接着したり保護したりするだけでなく、インテリアや雑貨としても人気が出ているマスキングテープ。
何にでも使えて万能なマスキングテープですが、剥がした時に糊の跡が残ってしまったことはありませんか?
私は家の壁に貼りっぱなしにしていたせいか、しばらく経ってから剥がした時に糊の跡が残ってしまったことがありました。
マスキングテープは粘着力が弱いので完全に油断していましたが、糊の跡が残ることもあるのですね。
その時は消しゴムやアルコールを使いゴシゴシすると糊の跡は取れましたが、後から調べてみると壁紙によっては壁紙ごとはがれてしまうこともあるようです。
糊の跡をきれいに取る方法や糊が残ってしまう原因などを調べてみましたので、ぜひ参考にしてみてください。
マスキングテープの糊残りを除去する方法は?
マスキングテープと一言で言っても、マスキングテープにはたくさんの種類があります。
雑貨屋さんで売っているかわいい柄のものだけでなく、自動車の塗装などに使われる丈夫なものや、引っ越しの時に使う養生用のテープなどもマスキングテープの一種です。
マスキングテープの種類は用途ごとに分けることができます。
種類 | 用途 | 特徴 |
---|---|---|
車両塗装用 | 主に工場での車両塗装 | 耐熱性、耐水性、強い粘着性 |
シーリング用 | サッシの隙間や目地などに貼り、コーキング材との気密性を高めるために使う | 耐水性、耐候性 |
建築塗装用 | 建造物の保護 | 耐熱性 |
文具・雑貨用 | ノートや雑貨に貼る、メモやラベルの代わりに使う | 弱粘性 |
インテリア用 | DIYリノベーション、リメイクなど | 弱粘性、耐水性 |
引用:ロイモール
粘着素材にも種類があります。ゴム系とアクリル系の2種類です。
ゴム系はマスキングテープに多く使われている粘着剤で、弱粘性で貼りやすく剥がしやすいというメリットがありますが、熱や紫外線に弱いというデメリットもあります。
アクリル系は粘着力も高く耐熱性や耐水性にも優れています。凸凹した壁やコンクリートなどにも貼ることができるため、建築現場などでもよく使われている粘着剤です。
雑貨屋さんや100均などで売っているかわいい柄のマスキングテープはゴム系のものが多く、剥がしやすいものがほとんどですよね。
基本的にマスキングテープの糊残りも、セロハンテープやガムテープなどの粘着剤を取り除く時と同じようなやり方で除去することができます。
温めて剥がす方法
温めて剥がす方法には次のようなものがあります。
- ドライヤー
- ぬるま湯
ドライヤー
テープの粘着剤は熱に弱いので、少し温めることで粘着力を弱めることができます。
その後ゆっくりとテープをはがすと糊が取れやすくなるようです。
温まりすぎると粘着剤が溶けてベタベタになってしまうため気を付けましょう。
ぬるま湯
ぬるま湯の場合は霧吹きなどに入れたぬるま湯を吹きかけて少し時間をおき、その後剥がしていきます。
ぬるま湯と他の方法を組み合わせることでさらに効果が高まるようですよ。
家庭にあるものを利用する
家庭にあるものも糊残りの除去に利用することができます。
- 消しゴム
- セロハンテープやガムテープ
- メラミンスポンジ
- ハンドクリーム
- お酢や食器用洗剤
- 除光液
消しゴム
消しゴムは糊の部分を消しゴムでこすることでくっついた糊がきれいに取れます。
水に弱い素材にも使えるので便利ですが、結構力が必要なのと消しゴムがすぐになくなってしまうデメリットもあります。
広範囲に及ぶ糊残りの除去には向かないタイプです。
セロハンテープやガムテープ
セロハンテープやガムテープといったテープ類を糊の部分にペタペタすると、粘着剤がテープにくっつきます。
