いざ空気清浄機を買おうと思うと、その置き場所を悩むのではないでしょうか?
私もはじめて買ったとき、実際におけるか、どう置いたら効果的か悩んで調べました。
例えばタバコや花粉、ハウスダスト対策、匂い対策などの目的に合わせたポイントがあります。
また効果的な場所や、実際にあなたが置きたい場所によっても、そのポイントはさまざま。
部屋にタバコのニオイは残したくないな
ハウスダストが気になるけど、効果的に使用できているかしら?
今回は基本の設置方法からお部屋タイプごとの設置ポイント、その目的にあった位置などをまとめてご紹介します。
もうすでに設置済みの方も、ぜひ参考にしてみてください。今より効果的な使用方法が見つかるかもしれません。
空気清浄機を置く場所とは!?効果を発揮するポイントをご紹介
空気清浄機を設置する基本的なポイント
まずは多くの空気清浄機に共通する、基本の設置場所やポイントをご紹介します。ぜひ参考にしてくださいね。
- なるべく広いスペースに置く(吸込口と吹出口の位置にも注意)
- 空気清浄機と壁との間は30cm離して床に置く
- 24時間稼働させておく
まず、基本の設置場所は出入り口やドア、窓から距離をとり、外気の流れに影響を受けないように置きましょう。
多くの空気清浄機はほこりやチリを空気と一緒に吸いこむ集じん式。そのため家具のすきまに置くと空気がきちんと流れません。
部屋のまん中へ設置できればベストですが、外気の流れによって集じん機能が影響をうけないようにしましょう。
2つ目の「30cm離す」というのは、実生活では難しい場合が多いのではないでしょうか?
そこで多くのメーカーは空気清浄機を周囲の家具などから約30cm以上離すことをおすすめしています。
実際に必要な距離は各機種によって異なるため、取扱説明書を確認しましょう。
そして最後の24時間稼働。つけっぱなしにしておくと心配になりますよね…。
しかし空気清浄機はずっとつけていた方が、効果的に室内の空気をキレイにしてくれるでしょう。
小さなほこりは数時間以上、床に落ちずに空気中に舞い続けるもの。また空気中には目に見えないウイルスやアレルゲンも存在します。
そのため、OFFにしてしまうと効率が下がってしまい、空気中のほこりやウイルスなどを逃してしまうでしょう。
空気清浄機は長時間運転できるように造られているため、基本的に長い時間使用しても火災につながることはありません。
外出時はOFFしていたけど、24時間使用しても安全なのね!
しかし旅行や出張などで長時間不在にする場合、スイッチは切っておくことをオススメします。
空気清浄機に問題はなくても、安心して外出できるでしょう。
空気清浄機のおすすめの設置場所をご紹介
部屋ごとに空気清浄機を設置する際のポイントがあります。ちょっとしたことに気をつけるだけで、空気清浄機を効果的に使用できるでしょう。
- リビング:家族で長い時間を過ごすためオススメです。
- 寝室:ほこりやダニが発生しやすいため、足元付近に置くとよいでしょう。
- 子供部屋:部屋の中心に置くことが難しい場合も、吸込口や吹出口をふさがないようにしてください。
- 玄関:外気に影響される場所ですが、花粉やウイルス、PM2.5には効果的な場所です。
どの部屋も空気清浄機は、ドア付近や窓から離れた場所に置きましょう。
空気清浄機を設置してはいけない場所
前述した通り、基本的な設置場所は外気の流入口から離れた場所がオススメ。
窓際や玄関は外気に影響をうけて室内の空気の流れをうまく作れず、効率が悪くなる原因になります。
窓や玄関から距離をとって空気清浄機を置くと、効果的に空気をキレイにできるでしょう。そのほか避けたほうがいい設置場所をご紹介します。
- 直射日光があたる場所
- 暖房器具の風・熱が直接あたる場所
- 加湿器の近く
- 他の電化製品の近く
まず直射日光が当たる場所は、変形、変質、変色、誤作動などを起こす可能性があります。
そして、エアコンなどの暖房器具と空気清浄機がお互い邪魔しないよう、エアコンの風が直接当たらないように設置しましょう。
またエアコンの熱が当たり続ける場合も、変形、変質、変色、誤作動などを起こす可能性があります。
空気清浄機と加湿器を一緒に使う場合は、十分距離を離して設置してください!
