食洗機で使用できる食器のおすすめは?見分け方と入れ方をご紹介

生活お役立ち情報

昔は高価でとても手が出せなかった食洗機。最近では私たちの生活を支える心強いパートナーになりました。

忙しい現代人にとって、食器を洗う手間が省ける食洗機はありがたい存在ですよね。けれど使い方次第では悩ましい面も。

食洗機で食器が欠けてしまった!

食洗機OKの食器の見分け方が分からない

私も食器を洗っているときに、食器が食洗機対応かどうか明記されていないことでよく迷いました。

そんな疑問を解消するため、食洗機におすすめの食器の材質や、効果的なセット方法をご紹介します!

ポイントを押さえて疑問や不安を解消し、安心して食洗機を使いましょう。

食洗機対応の並べ方がいつもうまくいかない…ポイントを知りたい!という方も、ぜひ参考にしてみてください!

 

 

食洗機で使用できる食器とは

まず基本的に、食洗機対応の食器を選ぶようにしましょう。

食洗機の説明書にはメーカーが様々な検証結果に基づいて、一番適切な使用方法を紹介しています。ですので一度は目を通すようにしましょう。

ですが、それでも欠けたり傷がついてしまったりした場合、説明書だけでは分からないことも多いですよね。

私も初めて食洗機を買ったとき、どの食器が良いのか、セット方法は適切か、説明書だけではよくわかりませんでした。

食洗機の特徴として、食器を高い水圧で洗浄することで、少ない水で汚れをキレイに洗い流しています。

そして高温または温水で洗ったり、温風で乾かしたりします。この2点を踏まえたうえで、ご紹介していきますね。

 

食洗機に適した食器

食洗機に対応している食器は、高温や高い水圧に耐えられるように作られています。

繊細な材質の食器は傷つきやすく、割れてしまうこともあるため、食洗機非対応のものは避けたほうが良いでしょう。

普段使いしない高価な食器や、薄いガラスなどは手洗いがおすすめ!

 

食器のセット方法を確認しておこう

食器の適切なセット場所、方法は各メーカーや機種によって異なります。

調べてみると小物用のバスケットが用意されていたり、包丁をセットできるようになっていたりといった特色がありました。

また、水圧で軽い食器が動いたりした場合は、食器同士が当たって傷つきやすくなります

適切な配置にセットすれば、食器同士がぶつからずに傷つきにくくなり、また効率的に洗い上げることにもつながるでしょう。

 

機種によっても注意点が異なりますので、詳細は取扱説明書で確認してくださいね。

 

 

食洗機で食器が欠ける原因は?傷つけてしまう原因をご紹介

取扱説明書通りに使用しているのに、このような経験をしたことはありませんか?

食洗機対応の食器で洗ったのに傷ついた!

欠けてしまったことがあり、使用に不安があるわ

木製のお椀にツヤがなくなり、使い古したような状態に…

原因が分からないと、使用することが怖くなりますよね。食器が欠けたり傷ついたりしてしまう原因についてご紹介しましょう。

 

食洗機対応の食器ではない

基本的に食洗機対応や食洗機可と書いていない場合、手洗いする必要があります。

けれど食器に記載が無いと、食洗機対応だったかどうか忘れてしまったり、判断がつかなかったりする場合がありますよね。

そんな時の判断ポイントは、ある程度の強度と、90度程度に耐えられる程度の耐熱食器であるかという2点です

<高温や水圧に弱い材質>

  • ガラス製
  • 漆器
  • 金・銀・銅・メッキなど
  • 木製

上記の素材でも食洗機対応可と書いてあれば大丈夫です!材質を元に判断していくか、大事な食器であれば手洗いしましょう。

 

食洗機用ではない洗剤を使っている

般的な食器用洗剤は、手にやさしい中性洗剤が主流ですよね。けれど、食洗機用はアルカリ性の洗剤です

アルカリ洗剤は油汚れも少ない水で汚れをキレイに落とせるため、食洗機用洗剤に使用されています。

逆にアルカリ性は手が荒れやすいため、手洗いで使用するには強すぎるのです。

手洗い用の洗剤を食洗機に使用すると、食洗機の庫内で過剰に泡が発生し、食器の破損はもちろん、食洗機自体の故障の原因になることもあるので注意しましょう。

 

食器に傷やヒビがすでにあった可能性

長く使用していた食器の場合、気づかないうちに小さな傷やヒビがあった可能性があります

食洗機で洗ったことで傷が大きくなり、結果として食洗機で洗ったら傷ついたと思われるケースもあるでしょう。

 

食器のセット方法がずれているもしくは違う

食洗機には機種によって適切なセット位置が決まっている食器があります。

お皿類には立てて入れられるよう、等間隔にピンがあったり、スプーンや箸用のバスケットがあったりするつくりが一般的。

でも、軽いものは高圧洗浄の際に水圧で動きやすくなります!

