スイカの種は食べることができる!おいしく食べる方法も紹介!

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スイカがおいしい季節になってきましたね。よく実家からスイカをもらって、シャクシャク食べていると、夏が来たんだな~と実感します。ところで皆さんは、スイカの種はどうしていますか?

小さいころ、親に「スイカの種を食べるとお腹でスイカが実ってしまうんだよ」と聞いてから、そんなの嫌だあ~!と1個1個取り除いています(笑)でも結構大変です。

そこで今回は、スイカの種は食べてしまっても大丈夫なのか、スイカの種の栄養について、そしてスイカの種のおいしい食べ方についてもご紹介していきます。

スイカの種を食べてしまった…大丈夫かな?と不安に思っている方もぜに参考にしてみてくださいね。

 

 

スイカの種を食べるのは本当に大丈夫なの?

結論、スイカの種は食べても大丈夫です!実は、中国ではスイカの種を食べることが一般的です。

中国ではスイカの種を外の殻ごとローストし、軽く味付けして販売されているんですよ。

スイカの種はスナック菓子としても知られており、瓜子(グワヅ)と呼ばれることがあります。

中国の人々はスイカの種を上手に口から殻を出し、中の白い実だけを噛んで食べているとか。

めちゃくちゃ器用じゃないですか⁉

中国の人々に限らず、日本人も食べられますよ。その理由は種の消化性や栄養価にあります。この2つについて解説していきますね。

 

 スイカの種は消化性が悪いのか

スイカの種は、100%の生の黒い殻が残った状態の種は消化されず、体から排出されることがあります。

消化されない理由は、スイカの種の外側(種皮)が頑丈であるためです。

種皮は脂肪分とタンパク質で構成されており、消化されなくても体には影響しません。

ただし、消化器系が敏感な人が生のスイカの種を過剰に摂取すると、ガスやお腹が張ってしまうなどの不調を引き起こす可能性があります。

また、スイカの種には多くの不溶性食物繊維が含まれており、摂取量によっては便秘の原因になることもあるとされています。不安がある方は食べないほうが良いでしょう。

中国の方が中の白い部分だけを食べているというのも納得ですね。

 

スイカの種の栄養価

スイカの種は栄養豊富な食材で、タンパク質や食物繊維、ビタミン、ミネラルが含まれています。

タンパク質は体の細胞や筋肉の成長・修復に必要な栄養素であり、食物繊維は消化を助ける働きがあります。

また、ビタミンやミネラルは体の健康維持に欠かせない栄養素です。

ビタミンには抗酸化作用も。抗酸化物質は体内の活性酸素を除去する働きがあり、細胞のダメージを軽減する役割を果たします。

さらに、スイカの種には食物繊維が豊富に含まれており、消化を促進する効果が期待されます。

適度な食物繊維摂取は腸内環境を改善し、お通じにも良いメリットが!

スイカの種を食べることによって、これらの効果や栄養が得られる可能性があります。

スイカの種を食べても、お腹の中で実ることはないとわかり、安心しました(笑)

ただし、個人の体質や健康状態によって効果は異なりますので、摂取量に注意しましょう。

 

 

スイカの種を食べるのは大丈夫!栄養価について

スイカの種は、スイカの食べ物の一部として知られていますが、実は栄養豊富な食材です。

スイカの種には、たんぱく質、脂質、食物繊維、ビタミンB6、葉酸、マグネシウム、銅、モリブデンなどの栄養素が含まれています。

 

ビタミンB6

スイカの種は、ビタミンB6を含んでいます。ビタミンB6は、体内でタンパク質や脂質の代謝に関与し、神経伝達物質の合成や免疫機能の維持にも重要な役割を果たしています。

スイカの種に含まれるビタミンB6は、エネルギー代謝に関与するピリドキシンという形で存在しています。

ピリドキシンは、赤血球の生成や神経系の正常な機能に必要な栄養素の1つ。

 