加湿器が出す水蒸気を空気清浄機が吸い込むことで、空気清浄機の内部でカビが発生する可能性があります。
空気清浄機の内部にカビを発生させないために、部屋の湿度を40~60%に保つのもポイント‼︎
湿度の上げすぎもカビの発生につながりやすくなり、のどが痛くなるなどの影響が出る可能性があるでしょう。
細かいことは気にしてなかった…見直してみよう!
空気をキレイにしたり、ニオイを除去したりする目的で使用しているのにカビ臭くなってしまっては意味がありませんね。
そのほか結露した窓や、湿度が上がりやすい場所、水気のある場所などは避けると良いでしょう。
最後の「他の電化製品の近く」というのは、テレビやラジオと同じ電源プラグに差しこむと、映像や音声が乱れる場合があるので注意しましょう。
加湿器を含めた他の電化製品から1m以上の距離をとって設置します。
電源プラグは空気清浄機と他の電化製品とは分けて、別々のコンセントに差しこむようにしてください。
空気清浄機を置く場所は?リビングや玄関に置くときのポイント
家族の共有部分であるリビングや玄関は人気の設置場所です。
基本をおさえたうえで、部屋ごとの設置ポイントを細かくご紹介しましょう。
リビング
家族と長い時間過ごす部屋になるため、空気清浄機で空気をキレイにしたいと考える方も多いのではないでしょうか?
私も共有部分は空気をよりキレイにしておきたいため、リビングに置いています!
なるべく空気清浄機の周囲にはモノを置かず、外気やエアコンの風に影響をうけないように部屋の中央に置くのが効果的。
特にソファの脇、人が近くにいる場所は空気清浄機に向かって汚れた空気が流れていくため、オススメできません。
ワンルーム
ワンルームの場合も部屋の中央に置くのがオススメです。
キッチンと寝室がひとつになっているワンルームは、さまざまな原因によって汚れた空気が発生しやすい環境。
食べ物のニオイや、寝具から発生するダニやホコリ、洋服の繊維、外から入ってくる花粉、ほこり、PM2.5などの問題が1つの部屋で起こりやすくなります。
空気清浄機を置くことで、アレルギーや風邪の予防などの健康管理にもつながるでしょう!
ワンルームには必須アイテムといえるね!
しかし、ワンルームのまん中は生活の邪魔になることも…。
適切な対応畳数の空気清浄機を選べば、玄関などに設置しても効果的に空気をキレイにしてくれるでしょう。
玄関
基本的な空気清浄機の置き場所として、外気の流入口となる玄関や窓の近くは不向きとお伝えしました。
しかし花粉やウイルス、PM2.5などの物質を家のなかに持ち込ませないよう、玄関や窓の近くに空気清浄機を置くときは例外です。
複数設置できる場合は、リビングと玄関の両方に置くとより効果的です。
空気清浄機を置く場所は?寝室や子供部屋に置くときのポイント
寝室や子供部屋は空気清浄機の効果をよく発揮できる場所といえます。
各部屋の特徴に合わせて設置ポイントをご紹介しましょう。
寝室
寝室は、ほこりやダニなどが溜まりやすい部屋ですが、空気清浄機1台で、キレイな空気で良い眠りにつけるでしょう!
