朝から野菜たっぷりのサンドイッチが食べたいなとか、たまにはおしゃれにサンドイッチのお弁当を持っていきたいと思うことはありませんか??
私はもう長いこと朝はパン派ですが、やはり1分1秒を争う朝の時間はなかなか手をかけた料理が作れないのが現実です。
サンドイッチは時間が経つとパンがぱさついたり、野菜から水が出てべちゃっとしてしまうことも多いのでお弁当にするのも気を使いますよね。
もしも事前にサンドイッチの作り置きが可能だったら、余裕がある時に作っておくことができるのでいつでも美味しいサンドイッチを楽しむことができます。
この記事ではサンドイッチを作り置きする際のポイントや、おすすめのレシピをたくさんご紹介していきますので、ぜひ最後までご覧ください!!
断面映えするサンドイッチとか憧れるな~。
サンドイッチは作り置きしても大丈夫だった
コンビニでサンドイッチを買うといつでもフワフワで、野菜もシャキッとしていて、賞味期限内であれば美味しく食べることができますよね。
きっと血のにじむような企業努力の賜物なんだろうなぁといつも感心してしまいます。
実際に家庭で作るとなると、やはり時間が経てば水分が出てしまいパンがべちゃっとなってしまうので、作り立てを食べるのが一番美味しい気がします。
ただしいくつかのポイントをしっかりと押さえれば、作り置きしたサンドイッチも美味しく食べることができるんです。
水分の多い具材は避ける
作り置きする際は、トマトやキュウリなどの水分の多い具材をそのまま使うのは避けたほうが良いでしょう。
トマトなら種の部分を取り除いて薄めにスライスしたり、代わりにケチャップを使うのも味のアクセントになります。
きゅうりなら塩もみして水分を絞ってから使うと、食感も楽しめて水分も出ないので良いですよ。
ツナ缶やコーン缶もしっかり汁をきってから使うのがポイントです。
キャロットラぺやポテトサラダは作っておくと挟むだけだから便利だね。
挟む順番を工夫する
マヨネーズやケチャップなどの塩気のあるものと生野菜を重ねて挟んでしまうと、時間が経った時に水分が出やすいです。
その場合はハムやベーコンなどに塗るようにしたり、パンに直接塗ってからゆで卵で蓋をしたりと野菜と触れないように工夫しましょう。たったこれだけでも食べるときに全然違いますよ。
ラップでしっかりと包む
冷蔵庫で保管する際、パンが乾燥してしまいパサパサしやすいので、ラップでしっかりと包むのがポイントです。
その際お皿に乗せてラップをかけるよりも、サンドイッチ自体をしっかりと包むほうが乾燥しにくく、パンと具材の馴染みも良くなります。
食べるときはラップの上から包丁で切ることもできるので、具材を沢山挟みたい場合はぎゅっと少しきつめに包んでおくとまとまりが良くなりますよ。
パンに水分が染みないように油膜を作る
パンにバターやマーガリンを塗ることは多いと思いますが、サンドイッチの作り置きをする際は特に端までしっかり塗るようにしましょう。
味付けの意味合いだけでなく、水分が染みないようにする役割もあるので必ず上下どちらのパンにも塗りましょうね。
からしマヨネーズやケチャップマヨネーズも味に変化が出て美味しいわよね。
余談ですがパンの種類によっても水分の染み込みやすさが違います。どんなものを挟むときに適しているか簡単にまとめてみました。
パンの種類 | ポイント | おすすめの具材 |
---|---|---|
角型食パン | ・弾力がありきめが細かい ・トーストすると水分が染みにくい ・一般的には10~12枚切りがサンドイッチ用 ・三角サンドやロールサンドも作れる | ・どんな具材にも合いやすい ・10~12枚切りはジャムサンドやハムサンド等 ・8~6枚切りはボリュームのある具材に適している |
山型食パン | ・耳まで柔らかいものが多くトーストするとさっくりした食感 ・角食より気泡が荒いので水分が染みやすい ・厚めで耳ごと2~4等分にするのがおすすめ | ・どんな具材にも合いやすい ・トーストした上に野菜等を乗せるオープンサンドにも適している |
フランスパン | ・形状によって呼び方が様々 ・横に切れ込みを入れて挟むとばらばらになりにくい ・きめが粗いものが多いのでソース類が多すぎないほうが良い | ・パンの食べ応えがある分、野菜、肉、魚等ボリュームのある具材が適している |
べーグル | ・ぎっしり目の詰まった食感 ・水分が染み込みにくい ・ベーグル自体の味に様々な種類がある | ・ベーグルの味に合わせて、クリームチーズ等のシンプルなものからボリュームのある具材まで |
他にもクロワッサンやイングリッシュマフィン、ロールパン等様々な種類がありますが、どのパンも軽くトーストすると水分が染み込みにくくなります。
パンの種類で味わいも変わるのでいろいろ試してみるといいですね!!
