梅雨も明けて夏の日差しがギラギラときつく、毎日のお散歩に麦わら帽子は欠かせません!
私も、日傘と麦わら帽子の完全装備で出かけるのですが、毎日愛用しすぎてしまい、そろそろ汚れも気になってきました。さて、麦わら帽子は洗えるのでしょうか?
麦わら帽子を洗う感覚は無いけど…汗がついたり汚れているから出来れば洗えたらよいわね
最近は丸洗いできるタイプの麦わら帽子もあるようですし、洗えるものなら洗ってしまいたいですよね
今回は麦わら帽子のお手入れ方法を素材別、パーツ別でご紹介します。
また、シーズンオフに入る前にやっておきたい型崩れ防止の方法や、おすすめのクリーニング店もご紹介しますので、最後までご覧くださいね。
麦わら帽子の洗い方!素材別にお手入れ方法を考える
麦わら帽子は使ってくるうちに、汗や皮脂などの汚れが蓄積していくので、こまめなお手入れが必要ですが、洗えるのでしょうか?
麦わら帽子の洗い方でお手入れは素材を確認しよう
麦わら帽子が洗える素材か、帽子のタグ表示で確認してみましょう。素材は3つに分類されます。
洗濯表示には、天然素材の場合は「天然草木」もしくは草木名、ペーパー素材の場合「分類外繊維(紙)」と書かれています。
全て洗えるのでしょうか?結論からお伝えすると、この中で水で洗える素材はポリエステル素材のみになります。以下の表でまとめてみました。
素材 | 天然素材 | ペーパー素材 | ポリエステル素材 |
---|---|---|---|
洗濯(丸洗い) | × | × | 〇 |
薄めた洗剤で水拭き | 〇 | × | ー |
水拭き | 〇 | △ | - |
洗濯機で洗えるのはポリエステル素材、天然素材は薄めた洗剤で拭くまでは可能、ペーパー素材は水には弱いので△ですが、軽くさっと拭く程度であれば大丈夫です。
という具合に、素材によって麦わら帽子のお手入れの方法やポイントは違ってきます。
麦わら帽子の洗い方で取り扱い表示を確認しよう
帽子の裏側についている、タグで素材を見てみましょう。
ちなみに私の手持ちの麦わら帽子はこちら。ラフィア100%で、天然素材です。
続いて取り扱い表示はこちら。見事に全ての表示が×になっていますね。
家庭用洗濯、漂白、タンブラ乾燥、アイロン、ドライクリーニング、ウェットクリーニング全て×といった内容です…。
こちらの取り扱い表示については消費者庁から詳細に提示されていますので、気になる方はチェックしてくださいね。
ではそれぞれの素材のお手入れについて、詳しく説明していきますね。
麦わら帽子でポリエステル素材の洗い方のコツは
ポリエステル素材の麦わら帽子は「丸洗いできる麦わら帽子」と宣伝するくらい、洗濯機でも洗うことができます。
ポリエステル素材の麦わら帽子を洗うコツをまとめてみました。
麦わら帽子の洗い方で天然素材のお手入れ方法
続いて、麦わらなど天然素材の麦わら帽子のお手入れ方法です。先ほどもお伝えした通り、天然素材のものは丸洗いができません。
しかし、薄めた洗剤液で水拭きすることはできますので、汚れが気になれば、その都度お手入れするのが良いでしょう。
しかし、天然素材も本来、水に強いわけではないので、できるだけ素早い時間で丁寧に拭きましょう。
また、麦わら帽子のパーツは、内側にある「すべり」とよばれる汗止め布の部分(指でさわっている部分)と、外側の帽子部分に分けることができます。
帽子の内側にある「すべり」には、皮脂や汗の他、化粧をしていたらファンデーションがついてしまうこともあります。
こちらでは内側の布部分「すべり」と外側の帽子本体とで、お手入れの方法とポイントを分けて説明します。
※実際は内側の外側も一緒にお手入れする方が効率良いです。
天然素材の麦わら帽子のお手入れで準備するものはこちらです。
麦わら帽子の内側のお手入れ方法はこちら
- STEP1乾いた歯ブラシで、内側「すべり」についたほこりを払う
優しくこすって、ほこり等の汚れがあれば落とします。
- STEP2水で薄めた洗剤で汚れを落とす
薄めた洗剤液にタオルをつけて、硬く絞って、内側のすべり部の汚れを叩くように、落としていきます。
- STEP3水拭きする
きれいな水で濡らしたタオルを硬く絞って、しっかり拭き取ります。
- STEP4平らな場所で陰干しする
日陰の風通しの良い場所で、帽子をふせてしっかり乾燥させます。
麦わら帽子の内側の汚れ防止に汗じみ予防のグッズもある
