エアコンの除湿が効かないときに試したい4つの対処法をご紹介!

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エアコンの除湿が効かないと、ジメジメと憂うつな気持ちになりますよね。

私の家も湿気が多く、エアコンの除湿が効かないと、まるでお風呂の中のような状態になってしまいます(実話です…)。

みなさんも、そうならないよう、エアコンの除湿が効かない場合は、早めに対処してしまいましょう。

さて、エアコンの除湿が効かないのは、一体なぜだと思いますか?原因はさまざまですが、多くの場合は自分の力で対処することができます!

今回は、「エアコンの除湿が効かないときの対処法」を4つほど、ご紹介していきたいと思います。

この記事を読み、エアコンの除湿の効き目を改善していきましょう!

そうすれば、じめじめとした梅雨の時期も、快適に過ごせるようになりますよ♪

 

 

エアコンの除湿が効かないときの対処法4つ!

さて、まずは本題の「エアコンの除湿が効かないときの対処法」についてです。

エアコンの除湿が効かない原因は、大体において自分の力で対処することが可能です♪考えられるものを4つ、ご紹介していきますね。

簡単なものから順番にご紹介していますので、一つずつ試していくと良いでしょう。

  • 窓を閉めて換気扇を消す
  • エアコンの設定温度を下げる
  • エアコンのフィルターを掃除する
  • エアコンの室外機を掃除して周りを整理する

ただし、この4つの方法を試しても除湿の効き目が直らない場合は、故障等の原因が考えられます。業者に相談をしてみましょう。

 

窓を閉めて換気扇を消す

窓が開いているか換気扇がついていると、除湿が追いつかなくなることがあります。

それは一度除湿した空気が外に出て行ってしまうからという理由が一つ、もう一つは、外の湿った空気が中へ入ってきてしまうからです。

そのため、まずはこの項目2つを確認してみましょう。

  • 窓が開いていないか?
  • 換気扇はついていないか?

もし、開いていたりついていたら、それらを閉めたり消すだけです。

除湿をしている間だけでも消しておきましょう。

また、これは小ワザなのですが、部屋のドアも閉めた方が範囲が狭くなりますので、より短時間で除湿できますよ。

もし外気の侵入が原因なら、少し閉めたり消すだけでいいので、簡単ですね♪

窓や換気扇以外にも、玄関などの、外へつながる場所がもし開いていれば、閉め切りましょう。

 

エアコンの設定温度を下げる

エアコンの除湿というものは、部屋の温度を下げることで効果を発揮しています。具体的な仕組みはこのようになっています。

  1. エアコンが部屋の空気を吸い込む
  2. 吸い込んだ空気の熱を、エアコン内部の熱交換器で吸収し、温度を下げる
  3. 温度が下がると、空気が含める水分量も減っていく(飽和水蒸気量が減る)
  4. 溢れた水分が水滴になる(凝結)。ここで湿度が下がる
  5. それらの水滴を集めてドレンホースから屋外へ排出される、空気は部屋へ戻す

ほぼ中学の理科の内容ですが、こんな感じでエアコンは除湿をしてるいんですね。

そのため、部屋の温度が設定温度よりも高いと上手に除湿されませんこの場合、以下の方法を試してみると良いでしょう。

  1. 設定温度を2〜3℃下げる
  2. ジメジメ感がなくなったら、設定温度を元に戻す

2をしてもまだ寒い方は、暖房に切り替えて温度を上げても大丈夫です。電気ストーブをつけることでも室温が下がりすぎてしまうことを防止できます。

涼しいままで良いのなら、設定温度を戻す必要はありません。寒さを感じる場合は元に戻してください。

「再熱除湿」機能のあるエアコンの場合、冷やした空気を適切な温度にあたためて、元に戻してくれるため、2をしなくても構いません。

エアコンの設定温度の高さが原因の場合、除湿が効くようになるかと思いますので、一度試してみましょう。

 

エアコンのフィルターを掃除する

エアコンのフィルターが汚れていると、部屋の除湿も効きづらくなってしまいます。

なぜなら前述した通り、エアコンは部屋の空気を吸い込んで内部で冷やすことで水分を水滴として排出し、除湿をしています。

ですからそもそも空気が吸い込めないと、除湿ができなくなってしまうのです。この場合は、以下の方法を試してみましょう。

  1. 冷房を運転したときも、同じように効き目が悪いか確認する
  2. 本体カバーを外してホコリをかぶっているかどうか確認する

大変そうに思えますが、1分ほどで終わるので結構簡単ですよ。

冷房も効かないと感じるなら、フィルターが汚れているかもしれません。また、もしホコリで汚れているようなら掃除機などで吸い取りましょう。

空気の通り道ができれば、除湿も効くようになるかと思います。

 

