つらいマスク頭痛を何とかしたい!原因と対処法をカンタン解説

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コロナの前と後で変わったこと、たくさんありますね。マスクの着用もその1つ。

すっかり慣れましたけれど、マスクのせいでストレスや身体の不調を感じる人は、やっぱり多いです。

特に頭痛に悩む人は増えていて、医療関係者からは「マスク頭痛」と呼ばれています。

頭痛が起きると作業効率も下がります。幸福度も下がるんじゃないでしょうか?

発熱みたいに見える形で示すことができないし、場合によっては「頭痛くらいで」と言われかねないから、ガマンするしかないっていうことも多いですよね。本当に何とかしたいです。

と言うわけで、マスク頭痛の原因と対処の方法をわかりやすく解説していきますね。

 

 

マスク頭痛には2種類ある

マスク頭痛は、片頭痛の場合と緊張型頭痛の場合があります。詳しく見ていきましょう。

 

片頭痛の場合

主にこめかみから目のあたり(片側あるいは両側)がズキンズキンと痛みます

脳の血管が拡張して、脳の神経を刺激するために起きると考えられています。痛みの発作は数時間~2、3日間続きます。

痛みが起きると、光や音、においに敏感になり、身体を動かしたり入浴したりして血流が増えると痛みが強くなります。また、頭痛以外に吐き気や下痢を伴う場合もあります。

女性ホルモンの影響もあるらしく、20~40代女性に起こりやすい頭痛です。そういえば、私も昔はこのタイプの頭痛もちでした。

 

緊張型頭痛の場合

こちらは、頭全体がギューッと締めつけられるように痛みます。首や肩周りの筋肉が緊張して血流が悪くなることで起きると考えられています。

痛みはだらだらと続きがちでで、重い痛みもしくは鈍い痛みです。

長い時間同じ姿勢をとっていて首や肩の筋肉がこわばったり、身体的・精神的なストレスから知らず知らず筋肉や神経が緊張していた、などが原因で起こりやすいです。

年齢・性別は関係せず、私も今はこちらのタイプの頭痛がたまにやってきます。片頭痛、緊張型頭痛の両方をひんぱんに繰り返すという人もいます。

あなたの痛み、どちらだったかわかったら、マスクとどういう関係があるのか、知りたいですよね。実はマスクはきちんとつければつけるほど、頭痛になりやすいんです。

 

 

マスク頭痛の原因は?

マスクを着けているからこそ、頭痛が起こりやすい状態になります。詳しく見ていきましょう。

 

原因①酸素不足と二酸化炭素過多

マスクはウィルスや花粉の侵入を防ぐためなので、新鮮な空気が入りにくくなります。

当然、吐き出した二酸化炭素もマスクの外に出て行かず、またそれを吸い込むことになってしまいます。

つまり、吸い込む酸素の量が減り、二酸化炭素の割合が増えることになるんです。

酸素の量が減ることも、二酸化炭素の量が増えることも、脳内の血管が拡張するように作用します。

この拡張が血管の周囲の神経を刺激して、片頭痛を引き起こすのです。

性能のよいマスクを使っている人や、鼻マスクにせずきちんとつけている人ほど、片頭痛が起こりやすくなるというわけですね。

 

原因②頭と首のこり

マスクをすると、頭と首がこりやすくなります。マスクは耳にかけるゴムで固定されるので、こめかみの筋肉に負荷がかかりますよね。

この筋肉がこってくると、つながっているあごの筋肉にも負荷がかかり、ついには首の大きな筋肉に強い負担がかかります。

さらに、コロナ禍のストレスで食いしばりグセができている人はこりがさらにひどくなりますし、マスクのせいで表情筋を使わなくなっている人は、表情筋のこりも首の筋肉の負担になります。

こうしてできた頭と首のこりが原因となり、緊張型頭痛が起きるのです。

 

原因③ 熱中症

冬のマスクはあったかい防寒具になってくれますが、夏のマスクは息苦しいサウナ状態。

吐く息の温度が上がると口の周りの血流量が増えて、やっぱり脳内の血管が拡張することになります。片頭痛が起こりやすくなるんですね。

これは軽い熱中症になっている状態で、冬でもマスクを着けたままジムで運動したりすると、起こる可能性があります。

片頭痛緊張型頭痛では痛みのメカニズムが違うので、その対処の仕方も違ってきます。

 

マスク頭痛の対処法

マスク頭痛の対処法ですが、片頭痛→冷やす、緊張型頭痛→温める、と全く逆です!詳しく見ていきましょう。

 

