制汗剤は使わない方がいい?正しい使い方で汗の臭いをおさえよう!

生活お役立ち情報

暑い時期は、お出かけするときに脇汗や汗ジミ、ニオイが気になりますよね!

出勤前や出かける前に、制汗剤を使って汗を抑えている方も多いのではないでしょうか?

「制汗剤は汗を抑えるから体によくない」「制汗剤を使うと乳がんになる」などの噂がありますが、実際のところはどうなのでしょうか。

制汗剤は正しい使い方をすれば健康に問題ありませんので安心してください。

ただし、皮膚が弱い方は制汗剤に含まれる成分によっては、炎症が起こってしまう場合もあります。

ここでは、制汗剤のしくみ使用するときに気をつけたいことおすすめの制汗剤などについて紹介しています。

制汗剤の使い方を見直して、脇汗やニオイを気にせず快適にすごしましょう!

制汗剤は使わない方がいいの?制汗剤のしくみ

制汗剤は正しく使えば汗や臭いを抑えてくれますし、健康面にも問題はありません。制汗剤の仕組みや汗の臭いの原因を見ていきましょう。

制汗剤のしくみ

制汗剤には制汗成分殺菌成分消臭成分の主に3種類の有効成分が含まれていて、汗やニオイを軽減してくれます。

制汗成分

汗の出口をふさいだり、皮膚を収れんさせたりすることで汗が出るのを抑えます。

主な有効成分
  • クロルヒドロキシアルミニウム
  • パラフェノールスルホンサン亜鉛
  • ミョウバン

殺菌成分

汗のニオイの原因となる皮膚の常在菌を減少させたり、働きを抑えたりします。

主な有効成分
  • β‐グリチルリチン酸
  • イソプロピルメチルフェノール
  • 塩化ベンザルコニウム

消臭成分

消臭成分は、汗のニオイの成分を中和したり吸収したりして消臭します。

主な有効成分
  • 酸化亜鉛
  • 緑茶乾留エキス

汗が出るのはなぜ?

そもそも汗ってどうしてでてくるの?

汗は、皮膚にある汗腺というところから出てきます。汗腺はエクリン腺アポクリン腺の2種類があります。

エクリン腺は全身のほとんどの皮膚にあり、主に体温調節のために汗を出します。エクリン腺から出る汗はニオイがありません

アポクリン腺は体の一部にあり、特にわきの下に多い汗腺です。アポクリン腺から出る汗は、脂質たんぱく質などニオイの元になる成分を多く含んでいます。

わきの下は、エクリン腺とアポクリン腺の2つの汗腺があるんですね!

エクリン腺は独立して開口しているのに対して、アポクリン腺は毛根に開口部があります。

引用:花王公式HP

エクリン腺アポクリン腺
部位全身のほとんどの皮膚表面わきの下、乳首、下腹部などの毛穴に向けて開口
ニオイないほとんどない
無色乳白色

汗のニオイの原因

「汗は臭い」というイメージを持っている方がいるかもしれませんが、実は汗は無臭なんです!

汗をかいたときの嫌なニオイは一体何が原因なの?

汗をかいたときのニオイは、汗や皮膚の汚れをエサにした細菌が作り出したものです。

引用:花王公式HP

制汗剤は使わない方がいい?知恵袋によくある質問

ここでは、制汗剤の使用について、知恵袋でよくある質問に答えていきます!

制汗剤でわきの汗を止めると皮膚によくないの?

「わきの汗を制汗剤で止めてしまうと、皮膚に悪影響を及ぼしているのではないか」と思ってらっしゃる方もいるのではないでしょうか?

実際は、体全体の汗腺で汗をかく量を調節しているため、皮膚の一部を制汗剤で抑えることに関しては問題ありません。

しかし、制汗剤を全身に使ってしまうと汗が適切に出なくなり、熱中症のリスクになる場合もあります。

制汗剤は全身につかうのではなく、気になるところにだけ使うようにしましょう!

また、制汗剤に含まれる塩化アルミニウムには注意が必要です。場合によっては皮膚に炎症を起こしてしまうことがあります。

制汗剤を使用して皮膚に炎症が生じてしまった場合には、直ちに使用をやめて医師に相談しましょう。

肌が弱い人は、塩化アルミニウムが配合されていない制汗剤を選びましょう。

制汗剤を使わなかったら汗臭くなる?

先ほどにもあったように汗自体は無臭のため、制汗剤を使わなかったら必ずしも汗臭くなってしまう訳ではありません。

体臭を抑えるためにできることを3つ紹介します!

  1. 汗をかいたらすぐにふき取る
  2. 食事に気をつける
  3. 朝起きたらシャワーを浴びる

汗をかいたらすぐに、清潔なタオルで汗をふき取りましょう。

にんにくや香辛料などニオイがきついものを食べると、血液中にその成分が流れ出して体臭になります。

また、動物性タンパク質は体の中で分解されるときに、アンモニア臭が発生するため体臭の原因になることがあります。

体臭が気になる方は、抗酸化作用があるビタミンCやポリフェノール、β‐カロテンを積極的に摂るようにしましょう!

寝ているときも汗や皮脂は分泌されているので、起床後にシャワーを浴びることで、日中の体臭を予防することができます。

頭皮からも汗や皮脂がでているので、気になる方は髪の毛も洗うのがオススメ♪

制汗剤が乳がんの原因になる?

制汗剤に含まれるアルミニウムが乳がんに関係しているのでは?という噂もありますが、実際のところはどうなのでしょうか?

今のところ、アルミニウムを含む制汗剤の使用が乳がんを進行させるリスクは低いとされています。

制汗剤からのアルミニウムの摂取と乳がんの因果関係についての科学的証拠 はない。

引用:国立医薬品食品衛生研究所 安全情報部

しかし、アルミニウムの影響が気になるという方は、アルミニウムフリーの制汗剤の使用をおすすめします。

制汗剤は使わない方がいい?おすすめの制汗剤3選

制汗剤はロールオンタイプやスプレータイプ、スティックタイプなど、色々な種類がありますよね。

その中でも、おすすめの制汗剤3つについて紹介していきます♪

アルミニウムフリーの制汗剤

こちらはロールオンタイプの制汗剤で、銀イオンもフリーなので金属アレルギーの方も安心して使用できます。

100%ナチュラル成分を使用しているため、肌にやさしい制汗剤です。

男性におすすめの制汗剤

こちらはさっと塗りやすいスティックタイプの制汗剤。有効成分の「焼きミョウバン」が肌に密着してくれます!

わき以外にも使えるスプレータイプの制汗剤

わき・首もと・胸もと・背中など全身の汗のニオイや体臭をしっかり押さえてくれます。汗のニオイだけでなく、ストレス臭もケアしてくれる制汗剤です。

まとめ

  • 制汗剤は、正しく使用すれば健康には問題ない
  • 汗自体には臭いはなく、汗のニオイの原因は細菌によるもの
  • 制汗剤を使用して皮膚に炎症が出た場合は、すぐに使用をやめて医師に相談しよう
  • 制汗剤に含まれるアルミニウムと乳がんの因果関係は、科学的根拠はない
  • 肌の弱い方や乳がんとの関係が気になる方は、アルミニウムフリーの制汗剤がおすすめ

夏は特に汗をかいた後、ニオイがしていないか気になってしまいますよね。

汗をかいた後は、タオルで汗をふきとって汗のニオイの原因になるのを防ぎましょう。

汗をかく前に、制汗剤を使用して汗臭が発生するのを抑えて快適に過ごしましょう!

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