料理の常識って、変わりますね。私が若い頃は、パスタをゆでる時はたっぷりのお湯でと教わりました。
でも大きなお鍋は重くて洗うのは大変だし、夏は暑い中キッチンの気温が上昇するのでつらいです。
嫌だなあと思っていたら、友人から電子レンジパスタ調理器なるものを勧められました。
簡単なのにおいしくて、電子レンジだからキッチンが暑くならない。キッチンにいなくていいのも良い!
調べてみれば、もっと良い点がいっぱいです。電子レンジパスタ調理器の一押しと選び方をご紹介したくなりました。
専用じゃない容器を使ったレシピも合わせてオススメするので、ぜひ楽チンでおいしい、を試してみてください♪
パスタをレンジで作ろう!専用容器の一押しはこれ
友人が便利なだけじゃなくておいしいからと勧めたのはこの商品、エビス株式会社の「絶品レンジでパスタ」。
「ヴォルケーノ構造」という特殊な構造のおかげで、デンプンを含んだゆで汁が循環されて、パスタが美味しくなるのだそうです。
この容器のすごいのは、湯切りが不要なところ。他の商品はカップ焼きそばみたいな湯切りが必要なんですが、これは湯切り不要でゆで汁を使い切るんです。
ゆで汁は全部パスタに吸い込まれていくのも、絶品の秘訣だそうですよ。
湯切りが下手なのでありがたいです。
「絶品レンジでパスタ」の使い方
- STEP1パスタのゆで時間を調べ、容器の横面の目盛りを確認する
- STEP2熱湯を目盛りまで入れる
- STEP3パスタを容器に入れる
この時一度に入れず、パラパラと入れるとくっつきにくい
- STEP4フタを閉めて電子レンジに入れ、600wでパスタのゆで時間だけ加熱する
- STEP5フタを外してパスタと残ったゆで汁をまぜる
蒸気が熱いのでフタを開けるときは注意する
- STEP6お皿に移し、お好みのソースとからめれば完成
熱湯を使うので、ゆで時間はパスタの袋に記載の時間通りにできあがるのも特徴です。期待が高まりますね。
実際に作ってみた!
普段食べてるパスタが調理可能かどうかは、大事なポイントですよね。
うちで常備しているパスタは、昭和産業の「蒟蒻効果」、ゆで時間は12分です。
この「絶品レンジでパスタ」のゆで時間の最長が12分なので、ギリギリOKでした。
電気ポットでお湯を沸かして目盛りまでお湯を注ぎ入れます。
印字ははっきりしていて見やすいです。
今回は2人前を調理するので、熱湯の量は470mlでした。
パスタを投入します。くっつかないよう、パラパラと入れていきます。
フタをして、いよいよ電子レンジへ。12分は結構長いですね。うちの電子レンジは中が見えないので、ヴォルケーノがわからないのが残念です。
ガス火と違って、キッチンにいなくていいのは本当にありがたいですね。
12分だから洗濯だって、できそうです。
加熱が終わったら、フタを外します。なるほどお湯が循環するので、この段階でパスタが混ざっているんですね。
パスタを混ぜていきます。しばらく混ぜるとみるみるゆで汁がなくなっていきました。
この容器の中で味付けまでしてしまおうと思います。写真は明太子とカッテージチーズとマヨネーズ、醤油を入れたところです。
これを混ぜていきます。2人前なので容器にいっぱいになって混ぜにくかったですが、のりをのせて完成です。
明太子パスタはバターを使う人が多いと思いますが、我が家はいろいろ数値が気になる年代なので、あっさりチョイスになっています。
それぞれの量はお好みで。後で追い明太子や追いカッテージチーズをしました♪
美味しかったです。もちもちしていて、こっちの方が好きかもと思いました。
パスタをレンジで作るための容器は他にも!そばやそうめんも!?
他にもいろいろあるので、選ぶときの注意点と他の商品を紹介していきますね。
選ぶときの注意点
電子レンジに入るサイズか?
電子レンジパスタ調理器は、商品によって形や大きさが違います。電子レンジがターンテーブルだった場合、大きすぎる調理器は回らない可能性もあります。
自宅の電子レンジで使えるサイズかどうか確認しましょう。
普段食べているパスタがゆでられるか?
