デビットカードが、どこで使えるのか気になりますよね。コンビニは使用できるでしょうか。
コンビニ各社の公式ウェブサイトで支払い方法を見てみると、「カード決済」とか「バーコード決済」「電子マネー」などの表記が見られます。
デビットカード決済可能とは書いてないんですね。
多くのデビットカードはコンビニで使用できますが、使用不可のデビットカードもあります。
持っているカードが使えるのかどうかを、見分ける方法を解説していきます。また、デビットカードをコンビニで使う際の注意点もまとめました。
ご自身が持っているデビットカードでどのような支払いが出来るのかが、わかるようになりますよ。
デビットカードはコンビニで支払いできる?できないカードの特徴
デビットカードをコンビニで使う際に注意する点があります。
デビットカードには、銀行のキャッシュカードとして使える「J-Debit」と、Visaなどの国際ブランドが付いた「国際ブランド付きデビット」の二つの種類があります。
この2種類のデビットカードは全く違うものなので注意が必要です。
コンビニで使えないデビットカード
どちらのカードを所持しているかを判断するために、カードに表示されているロゴやマークを確認しましょう。
J-Debitのロゴがカードにあれば、それはJ-Debitカードです。一方、Visa、JCB、Mastercardなどの国際ブランドのロゴがある場合、それは国際ブランド付きデビットカードです。
引用:J‐Debit公式サイト
このマークが入ったデビットカードは、コンビニでは使えないので、気をつけましょう!
代表的なセブンイレブンのお客様相談室に寄せられたQ&Aを見てみましょう。
デビットカードは使えますか?
更新日 2023.03.09
ご利用いただけるデビットカードは、Visa・JCB・Mastercardなどのマークの入ったブランドデビットカードのみとなります。
キャッシュカードをそのままご利用いただく、J-Debit につきましてはご利用できません。お会計セルフレジでお支払いの場合は「クレジットカード」を選択してください。
引用:セブンイレブン公式サイト
このように「J-Debit」のマークのついたデビットカードはコンビニでは使うことができないので、注意してください。
私は人口約8万人の”市”に住んでいますが、市内で「J-Debit」が使える店舗は4つのみでした。いずれの店舗も個人商店で、「J-Debit」を使うメリットはないと思いました。
コンビニで使えるデビットカード
引用:ソニー銀行公式サイト
一方で国際ブランド付きデビットカードは、主要なコンビニで使うことができます。Visa、JCB、Mastercardなどのデビットカードは、ほとんどのお店で使用できるでしょう。
クレジットカードが使えるお店なら、国際ブランド付きデビットカードが同じように使えます。
デビットカードは通常、即時引き落としが行われます。デビットカードとクレジットカードの違う点は瞬時に引き落としがあるのか、あとで払うのかということになります。
コンビニでの支払いが可能かどうかを確認するために、コンビニの看板やレジ前にある表示を参考にしてください。公式ウェブサイトでも詳細な情報を確認することができます。
デビットカードでコンビニ支払い!使い方を知ろう
デビットカードの使用方法は、通常のクレジットカードと同じです。
コンビニでは、デビットカードが使えるのか、はっきり明示されていないことがありますが、レジで「カード払い」または「クレジットカード」と伝えれば問題ありません。
特に「デビットカードで支払います」と言わなくていいのね。
デビットカードは即時引き落としのカードであるため、利用前に銀行口座の残高を確認することが大切です。
デビットカードをコンビニで使う時の手順
デビットカードを使用する際の簡単な手順をみてみましょう。
- レジにて「カード払いで」「クレジットカード」と伝える
セルフレジの場合は、「クレジットカード」を選択する - 端末にデビットカードを差し込む。→決済完了
高額決済の場合は暗証番号を入力する必要がありますが、コンビニ決済では暗証番号を入力する必要はほとんど無いといって良いでしょう。
デビットカードでタッチ決済しよう
また、デビットカードにはNFC(近距離通信)機能が搭載されているものもあり、カードを端末に挿入することなく、決済することが可能です。いわゆる「タッチ決済」と言われるものです。
つまり、スマートフォンやカードなどのデバイスを互いに近づけるだけで通信、決済が完了します。主要なコンビニでは、各国際ブランドのタッチ決済に対応しています。
NFC機能が搭載されているデビットカードを使用する際には、「タッチ決済」または「クレジットカード決済」と伝えることでスムーズに支払いが行えます。
自分のカードが「タッチ決済」ができるカードかどうかがわからない場合は、カードに赤丸で示したようなマークがあるか探してみましょう。画像のようなマークがあれば「タッチ決済」が可能です。
引用:三井住友公式サイト
デビットカードを使ってコンビニで支払い時の注意点やデメリット
デビットカードはコンビニでの支払いに便利な利点が多いですが、その使用に際していくつかの注意点が存在します。一つ一つ見てみましょう。
デビットカードで買えないものって何?