葉酸

スイカの種には葉酸が含まれています。葉酸はビタミンB群の一つであり、細胞の分裂や成長に関与し、特に妊娠初期の胎児の神経管形成に重要な役割を果たします。

葉酸はDNAやRNAの合成にも必要な栄養素であり、赤血球の生成や免疫機能の維持にも関与しています。

スイカの種に含まれる葉酸は、妊娠初期の女性にとって特に重要な栄養素。

妊娠中の葉酸の摂取は、神経管閉鎖障害などの先天性異常のリスクを減らす効果があります。

ただし、葉酸は熱に弱いため、スイカの種をローストする場合は一部の葉酸が失われる可能性があるため、他の食材からも葉酸を摂取することがおすすめです。

 

マグネシウム

スイカの種にはマグネシウムが含まれています。マグネシウムは体内の酵素反応や神経伝達に必要なミネラルであり、筋肉の収縮やリラックス、エネルギー代謝にも関与しています

また、マグネシウムは骨や歯の形成にも重要な役割を果たし、心臓の健康維持にも重要な役割が◎。

 

スイカの種には銅が含まれています。銅は人体にとって重要なミネラルであり、体内の酵素活性や鉄の吸収、免疫機能の維持に関与しています。

 

モリブデン

モリブデンは体内の酵素の活性化に必要な微量元素であり、代謝や解毒作用に関与しており、体内での必要量は非常に少ないですが、重要な役割を果たしてます。

スイカの種ってこんなに栄養があったんですね!

スイカを食べる機会がありましたら、スイカの種は捨てずに活用してみてくださいね。

 

 

スイカの種をおいしく食べる方法をご紹介!

ここまでスイカの種は食べられると紹介してきましたが、スイカの種はそのままでは硬くて消化されにくく、味もあまり美味しくありません。

けれど、いくつかの方法でスイカの種もおいしく楽しむことができますよ。

 

ナッツにする

スイカの種をフライパンで炒って、おつまみやスナック菓子にする方法です。

【作り方】

  1. スイカの種を洗って水気を拭き取る
  2. フライパンを弱火にかけ、種を乾煎りする。しばらく炒めた後、塩を加えて味を調える

炒ることで香ばしさが増し、ナッツのような食感と風味に仕上がります。

このナッツのようなスイカの種は、簡単にできてお子さんのおやつやお酒のおつまみとして楽しむことができますよ。

作る前に、まずは味見だけしてみたいかも…

スイカの種は、じつは市販でも販売されていますよ♪こちらの商品は味付けもされているので、お試しにちょうどいいかもしれません。

 

スイカの種の和え物

スイカの種を他の食材と一緒に和える方法もあります。例えば、きゅうりの和え物やほうれん草の和え物にスイカの種を加えてみましょう。

【作り方】

  1. スイカの種を洗った後、フライパンで煎る。
  2. きゅうりやほうれん草と和えて、味付けをする

きゅうりやほうれん草とスイカの種を組み合わせることで、食感や風味がプラスされ、さらに栄養も摂ることができます。

和え物には、塩や醤油、お酢、ごま油などの調味料を使って味付けをします。

種の外皮が固くて食べづらい…という方は、中身の白い部分のみを扱った商品もありますよ。

 

この方法でスイカの種を利用することで、独特の食感と風味を楽しむことができますよ。

 

 

まとめ

  • スイカの種は食べられる
  • 100%の生の黒い殻が残った種は消化されないが、消化されなくても体には影響しない
  • 消化器系が敏感な人が生のスイカの種を過剰摂取すると、ガスやお腹が張ってしまうなどの不調を引き起こす可能性があるため注意すること
  • スイカの種には、ビタミンB6、葉酸、マグネシウム、銅、モリブデンという栄養が含まれている
  • スイカの種は、乾煎りしてナッツのよう食べたり、きゅうりやほうれん草と一緒に和えたりしてもOK

スイカの種っていつも捨てがちですが、こんなに栄養があるのであれば、捨てるのがもったいなく感じますね。次回からは捨てずに使ってみようと思います。

小さいころ言われていた、「スイカの種を食べるとお腹でスイカが実る」というのは迷信であるということもわかり、良かったです。

この記事を読んで、ぜひスイカの種を食べてみてくださいね。

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