夏といえば皆さん何を思い浮かべますか!?私は、いつもお中元でもらう「桃」を真っ先に思い浮かべてしまいます。
ただ、桃味のゼリーだったり、缶詰の桃だったり、なかなか桃丸ごとを家で食べることは少なかったです。
たまに頂くと、子どもながらに桃の皮むき→実を切り落とすという作業がなかなか難しかったことを思い出します。
それに意外と種が大きくてびっくりします。桃の実が大きくて、一人暮らしの方だと特に一度で食べきるのは難しいですよね。
ですが、切った実を冷蔵庫に入れて保存すると、みるみるうちに茶色く変色し熟れていってしまいます。
足が早くて困ってしまいますね。ですが、実は保存方法に一工夫するだけで、簡単に長期保存が可能になるのです♪今回は、そうした桃の保存方法をご紹介します。
桃の保存方法としてアルミホイルを使おう!
桃を保存するときは、アルミホイルを使うと良いのです!驚くべき効果が報告されています。
桃をそのまま皮付きの状態で冷蔵庫で保存すると、3~4日くらいで食べきらないといけないですが、アルミホイルを使って冷蔵庫で保存すると、1ヶ月もつのだとか!
アルミホイルはどうやって使うの⁉
空気が入らないように桃をピタッと包み込みます!!
アルミホイルを使うだけで、なんと3週間以上も桃の保存期間を延長できます!!これはすごい…。
アルミホイルは、ラップと比べると熱伝導性が高いため冷気が伝わりやすく、光や気体、液体を通さないことで知られています。
こうした性質がどう影響するのか、はっきりとはわかりませんが、アルミホイルでぴったりと桃を覆うことで、桃の追熟を大幅に遅らせることができるのです。
鮮度保持袋を使って冷蔵庫で桃を保存した場合も、1週間ほど持つ言われていますが、アルミホイルには及びませんね。
アルミホイルは、加熱調理で使うイメージが多いかもしれませんが、桃を冷蔵保存するときに用いると、長期保存が可能になります!!
たくさんもらいすぎて、今すぐ食べられないという人は、ぜひこの方法で長期保存を試してみてください♪
桃の保存方法は夏場になると何がおすすめなのか
桃の保存方法としてどんなものが良いのか、桃の状態によっても異なります。
特に夏場は、いろんな食品が傷みやすいので、桃も冷やして保存した方がいいかなと思ってしまいますよね!!
ところが、冷蔵庫で保存してしまうと、食べたいときに食べごろの桃を食べられません。
まずは、どういうときに桃が熟れやすいのか、桃の性質に注目してみていきましょう。
桃が熟れるメカニズム
桃は、成熟する過程で「エチレン」という常温で気体の植物ホルモンを生成します。リンゴなどほかの果実もこの物質を熟れる過程で出すと知られています。
桃は特にこのエチレンの生成量が多く、また感受性が高いため、収穫後から食べるまでに注意が必要です。
ですが、この作用を上手にコントロールできれば、桃を食べごろの時期に楽しめます。
エチレンが一気に充満すると、熟れるスピードが早くなります。そのため、保存するときは温度に注目しましょう。
収穫後もエチレンガスは放出され続け、周辺の野菜や果物がエチレンガスを吸着してしまい腐敗が早くなってしまいます。
そのため農家では出荷前の貯蔵および輸送中に追熟が進みすぎないように、エチレン除去剤(鮮度保持剤、分解剤)を使用して鮮度を保ち追熟を抑制することがあります。
エチレンガス生成量は農作物によって異なりますが温度が8度以上だと発生しやすいとの研究もありますので、貯蔵の際の温度管理も重要です。
引用:百年環境グループHP
固い桃は常温で保存がおすすめ
桃を手に入れたとき、触ってみると、まだ固かったというときありますよね。
固い桃はどこで保存したらいいの?
桃がまだ固い状態であれば、常温保存がおすすめです!!
固い桃は、直接風や日の光が当たらない、涼しい場所での常温保存がおすすめです。
また、乾燥を防ぐために、風当たりを避けたほうがいいとされています。
さらに、先ほどご紹介した「エチレン」の作用をうまくコントロールする必要があります。
- 冷蔵庫(2~5℃)に入れてしまうと…エチレンの働きが鈍いので、熟しにくい
- 箱などで密閉された場所に入れると…エチレンが充満して、一気に熟してしまう
固い桃の場合、常温で密閉せずに保存すると、ちょうどいい具合にエチレンの作用をコントロールできそうです。
この保存方法だと、だいたい3~4日ほど日持ちするそうです。
食べる前は、冷えていた方が美味しく感じられるため、食べる直前の2~3時間ほど冷蔵庫で冷やすのがおすすめです。
最初から固い桃を冷蔵庫で保存してしまうと…なかなか熟れず、食べごろまでしばらく待たないといけなくなってしまいます。
桃の保存方法で冷凍庫を使うと長期保存できる⁉
大体の食品は、冷凍させると、常温や冷蔵に比べて長期保存できるイメージがありますよね!
桃の場合も、冷凍すると、保存期間は約1ヶ月と言われています。
アルミホイルにくるんで冷蔵する場合とほぼ同様ですね!
冷凍すると風味が損なわれてしまう心配がありますが、シャーベットのように食べると美味しく食べられるという声もありますよ。
完全に解凍させて食べると桃の水分が失われてしまうので、半解凍で食べるがおすすめです。
たとえば冷凍保存した桃を使って、牛乳と一緒にミキサーにかければ冷たい桃ミルクの出来上がり♪
半解凍の桃を使っているので、氷をいれなくても味が薄まらずに楽しめます‼
桃の保存方法はカットしたらどれくらいもつのか
桃1個丸ごとを一人食べきるのはなかなか難しいですよね…
そんな時、皮をむいて実をカットした状態でも、なるべく長く持たせる方法があります!
レモン汁をふりかけて、ジップロックなどで保存すると良いです。
ただ桃は特に傷むのが早いため、いったん皮をむいて切ったら翌日までには食べきるようにしましょう。
おうちにあるレモン汁を使って2日に分けて完食できるといいですね!!
まとめ
桃の保存方法として、アルミホイルを使うと格段に長く保存できると実感いただけたでしょうか。
ここで、桃の保存方法をおさらいしましょう‼
- 桃をアルミホイルで包んで冷蔵庫で保存すると、約1ヶ月もつ
- 固い桃は、3~4日ほど密封せずに常温保存して、食べる直前に2~3時間冷蔵庫で冷やす
- 冷凍保存は1か月もつが、半解凍で食べるのがおすすめ
- カットした桃を保存する場合は、レモン汁をかけて、翌日までに食べるのがおすすめ
桃から出る「エチレン」の作用を上手にコントロールして、食べごろの時期に食べたいですね。
冷蔵庫・冷凍庫の温度は、エチレンの作用を鈍らせ、熟すスピードが遅くなります。
さらに、アルミホイルで桃を包んで冷蔵庫で保存することで、さらに成熟を遅らせ1ヶ月もちます。
桃がたくさん出回る季節はぜひアルミホイルを使って、長く旬の味を楽しんでください‼
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