モバイルバッテリーは、スマートフォンやタブレットを充電するのに便利なアイテムです。
外で「スマホの充電が切れそう」と焦ってしまったときに重宝するのがモバイルバッテリーでしょう。
私も長い時間外でスマホを使う場面、旅先などではよく使います♪
ですが頻繁にモバイルバッテリーを使わないでいると、満タンに充電していたはずなのに、いざ使おうとすると充電できないといった経験をしたことはありませんか?
モバイルバッテリーは、スマホの非常用バッテリーとして災害時などの電気が使えなくなる非常事態に持ち出すことも予想されます。
いざというときに困らないように、ここでは「モバイルバッテリーは、使わないうちに劣化するのか」という疑問に応えていきたいと思います。
モバイルバッテリーは使わないと劣化するって本当?
じつは残念ながら、モバイルバッテリーを使わずに置いておくと劣化してしまいます。
モバイルバッテリーをしばらく使わないとき、主に2つの場合において劣化しやすくなります。
- 100%充電した場合
- バッテリー残量が0%になった場合
まず満充電した場合、高い電圧が維持されて化学反応が起こり、それによって劣化や寿命の低下が進行してしまいます。
長時間外出するから、バッテリー切れにならないようにモバイルバッテリーを100%になるまで充電して持っていきたいんだけど…
ですが満充電すると、モバイルバッテリーに負荷がかかり、かえって充電の寿命を縮めてしまいかねません。
モバイルバッテリーを充電するときは、100%充電するのではなくその少し手前で充電を終えると、バッテリーを長持ちさせることができるでしょう。
そして逆に、バッテリー残量が0%になると放電が続き、次に充電することが難しくなります。
外でモバイルバッテリーを使って、スマホやタブレットを充電したあと、バッテリー残量が0%になるなんてこともありますよね‼
帰ってきてすぐにモバイルバッテリーを充電できたら良いのですが、ついつい忘れてしまって、残量が0%のままなんてことありませんか?
その状態で充電すると電池に大きな負荷がかかるため、次に使うことが難しくなる場合があります。
長持ちさせるためにも、もし残量が0%に近づいたら早めに充電しましょう。
モバイルバッテリーを使わないときの寿命はどのくらい?
モバイルバッテリーを使わない場合、どのくらいもつのかというと、一般的に約2年と言われています。
普段使っているモバイルバッテリーで、使い始めるとすぐに残量が減ってしまうことはありませんか?そんなバッテリーはそろそろ寿命かもしれません。
2年以上経っていないか、身の回りに使っていないバッテリーがないか確認してみてください‼
モバイルバッテリーは使わなくても劣化するので、災害時の非常袋に入れていたら数年経っていた、なんてこともあるかもしれません。
いざというときに使えないと困るので、これを機にチェックしてみると良いでしょう。
モバイルバッテリーは使わないとバッテリーが減ってしまうの⁉
モバイルバッテリーはバッテリー残量がいくらであろうと、使わなくても放電します。
そのため、少しずつですが、バッテリー残量が減っていってしまいます。充電が可能な二次電池では、とくにこの特徴が見られます。
二次電池には主に、ニッケル電池とリチウムイオン電池があります。電池の種類にもよりますが、いずれも自己放電をして徐々に減っていきます。
リチウムイオン電池には、使用していない状態でも電池の容量が減っていく「自己放電」という特性があります。
これによって長時間放置していない間に、バッテリー残量が0%になり、思いがけず過放電の状態になってしまうことがあります。
使わないで放っておくと、月に1~3%放電量が減っていくとされているので、時々使ってあげたほうが良いかもしれませんね。
モバイルバッテリーを使わないときでも劣化させない方法
モバイルバッテリーは使わないと、徐々に電池残量が減っていくとお伝えしましたが、できるだけ長持ちさせたいですよね。
ここでは、モバイルバッテリーをできるだけ長期間利用するためのポイントをご紹介します‼大事なことは以下の4つです。
- 数か月に一度は充電を行う
- 残量45~80%を目指して充電すること
- 高温の状態で置きっぱなしにしない
- 充電時にスマホを操作しない
まず過放電を避けるために、3~6ヶ月に一回の頻度で充電することが劣化を防ぐ第一歩です‼
詳しい頻度については、製品によっても異なるので、各製品の取扱説明書を参考にしましょう。
モバイルバッテリーを購入したけどあまり使わない…という方は、いつもの充電時に時々モバイルバッテリーで充電してあげると良いですね♪
また、過充電になっても劣化に繋がってしまうので、100%になるまで充電を続けるのではなく、80%ほどを目標にしておくと良いでしょう。
このように、使わないときでも過充電や過放電を防ぐために、ときどき残量8割を目安に充電することで、長く使い続けることができます。
そしてリチウムイオン電池のモバイルバッテリーの場合、最高許容温度は45℃程度と言われています。
充電するとき、持ち運ぶとき、保管するときに、熱くなる場所ではないか確認しましょう。
夏場は使わないと思って車内に放置しがちかもしれませんが、30分後には45℃を超えるこという報告があります。
最後に、充電時にスマホを操作しないこと。スマホのバッテリー残量が少なくなってきたなと思い、モバイルバッテリーで充電しながら引き続きスマホを使う…。
私もよくやってしまいがちなのですが、実はこれ、モバイルバッテリーにとても負荷をかけている状態なんです‼
スマホを使うことで発生する熱と充電するときに発生する熱と両方あいまって、バッテリー自体にとても熱が発生しやすくなります。
実際、私もこの使い方をしたときに、結構熱くなっていて怖くなることがあります。
充電時は端末を操作せずに、なるべく本体は休ませるようにしましょう。
まとめ
- モバイルバッテリーを使わずに置いておくと劣化してしまう
- モバイルバッテリーは、100%充電、もしくはバッテリー残量が0%になってから充電するとバッテリーに負荷がかかり、劣化が進みやすくなる
- モバイルバッテリーを使わない場合、その寿命は約2年。使わなくても放電しているため、少しずつバッテリーが減ってしまう
- モバイルバッテリーの劣化を遅らせるコツは、数か月に一度は充電を行う、バッテリー残量は45~80%を保つようにする、高温の場所に置かない、充電時のスマホ操作はしないようにする、の4つ
モバイルバッテリーは繰り返し使える電池、つまり消耗品ですが、使わないでいると残量が減ってしまうなんて驚きです。
メーカーによっては結構なお値段ですから、いざというときに使えないと勿体なく感じてしまいます…。
バッテリーにあまり負担をかけないようにして、少しでも長く使えると良いですね♪
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