オートミールはまずいって本当?おいしく食べられる簡単レシピを紹介!

オートミールは、オーツ麦（燕麦）を加工した食品の総称であり、ダイエット食品としても注目されています。

また、食物繊維が豊富なので、腸内環境を整えるのにぴったりです。

健康にも美容にも嬉しいメリットがたくさんあるオートミールですが、実際に食べてみて、まずいと感じてしまった方も多いのではないでしょうか？

私も初めて食べたときは、正直あまりおいしくないなと感じてしまいました（汗）

どんなに体にいいものでも、まずいと感じてしまえば続かないですよね。

しかし、オートミールは様々な料理にアレンジでき、食べ方次第でおいしく食べることができるんです！

今回は、オートミールがまずいと感じやすい理由とおいしく食べられる簡単レシピを紹介していきます。

 

 

オートミールはまずい？おいしくないと感じる理由

オートミールは独特な風味から好き嫌いが分かれやすく、「意外とおいしい」という声もある中、「まずい」という声があるのも事実。

一般的なシリアルを想像して食べると、食感が全然違うので「思っていたのと違う…」と感じやすいのかもしれません。

レシピを紹介する前に、オートミールがまずいと感じるその理由についてまとめてみました。

 

粘り気が苦手

オートミールの種類によっては、ふやかした後に粘り気が強く出るものもあるので、その粘り気が苦手だという方も少なくないと思います。

なぜ粘り気があるのかというと、その答えはオートミールに含まれる「食物繊維」にあります。

食物繊維には水に溶ける「水溶性食物繊維」と水に溶けにくい「不溶性食物繊維」がありますが、水溶性食物繊維は水分保持能力が高く、ドロッとした粘り気があるのが特徴です。

粘り気は、オートミールのメリットである食物繊維を得るためにも必要だったんですね。

どうしてもドロドロとした食感が苦手だという場合は、粘り気が少ない種類（ロールドオーツなど）を選ぶのがおすすめです。

 

分量を間違えている

オートミールはそのまま食べると味がしないため、水や豆乳で加熱したり、ふやかして食べるのが一般的です。

ただし、この水分量が適切でないと、オートミールが固いままだったり、柔らかくなりすぎて、おいしくないと感じることがあります。

また、加熱や水分量が足りていないと粉っぽさを感じる原因にもなります。

まずは袋に書かれている基本の分量で調理をしてみましょう。

仕上がりを確認して必要であれば、水分を足したり加熱時間を増やしたり、自分好みの柔らかさに調節していきましょう。

 

種類が好みじゃない

意外と知られていないかもしれませんが、オートミールにはいくつか種類があり、種類ごとに食感は異なります。

オートミールはすべてオーツ麦と呼ばれる穀物からできていますが、オーツ麦をどのように精製したかによって呼び方や特徴が変わります。

ここでは一般的に良く出回っている3種を紹介します。それぞれの特徴を知ることで、自分に合った種類を選ぶことができます。

すでに手元にあるという方は、次回購入する際に参考にしてみてくださいね。

オートミールの種類①ロールドオーツ

最もオーソドックスなタイプで、日本のスーパーにも多く流通しています。

調理しても粘り気が出にくく、ふやかした後でもプチプチした食感が楽しめます。

粒が大きくしっかりとしているため、噛み応えがあり満腹感を感じやすいです。

味がついているわけではないので調理が必要ですが、ロールドオーツは薄く加工されており、すでに加熱されているので調理時間を短縮することができます。

麦の風味をしっかりと感じるため、風味が苦手な人は濃い味付けをするのがおすすめです。

このロールドオーツをさらに調理しやすく食べやすく加工したオートミールが下記2つです。

オートミールの種類②クイックオーツ

ロールドオーツを調理しやすく、さらに細かく加工したものがクイックオーツです。

ロールドオーツよりもより短時間で調理することができるというメリットがあります。

粒が小さくなっている分、歯ごたえはあまり感じられないですが、ほかの種類と比べて柔らかくなります。粘り気が出やすいのも特徴の一つ。

粒が小さく、小麦粉の代用にもなるため、ハンバーグのつなぎやお好み焼きなどにおすすめです。

オートミールの種類③インスタントオーツ

インスタートオーツは、ロールドオーツを調理してから乾燥させたものです。

すでに味付けされているものが多く、お湯や牛乳を注ぐだけで手軽に食べられるところが魅力的。オートミールが初めてという人にも食べやすいと思います。

他の種類よりは噛み応えがないため、麦のプチっとした食感を味わいたいという人には不向きかもしれません。

また、すでに味付けがされているため、添加物に注意したいところ。

ものによっては砂糖が多く使用されている場合もあるため、原材料をチェックしてから買うのがおすすめです。

 

