梅干しをお弁当に入れると本当に傷みにくい?!梅干しの効果を解説‼︎

食品お役立ち情報

梅干しをお弁当に入れると、お弁当が傷みにくくなる」と昔からよく言われますね。

特に梅雨や夏の暑い時期は、お弁当が傷みやすい時期でもあるので、梅干しにお弁当を傷みにくくする効果があるのであれば、とても助かります。

でも、本当に梅干しをお弁当に入れるだけで、お弁当が傷みにくくなるの?

確かに、お弁当に梅干しをご飯の上に1つ置いただけの、日の丸弁当のようなお弁当ではあまり効果がないようです。では、どのように梅干しを活用すれば良いのでしょうか?

この記事では、お弁当に梅干しを入れた時の梅干しの効果や、効果的な梅干しの使い方をお伝えしていきます。

さらに、梅干しを使ったお弁当におすすめのおかずレシピもご紹介します‼︎

梅干しでお弁当が傷みにくくなる?!その仕組みをご紹介‼︎

お弁当は作ってすぐには食べず、時間が経ってから食べるものですね。だからこそ、お弁当が傷んでいないか心配になりますよね。特に暑い時期になると、お弁当が傷む心配が増します。

昔から、梅干しを入れると、お弁当が傷みにくくなると言われます。でも、本当に梅干しにはお弁当を傷みにくくする効果があるのでしょうか?

ここでは、梅干しのどの成分にお弁当を傷みにくくする効果があるのかをご紹介していきます。

梅干しをお弁当に入れると傷みにくくなる理由①有機酸

昔から、「梅干しには殺菌効果がある」と言われています。これは、梅に含まれる有機酸が活躍しているためです。

有機酸の中でも有名なのが、クエン酸ですね。梅干しの酸っぱいと感じる成分です。

梅に含まれる有機酸にはクエン酸以外にもリンゴ酸、カテキン酸、コハク酸、ピクリン酸、酒石酸などがあります。

どの有機酸も、殺菌作用・抗菌作用がとても強いのが特徴です。有機酸の働きで食中毒菌自体の増殖を抑えます。

また、これら有機酸は胃や肝臓の働きを促し、胃液や胆汁液の殺菌作用を強める作用があります

つまり、有機酸の働きによってお弁当が傷みにくくなるのは、「梅干し自体の殺菌作用」と「梅干しが食欲を増進させ消化を促す」効果によるものなのですね。

梅干しをお弁当に入れると傷みにくくなる理由②ベンズアルデヒド

もう一つ、殺菌効果の高い成分として挙げられるのが、梅干しに含まれる「ベンズアルデヒド」と呼ばれる芳香性のアルデヒドです。

ベンズアルデヒド梅干しの風味を担う成分ですね。

ベンズアルデヒドには微生物の繁殖を抑える効果や抗炎症作用があります。この効果や作用により、お弁当が傷みにくくなります。

梅干しをお弁当に入れても効果ない?!梅干し効果の高め方をご紹介!!

梅干しには高い殺菌作用と食欲を増進させ、消化を促す作用があることがわかりました。

でも、どのように梅干しをお弁当に入れると梅干しの効果が上がるのでしょうか?

実は、日の丸弁当のように、梅干しをお弁当にただ入れてもあまり効果がありません

また、梅干しの選び方によっては、梅干しの殺菌作用が低く、雑菌を増やす可能性が高まる可能性もあるのです。

ここでは、梅干しの殺菌作用を高める方法とお弁当に入れる梅干しの選び方をご紹介します。

梅干しの効果を最大に‼︎効果的な梅干しの入れ方

梅干しの殺菌効果を最大に活かせる梅干しの入れ方は、「混ぜ込みごはん」です‼︎

梅干しには殺菌作用や抗菌作用があることがわかりました。しかし、梅干しの殺菌作用・抗菌作用がはたらくのは、「梅干しが触れている部分だけ」なのです‼︎

つまり、日の丸弁当のように、白いごはんの上に梅干しが1個おいてあるだけでは、せっかくの梅干しの殺菌作用・抗菌作用は活かせません

ご飯と梅干しが接している部分が多い、混ぜ込みご飯が最も梅干しの殺菌作用・抗菌作用を活かした方法になります。

どんな梅干しをお弁当に入れるといいの?梅干しの選び方

梅干しといっても、最近はさまざまな梅干しがあります。塩だけでつけた梅干しやはちみつが入っているもの、おかかが入っているものなど、さまざまな梅干しがあります。

どの梅干しが一番殺菌作用が強いのかな?

