コロナによる旅行の規制もかなり落ち着いてきて思い切って海外旅行に行こうという方も多いのではないでしょうか?
海外旅行は初めての人も、久しぶりな人もパスポートの発行や更新が必要になります。
そこで女性が気になるのは「お化粧の濃さはどのくらいならセーフなのか?」ではないでしょうか?
最近では別人に見えてしまうくらいの濃さでお化粧上手な人が増えています。
常にお化粧をした状態なら問題ないかもしれませんが、飛行機に乗るタイミングですっぴんだと別人と思われちゃうんじゃ…なんて心配になります。
この記事ではパスポート写真について以下の内容を解説しています!
- パスポート写真で共用されるお化粧の濃さ
- パスポート写真でのお化粧の注意点
- 写真映えするコツ
パスポートに限らず写真全般に役立つ内容になっています!ぜひ参考にしてください!
パスポート写真のお化粧の濃さはどこまでOK?
通常のお化粧であればどんなに濃くても大丈夫!
「私ってすっぴんとお化粧した顔全然違うんだけど、すっぴんだと別人だと思われないかな…。」
お化粧を落としたタイミングで友達と「別人じゃ〜ん!」なんて笑い合うシーンは普段バッチリメイクの人だと経験したことあるのではないでしょうか。
結論から言うと、パスポート用の写真はお化粧の濃さついては規定は無く、かなり濃くても問題ありません。
なぜならお化粧だけでは変わらない判断材料がお顔にはたくさんあるためです。
入国管理官はお化粧や体重の増減、加齢などでは変わらないようなお顔のパーツの位置やパーツの間隔を見て本人かどうか判断しています。
例えば一重まぶたをプチ整形やアイプチで二重まぶたにしていたとします。
それでも目と目の間隔は変わりませんし、鼻との距離感や位置関係、耳の形や角度、口の幅や唇の厚さ、骨格などは変わりません。
つまりこれらの判断材料とされるパーツが全て変わったなんてことがない限りは入国管理官のチェックは問題ないのです。
入国管理官もプロなので、全体の印象ではなくパーツで判断することに慣れています!
しかし、最近は人ではなくAIが自動で顔認証をしてチェックを終えるシステムが多く導入されています。
AIの場合もやはり、パーツの位置や骨格、瞳の大きさなどが基準になるそうです。
ですがAIは写真との違いを敏感に感知するそうで、AIに弾かれて入国管理官に改めて見てもらうという事例はそこそこあるようです。
万が一そんなことになっても、メイクであることや整形歴があることを口頭で説明したり写真を見せたりして証明することで通過できたという体験談が殆どのようです。
パスポート写真が美容整形前の場合は注意が必要
極端な例として、中国で実際にあった入国拒否寸前のエピソードをご紹介します。
美容整形大国の韓国から戻る中国人女性で、何箇所も整形してまだ腫れている顔に絆創膏や包帯を付けて帰国したところ、写真と同一人物だと判別できなかったという事例です。
その場合、通常だと1人あたり1分以内に終わるチェックを数分間かけて整形していないパーツと写真の比較を行うのだとか。
美容整形後にパスポート写真を変える間もなく飛行機に乗らなくてはいけない場合、心配であればクリニックにお願いして診断書を用意してもらいましょう。
パスポートの写真と違うことの証明をするために有効だそうです。
CMでおなじみの高須クリニックの高須医院長は整形で入国審査が通らないことはないのでは?とお話されていました。
それでも心配な場合は診断書や経過の写真を提供してくれるそうなので安心ですね。殆どのクリニックで同じ対応が可能みたいです。
つまりは整形や舞台用のメイク等の顔のパーツの形状が極端に変わるような濃さのお化粧に関しては、入国は可能だがチェックに時間と手間がかかる可能性があります。
一般的なお化粧の濃さや二重まぶた程度のプチ整形は殆ど問題にならないでしょう。
万が一引っかかっても数分チェック時間が延びる程度で済むはずです。
結論、一般的なお化粧の範囲であればかなりの濃さでも入国には差し支えないでしょう。
パスポート写真と顔が一致しないことで起こるトラブル
入国審査に通過する分にはパスポート写真のお化粧がかなりの濃さだとしても入国できることがわかりました。
ですが、あまりにもかけ離れた印象の写真のままのパスポートを使用することには他にもデメリットがあります。
渡航先で身分証明書の確認をされる場面に出くわすことは少なからずあります。
そういったシーンであまりにもかけ離れた印象の写真だと身分を証明できずにトラブルに見舞われることがあります。
外国では日本の身分証明書(運転免許証など)は効力がないので、身分証明書となればパスポート頼りになります。
空港の入国管理官は顔のパーツで確認をしたり、多少顔の印象が変わっても確認することになれているかもしれませんが、渡航先の全てがそうとは限りません。
酷い場合は現地の意地悪な警官に難癖を付けられるなんておっかないこともあるそうです…!
