ドライヤーを使っていて温風の温度が下がってきた、または風量が弱くなってきたことはありませんか?
それはドライヤーにほこりが溜まっていることが原因かもしれません!
風呂上りに髪を乾かすときや、ヘアセットなどドライヤーは毎日使うものですよね。
ドライヤーは空気を吸い込んで温風などを出しているため、空気の吸い込み口にとてもほこりがたまりやすいんです。
しかしドライヤーのお手入れを定期的に行っている人はなかなかいませんよね。
ドライヤーについたほこりを放置していると、故障や発火の原因になってしまいます。
ドライヤーのお手入れは家にあるもので簡単にできますよ。
毎日家族全員が使うものだからこそ、この機会にドライヤーのほこり取りをしてみましょう。
ドライヤーにほこりがたまる原因とは?
ドライヤーにどうしてほこりがたまるのか気になりますよね。
ドライヤーは後ろの空気吸い込み口から空気を吸い込み、内部にあるヒーターで空気を温め吹き出し口から温風を出しています。
吸い込み口から空気を吸うときに、空気中のほこりも一緒に吸い込まれます。そのほこりが吸い込み口の穴やフィルターにたまってしまうのです。
ドライヤーにほこりがたまって起こる故障や事故
ドライヤーにほこりがたまることで故障や事故の原因になります。
実際に私もドライヤーの内部から火花が出たことがあります…。
そのドライヤーは買ってから数年使っていましたが、1度もお手入れしたことがありませんでした。
ドライヤーにほこりが溜まったまま使い続けると、火花が出て火災など大きな事故に発展することもあります。
- 温風が時々冷風に変わる
- 吹き出し口の中に火花が見える
- 使用中に焦げ臭いにおいがする
- ドライヤーが異常に熱くなる
- ドライヤーから異音がする
上記のような症状があればドライヤーに詰まったほこりが原因で故障しているかもしれません。
火花が出たらすぐに使用を中止しましょう。
そのまま使い続けるとドライヤーから出た火花で火傷する可能性があります。
最悪の場合、火花が飛び散り火災の原因になります。
コードを本体に巻き付けて収納したり、コードがねじれたまま使用すると断線し、ショートや発火の原因になります。
掃除をするメリット!
ドライヤーのお手入れをすると、ほこりが取れてきれいになるだけではなく、色々なメリットがあります。
故障の防止
ほこりを取り除くことで、ほこりが原因で起きる火花や異臭・発火を防ぎます。
ドライヤーの機能低下を防ぐ
温風が冷風に変わってしまったり、風量の低下を防ぎます。
ドライヤーの寿命がのびる
故障しにくくなることでドライヤーを長持ちさせることが出来ます。
ドライヤーのほこりを取ることできれいに保つだけではなく、長持ちさせるなどメリットが大きいですね。
ドライヤーのほこりの取り方!家にあるもので簡単お手入れ♪
ドライヤーのほこりの取り方はとっても簡単です。用意するものも、どのご家庭にもあるものばかりです。
ドライヤーのほこりのお手入れをするときは、ドライヤー使用直後は避けましょう。
ドライヤーの中にはヒーターが入っており内部はとても熱くなっています。
火傷する可能性があるため、必ず冷めた状態でお手入れしましょう。
取り外し可能な吹き出し口のカバーは先に外しておきましょう。
ドライヤーのコンセントは必ず抜いておきましょう。
用意するもの
- めん棒
- 歯ブラシ(使い古しのものでOK)
- 掃除機
- タオル
- ウェットティッシュ
- 針金(なければ爪楊枝など先の尖ったもの)
掃除方法①掃除機でほこりを吸い取る
掃除機を使ったドライヤーのほこりの取り方をお伝えします。
掃除機は先の細くなったノズルに付け替えておきましょう。
吸い込み口と吹き出し口に掃除機のノズルを当て、ほこりを吸い取ります。
ほこりの量が多い場合や汚れがこびりついているときは下記の方法でお手入れしましょう。
掃除方法②綿棒でほこりを取る
掃除機を使っても取り切れないほこりや汚れは、綿棒を使って落としていきましょう。
綿棒を吸い込み口と吹き出し口に当て、クルクルと円を描くように回しながらほこりをかき出します。
きれいにお手入れするポイントは小さく円を描くように回すことです
ほこりが舞ってしまう場合は綿棒を少し濡らしましょう。
綿棒の水分を吸ってほこりがまとまり、掃除もしやすくなります。
取れたほこりがドライヤーの中に入ってしまわないように注意しましょう。
使用したときに中に入ったほこりがヒーターで熱せられて発火する恐れがあります。
掃除方法③歯ブラシでほこりをかき出す
吸い込み口や吹き出し口の網目に入り込んだほこりがなかなか取れない場合は、歯ブラシを使いましょう。
使用する歯ブラシは使い古しのもので構いません。
網目に入り込んだほこりに歯ブラシを当ててほこりをかき出します。
取れたほこりがドライヤーの中に入らないように注意しましょう。
ほこりが舞うときは、綿棒同様少し歯ブラシを濡らしてから行うといいですよ。
吸い込み口を掃除するときは吸い込み口を下にしておく。吹き出し口を掃除するときは吹き出し口が下になるように持ちましょう。
吹き出し口にほこりが入らないようにするには、ドライヤーを送風モードで運転させ、ほこりを飛ばしながら掃除する方法もあります。
※吹き出し口の掃除時のみ。吸い込み口の掃除のときは逆効果です!
