コーヒーにレモン!?ダイエット効果と美味しい飲み方を解説します!

食品お役立ち情報

コーヒーにはミルク、レモンを入れるのは紅茶が常識ですよね。そんな常識をくつがえす、レモンコーヒーなるものがSNSで話題です。

始まりは、毎朝レモンを絞ったインスタントコーヒーを飲み続けたらすごくやせた♪というTiktokだそうです。

レモンとコーヒーなら手に入れやすいし、本当に効果があるならやってみたくなりますよね。

と言うわけで、レモンコーヒーについて調べてみました。

結論からいくと、それだけで劇的にやせることはありません

でも、コーヒーもレモンも健康によい成分がたっぷりあって、ダイエットのサポートには良い飲み物ではあるんです。

また意外においしいので、ぜひ試していただきたいです。オススメの飲み方もご紹介しますね。

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コーヒーにレモンを入れるだけ!基本の作り方

作り方は超簡単!スライスしたレモンを1~2枚(レモン汁でも可)、ホットコーヒーまたはアイスコーヒーに入れるだけ。

酸味の強いコーヒーがお好きな方には好まれるかもしれません。

ダイエットにはなりませんが、お好みで砂糖やミルク、アイスコーヒーならガムシロップを入れて飲みやすくするのもOKです。

私はコーヒーの味の微妙な違いはわからないのですが、コーヒーの専門家たちの意見はだいたい次のようになるようです。

  • 深煎りの豆は苦味やコクが強い傾向があり、レモンを入れるとその風味のアクセントになる。
  • 浅煎りの豆は酸味があって風味自体が軽い傾向があり、レモンとの相性は良い

新しい飲み物のように思えますが、実は古くからあるフレーバーコーヒーなんですよ。

イタリア、ロシア、中国では普通にカフェで注文できるコーヒーらしいです。

イタリアの「カフェ・ロマーノ」はエスプレッソにレモン果汁とスライス、砂糖を入れて飲むんだそうです。

海外に行きたいっていう気持ちはすっかり弱くなってしまいましたが、もしイタリアに行くことがあったら飲んでみたいなと思います。

 

コーヒーとレモンのダイエット効果は?

 

コーヒーとレモンを一緒に取る意味

コーヒーとレモンを合わせても化学変化が起きるわけではないので、一緒に飲むことで特別な成分ができるということはありません。

また、何かの成分を吸収しやすくしたり、反対に吸収しにくくしたりすることもないそうです。

なので実は、レモンコーヒーを飲むのと、コーヒーとレモンを別々に飲食する(例えばレモン汁をかけたサラダ)のとは、同じなのです。

でも、同じことならレモンコーヒーを飲んだ方が簡単ですよね。

毎日コーヒーを飲むという人は多いと思います。そこにレモンを少し追加するだけで栄養効果が増すわけです。

では、コーヒー、レモンそれぞれの健康効果について見ていきましょう。

 

コーヒー

 

カフェイン

カフェインは緑茶や紅茶にも多いですが、代表格はやっぱりコーヒーですよね。

カフェインでよく知られている効果は、覚醒作用と利尿作用です。

眠気を何とかしたい、頭をしゃっきりさせたいという時はコーヒーを選びますし、トイレに行けないことがわかっている時は、コーヒーは控えますよね。

ダイエットとの関係では、カフェインは自律神経の働きを高めて脂肪燃焼を促進する効果があることがわかっています。

自律神経には、活動時に活発になる交感神経と、休息時に活発になる副交感神経があります。

カフェインは交感神経を刺激して、身体の働きが活発になります。

  • 血管が広がって血流量が増え、新陳代謝が高まるため、脂肪の燃焼が促進される
  • 満腹中枢に働きかけて、食欲を安定される
  • 運動能力が向上疲労感が軽減される