デビットカードは決済に便利ですが、コンビニで支払いができない場合もあります。
通常、クレジットカードで支払い不可とされている商品は、デビットカードでも同様に利用できないことがほとんどです。
例えば、こんな商品はデビットカードで買うことができません。
- プリペイドカード
- さまざまな商品券
- 電子マネーへのチャージ
- ビール券や酒クーポン券
- 切手、印紙、ハガキ、年賀ハガキ
- 自治体のゴミ処理券
- 公共料金や税金の支払い
このような商品やサービスを購入したい場合、通常は現金での支払いが必要です。
したがって、これらの支払いをデビットカードで行う予定の際は、事前に支払い方法を確認しておくことが重要です。
自分が持っているデビットカードの種類を確認しよう!
先ほどもいいましたが、自分のデビットカードがJ-Debitなのか、Visa、JCB、Mastercardなどの国際ブランドのデビットカードなのか、確認してコンビニで使用することが大事です。
一部のコンビニではJ-Debitが受け入れられている場合もありますが、ほとんどが対応していません。
J-Debitのデビットカードをコンビニ以外で使用する時は、事前に加盟店検索を行って確認することをおススメします。
コンビニで利用可能な支払い方法については、カードのマークや掲示を確認して、スムーズにお買い物を楽しんでください。
他の支払い方法との併用はできない
デビットカード決済をする場合、現金や他のクレジットカードと併用することはできません。
例として、1,000円の支払いがある場合、500円をデビットカードで支払い、残りの500円を現金で支払うというような組み合わせは使用できません。
この場合支払いは、デビットカードのみか、現金や電子マネーなどの別の支払い方法のみを行う必要があります。
複数の支払い方法を使用したい場合、最初からそれらを別々に処理してもらうように店舗にお願いすることが必要です。
一括払いしかできない
デビットカードを使用する際、支払い方法は基本的に「一括払い」のみです。
したがって、支払いが即時に銀行口座から引き落とされるため、クレジットカードのような「分割払い」や「リボ払い」などの後日支払いの方法は選択できません。
一括払いしかできないため、高額の買い物をする場合には、事前に銀行口座の残高を確認し、支払いに十分な余裕を持つことが重要です。
まとめ
- デビットカードをコンビニで使いたい場合は、自分のデビットカードが、「J-Debit」なのか、国際ブランドのデビットカードなのか確認するべし。「J-Debit」ならばコンビニでは使用できない
- デビットカードで支払う場合は、クレジットカードの決済のシステムと同じなので「カード払いで」「クレジットカード」とレジの人に伝えよう
- 持っているデビットカードのマークを確認して、タッチ決済が可能かどうか把握しておくとよい
- クレジットカードで買えないものは、デビットカードでも買えないので、事前に確認しておく
- デビットカード決済は他の決済と併用はできない
- デビットカードの支払い方法は「一括払い」のみ。分割やリボ払いはできない
デビットカードは、使いすぎを防ぐ安心なカードです。現金を持ち歩くこともなく買い物ができるのは大きいメリットですよね。
コンビニで買い物することが多い人は、ぜひ注意点をチェックして買い物を楽しんでくださいね。
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