取れたほこりが送風の風によって部屋中に飛ぶので換気をしながら行ってください。
窓を開け、外に向けながら運転させる方法も良いかもしれません。
掃除方法④綿棒や歯ブラシが届かない場合は針金や爪楊枝を使ってみよう
ドライヤーによってはほこりがたまっている所の手前に細かい金網があることがあります。
金網の奥にほこりが見えているのに、綿棒や歯ブラシが届かない!
そんな時はもっと細い爪楊枝や針金を使いましょう。
針金の先端を少し折り曲げ、かき出すように動かしましょう。
ほこりが手前まで来たら綿棒や歯ブラシで除去しましょう。
針金や爪楊枝を奥まで入れる際は、内部の部品やヒーターを傷つけないように気を付けましょう。
掃除方法⑤奥の届かないほこりはエアダスターを使ってみる
掃除機・綿棒・歯ブラシ・針金・爪楊枝を使っても取れない奥の奥に潜んでいるほこりにはエアダスターを使ってみましょう。
エアダスターは、パソコンやカメラなどについたゴミやほこりをガスや風の力で除去するOA機器のメンテナンス用品です。
細いノズルが付いているものが多く、できるだけ奥まで差し込んでスプレーしましょう。
エアダスターの上手な使い方は、全体的に吹き付けるのでななく、ほこり目掛けてシュッ!と狙い撃ちすることです。
狙い撃ちで気になるほこりが取れたら、仕上げとして全体に吹きかけましょう。
掃除方法⑥タオルで本体とコードを拭く
掃除機の本体とコードは柔らかいタオルで拭きましょう。汚れがひどいときは、ウェットティッシュでふき取りましょう。
ドライヤーは洗面所など、湿気の多いところで使用することが多いため、本体やコードについたほこりが湿気を吸ってこびりつくことがあります。
特に電源プラグにほこりが付いている場合はしっかり除去しましょう。
プラグにほこりが付いていると、コンセントに差し込んだ時に発火する危険性があります。
意外に汚れている場所として、コードのくぼみです。
コードの真ん中にくぼみがあるタイプは、ほこりがくぼみに入り込み、洗面所の湿気を吸ってこびりついていたりします。
タオルやウェットティッシュで取りにくい場合は、濡らした綿棒でくぼみをなぞると綺麗に取れます。
ウェットティッシュで拭いたら、必ず乾いてから使用しましょう。
特に電源プラグが濡れたままコンセントに差し込まれると感電する危険性がとても高いです。
ドライヤーについたほこりの取り方をいくつかご紹介いたしました。
どのご家庭にもあるもので簡単にできますね。
ドライヤーのほこり取りは月に1回のペースで行いましょう。
ドライヤーのほこりの取り方で分解するのはNG!
ドライヤーのほこりの取り方で、ドライヤーを分解するのは大変危険です。
ドライヤーのご自身でのお手入れは、上記でご紹介したように、掃除機や綿棒を使ったほこりの取り方を実践し、分解せずに行いましょう。
各メーカーのサイトや、取扱説明書にも下記のようなことが記載されています。
お客様ご自身で分解した場合、発火や異常動作によるケガの原因となります。
お手入れでほこりや異物が取り除けない場合は、お買い上げの販売店や、修理ご相談窓口へご連絡ください。
分解した場合取り付け方が分からなくなってしまったり、しっかり取り付けたつもりでもネジが緩んでいたりとても危険です。
ご自身で分解した場合保証が効かないことも考えられます。
ドライヤーのほこりの取り方は、分解しなくても取れる範囲でお手入れをしましょう。
まとめ
今回はドライヤーのほこりの取り方をご紹介いたしました。
普段吸い込み口や吹き出し口はあまり見ることのない場所ですね。しっかり見てみると、結構ほこりがたまっているんです。
お手入れすることは面倒くさいように感じるかもしれませんが、とても簡単ですよ。エアダスターでほこりを狙い撃ちするのも案外楽しかったりします!
それでは今回のおさらいをしてみましょう。
- ドライヤーは構成上、吸い込み口と吹き出し口にほこりがたまりやすい
- ドライヤーにほこりがたまることで故障や事故の原因になる
- ほこりがたまったまま使い続けると、火花が出て火災など大きな事故に発展することもある
- 温風が冷風に変わる・火花が見える・焦げ臭いにおいがする・異常に熱くなる・異音がするという場合は、ほこりによる故障かもしれない
- ほこりを取ると故障の防止・ドライヤーの寿命がのびる・機能低下の防止などのメリットがある
- ドライヤーのほこり取りは家にあるもので簡単にできる
- ドライヤーのほこりを取るときは分解せずに行うこと
- ほこり取りはだいたい月1くらいの頻度で行うとよい
最近ではマイナスイオンやハイドロイオンなど、髪を守る機能が付いていますよね。
価格帯も高いものでは数万円するものもあります。せっかく買ったドライヤーを長持ちさせるためにも、今回ご紹介した方法で定期的にお手入れしましょう。
お手入れすることで長持ちさせるだけではなく、発火なども防げます。是非この機会にお手入れしてみましょう。
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