花粉症による肌荒れは早めの対策を!!かゆくなる原因は花粉皮膚炎!?

生活お役立ち情報

花粉のピークは2月中旬から4月までの約2か月半。

しかしピーク後も、エリアや種類によっては、ほぼ一年中飛んでいるそうです。

花粉の時期にでてくる症状…そう辛い花粉症ですよね。

花粉症が重度になると、鼻水や目のかゆみの他に、不眠・頭痛・皮膚のかゆみによる肌荒れなど日常生活にまで支障がでるようになります。

今回は、花粉症によっておこる肌荒れ「花粉皮膚炎」の原因と自宅や外出時にできる対策をご紹介します。

肌が荒れると、人に会いたくないし、外に出るのも億劫。

特に乾燥肌や敏感肌の方には、深刻な悩みなのではないでしょうか。ぜひ参考にして、かゆみ知らずの肌を目指しましょう‼

花粉症による肌荒れを防ぐ対策は?花粉皮膚炎になる原因って何?

様々な症状を引き起こす花粉症。鼻水や目のかゆみは必ず現れる症状だと思っていませんか?

実は、皮膚のかゆみだけしか症状がでない場合があります。

春は季節的にも、肌が荒れやすい時期ではありますが、中には花粉症が原因で肌が荒れていることも…。

もしかして決まった時期に顔がかゆくなるのは、花粉症だったから⁉

花粉症が原因でおこる肌荒れ対策としては、外出時に花粉が皮膚に侵入しないようにすること。

また生活習慣を見直すこともとても重要です。それでは、詳しく見ていきましょう!

花粉皮膚炎の症状は?

花粉皮膚炎は、花粉が皮膚に触れることで起きる皮膚炎。

花粉が触れやすい顔や首などに湿疹ができるのが特徴で、花粉の量が多いほど症状が悪化します。

特にスギ花粉は、他の花粉と比べて飛散量が多いので、皮膚への影響が強くでます。

さらに、元々アトピー性皮膚炎だったり、湿疹がでやすい方は特に花粉皮膚炎になりやすいと言われているんです。

かゆいからと力任せに掻いてしまうと、皮膚のバリア機能が破壊されて、乾燥や炎症の原因になってしまうので要注意‼

以下の症状があれば、花粉皮膚炎の疑いがあります。

  • 洋服から皮膚が出ている部分、特に顔に湿疹ができている
  • 赤みが強く、蕁麻疹のような浮腫性の紅斑が初めにでる
  • 春先や秋の終わり頃に症状がでる
  • アレルギー結膜炎や眼瞼炎などを伴うことが多い

ただし、他の皮膚炎との識別が難しいので、早めに専門医への受診をおすすめします。

次は、花粉皮膚炎にならないための対策をご紹介します。

花粉皮膚炎を防ぐための外出時の対策 

かゆみを我慢するのが辛い…

ダメだと思っても、つい搔いてしまう‼

かゆみって我慢するのが、なかなか難しい症状ですよね。だからこそ、かゆくなる前の対策が重要なんですよ‼

花粉から皮膚を守るためには、外出する時には、以下の事を意識してみて下さい。

  • 外出時は、帽子・マスク・花粉用の眼鏡やゴーグルを装着する
  • 帰宅後は、すぐにシャワーで体についた花粉を洗い流す
  • スキンケアや加湿器で肌の保湿を徹底する

皮膚のバリア機能を保つことで、皮膚に花粉が侵入するのを防ぐことができます。乾燥は、肌にとって大敵ですので、スキンケアは非常に重要ですよ‼

女性は毎日の化粧品の使用で、肌のバリア機能が傷ついている可能性がありますので、特に注意が必要です。

花粉症で原因でおこる肌荒れは生活習慣を改善して対策しよう‼

食事や睡眠などの生活習慣を見直すだけで、花粉皮膚炎やその他の病気になりにくい体を作ることができます。

ぜひ取り入れて、体の内側から健康を目指しましょう‼

ストレスと睡眠不足の解消

免疫力を高めるためには、十分な睡眠とストレスを溜めないことが大事なんです!

以下のことを心がけるだけで、質の良い睡眠を取ることができます。

  • 8時間以上の睡眠時間の確保
  • 朝起きたら、太陽の光を浴びる
  • お風呂の温度は38℃~40℃のぬるめにする ※熱すぎると、肌が乾燥するので注意‼
  • 食事や入浴は睡眠の2~3時間前までにすませる
  • 寝る前にアルコールやカフェインを摂取しない

