みなさんは「エアコンを設置するけど、部屋のレイアウトの関係でベッドの上になってしまうな~」「エアコンをベッドの上に設置すると地震の時に落下したら怖い」など悩んだことはありませんか?
私も以前子供部屋にエアコンを設置する際、ベッドの上に設置したことがあります。でも、ベッドの下にホコリが溜まり掃除が大変でした。
実際、ホテルやモデルルームなどでは家具や家電の位置関係を考慮した設計がされていて、これらの施設ではベッドの上にエアコンを取り付けないように工夫がされています。
この記事では、寝室におけるエアコンの設置位置を安全面、快適性、風水の3つの観点から徹底解説!
エアコンをベッドの上に設置するのはやめた方がいい理由と、エアコンの取り付け位置は風が体に直接当たらない位置が良い理由もお伝えしていきますね。
エアコンをベッドの上に設置するのはやめた方がいい?
結論からお伝えすると、エアコンをベッドの上に設置することはやめた方がいいです。なぜ、避けたほうがいいのか大きく4つ理由を解説します。
エアコンがベッドの上にあると風が体に直接当たる
エアコンがベッドの上にあることで、足元やお腹などに直接風が当たり、体を冷やしすぎてしまうことがあります。
とくに女性は、冷えをそのままにしていると全身の血流が悪くなり、生理不順や肌荒れなど体調不良につながるので注意が必要です。
西洋医学では「冷えは万病のもと」と言われていますしね。
エアコンの空気の流れを止めてしまいベッドの下がホコリだらけ!
これは私にも経験があります!そう、ベッドの下って結構ホコリが溜まるんです。
原因は、エアコンの作る空気の流れをベッドが止めてしまうからなんです。
エアコンが稼働している時は上から空気を出し、下から空気を吸うように空気の流れを作っています。
そのため、エアコンがベッドの上にあると空気の流れが止められてしまい、ホコリが溜まってしまうのです。
地震の際に落下して怪我をする恐れがある
エアコンの設置を業者に依頼するとしっかり設置してくれるので地震の際も安心です。
しかし、個人でエアコンを設置するというケースもありますよね。その際、固定が不十分だと地震の時にエアコンが落下し、怪我をする可能性がありますので、固定はしっかり行いましょう。
エアコンは風水的に気の流れを妨げるアイテムとされている
風水の観点から考えると、気の流れは空気の流れと関係すると考えられています。
そしてエアコンをベッドの上、とくに頭元に置くと空気の流れを妨げ、気の流れが悪くなるとされているのです。
また、エアコンといった電化製品は風水的には「気の流れを乱すアイテム」と考えられています。そのため、体の周り、とくにベッドの上は避けた方がいいでしょう。
一方、風水において「気の流れをよくする」方法としては、掃除と換気が効果的!日頃から、こまめな掃除と換気を心がけましょう。
エアコンをベッドの上にやむをえず取り付ける場合の対策と方法
エアコンをベッドの上に設置しない方がいいのは、わかったけど…
家具や間取りなどの関係で、どうしてもエアコンのベッドの上にする場合はどうしたらいいの?
わかりますよ~その気持ち!私も一度設置して失敗しましたから!
以下に、地震対策と快適性への対処方法をまとめましたのでどうぞ♪
- エアコンの地震による落下事故の件数は少ないが対策は必要
- エアコン専門の業者に依頼して設置してもらう。
- 自身や家族などがエアコンを設置する場合、地震対策として固定の補強をする
具体的にはL字金属とワイヤーで壁につけておくと良し!
- エアコンの風向を上向きにする
- 市販のエアコン用の風よけを吹き出し口に設置する
- エアコンのタイマー機能を使用し冷やしすぎないにようにする
- エアコンに対してベッド上の頭の位置を真下にしない
エアコンがベッドの上でも業者によるクリーニングや掃除って大丈夫?
結論から言いますと、エアコンがベッドの上にあっても業者によるクリーニングや掃除は可能です!
ただし工夫が必要です。まず、ベッドを動かせるなら動かしましょう。できなければ寝具だけでも除去すると良いでしょう。
業者はクリーニングの際に周囲を保護して行います。また、高い位置にあるエアコンのクリーニングに関して業者は、脚立で対応するので心配ありません。
エアコンがベッドの上にある場合の掃除に関しても、ベッドか寝具を移動するようにしましょう。
難しい場合は、エアコンより落ちる汚れでベッドの上を汚さないようにビニールを敷くという対策も良いでしょう。
エアコンとベッドの最適な取り付け位置
エアコンとベッドの最適な取り付け位置としては、エアコンの風が体に直接当たらない位置が良いでしょう。
新築や引っ越しの際は、間取りやコンセント、家具を考えてエアコンとベッドの取り付け位置を検討していきましょう。
それでも、エアコンがベッドの上に取り付けなければならないときは、対処法を実践してみてください。
また、ベッドの頭側を壁から少し離すと空気の通り道ができるので、ベッドの下にほこりが溜まりにくくなりますよ。
エアコンで部屋を快適にする最良の方法と熱中症対策
エアコンをベッドに対して、どこに取り付けるか決まりましたか?
さらにここでは、環境省の熱中症環境保健マニュアルをもとに快適な室内環境を作る方法を、熱中症対策も交えながら紹介します。
温湿度計で室温をこまめにチェックし、エアコン使用時の室温「28℃」を目安に、適切な温度を保つようにしましょう。~(中略)~夜間はエアコンのタイマーが切れた後、室温が非常に高くなってしまうことがあります。タイマーは少なくとも3~4時間は使用しましょう。~(中略)~室内に温度むらが生じる場合には、エアコンのルーバーを動かしたり、扇風機を使って室内の空気を循環させましょう。
- 就寝前の2~3時間前からエアコンを運転して部屋全体を冷やす
- 外気温30度を目安にエアコンを使用し、室温が28度になるまで下げる
- 室内に温度計設置しこまめに確認をし、エアコンの設定温度や風量を調整する。または「風量自動」運転を活用する
- 効率よくエアコンを使用するためにサーキュレーターや扇風機を使用することで節電にもつながる
熱中症の85%は寝室で発症しているため、寝室での室内環境を整えることが大切ですよ!
まとめ
- エアコンをベッドの上に設置するのはやめたほうが良い
- その理由は、就寝中に風が直接当たるので冷えにつながる、ベッド下にホコリが溜まりやすくなる、地震の際に落下の恐れがある、風水的に気の流れを妨げるとされている、の4つ
- 家具や間取りなどの関係でエアコンのベッドの上に取り付ける場合は、地震対策と快適性を上げる工夫をしておこう
- エアコンがベッドの上に設置されていても、ベッド本体の移動や寝具の除去、ベッドの上にビニールを敷くことで業者によるクリーニングや掃除は可能
- エアコンとベッドの位置関係は、風が直接体に当たらない位置が良い
- エアコンの自動運転やタイマー機能、サーキュレーターや扇風機も活用して、熱中症にならないように注意しよう
エアコンをベッドの上に取り付けるのは、安全性や快適性から見ても、避けた方が良いでしょう。
もしやむを得ず設置する場合は、なるべく業者に依頼してしっかり固定してもらう、寝るときには風向きや頭の位置を変えるなど、工夫してみてくださいね。
気温の高い日が続けば、夜間の熱中症にも注意が必要です。
特に子供やお年寄りは体温調節機能が弱いため、熱中症のリスクが高いです。エアコンなどで環境を整えてしっかり対策をしてあげましょう。
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