パスポートは5年10年有効なものなので、年数が経てば趣味嗜好や体型も変わると思います。
例えば9年前は20代でギャルメイク、金髪で痩せていたのが今回の旅行時には30代で出産後20キロ太って黒髪清楚系なんてなったら素人には判別が難しいかもしれません。
渡航先の治安や評判をリサーチして、不安な場合は写真の差し替えを検討しましょう。
パスポート写真撮影時のお化粧はカラコンには禁止!
パスポート写真のお化粧はかなり濃さでも問題ないことがわかりましたが、日常的カラコンを使用している人は少し注意が必要です。
人の顔のパーツで同一人物かの判断を行う際に、瞳の色や大きさはかなり重要な判断材料になるのだとか。
そのためパスポート写真の基準を定めている外務省では、カラコンの着用を禁止しています。
外務省から提示されている不適当な写真の例がホームページに掲載されています。パスポート写真を撮影する際は一度こちらを確認するようにしましょう!
パスポート写真撮影時はお化粧の濃さはいつもどおりでも大丈夫ですが、カラコンは諦めましょう。
つけまつげやマツエクは禁止されていませんが、まつ毛の影が目に入らないようにしましょう。
ナチュラルなディファインコンタクトも同じく禁止です。
ディファインならバレずに通過したという体験談もあるようですが、そういった口コミには惑わされず控えましょう。
黒目の比率が違うことで入国管理官に止められたり、現地でトラブルになる可能性が否定できないからです。
証明写真こそ一番キレイな状態で映りたいものなので、いつもどおりのお化粧の濃さにカラコンも付けたい。ですがトラブルはゴメンですよね。
パスポート写真は加工OK?写真映えするお化粧や服装のテクニック!
ここまでパスポート写真のお化粧の濃さやカラコンの有無について解説してきました。
そこでお化粧の濃さの程度がわかった上で、なるべくキレイに可愛く映りたいと思う気持ちが誰しもあると思います。
この章ではパスポート写真の加工の有無や程度についてと、写真映えするコツについて解説していきます!
パスポート写真は加工しても良い!
日常的に撮ると自動で可愛くキレイに映る加工をしてくれる写真アプリを多用している人も多いと思います。
そんな人にとっては真実の姿を映される証明写真って、地味に恐怖ですよね。
私は仕事柄、たくさんのお客様の運転免許証などの証明写真を目にするのですが、実物のお顔と同等にキレイに写っている人は本当に一握りです。
男女問わず何故かみんなさん顔色が悪く老けて写っている感じがします。私自分の写真も例外ではありません。
運転免許証はほとんどの場合免許更新施設で撮影されると思いますが、パスポートの写真は持ち込みです。
そのため、ちょっとしたコツで悪あがきも可能です…!
パスポート写真の加工については外務省が定めている基準があり、基本的に顔に変化がない程度の加工であれば問題はないとされています。
ではどの程度であれば加工しても可能なのか確認しておきましょう。
次に、してはいけない加工についても解説しますので加工をする場合はしっかり確認してください!
外務省から提示されている不適当な写真の例がホームページに掲載されています。パスポート写真を撮影する際は一度こちらを確認するようにしましょう!
写真映えするコツを取り入れよう!
加工する以外にも、普段のお化粧よりも写真撮影を意識したメイクに変えたり、服の色やデザインなどちょっとしたコツで綺麗に撮ることが出来ますよ!
さらには写真撮影する機械や設備によっても映りはかなり変わります。
簡単に取り入れられるテクニックをご紹介します!
写真撮影をプロに任せると仕上がりは断然違う!
証明写真の撮影といえば、コンビニやスーパーの敷地内に置いてある無人の証明写真機をイメージする人が多いと思います。
最近では美肌モードなども搭載されてかなりキレイな写真を安く撮ることが出来るので、それで十分泣きします。
ですが、よりキレイな写真を目指すなら写真屋さんにお任せしてプロの手で撮影してもらうと出来は段違いです。
レタッチ(加工)をしてくれるプランもあって、自然なお直しが可能ですよ♪
私も履歴書用の写真に1度だけ利用したことがありますが、証明写真機で撮るのとこんなに違うのかと目からウロコでした。
写真屋さんで撮影だと、お店によるのかもしれませんが、表情の指示や姿勢の歪みに合わせた調整、顎の引き具合なども指摘してくれるので心強いです!
まとめ
- パスポート写真は通常のお化粧であれば濃さに制限はない。
- パスポート写真が美容整形前の場合は注意が必要。
- 入国審査に無事通過しても、現地でのトラブル回避の為にあまりにも印象が異なる写真は避けたほうが安心。
- パスポート写真に関する基準は外務省のホームページで確認できる。
- カラコンの着用やパーツの大きさや形状が変わるほどの加工は禁止されている。
- 写真映えするテクニックを駆使して、証明写真機でもキレイな写真が撮影可能。
- 更に上を求めるなら写真屋さんで撮影するとクオリティの高い写真が撮れる。
いつもどおりのお化粧の濃さでも大丈夫とわかって安心した人も多いと思います。
お化粧の濃さ以外にも、服装や髪型で写真写りは変わります。
パスポートは一度作ると5年10年同じ写真のまま使用することになるので、後悔のない写真が撮れるといいですね!ぜひ参考にしてください。
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