グラスやコップを入れる場所のほかに、スプーンやお箸よりさらに細かいものを入れられる小物用バスケットが備わっている食洗機もありますよ。

そのため取扱説明書にある、基本のセット方法に沿って入れてください。

できるだけ所定の決まった場所にセットすることで、食器同士がぶつかって傷つくリスクを減らせるでしょう。

 

開閉時の振動

忙しくて勢いよく食洗機の扉を開け閉めしてしまうことはありませんか?

私も乱暴にするつもりはなかったのに、つい勢いで閉めてしまうことがあります…。

私は食洗機の中には割れ物が入っているという意識で扱うことで、開閉時の力加減が自然に改善されました。もし心当たりがあれば、そっと閉めてみましょう。

 

 

食洗機に入れられない食器の見分け方!材質から判断できる!?

持っている食器が食洗機に対応しているかわからない場合、材質から判断する必要があります

食洗機はアルカリ性の洗剤を使用し、高温と高い水圧で食器を洗い流すことが特徴。

そのため熱に弱いもの、軽いもの、変色しやすいものは洗えません。そんな食洗機の特徴に合う、適切な材質をまとめました!

 

ガラス製は製法によって扱いが違う

ガラス製と言ってもさまざま。耐熱用グラスは高温に耐えられるよう作られていて、食洗機で洗えます

しかし強化ガラス、クリスタルグラス、カットグラス薄いガラスなどは、急激な温度変化や衝撃に弱いガラス製品です。

特に強化ガラスはその名前から丈夫に思えますよね。しかし小さなキズやガラスの内部に異物があった場合、温度差によって突然割れてしまう場合があります

食洗機の庫内で突然粉々になって飛び散り、ケガや故障の原因になるもつながるでしょう。

またクリスタルグラスは鉛が含まれているため、食洗機用洗剤や高温によって鉛が溶けだし、白くくもってしまうことも。

強化ガラスもクリスタルグラスも決して安くはありませんし、ぜひ手洗いをするようにしてください。

 

陶器や磁器の注意点

陶器や磁器は、基本的に食洗機に入れても大丈夫です。けれど陶器は吸水性が高く、きちんと乾かさなければシミになることもあるようです。

食洗機で洗浄・乾燥後に庫外でもさらに乾す高価なものや薄い作りの磁器は手洗いする方が安心でしょう。

 

耐熱性プラスチック・シリコン容器

90度以上の耐熱温度表示がある容器を使用しましょう。表示がない場合、高温で変形する可能性があります!

ただし低温設定できる食洗機の場合、取扱説明書の記載に沿った容器であれば使用できるでしょう。

 

漆器や木製・竹製などの食器

木製のお椀や竹製のお箸などは水分を含んだ後、短時間で高温乾燥するとひずみ、ひび割れ、変形、変色を起こす可能性があるので注意です。

私も竹製のお箸は、食後にさっと手洗いしています!

特に漆器はデリケートで急激な温度変化や高温、そして衝撃に弱く、食洗機で洗うと熱や水圧でひずみやひび割れだけでなく、漆がはがれるおそれも。

また金箔や、ゆう薬で保護されていない絵付けは食洗機用洗剤のアルカリ成分に反応して変色したり、はがれたりする原因になります。

 

金属性の食器・調理器具

金・銀・プラチナ・アルミ・銅・メッキ製などは、食洗機用洗剤のアルカリ成分により酸化して腐食、さび、さらには変色する場合があります。

またメッキははがれてしまう可能性もあるので注意が必要でしょう。包丁を入れられる食洗機の場合も、ステンレス製のみ使用してください

 

徳利(とっくり)やビン

材質に関わらず、間口が小さいため中まで水が届かず、きちんと洗えません。

水圧が中まで届かないような形状の食器は、棒状のブラシ等で手洗いが最適です。

 

軽量のうつわ

90度以上の耐熱性であっても、プラスチック製のスプーンやふた、軽量なうつわは手洗いがおすすめです。

小物専用のバスケットがある場合を除いて、軽い食器は水圧で飛ばされてしまうでしょう。

ヒーターカバー部分に落ちると、焦げや変形、においの原因となることがあります。

 