せっかくきれいになった麦わら帽子ですが、使っていくと、またすぐに汗で汚れてしまいますよね。
そこで、帽子の内側の汗じみを予防するグッズもありますのでご紹介します。
こちらは、ハットライナーといって、帽子の内側に専用のテープを貼り付けて使う、汗じみ予防グッズです。
ライナーが汗で汚れたら取り外して、洗濯機で丸洗いすることもできますよ。
特殊な加工を施しているので、汗をかいても臭いもほぼ残らず、洗濯しても抗菌・抗臭効果は持続します。
天然素材の麦わら帽子の外側のお手入れ方法はこちら
- STEP1乾いた歯ブラシで、外側についたほこりなどを払う
帽子の網目の方向に沿って、歯ブラシで軽くブラッシングします。
表面の汚れは軽く消しゴムでこすると取れることもあります。
- STEP2水で薄めた洗剤で汚れを落とす
薄めた洗剤液にタオルをつけて、硬く絞って、麦わら表面の汚れをポンポンと叩くように落としていきます。長時間は禁物です。
- STEP3水拭きする
きれいな水で濡らしたタオルを硬く絞って、できるだけ、早く丁寧に拭き取ります。
- STEP4平らな場所で陰干しする
日陰の風通しの良い場所でしっかり乾燥させます。平らな場所に帽子を伏せて干します。型崩れ予防に、ざるの上にかぶせるのもおすすめです。
麦わら帽子の洗い方!洗えないペーパー素材のお手入れ方法
ペーパー素材の麦わら帽子の洗濯表示は、分類外繊維(紙)と記載されています。
ペーパー素材の麦わら帽子は、天然素材よりもっと繊細で洗剤で拭くことは不可能です。水拭きはぎりぎり可能ですが、さっと拭く程度にとどめます。
水拭きだけでも良いですが、臭いが気になる時は消臭除菌スプレーを使います。
なお、内側の「すべり」部分は、天然素材のお手入れと同様にしていただいて大丈夫です。拭き取りの時、ペーパー素材につかないように注意してくださいね。
ペーパー素材の麦わら帽子のお手入れで準備するものはこちらです。
- STEP1乾いた歯ブラシで、外側についたほこりなどを払う
帽子の網目の方向に沿って、歯ブラシで軽くブラッシングします。
- STEP2ぬるま湯につけて硬く絞ったタオルで帽子のつばや、汗の汚れが気になる場所を拭く。
汗汚れなどを気になる箇所を素早く丁寧に、水拭きします。
- STEP3消臭スプレーをかけたタオルで拭く
消臭スプレーを乾いたタオルに吹きつけ、そのタオルで全体を軽く拭く。
- STEP4平らな場所で陰干しする
風通しの良い、平らな場所に帽子を伏せて置き、しっかり乾燥させます。
麦わら帽子の洗い方でシーズンオフ前のお手入れは
夏が過ぎたら、麦わら帽子もクローゼットにしまいこんでしまいますが、保管の前にやっておいた方がよい、正しいお手入れ方法をお伝えします。
正しい方法で保管することで、型崩れの防止や、カビの発生も抑えることができますよ。
少しの手間ですが簡単なので、ぜひやってみてくださいね!
- STEP1クローゼットにしまう前に風通しの良い日陰に置く
長時間保管するなら、風通しの良い日陰に麦わら帽子を干して、臭いや、湿気を除いてからにしましょう。
- STEP2麦わら帽子に詰め物をし、型崩れを防止する
新聞紙を丸めたものなどを、麦わら帽子の中に詰めて、時間が経っても形が崩れないようにします。
- STEP3帽子に不織布を被せる
詰め物をした麦わら帽子に不織布、または清潔な布をかぶせて、ほこりが当たらないように注意します。
- STEP4クローゼットにしまう
麦わら帽子につめる新聞紙には湿気や臭いを吸収する効果にすぐれていますよ。
まとめ
いかがでしたか?今回は麦わら帽子の洗い方について解説させていただきました。
- 麦わら帽子が洗えるかは素材をチェックする
- 水洗いできる素材はポリエステルのみ
- 麦わら、ラフィアなど天然素材の麦わら帽子は薄めた洗剤をつけたタオルで拭いてお手入れ
- ペーパー素材の麦わら帽子は軽く水拭きして、臭いが気になれば消臭スプレーで対応
- ポリエステル以外の素材は、本来は水に弱い性質なので、手早く丁寧に拭くこと
- 型崩れ防止のために平らな場所で、陰干しをする
- シーズンオフの前にも陰干しして、湿気と臭いを取り除くとよい
洗えないものがほとんどでしたが、素材をチェックして、丁寧に優しくお手入れしたいものですね。こちらの記事が少しでもお役に立てれば嬉しいです。
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