何度もペタペタしながら貼ったり剥がしたりを繰り返すことによって糊残りを除去することができます。
ただこの方法も消しゴムと同様時間がかかるのと、単純作業の繰り返しになるので根気が必要です。
消しゴムやセロハンテープなどは糊残りの範囲が狭い場合に適した方法だと思います。
メラミンスポンジ
水を含んだメラミンスポンジでこするのも効果的です。水よりも温かいお湯の方が効果があります。
ハンドクリーム
糊残りの除去にはハンドクリームも効果的です。クリームに含まれる油分が粘着剤の成分を弱めはがれやすくなります。
粘着剤の部分にハンドクリームを塗って馴染ませるとポロポロ取れてくるので、全部取れたら最後にタオルなどで拭き取りましょう。
お酢や食器用洗剤
お酢や食器用洗剤の成分である界面活性剤も糊残り除去に効果があります。
お酢または洗剤を粘着剤の部分に塗りしばらくおきます。キッチンペーパーなどに染み込ませてしばらくパックすると効果も高まるようです。
時間が経ったら塗った部分を洗い流すか拭き取るだけ。シール剥がしなどの有機溶剤を使いたくない場所にも効果的な方法です。
除光液
マニキュアの除光液にはシール剥がしの成分と同じ有機溶剤が使われているので、糊残りの除去にも使うことができます。
テープに除光液を染み込ませ、しばらく時間をおいたら拭き取るだけです。
頑固な糊残りを除去する方法
いろいろ試してみたけど、糊のベタベタがまだ残ってる…
そんな時は、シール剥がしやエタノールなどの溶剤を使うのがオススメです!
シール剥がし
シール剥がしの有機溶剤には粘着力を弱める効果があり、吹きかけて時間をおくだけで頑固な糊残りも簡単に除去することができます。
シール剥がしはホームセンターをはじめ100均でも販売されていて、種類もスプレータイプやゼリータイプなど様々です。素材や用途に合ったものを選ぶとよいでしょう。
ゴム系のマスキングテープの下にベースとして貼ることで、糊残りせずきれいに剥がすこともできます。組み合わせて使うのもオススメです。
3M スコッチ 塗装用マスキングテープ
文房具でも有名なScotchのマスキングテープです。このマスキングテープは耐熱性をもっていて、120度の熱にも耐えられるという優れもの。
車の塗装や建築用塗装などを目的としたマスキングテープなので、一般的に使われることは少ないかもしれませんが、熱にも強いマスキングテープがあるなんて驚きました!
価格もリーズナブルなのに高性能。本当にいろいろなマスキングテープがあるのですね。
まとめ
今回はマスキングテープの糊残りを除去する方法や原因についてまとめました。
- マスキングテープの糊残りを除去する方法はたくさんある
- 家庭にある身近な物を使ってテープの糊残りを除去することができる
- 頑固な糊のベタベタにはシール剥がしやエタノールなども有効
- マスキングテープの糊残りの原因は3つ!短期間で剥がすようにしましょう
- 糊残りしにくいマスキングテープも販売している
家庭にある身近な物の中にもマスキングテープの糊残りの除去に使えるものがたくさんありましたね!
マスキングテープは使い方によっては糊が残ってしまうこともあり、放置するとベタベタが取れなくなってしまうこともあります。
長期間貼りっぱなしにしないように気を付けながら、マスキングテープをいろいろなものに貼って楽しみましょう♪
エタノール
エタノールやアルコールなどといった消毒液も糊残りの除去に使うことができます。
アルコールの成分で粘着力が落ち、頑固なベタベタも取れやすくなります。
最近は消毒用に家庭に置いてあるという人も多いと思うので、マスキングテープの糊残りが取れない時はぜひ利用してみてください。
マスキングテープが糊残りしてしまう原因は?