最も殺菌作用が強いと言われているのは、塩分濃度が18%以上ある梅干しとなります

これは、塩分濃度が高く余分な水分を含まないため、細菌などの繁殖が抑えられるためです。梅干し自体が腐りにくく長期保存が可能です。

一方で、はちみつやおかかなどが入っているものは、塩分濃度が低く作られているため、雑菌が繁殖しやすくなってしまいます

そのため、梅干しの殺菌効果は塩分濃度が高いものに比べると低くなってしまいます。

梅干しの殺菌効果を期待したいのであれば、塩分濃度の高い梅干しを利用することをおすすめします。

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梅干しの効果で傷みにくいお弁当ごはんのレシピ

梅干しの殺菌作用を利用して、傷みにくいお弁当の混ぜ込みごはんのレシピをご紹介していきます。

材料(1人前)
  • ごはん:120〜200g
  • 梅干し(可能であれば塩分濃度18%以上のもの):1個
  • 大葉:1枚
  • ごま:お好み
梅干しの混ぜ込みごはんの作り方
  • Step1
    下ごしらえ:梅干しと大葉を切ります

    梅干しは種を取り除き、細かく千切るか荒くみじん切りにしておきましょう

    大葉は細切りにしておきましょう

  • Step2
    下ごしらえした梅干しと大葉、ごまをごはんに混ぜ込みます

    梅干しと大葉がごはん全体に馴染むように、混ぜ合わせます

  • Step3
    梅干しの混ぜ込みごはんが完成です

梅干しと同様に大葉にも強い殺菌作用があります。写真では大葉が上に乗っていますが、梅干しと一緒にごはんに混ぜ込むことをおすすめします

梅干しは塩分濃度の高いものの方が、確かに殺菌作用は高くなります。しかし、塩分の量が気になる方もいるかと思いますので、必ずしも塩分濃度の高いものでなくても大丈夫です。

梅干しをお弁当に入れても傷む?!食中毒を予防する方法

梅干しには確かに強い殺菌作用があります。しかし、梅干しがお弁当に入っているからといって、絶対に食中毒にならないということはありません。

梅干しの殺菌作用を過信しすぎるのは、良いことではありません。

厚生労働省は、細菌による食中毒を予防するために、次の3つの原則を推奨しています。

細菌性食中毒予防の3原則
  • 細菌を食べ物に「つけない」ようにする
  • 食べ物に付いている細菌を「増やさない」ようにする
  • 食べ物や調理器具に付いている細菌を「やっつける」ようにする

ここでは、お弁当が傷むのを防ぎ、食中毒を予防するために、注意するポイントをご紹介していきます‼︎

細菌を食べ物につけないようにする

食中毒の原因となる雑菌は、手や包丁、まな板、菜箸など、さまざまなものに付着しています。手や道具についた雑菌を食べ物につけないようにするためには、以下のことに注意しましょう。

雑菌が食べ物につくのを予防する方法
  • 調理前には手を洗う
    手にはさまざまな雑菌がついており、私たちが思っている以上に汚いです。調理前には必ず石鹸と流水で15秒以上、擦り洗いするようにしましょう。
  • 食材に素手で触れない
    手には多くの雑菌がついているので、ラップやビニール製の手袋、菜箸などを利用してできるだけ、素手で食材に触れないようにしましょう。
  • 調理道具やキッチン台は清潔に保つ
    調理道具やキッチン台は使用したら、洗剤などでよく洗って清潔を保ちましょう。
  • まな板は食材によって使い分ける
    生ものを切るまな板、野菜を切るまな板のように食材ごとにまな板を使い分けると、雑菌が食材から食材に移る可能性を下げることができます。

食べ物についている細菌を増やさないようにする

食べ物に雑菌がつくのを予防することも大切ですが、それと同時に食べ物についている雑菌が増えるのを予防する工夫も大切です。

食べ物についている雑菌が増えるのを予防する方法
  • 汁気の多い食材はしっかりと水分を切ってからお弁当に入れる
    煮物やおひたしなど、汁気の多い食べ物は、汁気をよく切ってからお弁当に入れるようにしましょう。
  • お弁当の蓋は食材を冷ましてから蓋をする
    雑菌は高温多湿の環境を好みます。ご飯やおかずがまだ温かい状態のまま蓋をしてしまうと、雑菌が繁殖する環境が整ってしまいます。
    必ず、食材を冷ましてから蓋をするようにしましょう。
  • お弁当全体を低温で保存する
    お弁当を低温で保存することで、雑菌が繁殖するのを予防することができます。10℃以下の環境で雑菌の活動は低下するので、保冷剤や冷蔵庫を利用して低温の状態を保ちましょう。

