5月に入り、今年も紫外線が強い季節がやってきました。みなさんは普段日傘を使用していますか?私は日傘愛用者で職場に一本、鞄に折りたたみ式を一本、自宅に一本所有しています。
最近は街中で日傘を差している男性も見かけますね。職場の男性も通勤時に日傘を愛用していて「一度使うと涼しく感じるし、熱中症対策にもなるから手放せない。」と話していました。
日傘には色や形、素材など様々な種類があり、どれがいいのか迷ってしまいますよね。
私が愛用している日傘の色は全て黒ですが、白やベージュなど他の色との違いは何だろう?と気になりました。
色によって効果に違いがあるなら、購入する前に知りたいですよね。この記事では日傘の効果、日傘の色によって効果に違いがあるのか?おすすめの日傘の色や商品について紹介していきます。
日傘の色で効果は違う!具体的な違いは何?
4月~5月になってくると、紫外線が段々と強くなってきます。最近では3月でも日差しが強い日がありますよね。この時期になると、街中で日傘を差している人を多く見かけます。
日傘の色は白や黒、ベージュにピンクなど様々な商品が販売されています。購入を考えている人はどれがいいのか迷ってしまいますよね。
また、日傘と言えば紫外線をカットするイメージがありますが、具体的にどのような効果があるのでしょうか?
まずは日傘にはどのような効果があるのかを確認していきましょう。
日傘の効果とは
- 紫外線をカットする効果がある
- 暑さ対策に効果がある
紫外線をカットする効果
紫外線は肌のシミやしわ、たるみの原因になるのはもちろん、皮膚がん、白内障などの原因になるとも言われています。
肌の悩みに敏感な女性だけではなく、お子さんから年配の方まで年齢に関係なく、紫外線を長時間浴びるのは体にとって良くないのです。
また、太陽光を浴びてから日焼けが始まるのは3分後と言われています。とっても早いですよね!短時間で洗濯物を干すときも油断はできません。
日傘は雨傘と違いUV加工がされているので、紫外線をカットしてくれる効果があります。
暑さ対策に効果がある
普段日傘を使っている方は分かると思いますが、日傘を差すと差さないとでは体感温度が全く違います。
日傘を使うと眩しさも軽減されますし、太陽光が体に直接当たらないので、日陰にいる時に近い涼しさを感じることができます。
日傘の色で効果に違いがある
日傘と言えば白と黒が代表的な色です。購入を考えている方は、どちらかの色で迷うことが多いのではないでしょうか?
ここからは日傘の代表的な色、白と黒の違いについて見ていきましょう!
特徴 | メリット | デメリット | |
白 | 紫外線を反射する | 日傘に熱がこもりにくい | 日傘を通過する紫外線がある |
黒 | 紫外線を吸収する | 紫外線カット率が高い | 日傘が熱をもちやすい |
日傘の色が白の場合
日傘の色が白の場合、光を反射して紫外線をカットします。紫外線を吸収する黒色とは違い、傘に熱をもちにくいのがメリットです。
ただ、紫外線は明るい色ほど通しやすいと言われているため、紫外線カット率は黒色の方が高いと言われています。
日傘の色が黒の場合
日傘の色が黒の場合、光を吸収して紫外線をカットしています。基本的に暗い色の方が紫外線を通しにくいと言われているため、黒の方が白より紫外線カット率が高いのです。
また、黒は紫外線を吸収するだけではなく、赤外線も吸収しやすいというデメリットがあります。夏に黒い服を着ると暑く感じるのは、黒い布が赤外線を吸収して熱がこもった状態だからです。
黒い日傘の表面を手で触ると熱く感じるのは、熱を吸収しているからなんですね!