サンドイッチの作り置きはどのくらい日持ちする??
では実際作り置きする場合はどのくらい日持ちするものなのでしょうか。これはサンドイッチの中の具材によって変わってきます。
これはラップで包んで冷蔵庫保存した場合の目安です。生野菜は水分が出やすいだけでなく雑菌が繁殖しやすいので、どうしても長時間の保存は難しいです。
また卵も半熟の状態では長持ちしないので、固ゆでしてからマヨネーズと合わせるほうが日持ちします。
マヨネーズは酢と塩が含まれていて防腐効果があるんです。
ハムは加工品なので日持ちしそうなイメージがありますが、生ものなので実は早めに食べたほうがいいんです。
軽く焼いて火を通したり、小さく切ってマヨネーズと和えると持ち時間も変わってきますよ。
一番安心なのはジャムサンドです。ジャムは砂糖が多く含まれているため腐りにくく、シンプルにバターとジャムのサンドイッチなら3日程度は日持ちします。
ただし手作りジャムの場合は水分量が多かったり、砂糖の量が少なかったりするので早めに食べたほうが安心です。
サンドイッチの作り置きは前日にしておけば楽チン
生野菜や生のフルーツを使うときは気遣いが必要ですが、火を通した食材なら前日の夜に作っておいて翌朝食べても問題ないので朝食には重宝しますね。
ちなみにサンドイッチは和惣菜とも相性が良くて、夜ご飯で余ったおかずを挟んでも美味しく食べられるんです。
サンドイッチにはレタスとトマトと…という固定概念を捨てれば作り置きのハードルも一気に下がりますよ。
サンドイッチに合う和惣菜
夕飯に「肉野菜炒め」って結構定番ですよね。
それをそのまま挟めばいいだけなのでとても簡単。
※挟む際は汁気を切ることと、パンにマヨネーズなどを塗ることを忘れないようにしましょう。
鯖って実はパンとの相性がいいんです。
卵も厚焼き玉子や卵焼きなら中まで火が通っているので翌日も安心ですね。
味が濃い目なので食べ応えもばっちりです。
白身フライや唐揚げはもちろん、きんぴらごぼうや漬物なんかも実はよく合います。
揚げ物がないときは副菜のみにしてチーズを一緒に挟んだりすると一気にまとまりますよ。
引用:KENKO公式
これなら前日の余りものをタッパーに入れる代わりにパンに挟むだけで、翌朝の朝食やお弁当の準備も終わってしまいます。
お弁当用のご飯が足りなかった!というときにもいいかもしれませんね。
サンドイッチの作り置き便利グッズ
食パンでサンドイッチを作るときに面倒だなと思うのが、わざわざまな板と包丁を出してサンドイッチを切ることだと思うのは私だけでしょうか。
そうそう。あと一人分だけ作りたいのに食パン2枚は多い時もあるしね!
そんな時役立つ便利グッズがあります。食パン1枚分で作れて切る手間もなく、そのまま持ち出し容器にもできる優れものです。
洗って繰り返し使えるのも経済的ですし、横から出して食べられるので具材がこぼれにくく、お子さんでも食べやすそうです。
見た目もシンプルでコンパクトなのでおしゃれに見えるのもいいですね。こうした市販の便利グッズを使えば、サンドイッチの作り置きのハードルはさらに下がること間違いなしです。
サンドイッチ作り置き冷凍を実際にやってみた!!