食べ物や調理器具に付いている細菌をやっつける

お弁当に入れる食べ物や調理器具についている雑菌の数を減らしておくことも大切です。梅干しのように殺菌作用のある食材を使うのも一つの手段です。

食べ物や調理器具についている雑菌をやっつける方法
  • お弁当に入れる食材はよく加熱する
    ほとんどの雑菌はよく加熱することで、やっつけることができます。目安は、食材の中心部の温度が75℃になってから、1分間以上加熱すると良いとされています。
  • 殺菌作用のある食材を利用する
    梅干しのように殺菌作用のある食材を利用して、雑菌が繁殖するのを防ぐ方法もあります。梅干しの他にも、大葉やお酢、生姜、わさび、カレー粉にも殺菌作用があると言われています。

注意点としては、殺菌作用のある食材を利用しても使い方によっては雑菌が繁殖しやすい環境になってしまう可能性がある点です。

梅干しが入っているから大丈夫と思わずに、「つけない」「増やさない」「やっつける」を行なって、食中毒を予防することが大切ですね。

梅干しを使ったお弁当のおかずは?おすすめのレシピを紹介‼️

梅干しを使ったおかずをお弁当に入れても、美味しそうです。夏の食欲のない時期も梅干しの酸味でさっぱりといただけそうです。

ここでは、梅干しを使ったお弁当のおかずをご紹介していきます‼︎

大葉と梅肉のチーズ入り肉まき

これは私がお弁当によく入れるおかずの一つです。梅干しが入っているので傷みにくく、お弁当にも入れやすく重宝しています。

大葉の香りと梅肉の酸味で豚肉がさっぱりと食べられます。食欲のない時にも、さっぱりと美味しくいただけます‼︎

材料(1人前)
  • 豚肉の薄切り:2〜3枚
  • 梅干し(梅肉のペーストでもOK):適量
  • 大葉:1〜2枚
  • スライスチーズ:1枚
  • 油:適量
大葉と梅肉のチーズ入り肉まきの作り方
  • Step1
    下ごしらえ:梅干しと大葉とチーズを切ります

    梅干しは種を取り除き、ハサミで細かく切っておくか、荒くみじん切りにしておきましょう

    大葉とスライスチーズは半分に切っておきます

  • Step2
    下ごしらえした梅干しと大葉、チーズを豚肉で巻きます
  • Step3
    フライパンに油を敷き、よく焼きます
  • Step4
    しっかりと火が通ったら完成です‼︎

お弁当に入れるのであれば、この後よく冷ましてからお弁当に詰めるようにしましょう。

もやしとえのきの梅おかか和え

材料(2〜3人前)
  • もやし:100g
  • えのき茸:50g
  • 梅干し(梅肉のペーストでもOK):2〜3個
  • かつお節:適量
もやしとえのきの梅おかか和えの作り方
  • Step1
    下ごしらえ

    梅干しは種を取り除き、細かく千切るか荒くみじん切りにしておきましょう

    もやしは軽くすすいでおいておきましょう

    えのき茸の石づきをとって、半分に切っておきましょう

  • Step2
    もやしとえのき茸は耐熱皿に入れてレンジでよく加熱します
  • Step3
    もやしとえのき茸の水気を切っておきます

    お弁当に入れるのであれば、この時にしっかりと、もやしとえのき茸の水気を切っておきましょう

  • Step4
    梅と鰹節と合わせてよく混ぜます

    ※写真では、梅おかかのペーストを使用しています

  • Step5
    全体がよく混ざったら完成です‼︎

かつお節の代わりに塩昆布でも美味しいですよ‼︎

今回はかつお節を使いましたが、梅干しの量を減らして塩昆布を入れても美味しいです。ぜひお試しください‼︎

まとめ

夏の時期のお弁当は傷むのが心配ですよね。そんな時は昔ながらの知恵である梅干しを使ってみましょう。

もちろん、基本的な衛生管理は必要ですが、梅干しの殺菌作用を効果的に使うのも一つの手段です

この記事では梅干しをお弁当に入れた時の効果と注意点について、お伝えしてきました。

  • 梅干しは殺菌作用・抗菌作用が強い成分が含まれています。そのため、お弁当に入れるとお弁当が傷みにくいと言われています。
  • お弁当に入れる食材を傷みにくくするためには、梅干しが食材に触れている必要があります。混ぜ込みごはんのように梅干しと食材が接する面積が広い方が効果的です
  • 殺菌作用・抗菌作用が最も強い梅干しは、塩分濃度が18%以上の梅干しです。
  • 梅干しの効果を高め、食中毒を防ぐためにも、お弁当を作る際は、衛生管理をしっかり行いましょう
  • 梅干しを使ったお弁当のおかずのレシピをご紹介。

梅干しの効果を最大限に生かして、美味しくお弁当をいただきましょう‼︎

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