寝室で空気清浄機を利用する際の置き場所は、足元近くがオススメ。
枕元付近に設置すると吹き出す風が当り、乾燥や冷えにつながってしまう可能性があります。
また静穏モードで運転しても音が気になって眠れない、ということになりかねません。睡眠を妨げないためにも足元付近に設置しましょう。
子供部屋
小さなお子さまがいる場合、ハウスダストは気になることの一つでしょう。
床にたまりやすいほこりを効率的に除くためには、空気清浄機はオススメです。
しかしスペースの確保やお子様の年齢によっては、部屋のまん中に設置することが難しい場合もありますよね。
お子さまがぶつかりにくい位置に設置し、チャイルドロックやストーブガードなど仕切りとなるようなアイテムを活用してください。
そのうえで空気清浄機の吸込口や吹出口だけはふさがないようにしましょう。そのほかのポイントはできる範囲で取り入れてみてくださいね。
空気清浄機を置く場所の位置や高さは?フィルター交換時期もご紹介!
床に置く
空気中のホコリや花粉は空気より重く、低いところへと落ちるという特徴があります。
そのためハウスダウストや花粉対策が目的の場合、空気清浄機は床に置くと効果的。
多くの場合、取扱説明書も床に置く事を想定して書かれています。
ご紹介した基本のポイントをおさえながら設置しましょう。
高い位置に置く
タバコや動物のニオイなど、空気より軽い臭気は上へあがっていく特徴があります。
ニオイの原因にもよりますが、少し高めの位置に設置すると効果が実感しやすいでしょう。
約1m以下の高さを目安に、転倒や落下しないように安定した場所へ設置してください。
ニオイは目に見えないため、改善されない場合は少し移動するなど、効果的に使用できるよう配置を調整するとよいでしょう。
タバコのニオイ
タバコのニオイの原因である煙は熱いうちは上がり、冷えると下がっていきます。
そのため喫煙スペースの近く、少し高い位置に空気清浄機を設置すると、煙が広がるまえに汚れた空気をろ過し、キレイな空気にしてくれるでしょう。
ペットのニオイ
ペットはさまざまなものに興味を持ったり、逆におびえたりしてしまいますよね。
空気清浄機に近づいて機械を倒す危険や、音に敏感な子はストレスにつながる可能性があります。
ネコがいるからちょっと心配だわ…。
そのため安定した設置ができるサイズや形状、静かな運転モードが選べる製品がオススメ。
空気清浄機は舞いあがった毛などを吸収してくれます。
我が家の愛犬はアレルギーがあるため、ニオイではなく愛犬の健康のために使用していますが、ニオイに悩まされたこともありません。
フィルター交換時期
空気清浄機のフィルターは汚れた空気を吸い込むため、汚れやすくカビが発生しやすいでしょう。
また喫煙したり、ペットがいたりすると通常よりフィルターが早く汚れる可能性も高くなります。
特にタバコの煙はフィルターが汚れやすく、ネバネバしてくることもあるかもしれません。
フィルターはこまめに掃除し、適切な使用期間で交換しましょう。
詳細はメーカーの取扱説明書に沿って、定期的なメンテナンスをしてください。
また空気清浄機だけにたよらず、定期的に窓を開けて換気をおこない、室内の空気を入れかえることもオススメです。
まとめ
- 空気清浄機はできるだけ外気の影響をうけず、ものに囲まれない広いスペースで使用する
- 吸込口と吹出口をふさぐと効果が薄れるため、ふさがないように設置する
- 24時間稼働することで、空気をキレイにしてくれる
- 直射日光や暖房の熱などをさけ、変質・変形を防止する
- 玄関への設置は花粉やウイルス、有害物質が家の中に入ることを軽減する効果がある
- ほこり対策は床置き、ニオイ対策は1m以下のやや高い位置に設置すると効果的
- フィルターは定期的な掃除や交換することでキレイな空気が吐き出される
- 空気清浄機と一緒に定期的な換気もしよう
花粉や大気汚染、季節に関係なく流行するウイルス対策は、すっかり私達の身近になってきました。
空気清浄機の基本をおさえて、目的別に応用することで空気清浄機を効果的に使用できます。24時間キレイな空気で生活したいですよね。
空気清浄機を購入される方は設置場所や、フィルターの機能などを検討ポイントにするとよいでしょう。
すでに空気清浄機をお持ちの方は、ぜひ設置場所やメンテナンスを振り返ってみてくださいね。
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