ここまででサンドイッチが前日に作り置きできることはわかりましたが、実は冷凍保存もできるって知っていましたか??
確かにパンは冷凍すると良いイメージがありますが、サンドイッチの具材によっては冷凍保存することで1~2週間保存することができるんです。
冷蔵庫保存だと1日~3日程度なので、かなり持ち具合が違いますよね。しかも食べるときは3~4時間自然解凍するだけ。
お昼ご飯に持っていくのにちょうどいいかも!!
では具体的にどんな具材なら冷凍OKなのでしょうか。同じ素材でも冷凍する場合は調理の仕方を変えたほうがいい場合もありますよ。
卵はゆで卵のままだと白身部分の食感が変わってしまうので、マヨネーズと和えて卵サラダにするか、スクランブルエッグにするほうが良いです。
またじゃがいもは冷凍できないイメージがあるかと思いますが、マッシュポテトにすれば問題ないのでポテトサラダも冷凍OKですよ。
本当に解凍後も美味しく食べられるのか疑問だったので、実際にどのご家庭にもあるような簡単な材料で冷凍サンドイッチを作ってみたので参考にしてみてください。
下準備から冷凍保存
今回作ろうと思っているのは5種類のサンドイッチです。パンは食感の違いを検証するため角食パン10枚切りとフォカッチャの2種類を用意しました。
カツサンドは手軽に冷凍食品のお弁当用ミニカツを用意しましたが、お惣菜の揚げ物でもいいと思います。
①ベーコン卵チーズサンド
②卵サラダサンド
③ツナサンド
④カツサンド
⑤ジャムサンド
- step1材料
・パン
・卵2個(1つはゆで卵にしておく)
・ツナ缶
・ベーコン
・冷凍のお弁当用ソースとんかつ
・スライスチーズ
・千切りキャベツ(既に千切りになっているものを使用)
・ジャム(マーマレード) - step2下準備
・ゆで卵を潰してマヨネーズと和えて卵サラダを作る
・生卵にマヨネーズと塩コショウを混ぜてレンジで温めスクランブルエッグを作る
・ベーコンを焼く
・玉ねぎをみじん切りして塩もみし、水気を切ってツナとマヨネーズと和える - step3パン2種類にそれぞれ挟む
※ジャムサンドのみバターを塗り、あとはマヨネーズをパンに塗る
- step41つずつしっかりラップに包む
※包んだものをさらにジッパー付きポリ袋に入れる
- step5冷凍庫へ
実食
では早速実食です。まずはフォカッチャのツナサンドから。
3時間ほど自然解凍し、そのまま食べてみました。
これは何の問題もなく美味しい!!一緒に混ぜた玉ねぎのみじん切りも、水気をしっかりと絞ったおかげで全く水っぽくなっていませんでした。
次にフォカッチャのベーコンチーズ卵サンドですが、こちらは自然解凍で3時間ほどしてから電子レンジで30秒温めてみました。
自然解凍3時間の状態ではまだ少し具材の中心が冷たかったので、電子レンジで少し温めましたがパンもふわっとなって大正解でした。
一緒に挟んだのがベーコン・スクランブルエッグ・スライスチーズ・ケチャップ・マヨネーズなので水気が出ることもなくばっちり美味しかったです。
フォカッチャは厚みがあって生地のキメも粗目なので冷凍しても食感が変わりにくかったわ。
では次に角食パン10枚切りで作ったベーコンチーズ卵サンドです。
こちらは冷凍しておいたものを冷蔵庫に移して一晩解凍し、食べるときにトースターで軽く焼いてみました。
こちらもとっても美味しかったのですが、フォカッチャの方と違って余ったキャベツの千切りを挟んだ部分が少し水っぽくなってしまいました。
ちなみに冷凍した卵サラダは解凍したらどうなるのかなと思ったのですが、こちらも食感変わらずクリーミーなままで美味しかったです!!