室外機を掃除して周りを整理する

こちらも前述した「エアコンのフィルターを掃除する」と同様です。

室外機が汚れていたり、周りにものがあると空気が排出しづらくなり、除湿が効きにくくなってしまいます。

もし汚れていたり周りに物があるなら、掃除や片付けをしましょう。そうすれば、空気の通り道ができ、除湿が効くようになることがあります。

少し大変な作業ではありますので、日頃からものを溜めないなど、工夫も大切です。

空気の通り道を作って、除湿が効くようにしていきましょう!

室外機の掃除方法

少し大変そうに思える室外機の掃除方法ですが、せっかくなのでこの機会に覚えてしまいましょう!

  1. 外カバーを掃除する
  2. 熱交換器を掃除する
  3. 吹き出しグリルを掃除する
  4. ドレンホースを掃除する

外カバーとは、室外機の外を覆うカバーのことをいいます。

外カバーは砂やホコリ、排気ガスによる汚れがつきやすい部分です。まずはそれらをほうきで払い落としましょう。大きな汚れが落ちたら、細かい汚れを濡れ雑巾で拭き取っていきます。

水は少量であれば使用しても大丈夫ですが、室外機の下や横からかけてしまうと内部の機械が故障する可能性があるので、注意しましょう。

洗剤に関しても、室外機のメーカーが推奨しているもの以外は、使わないのが賢明です。部品を傷めたり、変質させてしまう恐れがあります。

次に熱交換器。裏側のフィルターのような部分です(フィンやファンともいわれます)。

ハンディタイプの掃除機にヘッドブラシをとりつけて、ごみを吸い取りましょう。この際、あくまで大きなごみを吸い取るだけにしてください。

掃除機の先が熱交換器に強く当たってしまうと、変形などをしてしまうおそれがあるのです。ブラシの部分だけ当たるように優しく掃除しましょう。

残りの細かいごみや汚れは、歯ブラシを使って掻き出しましょう。このときも、熱交換器を痛めないよう、優しくこすってくださいね。

見た目が綺麗になることを目的にしてしまうと、掃除のしすぎでかえって痛めてしまうかもしれません。

ごみが取れればそれで十分、くらいの気持ちでやりましょう!

そして室外機の正面部分にある大きなフィルターが吹き出しグリルです。

ほうきでホコリを払い、ハンディタイプの掃除機で残りのごみを吸い取りましょう。細かい部分は歯ブラシで落としていきます。

最後にドレンホース。エアコン内で発生した結露が流れてくる場所です。このホースを通って水分が外へ排出されます。

まずはホースの中をのぞき、蜘蛛の巣がはっていないか?虫がいないか?ごみがないか?などを確認しましょう。

もし中に何かしら見つけたなら、市販の「ドレンホースクリーナー」というものを使用して掃除すると良いでしょう

ドレンホースクリーナーとは、ホースの中を強力に吸引することで、ごみや汚れを取り除くパイプクリーナーのことです。

ノズルをホースにさし込んで、ハンドルを引くだけで、ドレンホースのつまりをスッキリ解消してくれます。

 

仕上げとして、室外機の周辺も掃除しましょう。室外機の周りに鉢植えなどのものがあれば、それを動かしておきます。

室外機の仕組みですが、周辺の空気を吸い込んで熱交換を行うので、ものがあると効き目が悪くなってしまうんですね。

そのため、空気の通りを良くしておくと、本来の効果を発揮しやすくなります。

 

 

エアコンの除湿が効かないとどんな悪影響がある?

そもそもエアコンの除湿が効かないと、どんな悪影響があるのか、みなさんはご存知ですか?