日傘のおすすめ色は表が白で裏が黒
日傘の白色も黒色もメリットやデメリットがあり、迷ってしまいますよね。何より紫外線をカットするのが一番重要!と思われる方は迷わず黒色がおすすめです。
紫外線カットも重要だけど、日傘に熱がこもるのが気になるという方は、紫外線カット率は黒色より下がるけど白色を選ぶのがいいと思います。
どちらのメリットも捨てがたいという方におすすめの色は表側が白色、裏側が黒色の日傘です。と言うのも紫外線は上空から降り注がれるだけではありません。
地面や建物からの照り返しにも注意が必要です。気象庁のデータによると地表面によって紫外線の反射率は大きく異なります。
地表面 | 反射率 |
コンクリート・アスファルト | 10% |
草地・芝生・土面 | 10%以下 |
砂浜 | 10%~20% |
新雪 | 80% |
新雪の反射率が80%と高いことで分かるように、日傘の内側が白色の場合は傘の中で光が反射し、眩しさを感じるうえに、顔や体が日焼けをしやすくなります。
日傘の表面が白だと光を反射するので熱をもちにくい、裏側が黒だと光を吸収して紫外線をカットする。表が白、裏が黒の日傘は、まさにいいとこどりですね♪
日傘の色で人気色の白と黒!おすすめ商品
日傘の効果や色別の効果の違いが分かったところで、購入を考えている人向けにおすすめの人気商品をいくつか紹介していきたいと思います。
まず、日傘を選ぶときにぜひチェックをしてもらいたいのは、紫外線遮蔽(しゃへい)率と遮光率です。
紫外線遮蔽率はUVカット率と表示されている事が多く、この数字が高いほど紫外線を遮る効果が高まります。遮光率とは光を遮る割合のことを言います。
JUPA(日本洋傘振興協議会)が定めた基準によると、遮光率が99.99%以上の生地を使用した日傘は1級遮光傘になります。購入する際は、最低でもこの2つは必ずチェックしましょう。
私が普段愛用している人気の日傘も紹介しています!ぜひ参考にしてくださいね。
1級遮光日傘
私が愛用している日傘はこちらです。お値段は決して安いとは言えませんが、完全遮光100%なので光を完全にブロックしてくれます。
そのため、日傘を差すときと差さないときの体感温度が全く違います。特に真夏は熱中症も心配なので手放せません。
日本製の生地を使っている事、生地自体に紫外線カット効果があるので、故障しない限り効果が持続するところがお気に入りのポイントです。とても人気がある商品ですよ。
大きめサイズの日傘
ご自宅や職場に1本置いておくと便利な大きめサイズ。体全体をしっかりとカバーしてくれます。
私は、人が多く混雑する場所ではコンパクトサイズの日傘を使用していますが、それ以外の場所では大きめサイズを使っています。特に地面からの照り返しが顔付近に当たらないので、眩しさを感じにくいです。
折りたたみ式の日傘
持ち運びに便利な折りたたみ式タイプのおすすめはこちら。折りたたみ式は鞄に入れても重くない軽量タイプと、さっと差せる開閉が楽なタイプが人気があります。
こちらは軽量なのはもちろん、コンパクトなので鞄の中でもかさばらないのが良いですね。開閉がワンプッシュで出来るのもポイントが高いです。
デザインもシンプルで鞄にさっとしまえるサイズです。男性にもおすすめできます!
日傘が色あせたら修理はできる?
日傘は様々な商品が販売されており、値段もリーズナブルなものから高価なものまであります。しかし、頻繁に買い替えるのは家計にも負担がかかります。できれば長く使いたいですよね。
日傘が色あせてきたけどまだ使いたいな。日傘の修理ってできるのかな?
日傘が色あせたら修理できる場合がある⁉︎
日傘を使って年数が経つと、段々と色あせが気になってきます。日傘が色あせたら修理に出すことは可能です!