その他の手洗いをした方がいいもの

フッ素加工されたものはコーティングがはがれる可能性があるでしょう。

また素材に関わらず、傷やひびがある食器、またはひび模様が入った食器は破損する危険があります。

あなたのお気に入りや、高価な食器も手洗いする方が安心でしょう。

 

 

食洗機の食器には入れ方がある!キレイに洗えて傷つきにくい設置方法

使っている食器に問題がない場合、入れ方に工夫が必要かもしれませんよ。

傷つきにくくするためには、基本的ないくつかの共通ルールがあります

食洗機でキレイに洗えるセットの仕方をまとめたので、ぜひ参考にしてくださいね。

 

汚れがひどいものは予洗いする

食洗機だけで頑固な汚れが落ちるような説明を見かけます。

しかし汚れがこびりついていたら少し水でふやかしたり、洗い流したりしてから入れるとよいでしょう。

食べカスがたくさん付いていた場合も、さっと余洗いすると洗い上りがキレイで、庫内のお掃除が楽になりますよ!

 

食洗機の容量以上に入れすぎない

容量以上に詰め込んで入れると、食洗機の働きが100パーセント発揮されません!

適切な間隔をあけてセットしないと水圧が行き届かず洗い残しや、しっかり乾かないという結果になることも

適正な場所に設置しきれない場合は、もう一回食洗機で洗うか、手洗いしましょう。

 

食器を重ねてセットしない

高圧洗浄も重ねてしまえば意味がなくなってしまいます。

セットできる場所は機種ごとにほぼ決まっているため、適切な間隔でセットしましょう。

 

グラスやカップは下向きに設置

多くの食洗機は下から温水や熱湯が噴射されます。

噴射口が可動式の場合も下から上へと上がっていく動きをするため、下向きにセットするとお湯が当たって、汚れが落ちやすいでしょう。

 

お皿類は汚れた面を内向きに!お椀などはやや下向きに!

お椀などは汚れた面を内側に並べることで、中央にある噴射口から水が噴射され、汚れをキレイに落としてくれます。

お椀などは深さがあるため、内向き、さらにやや下向きにすることで汚れている面までお湯がよく届きます。

 

大きいものは最後に入れよう

ボールなどの大きいものを入れたい場合、最後にかぶせるように入れましょう

先に入れてしまうと、手前にある食器が洗浄の邪魔になり、キレイになりません。

 

細かいものは専用かごなどを利用する

ほとんどの食洗機にはスプーンやお箸は専用のバスケットがあります。

こちらに入れることで軽いお箸などが水圧で動きにくくなり、きちんと洗浄されます。

またグラス用のバスケットがあるタイプの食洗機も、できるだけそこにセットすることで傷がつきにくく、またキレイに洗いあがるでしょう。

 

お箸は先を下に!スプーンやフォークは柄を下にセット

軽いお箸は、箸先を上にしてセットすると水圧で動いてしまいます。

箸先を下にしてセットすることで、動きにくくなり、きれいに洗いあがるでしょう。

先を下にしてしまうと、小物入れの中で汚れた部分が重なり、洗い残しにつながります。

隙間ができるように、柄を下向きにセットしましょう

 

 

まとめ

  • 食洗機に入れる食器は、高水圧での洗浄、温風で乾かすという特徴を知ったうえで食洗機対応の食器を選ぶようにしよう
  • 食器同士がぶつからないように、また効率的に洗い上げることにもつながるので、説明書にも目を通すべし
  • もし食洗機で食器が傷ついてしまった場合は、食器の材質、使用する洗剤、食器に傷やヒビがすでにあった可能性、食器のセット方法、開閉時の振動などの原因が考えられる
  • 食洗機はアルカリ性の洗剤を使用し、高温と高い水圧で食器を洗い流すことが特徴なので、熱に弱いもの、軽いもの、変色しやすいものは入れないようにする
  • 食洗機でキレイに洗うために、食器の予洗い、食洗機の容量、食器の重ね方や向きを工夫しよう

食洗機に対応する食器の見分け方、セットの仕方をご紹介しました。お手持ちの食器の材質を確認するだけでも発見があるかもしれません。

お気に入りの食器は長く使いたいけど、日々の家事負担は軽くしたい、そんな悩みを少しでも解決出来たら幸いです。ぜひ試してみてくださいね。

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