エアコンの除湿が効かないということはつまり、部屋の湿度が高いままだということです。

そのため、湿度が高すぎてしまうと起こる人体への悪影響を、次に確認していきましょう。

 

不快感や熱中症などが起こりやすい

まず湿度が高いと、以下のような状態になりやすいです。

  1. ジメジメとした不快感が体にまとわりつく
  2. 体温調整がしづらくなり、体が疲れやすい
  3. 汗が蒸発しにくいので、体に熱がこもってしまい、熱中症につながる

 

なんとなく具合が悪いときは、湿度の高さが原因になってしまっているのかも。

 

反対に湿度が適切ならば、ジメジメとした不快な感じがなくなるので(湿度が高いことによる)疲れやすさも軽減しやすくなるでしょうまた、熱中症の予防にもなってくれます

 

雑菌・ダニ・カビなどが発生しやすくなる

湿度が高いと、雑菌・ダニ・カビなどが繁殖しやすくなります。

湿度が50%を超えると、それらは活発に動き出し、60%を超えると、なんと繁殖し始めます。

これらの菌やカビなどが、咳などの体調不良を引き起こし、場合によっては、シックハウス症候群の原因になり得てしまいます。

中には重大なトラブルにつながるものもありますので、些細なことだと放置せず、きちんと対処しましょう。

湿度を適切に保つことで、(湿度の高さが原因の)これらの体調不良から身を守ることができるのです。

 

 

エアコンの除湿が効かない!人にとって最適な湿度は何%?

湿度が高すぎるのはいけないことだとわかったけれど、具体的にどのくらいだと最適なのか、みなさんご存知でしょうか?

人にとって最も適切といわれているのは、湿度50%前後です。これより高すぎたり、低すぎると、人とっては悪影響があるのですね。

厚生労働省の「事務所衛生基準規則」によると、室内の湿度は40%以上、70%以下になるようにしなくてはならないとされています。

湿度を快適に保つことで、梅雨の時期も、快適な生活を送りましょう。

 

 

エアコンの除湿が効かない!湿度計が下がらないのはなぜだろう?

再び理科のお話になってしまうのですが、一般的な湿度計には「相対湿度」が表示されています。

相対湿度とは、「空気中に含むことができる最大の水分量に対し、いま実際に含まれている水分量のパーセンテージ(%)はどれくらいか?」を示すものです。

そして、空気の温度が低いほど、水分を含むことができる量は少なくなっていきます。

つまりは、水分量の最大値がそもそも違うので、全体に対する割合を表すパーセンテージでは、同じ水分の量だとしても示される値が違うのですね。

「室内の水分量が減っていても、湿度計の表示は変わらなかったり、むしろ上がったりする」現象が起こるのです。

そのため、湿度計の示す値が変わらないからといって、必ずしもエアコンの除湿が効いていないわけではない、というお話でした。

むしろこの場合、空気中の水分量は減っていますので、安心してくださいね。

 

 

まとめ

いかがでしたか?エアコンの除湿が効かない場合の4つの対処法をご紹介しました。

  • エアコンの除湿が効かない場合の対処法は、窓を閉めて換気扇を消す、エアコンの設定温度を下げる、フィルターを掃除する、室外機を掃除して周りを整理するの4つ
  • エアコンの室外機を掃除するときは、外カバー、熱交換器、吹き出しグリル、ドレンホースの順番で機器を傷つけないように掃除する
  • エアコンの除湿が効かず湿度が高い状態だと、不快感を感じる、熱中症になりやすい、雑菌・ダニ・カビなどが繁殖しやすくなる、という悪影響を及ぼす
  • 人にとって快適な湿度は50%前後。室内の湿度が40%以上、70%以下になるようにして快適に過ごそう
  • エアコンで除湿していても湿度計が下がらない、もしくは上がってしまうという現象は相対湿度によるもの。エアコンの除湿が効いていないわけではない

ご紹介した4つの対処法でもダメな場合は、故障等の原因が考えられますので業者に相談をしてみましょう

もしくは古い型であれば、思い切って買い替えてみるのも一つの手です。

とりあえず、4つの方法を試していき、エアコンの除湿の効き目が改善されるか確認しましょう。

エアコンの除湿が効かない原因で最も多いのが、エアコンの設定温度が高いことが考えられますので、大体の場合は2℃〜3℃下げるだけで、解決できると思います。

ジメジメとして過ごし辛いのはやっぱり大変ですので、みなさんの部屋のエアコンの除湿の効き目が改善されるといいですね。そのための一助として、この記事がお役に立てたら幸いです。

部屋の湿度を適切に保つことで、ジメジメとした鬱屈な梅雨の時期でも、快適に過ごしていきましょう♪

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