今では、スマホのカメラは”あって当たり前”の時代になりました。多くの方が日常的に「スマホで写真を撮る」ことを行っていますよね。
カメラの性能も日々、高機能になっています。スマホを買うときもカメラの性能が重要な判断基準という方もいるはず。
でもたくさん種類がありすぎて、全て把握するのは大変だと思ったことはないでしょうか?
「いろんな画素数があるけど、どれがいい?」「そもそも、画素数って何?」
「高性能のカメラって何で決まるの?」「自分は、どの程度のカメラが必要なの?」
このような疑問をお持ちの方は、この記事を読んでいただければ解消できますよ♪ご自身のスマホを選ぶときに参考にして下さいね!
スマホのカメラ画素数はどれくらい必要?選ぶポイント
スマホのカメラの進化はすさまじく、宣伝では「6500万画素」「1億画素」などものすごい画素数のスマホカメラが出ていますよね。でもこんな疑問も…
画素数って多ければ多いほど良いの?
答えは「No」なんです。画素数が多いと、使い方によってはデメリットとなる場合があるのです。
そもそも画素とは、画面や画像を作っている粒の数のことを呼びます。英語でピクセル(pixel)と言いますね。
図のように、1つの画像を縦10・横10の粒(ピクセル)で分割して表したとします。この画像は、100個の画素(ピクセル)で出来ている100画素の画像です。
つまり画素数が大きければ大きいほど、細かいところまで表示ができるので「きれいな画像である」といえるのです。
これを踏まえてメリットとデメリットを見ていきましょう。
画素数はどれくらい必要?高画素数カメラのメリットとデメリット
一般的に4500万画素、6000万画素またはそれ以上の画素数を高画素数と言います。
高画素数のスマホカメラには、メリットとデメリットがあります。それぞれみてみましょう。
- 高画素数の画像を切り取って(トリミング)大きくする時、画像が荒くならず、綺麗なまま引き伸ばすことができる
- ポスターサイズでプリントアウトしても、綺麗にプリントができる
- 細部まで鮮明に映し出すことができる。髪の毛1本、葉っぱの葉脈など
しかし先ほど画素数が多いことが、デメリットとなる場合があるとお伝えしました。
- 画素数が大きいとスマホやSDカードの容量を圧迫してしまう
- データを送る際に、速度が遅い又は通信料が多くかかる
- 容量の重いデータを送ってしまうと、送り先の相手に迷惑をかけてしまう
(膨大な通信料であったり、相手のスマホやPCの容量を圧迫したり)
などのデメリットがあります。また、高画素数は暗いところでの撮影に向かない場合があります。下の図は、どちらの画像がキレイに見えますか?
B.の方が明るくて見やすいかも…
高画素数の画像というのは多くの画素で構成されているので、画素と画素の間にある黒い枠線の割合が大きいのです。どうしても枠線が多いため、暗く見えることがあります。
よって、画像のサイズによっては低画素数の画像のほうが、明るく見やすいという現象が起こりやすいのです。つまり使うシーンによって、使い分けが必要になってきます。
プリントアウトする際に必要な画素数
撮った写真をプリントアウトする時に、やっぱりキレイにプリントしたいですよね。どのくらいの画素数があれば、キレイな写真を残せるのか、まとめてみました。
プリントサイズ | 大きさ | 画素数 |
Lサイズ(一般的な写真のサイズ) | 89mm×127mm | 100万画素 |
2Lサイズ | 127mm×178mm | 200万画素 |
六切サイズ | 203mm×254mm | 400万画素 |
意外に画素数がそんなに必要ないと感じるのではないでしょうか。スマホのカメラで十分足りているという印象です。
実際に私が使っているのはiPhoneのXR
スマホのカメラは、一般的に1200万画素以上あれば十分と言われています。
ちなみに私はiPhoneのXRを使っていて(2023年10月現在)、その画素数は1200万画素です。
2018年10月製で4年使っております♪
私は、料理のレシピを作って自分のスマホで撮ってサイトにアップしていますが、アップされた画像が荒いと思ったことはありません。
ネットで料理のレシピを見るときは、スマホかパソコンかタブレットかテレビに飛ばして映しますよね。大きく画像を引き伸ばしたりする必要はないので、そこまでの画素数は要りません。
私には1200万画素あれば十分なのです。これからもまだまだ使う予定です。
結論として、画素数は画質に影響するけれど、画素数が多くてもメリットは限られている。画素数が多ければいい写真が撮れるとは限らないのです。
本当に高画素数のカメラが必要かどうか、メリットとデメリットを比べてみてくださいね。
スマホのカメラ画素数だけじゃない!比較しておきたい必要ポイント
先ほどは、画素数について解説しましたが、キレイな写真を撮るには、画素数の他にも抑えておきたい性能があります。
ここでは、「F値」「レンズの数」「手ぶれ補正」について解説します。購入の際に参考にしてくださいね♪
F値
F値とは、レンズの絞り具合のことです。カメラレンズの「絞り」は、カメラセンサーにあたる光の量を調整する機能です。
F値が小さいほどレンズに入ってくる光の量が多くなり、よりキレイな写真が撮れます。
高性能とされるスマホのカメラのF値は1.5〜1.8とされています。
F値がこのくらいだと、一眼レフカメラで撮ったように背景をぼかしたプロのような写真を撮ることができますよ。
レンズの数
たくさんカメラのレンズがついたスマホを、よく見かけるようになりましたよね。
通常のレンズに加えて、望遠・広角・ポートレート・マクロレンズなど、様々なレンズを搭載したスマホがでています。
撮影のシーンに合わせてカメラを使い分けることで、その場その場に合った写真をキレイに撮影することができます。
- 望遠レンズ:遠くの被写体をはっきりと撮る
- 広角レンズ:広い範囲を撮影する
- ポートレート:背景をぼかして被写体を際立てる
- マクロカメラ:被写体を間近で撮影できる
手ぶれ補正
せっかく良いレンズを持った高性能のスマホカメラをもっていても、写真を撮るときにぶれてしまってはぼやけた写真しか撮れません。
しかも撮るのは人間なので、手ぶれを起こさないことは不可能です。ですので、手振れ補正機能の備わった機種を選ぶことが大事になります。
最近のスマホはたいてい手ぶれ補正が付いているので、そこまで気にしなくてもよいかもしれません。
まとめ
- 画素数の大きいスマホカメラが出ているが、必要かどうか検討したほうがよい。
- スマホのカメラ画素数は、通常の使い方であれば1200万画素あれば十分だと言える
- 画素数の大きいカメラのメリットは、引き伸ばしても画像が荒くならない、トリミングして拡大したときに、細部まで映し出すことが可能
- 画素数の大きいカメラのデメリットは、データをやり取りするときに、通信が重くなってしまうこと
- スマホカメラを決める時には、画素数の他に、F値・カメラの数・手ぶれ補正の有無なども一緒にみるとよい
新しいスマホやスマホカメラが次々にでるので、何を購入するか迷いますよね。
この記事を読んでいただいて、自分に合った機能のスマホを選んでくださいね。
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