片頭痛は冷やそう

痛みを感じたら、痛む部分を冷却シートやぬれタオル、氷枕などで冷やしましょう。

血流が増える行動が痛みを悪化させるので、体を動かさないようにし、光や音などの刺激も避けて、安静に過ごしましょう。

マッサージも血管を広げてしまうので、痛みがあるときは避けましょう。

カフェインは血管を収縮させる効果が期待できるので、コーヒーを飲むのも良いと言われています(飲み過ぎると逆効果なので、とり過ぎ注意)。

安静にしていても痛みが緩和されないようなら、頭痛薬(鎮痛剤)を飲むことをオススメします。

極力お薬には頼りたくないという方もいると思いますが、頭痛は長時間続きます。

その間何もできない状態でいるのはもったいないですよね。

頭痛自体がストレスとなって、他の体調不良にもつながりかねません。(家族など周囲の人との関係も悪くなりがち!)

ひんぱんに頭痛になるという方は、痛み始めたら早めに飲むようにすると楽になるのが早いですよ。

ただ、楽になるからと毎日のように飲むのはよくありません。薬剤の使用過多による頭痛(薬物乱用頭痛)になる可能性があります。

ひんぱんに頭痛が起こる人は、頭痛外来のある病院を受診して相談する方がよいでしょう。

 

緊張型頭痛は温めると良い

緊張型頭痛は反対に、血行を良くすることで痛みが緩和されます。お風呂に肩までつかったり、首や肩のストレッチやマッサージをしたりすることが効果的です。

目や腰、背中など気持ちがよいと思うところ温めて、リラックスを心がけましょう♪


 

 

マスク頭痛にならないためには

痛みが治まって安心したら、次は予防策を考えましょう。

マスクが外せたら解決ですし、近いうちに必要なくなるかもしれないですが、こればかりは分かりませんよね。

時や場所、状況を考えながら、ちょこちょこ外して新しい空気を吸い、頭や首の筋肉を休めましょう。

片頭痛の人は、自律神経を整えることも重要です。規則正しい生活を心がけ、睡眠時間は長すぎても短すぎてもよくありません。

疲労や空腹などの身体のストレスも引き金になるので、自分を大事にする生活をしましょうね。

緊張型頭痛の人は、目の疲れも筋肉のこわばりを強めます。スマホやPCなしの生活にはもう戻れませんが、長時間同じ姿勢で取り組むことは避け、時折立ち上がって遠くを眺めましょう。

同じ姿勢を続けないこととともに、身体を冷やさないことも心がけてくださいね。

 

どちらの頭痛もストレス注意!

ストレスにさらされていると筋肉がこわばり、緊張型頭痛が起こりやすくなります。

一方で、ストレスから解放された時に急に血管が拡張して、片頭痛が起きることもあります。帰宅してマスクを外した途端に片頭痛が起きるという人もいるそうです。

仕事が始まる月曜日に頭痛が多い人、休日に頭痛になる人、いろいろです。

私は夕食後のほっと一息ついた頃に頭痛が来ていたなって思い出しました。人間って複雑にできてますね。

どちらにしてもストレスは頭痛の元、頭の痛い問題です。自分の毎日を点検して、ストレスをためない生活を心がけましょう。

経験したことのないような強い頭痛、手足のマヒやしびれ、激しい嘔吐、高熱などを伴う場合は片頭痛や緊張型頭痛ではないかも!

重篤な病気の可能性もあるので、すぐに病院を受診するようにしましょう。

 

 

まとめ

  • マスク頭痛には2種類あり、片頭痛は脳の血管が広がってズキンズキンと痛む、緊張型頭痛は頭や首の筋肉が緊張して頭全体がギューッと痛む、という特徴がある
  • マスク頭痛の原因は、酸素不足と二酸化炭素過多による脳内血管の拡張、耳への負担から来る頭と首のこり、マスクをすることで熱中症と同じ状態になるため
  • マスク頭痛への対処法は、片頭痛は冷やすこと、緊張型頭痛は温めることを意識しよう
  • 予防策としては、時々マスクを外して呼吸を楽にすること、同じ姿勢を長時間とらないようにすること、体を冷やさないように心がけると良い

それぞれについて対処の方法を解説しましたが、頭痛は予防も大切。

自分を大事に、ストレスをためない生活を心がけ、幸福度アップをめざしていただきたいです♪

 

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