マスキングテープの剥がし方にもいろいろありましたが、弱粘性のマスキングテープの糊が残るのには原因があります。
- 長期間貼り続けていること
- 高温多湿や紫外線などの環境
- テープの粘着剤や貼っている物の素材
マスキングテープは元々は塗装箇所を保護するためのテープなので、長期間貼ることを目的として作られたわけではありません。
種類によっては粘着力が強いものもありますが、基本的に多くのマスキングテープは短期間で使用すれば、糊残りしてしまうことはないと言えます。
長くても半年を目途に剥がしたり貼り替えたりするようにしましょう。
また、マスキングテープは熱や紫外線にも弱いため、これらに長期間さらされていると粘着剤が溶けてベタベタになってしまうこともあります。
糊残りのほか、色移りなどもしてしまうようです。日に当たる場所にマスキングテープを貼っているという人は気を付けましょう。
安いマスキングテープだとベタベタになりやすいってホント?
確かに高価でマスキングを目的としたテープは粘着力や素材など、安価で売られているマスキングテープとは性能も変わってきます。
しかしマスキングテープの性能が原因というよりは、マスキングテープを貼る場所の環境や貼る物の素材、貼っている期間などの影響の方が大きいと思われます。
身近にある物で簡単に糊のベタベタが取れるということもわかったので、長く貼りすぎないことを意識しながらお気に入りのマスキングテープでDIYやリメイクなど楽しみましょう。
こちらの記事ではマスキングテープを壁やポスターなどに貼る方法や100均オススメのマスキングテープなどを紹介しています。
マスキングテープが糊残りしない!?オススメ商品ご紹介
マスキングテープも日々進化していて、水に強いものや耐久性が高いものなど、様々なマスキングテープが販売されるようになってきました。
ここでは糊残りしにくいマスキングテープや、耐水性、耐熱性といった特徴のあるマスキングテープをご紹介します。
ダイソー マスキングテープ(カビ防止、15mm×12m)
ダイソーで売っている防カビ効果のあるマスキングテープです。粘着力もあり耐水性も備えています。
アクリル系の粘着剤なので糊残りも少なくきれいにはがすことができます。
ドアのレール部分や窓のサッシなど、カビが気になる場所に貼ることでカビや汚れから防ぎ、掃除する時も貼り直すだけなので簡単で便利です。
3M のり残りのないマスキングテープ
和紙製のマスキングテープで、塗装用や修理用にも使用でき、耐久性にも優れています。
強い粘着力を持ちますが剥がしやすく糊残りしないので、いろいろな用途に使えてとても便利です。
ゴム系のマスキングテープの下にベースとして貼ることで、糊残りせずきれいに剥がすこともできます。組み合わせて使うのもオススメです。
3M スコッチ 塗装用マスキングテープ
文房具でも有名なScotchのマスキングテープです。このマスキングテープは耐熱性をもっていて、120度の熱にも耐えられるという優れもの。
車の塗装や建築用塗装などを目的としたマスキングテープなので、一般的に使われることは少ないかもしれませんが、熱にも強いマスキングテープがあるなんて驚きました!
価格もリーズナブルなのに高性能。本当にいろいろなマスキングテープがあるのですね。
まとめ
今回はマスキングテープの糊残りを除去する方法や原因についてまとめました。
- マスキングテープの糊残りを除去する方法はたくさんある
- 家庭にある身近な物を使ってテープの糊残りを除去することができる
- 頑固な糊のベタベタにはシール剥がしやエタノールなども有効
- マスキングテープの糊残りの原因は3つ!短期間で剥がすようにしましょう
- 糊残りしにくいマスキングテープも販売している
家庭にある身近な物の中にもマスキングテープの糊残りの除去に使えるものがたくさんありましたね!
マスキングテープは使い方によっては糊が残ってしまうこともあり、放置するとベタベタが取れなくなってしまうこともあります。
長期間貼りっぱなしにしないように気を付けながら、マスキングテープをいろいろなものに貼って楽しみましょう♪
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