しかし、修理に出せる場所が限られていること、修理代も安くないことが多いので、それぞれのケースで決められた方がいいと思います。
調べてみると、色あせの修理は安くてもだいたい2千円台後半から、高い所だと1万円を超えてしまいます。また、日傘の修理やクリーニングを取り扱っているお店自体が多くありません。
有名なクリーニング店白洋舍が日傘のクリーニング相談を受け付けていますが、ホームページにはクリーニングの詳細や料金が記載されていませんでした。気になる方はお近くの店舗に問い合わせてくださいね。
また、一般的な日傘のUVカット加工持続期間は2~3年と言われています。使用頻度にもよりますが、紫外線の影響を受けて色あせてきた日傘は、UVカット効果が薄まっている可能性があります。
思い入れのある物や高価な物以外は数年使い、色あせてきたら新しく買い直すのがおすすめです。
生地自体にUVカット効果がある日傘もあります。日傘が故障しない限り効果が持続するので、長く使い続けたい人にはおすすめです。
日傘を長持ちさせるポイント
決して安いとは言えない日傘。できるだけ長く使いたいものです。長持ちさせるためにもまずは色あせの原因について知っておきましょう。
特徴 | 原因 | |
白 | 黄ばみやすい | 埃や湿気 |
黒 | 色あせしやすい | 紫外線 |
白の日傘は黄ばみが、黒の日傘は色あせがしやすいです。黄ばみの原因は埃や湿気がたまり、酸化することでおこります。
色あせの原因は、紫外線を浴び続けることが原因です。日傘は基本的にUV加工がされていますが、強い紫外線を浴び続けると徐々に色あせてきます。
日傘のお手入れ方法
日傘は日々のお手入れが大事です。面倒に感じてしまうかもしれませんが、日傘を長持ちさせるためにもご自宅で簡単にできるお手入れ方法をご紹介します。
日傘には洗える素材と洗えない素材があるので、確認してから洗うようにしましょう。
- 綿素材の日傘
- 麻素材の日傘
- 撥水加工がしてある晴雨兼用の日傘
- 細かいレースなどがついている日傘
- シルク素材の日傘
- ポリウレタン(PU)コーティングされている日傘
撥水加工がされているものや、レースがついているもの、シルク素材は生地をダメにしてしまうため洗う事ができません。
ポリウレタン(PU)コーティングされている日傘も水洗いができないので注意が必要です。これらの素材は優しくブラシングをして埃を取るようにしましょう。
日傘の洗い方
- STEP1洗剤を用意する
バケツか洗面容器にぬるま湯を張り、洗濯用洗剤か中性洗剤を入れ薄めておく。
- STEP2洗濯用ブラシでブラッシングする
傘に付着した埃を落とすように、全体を優しくブラッシングする。
- STEP3傘の外側と表側を洗う
スポンジに用意しておいた洗剤を染みこませ、傘の外側と内側を軽く叩いて汚れを落とす。
- STEP4全体を洗い流す
傘の外側と内側をシャワーなどで優しく洗い流す。
- STEP5タオルで全体を拭く
乾いたタオルで全体を拭き、風通しがよく直射日光が当たらない場所で干す。
乾かすときは生地が伸びるのを防ぐために、日傘を半開きにして乾かしましょう。半分ほど乾いてきたら全体を広げ、乾かしましょう。
また、直射日光に当てると黄ばみや色落ちしてしまう場合があるので、風通しの良い日陰で干し、汚れが気になったらこまめに洗う事で長く使うことができます。
お気に入りの日傘を長く使えるように、日頃のお手入れも大切にしましょう。
どんなに良い日傘でも、日傘だけで紫外線を完全に防ぐことはできません。日焼け止めと併用して使いましょう!
まとめ
今回は日傘の効果や色によっての効果の違い、日傘のおすすめ商品・日傘は色あせたら修理できるのか!?について紹介してきました。
- 日傘は紫外線カットや暑さ対策に効果がある。
- 日傘の色が白の場合、紫外線を反射させるため紫外線カット率が黒の日傘より下がるが、熱がこもりにくいメリットがある。
- 日傘の色が黒の場合、紫外線を吸収するため紫外線カット率が高いが、赤外線も吸収するため日傘に熱がこもりやすい。
- 日傘の色でおすすめの色は表側が白、裏側が黒。
- 日傘のおすすめ商品は紫外線遮蔽(しゃへい)率と遮光率が高い商品。持ち運びに便利な折りたたみ式や、体全体をカバーできる大きいサイズもあるので使い分けができる。
- 日傘が色あせたら修理できるケースもあるが、修理できるお店が少なく値段も高いため、買い替えるのがベスト。
- 日傘を長持ちさせるポイントはこまめに掃除をして、埃や湿気を溜めない。
- 日傘の掃除方法は洗濯用洗剤や中性洗剤を使い簡単にできるが、綿や麻以外の素材は洗うことができない場合があるので注意する。
日差しが強い季節には手放せない日傘。紫外線対策だけでなく熱中症のリスクを下げるなどのメリットがありました。日傘は色や形など様々な商品が販売されています。
また、男性にもおすすめな商品もたくさん販売されています。日焼け止めと併用しながら、紫外線や熱中症から大切な体を守って、これからの暑い季節を乗りきってくださいね。
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