食欲が安定するということで、我慢という感覚でなくなるならばうれしいですね。やせるための運動も続けやすくなります。

カフェインにはリラックス効果もあります。香りにもリラックス効果があるので、気分を高めつつ、リラックスもさせる両面性が魅力です。

カフェインは、ダイエットに有効な性質がたくさんありますね♪

ポリフェノール

コーヒーには、クロロゲン酸とタンニンというポリフェノールが豊富に含まれています。

ポリフェノールとは、植物が作り出す抗酸化物質で、赤ワインのアントシアニン、お茶のカテキン、大豆のイソフラボンなどが有名ですよね。

抗酸化物質は体内の活性酸素を消去する作用(抗酸化作用)のある物質です。

活性酸素は病気や肌の老化の原因になるので、アンチエイジングのためにも積極的に取り入れていきたいものです。

クロロゲン酸は、脂肪燃焼を促進し体脂肪を減らす効果が確認されているそうです。また食後の血糖値の上昇を抑えてくれます。

食後、血糖値が上がるとインスリンという物質がすい臓から出て、余ったブドウ糖を脂肪に変える助けをします。つまり、血糖値が急上昇すると脂肪がたまりやすくなるんです。

ダイエットのためには血糖値を急上昇させないことが重要なんですね。



レモン

ビタミンC

レモンと言えばビタミンC。たくさん取るとお肌に良い、風邪を引かないというイメージですよね。

ビタミンCには強い抗酸化作用があるので、コーヒーのポリフェノールと同様に、アンチエイジングに有効です。

また血管や筋肉、骨、肌などをつくるコラーゲンは女性の健康と美容に大切ですが、そのコラーゲンの合成にビタミンCは必要不可欠。だからお肌に良いんです。

ビタミンCは、血液中の白血球、特に好中球に多量に含まれていて、細菌やウイルスなどを撃退する役割をになっています。

ビタミンCを積極的に取ることは免疫力を高めるので、ウィルス対策のためにもできるだけ取りたいですね。

リモネン

リモネンという、柑橘類の皮に多く含まれる香りの成分も含まれます。

レモンの香りを嗅ぐと、リラックスすると同時に頭がすっきりしますよね。他にもコーヒーと似た効果を持っています。

交感神経を活性化するので、カフェインと同じく、食欲を抑制し脂肪の燃焼を促進します。

このリモネンも免疫細胞の働きを整えて、免疫力を高めることが知られています。ガン予防にも効果があるという研究がされているそうですよ。

クエン酸

レモンには、運動や頭脳労働の後の疲労回復に効果のあるクエン酸も含まれます。運動終わりのはちみつレモンは定番ですよね。

 

 

コーヒーとレモンの注意点

 

飲み過ぎ

どんなに身体によい食べ物でも、過剰に食べることは禁物です。

カフェインは取り過ぎると、めまい、心拍数の増加、興奮、不安、震え、不眠症、下痢、吐き気といった健康被害をもたらすとされています。

厚生労働省では、食品に含まれるカフェインの過剰摂取について注意を促していますが、1日の摂取許容量は個人差が大きいので設定されていないそうです。

コーヒーを飲んでもすぐ眠れる人と、眠れなくなるので夕方以降は飲まないようにしているという人がいますよね。

ただ目安として、健康な成人はマグカップ3杯まで、妊婦や妊娠を予定している女性は2杯までとする国が多いようです。

緑茶などの他の飲み物からもカフェインを取っているので、レモンコーヒーを習慣にするなら1日1~2杯にするのがおすすめです。

また、レモンの果汁は強い酸性なので、歯のエナメル質が溶けやすくなります(酸蝕歯)

レモンコーヒーを飲んだら、水ですすぐなどして歯のダメージを減らすようにしましょう。

胃が弱い方はコーヒーもレモンも飲み過ぎると胃痛の原因になるので注意してくださいね。

 

食べ合わせ

コーヒーとレモンの食べ合わせが悪いわけではありません。一緒に食べても特別な反応は起こらないですよ。

問題はレモンが輸入品だった時です。輸入レモンは強い農薬や防カビ剤が残っていることが多く、コーヒーのタンニンと一緒になると、発ガン性物質を発生させてしまう可能性があるのだとか!

ポリフェノールの一種であるタンニンは抗酸化作用があり、本来はガン予防にも良いとされています。

もちろん国産レモンはこのような心配はないので、レモンコーヒーを飲む場合はぜひ、国産レモンを用意したほうが良いでしょう。

 

 

コーヒーとレモンのアレンジレシピ

コーヒー+レモンシロップ

レモンと砂糖でレモンシロップを作っておいてコーヒーに入れると、簡単にレモンコーヒーが楽しめます。

コーヒー通の人は、このレモンシロップにお好みのスパイス(クローブやカルダモンなど)を入れて作るんだそうです。

上級者の飲み物ですね。

はちみつはダイエットにも良いので、ダイエットしたい人は、はちみつレモンが向いているかもしれません。

レモンピール(レモンの皮で作ったドライフルーツ)もほのかな苦みがあり、オススメです。

 

アイスレモンコーヒー+ソーダ

アイスコーヒーとソーダ、レモンとソーダの相性はよいので、一緒にするとさらに爽快感アップです。

お好みでレモンシロップやはちみつレモン、果糖のソーダを使ってもよいかもしれないです。

レモン、シロップ、コーヒーを注いだ後、無糖のソーダを静かに注いで、美しいグラデーションを作るのも素敵です。

ミントを添えるとさわやかさがさらに増してくれますね。

小山愛子さんの『舞妓さんちのまかないさん』というマンガ(小学館)の12巻に、レモンアイスコーヒーが出てきます。

「砂糖漬けにしたレモンスライスとシロップをアイスコーヒーで割ったドリンク。すっきりお茶感覚でゴクゴク。」と説明されていました。

物語の苦くて酸っぱい青春の出来事との取り合わせ、癒やされます♪

 

 

まとめ

  • コーヒーにスライスしたレモンを1、2枚入れるだけでレモンコーヒーの出来上がり
  • コーヒーにレモンを入れるのは、実は古くからある飲み方
  • コーヒーとレモンを一緒に飲むことで特別な成分ができるわけではない
  • コーヒーには、カフェインやポリフェノールの一種であるクロロゲン酸が含まれ、食欲抑制、脂肪の燃焼促進、食後の血糖値の上昇を抑制につながる
  • レモンには、ビタミンC、リモネン、クエン酸が含まれ、こちらも脂肪の燃焼を促したり、免疫力を高めたりする働きがある
  • コーヒーの飲み過ぎによるカフェインの過剰摂取は、健康に悪影響を及ぼす可能性がある
  • コーヒーにレモンシロップやはちみつを加えたり、アイスコーヒーにレモンを入れてソーダ水で割るレシピもおすすめ

レモンコーヒーの基本の作り方やコーヒーとレモンに含まれる栄養の効果、アレンジレシピ、注意点をご紹介しました。

コーヒーにレモンを入れるなんて、あまり馴染みのない作り方ですよね。ただ、レモンコーヒーはこれだけでやせられるというようなものではありません。

あくまでもダイエットをサポートをするものなので、美味しく上手に取り入れて健康的にダイエットを成功させてくださいね。

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