人間の体は入眠から2~3時間ほど経過すると、成長ホルモンが分泌されます。

成長ホルモンは、免疫力を高めるために重要なホルモンで、細胞を修復したり、疲労を回復させる働きがあります。

質の良い睡眠を取ることは、ストレス解消にも効果的なんですよ‼

腸内環境を整える

人間の免疫機能の60~70%は腸にあると言われています。

腸内環境を整えることで、免疫力が高まり、皮膚のバリア機能が回復しやすくなります。

  • 発酵食品や食物繊維を意識した食事
  • 十分な睡眠時間
  • ウォーキングやストレッチなどの適度な運動 ※激しい運動は逆効果になります

腸内環境を整えることで、免疫力が上がるとともに、代謝も上がり太りにくい体にもなります。

生活習慣は腸環境に大きく影響しますので、自分でできる範囲から腸活を始めて下さいね。

ビタミンを摂取する

免疫機能をサポートしてくれる栄養素の代表的なものは、ビタミンと亜鉛。

13種類もあるビタミンの中から、免疫機能に効果がある種類をいくつかご紹介します。

【ビタミンA】胃・腸・口・鼻の粘膜を正常に戻して、免疫機能を高めてくれます。

ほうれん草・人参・西洋かぼちゃなど色が濃い物に多い傾向です。特に多いのが鶏レバーで、100g当たり14000㎍ものビタミンAが含まれているんですよ‼

ただし、ビタミンAは過剰に摂取すると、健康障害が起きることで知られていますので、サプリなどを利用する際は、ご注意ください。

【ビタミンB】体の代謝を促進し、免疫細胞数の維持や免疫細胞を活性化する働きがあります。

赤みの魚やささみ・ヒレ肉などの脂身の少ない肉類に多く含まれています。他にも、パプリカ・アボカド・玄米なども。

ニキビや口内炎ができやすい人は、ビタミンBが不足している可能性がありますので、ぜひ取り入れてみて下さいね!

【ビタミンE】免疫細胞の活性化の他に、抗酸化作用により免疫力の低下を防いでくれます。

アーモンド・ヘーゼルナッツなどのナッツ類やツナ缶やサーディン缶など手軽に取り入れやすい食品に多く含まれています。

ビタミンEは、適度な食事をしていれば、不足しても過剰に摂取しても特に問題はありません。

その他、白血球の働きを助け免疫力を高めてくれるビタミンC、免疫機能を調節する働きがあるビタミンDなどがあります。

免疫機能にとってビタミンはとても大事な栄養素です。不足したり、過剰に摂取したりしないように、バランスのとれた食事をすることを心がけましょう。

花粉症での肌荒れは早めの対策がカギ‼徹底した予防で子供の肌を守ろう

大人でもつい掻いてしまう肌荒れによるかゆみ。子供ともなると我慢するのは至難の業ですよね。

さらに、子供の皮膚は大人よりデリケートなため、皮膚トラブル「アレルギーマーチ」が起こりやすいんです。

アレルギーマーチとは?

赤ちゃんの頃から湿疹やかぶれができやすい子供は、成長過程で様々なアレルギーを発症しやすいことが分かっています。

アレルギーがでやすい子供は「アレルギーハイリスク児」と呼ばれています。

幼児期には、アトピー性皮膚炎や食物アレルギーなどになったり、学童期に入ると花粉症の症状がでたり。

年齢とともに、アレルゲンが変化して、症状が増えていくことを「アレルギーマーチ」と言います。

アレルギーマーチを止めるためには、早めの予防と対策が必要です。

アレルギーマーチに防ぐための対策

アレルギーハイリスク児は生まれつきですので、変えることはできません

ですので、大人と同じで皮膚のバリア機能を高めることが重要になってきます。

皮膚が乾燥していると、アレルギーの原因物質が体内に侵入しやすくなります。それを防ぐためには?

  • 十分な保湿をして、皮膚を健康に保つこと
  • 部屋をこまめに掃除して、アレルギー物質に触れる機会を減らす
  • 皮膚を清潔に保つこと ※石鹸を泡立てて、肌をなでるように洗う

参考資料:アレルギーマーチとは?(アレルギー疾患)|さくら皮フ科(蒲郡市)

体を洗う時に、ゴシゴシ強く洗い過ぎると、逆効果になりますので、ご注意ください。

生後早い時期からスキンケアを徹底しバリア機能を高め、生活環境を整えることが予防につながります。

もし症状が出てしまった場合は、すぐ病院を受診し、アレルギーの悪化を防ぎましょう!

まとめ

今回は、花粉症による肌荒れを予防する対策について解説しました。

  • 花粉皮膚炎は、花粉の量に比例して症状が悪化するので、発症したら早めの受診が重要
  • 外出時は、花粉が皮膚に触れないように露出部分を減らし、帰宅後はすぐにシャワーを浴びて、十分な保湿をする
  • 睡眠や食事などの生活習慣を見直し、腸内環境を整えることが花粉皮膚炎の予防になる
  • デリケートな子供の肌は、一度アレルギーがでてしまうと、年齢とともにアレルゲンが増えていく可能性があるので、生後早い段階での予防が大事

様々な症状がある花粉症。花粉症がひどくなると、家から出るのも辛くなってしまいます。

規則正しい生活は、肌荒れ以外の症状を予防する効果もありますので、ぜひ参考にしてみて下さいね!

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