巻の良い効果は、血行が良くなるため便秘や下痢が改善しやすい。
- 他にも、内蔵が持続的に温まるため深い眠りにつながる、ホルモンバランスの崩れが改善されるため生理痛や生理不順の軽減が期待できる。
- 腹巻は寝る時にのみ着けるのが効果的。
- 時と場合によるけれど毎日、長時間着けていると体が慣れてしまい、体温が上がりづらくなる場合もある。
- 汗もができやすくなったり、ウエストのゴムがゆるくなってしまうなど、着用への不快感につながることがあるので、素材を見直したり、買い替えを検討したほうが良い。
最近はいろいろな生地・見た目の腹巻が増えているので自分の肌質に合う生地を選び楽しく使うためにも好みに合う腹巻を選びましょう。
冷えによる体の不調が続いている方は簡単に取り入れられる腹巻をぜひ使ってみてください。
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