オートミールはまずい？食べ方次第でおいしく食べられる！

自分に合う種類を選ぶことや十分な水分を加えてしっかり戻すことで、おいしくないという感覚は軽減できそうです。

とはいえ、そのまま牛乳に浸した、お湯でふやかしただけだと麦の風味が強く、味がほとんどないためまずいと感じやすいです。

オートミールをおいしく、飽きずに食べるにはどうすればいいのでしょうか？

ずばり！まずいと感じてしまうオートミールをおいしく食べるには、食べ方を工夫する必要があります。

フルーツやナッツ、ヨーグルト、はちみつなどのトッピングをのせることで格段に食べやすくなりますよ。

トッピングするだけで簡単な、朝食やおやつにぴったりの食べ方を紹介していきます！

カンタン朝食レシピ①オーバーナイトオーツ

忙しい朝は楽に準備して食べたいですよね！そんな方におすすめなのが、オーバーナイトオーツです。

オーバーナイトオーツとは、オートミールを一晩、牛乳や豆乳に浸しておいたもの。

そこにフルーツやはちみつなどの甘味をトッピングするだけのとってもお手軽な食べ方です。

寝る前に準備しておくだけで、翌朝すぐに朝食として楽しむことができるんですよ。

作り方は、ボウルにオートミールと牛乳を入れ、ラップをかけて冷蔵庫で一晩寝かせるだけ。

翌朝にお好みのフルーツ（バナナやりんご、いちごなど）をトッピング。甘さが欲しい場合は、シナモンやはちみつなどをかけてもOK。

トッピングの組み合わせ次第で色々なバリエーションが楽しめるのは魅力的です。これなら飽きずに続けられますね。

 

カンタン朝食レシピ②スムージー

オートミールの食感が苦手だという方におすすめなのが、オートミールをスムージーにする方法です。

ミキサーにオートミールと牛乳を入れて5分ほど待ち、一口大にカットしたバナナとはちみつを加えてミキサーにかければ出来上がりです。

まずいと感じやすいオートミールも、バナナの甘さが加わることで飲みやすくなりますよ。

 

 

オートミールはまずい？レシピを増やして飽きずに続けよう

トッピングするだけでも十分おいしく食べることができますが、オートミールは様々な料理にも活用することができます。

続いては、オートミールの食感をあまり感じない、雰囲気を変えて味わいたい時におすすめなレシピを紹介します。ぜひ、試してみてくださいね！

 

もうまずいとは言わせない！アレンジレシピ①オートミールクッキー

ダイエット中でもつい、「甘いものが食べたい…」と思う瞬間がありますよね。

オートミールクッキーなら小麦粉の代わりにオートミールを使用しているので、糖質を抑えることができますよ。

おやつを罪悪感なく食べることができるのは嬉しいですね。焼くことで香ばしくなり、オートミールを違った雰囲気で食べることができます。

材料はたった3つだけ！混ぜてトースターで焼くだけの簡単クッキーです♪

1. ボウルにピーナッツバターと卵を入れてスプーンで混ぜる。
2. ①にオートミールを加えてへらで混ぜる。
3. 天板にアルミホイルを敷き、生地をスプーンで落として広げる。
4. ③を180℃のトースターで10～15分焼いて完成！

もうまずいとは言わせない！アレンジレシピ②お好み焼き

最後に紹介するのは、オートミールを使ったお好み焼きのレシピ。

こちらは以前、テレビ番組「ヒルナンデス」でダイエットレシピとして紹介されて話題になったことがあるんです。

通常の小麦粉を使用したお好み焼きと比べると、糖質を20％もカットすることができるんですよ。

小麦粉をオートミールに置き換えるだけなので、とっても簡単♪食感はトロっとして柔らかめなのが特徴的です。

1. ボールにオートミールを入れて水を加える。ラップなしで電子レンジ（600w）にかけ1分30秒加熱する。
2. ①に残りの材料（和風だし、卵、千切りしたキャベツ、カットした豚肉）を加えよく混ぜる。
3. フライパンに油をひき、生地を円形に広げ両面をよく焼く。
4. 最後にトッピングをのせて完成！

 

 

まとめ

今回はオートミールがまずいと言われる理由と、おいしく食べる簡単レシピを紹介させていただきました。

• オートミールの独特な風味や粘り気を苦手だとする方は少なくない。
• オートミールは種類によって特徴があるため、自分に合うものを選ぶのがおすすめ。
• おいしく食べるコツは、十分な水分を加えて戻すこと。
• オートミールそのものは味がなく、まずいと感じてしまいやすいため、食べ方を工夫する必要がある。
• フルーツやはちみつなどの甘みをトッピングして食べるのがおすすめ。
• オートミールは様々な料理に活用できるため、雰囲気を変えて味わうことができる。

調べてみて、思った以上に調理方法があることに驚きました。

一度食べて苦手意識を持ってしまったという方でも、食べ方を工夫することで飽きずにおいしく食べることができます。

ぜひ、いろいろな食べ方を試していただき、楽しく続けていきましょう！