カツサンドはお弁当用の小ぶりなものでしたが、少し厚みがある分解凍に時間がかかる印象で、食べる前に軽くレンジで温めたりするほうがいいかなと思いました。
逆にジャムサンドは半解凍でもデザート感覚で食べられて、水気が出ることもなく、フォカッチャでも角食パンでも相性はばっちりでしたよ。
具剤をたっぷり挟みすぎると解凍に時間がかかるのでシンプルなほうがおすすめね。
感想
今回の実験で冷凍サンドイッチをいろいろ作ってみたおかげで、数日間は朝と昼の準備がとっても楽でした。では結果を簡単にまとめてみます。
サンドイッチの具材 | フォカッチャ | 角食パン10枚切り |
---|---|---|
ベーコンチーズ卵サンド (ベーコン・スライスチーズ・スクランブルエッグ) | ・相性◎ ・軽く温めるとさらに美味しい | ・相性〇 ・パンが薄い分レンジよりトースターのほうがパリッとして美味しい |
卵サラダサンド (卵・マヨネーズ) | ・相性◎ ・自然解凍のままでOK | ・相性◎ ・自然解凍のままでOK |
ツナサンド (ツナ・みじん切り玉ねぎ・マヨネーズ) | ・相性◎で水気もなし ・自然解凍のままでOK | ・相性◎で水気もなし ・自然解凍のままでOK |
カツサンド (冷凍カツ・千切りキャベツ) | ・相性◎ ・解凍されにくいので温め推奨 | ・相性〇 ・パンが薄い分レンジよりトースターのほうがパリッとして美味しい ・千切りキャベツから水分がでて少しべちゃっとなる |
ジャムサンド (マーマレード・バター) | ・相性◎ ・半解凍でも美味しい | ・相性◎ ・半解凍でも美味しい |
まず結論として冷凍サンドイッチは思った以上に美味しかったです。一緒に食べた家族も驚いていたくらいでした!!
そして次回作るときに気を付けようと思ったポイントは以下でした。
- フォカッチャのような厚みのあるパンはサンドイッチに向いている
- 10枚切りを使う際は具材がシンプルで少な目のほうがいい
- 千切りキャベツなどの生野菜はやはり水気が出る
- 電子レンジで温めるときは短時間にする
- 冷蔵庫解凍の時は自然解凍の倍の時間くらいかかる
まず冷凍から自然解凍してそのまま食べることを想定すると、フォカッチャのように厚みがあったり最初から水分量が少なめのパンのほうが食感が変化しにくかったです。
いわゆるサンドイッチ用のパンとしてイメージする薄切りの角食パンは、複数の具材を使わずシンプルなものにすることがポイントかなと思いました。
カツやウインナー、ベーコンなどの肉類は食べる前に少し温めたほうがより美味しいわね。
皆さんもこれを参考に、サンドイッチの具材だけでなく、パンの種類を変えたりしていろいろ試してみてくださいね。
まとめ
- サンドイッチはポイントを押さえれば作り置きしても美味しく食べられる
- 作り置きのポイントは水分が出ないように工夫することと、ラップに包んで乾燥させないようにすること
- 冷蔵庫で保存した場合のサンドイッチの日持ちは具材によって数時間~3日程度
- 前日の残り物でも簡単にサンドイッチが作れる
- 市販の便利グッズを使えば簡単にサンドイッチ弁当が作れる
- サンドイッチを冷凍庫で保存した場合1~2週間ほど日持ちする
- サンドイッチを冷凍保存する際に向いている食材と向いていない食材がある
作り立てを食べなければ美味しくないというイメージのサンドイッチが、作り置きできるのはとても嬉しいですね。
私は何より冷凍サンドイッチの美味しさにびっくりしました。
クリームチーズやジャムだけでなくスイートポテトや生クリームなどは、半解凍くらいのフローズン状態でも逆に美味しいのではないかと思います。
少し水分量や食材に気を付けるだけで美味しいサンドイッチが作れることがわかると、意外におにぎりよりも簡単かもしれませんね。
便利グッズなども活用して、優雅な朝ごはんやサンドイッチ弁当を作るきっかけになれれば嬉しいです。ぜひ参考にしてみてください。
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