どの太さのパスタもゆでられるというわけではありません。
先ほどご紹介した「絶品レンジでパスタ」は2~12分まで可能でしたが、商品によっては早ゆでや細いパスタには対応していないものもあります。
お気に入りがゆでられないのは悲しいですよね。確認しておきましょう。
一度に茹でられる量
一度にゆでられる量も商品によって違い、一人暮らしさん向けの1~1.5人用や、ファミリー向けの1~4人用などがあります。
結構かさばるものなので、収納に困るということも起こります。
ゆで時間
「絶品レンジでパスタ」は鍋で作る場合と同じゆで時間でできあがりましたが、熱湯を用意する必要がありました。
他の商品は水を入れてレンジで沸騰させるものが多く、ゆで時間にプラスして長くなるものが多いです。
あまり長いものは時短にならないし、電気代も気になりますね。確認しておきましょう。
使いやすさ
湯切りのしやすさ、持ち手のつかみやすさや安定感、目盛りの読みやすさなど。
すべてかなえるのは難しいかもしれないですが、火傷の心配もある商品なので確かめておきたいですね。
口コミで「湯切りの穴につまる」「熱すぎて持てない」など書かれている商品もありました。注意してチェックしましょう。
プラスアルファの機能
調理容器がそのままお皿になって食べられるものや、パスタだけでなくそばやそうめん、野菜なども電子レンジ加熱できるものもあります。
エビスには、「お皿になるレンジでパスタ」という製品もあります。本体をお皿にしてそのまま食べられるので、さらに洗い物が減ります。
ただしこちらは湯切りが必要なので、向いていないという方もいるかもしれませんね。
パスタ以外もレンジ調理できる商品はいくつかありますが、石丸合成樹脂のカクセー麺クイック 電子レンジ用スチーム&調理器がオススメです。
パスタは2人前(約200g)まで調理可能で、蒸し野菜やそうめん、そば、うどんや冷や麦も作れます。
湯切り口が大きくて、使い勝手は良さそうです。穴が空いている部分にはカバーがついていてフタになるので保存容器としても便利。
電子レンジパスタ調理器はセリア、ダイソー、キャンドゥなど、100均にもあります。110円で買えるのは魅力的です。
うまくできなかったときは
電子レンジやパスタの違いによって、説明書のような仕上がりにならないこともあります。
口コミには、味についての評価を低くしている人もいました。ゆで具合の好みも人それぞれですよね。
そういうときは、時間や水を調節してみましょう。好みの配分が見つかれば、好みのパスタを作り続けることが簡単になります。
説明書には書かれていないですが、塩とオリーブオイルを少し入れて加熱するのもオススメです。味がぐっと良くなり、吹きこぼれ防止にもなりますよ。
パスタをレンジで作ろう!専用容器以外で作るレシピもご紹介
専用容器って買わないとダメなのかな?
原理は簡単なので、実は専用容器でなくても調理できます。
具も一緒に加熱してパスタに仕上げる欲張りで時短なレシピを2品と、アイラップを使ったレンジ調理方法をご紹介しますね。
湯切りなし!レンジで使えるフードコンテナで
専用容器はパスタを折らずに入れられる長い形でしたが、普通の容器を使う場合は折らないと入りません。
また吹きこぼれない深さが必要なので、サイズ選びが大事です。
今回は、無印良品の「蓋をしたままレンジで使えるフードコンテナ」(約14×20.5×高さ6.5cm、850ml)を使用しました。(ただし調理時に蓋は使いません)
深さはどのくらいあったらいいのかな?
パスタのゆで時間や具の量にもよるので明確にするのは難しいですね。今回の容器は1人前なら問題なくできました。いろいろ試してみてください。
パスタは時短を目指しているので、トップバリューのスパゲッティの太さ1.4mm、ゆで時間5分にしました。
レンジでナポリタン
- STEP1野菜と粗挽きソーセージを切る
- STEP2パスタを二つに折って、なるべく重ならないように入れる
- STEP3残りの材料すべて入れる
見出しの下の画像の左側のようになる
ピーマンは後から入れても良い - STEP4熱湯を250ml入れる
- STEP5ラップなしで、600wの電子レンジで6分加熱する
- STEP6パスタをほぐしながらよく混ぜる
ゆで汁が残っていても、混ぜているうちにパスタが吸収するので大丈夫
- STEP7盛り付ける
熱湯を入れる前(STEP3)まで作って冷蔵庫に入れておけば、留守番の家族も簡単に作れます。
熱湯が危ない年齢なら、時間を追加する必要がありますが、水に変えても作れますよ。
ミートボールクリームパスタ
- STEP1ミートボールを解凍し、野菜を切る
- STEP2パスタを二つに折って、なるべく重ならないように入れる
- STEP3クリームシチューの素と牛乳以外の材料を入れる
見出しの下の画像の右側のようになる
- STEP4熱湯を250ml入れる
- STEP5ラップなしで、600wの電子レンジで5分30秒加熱する
- STEP6少しほぐしてから、シチューの素、牛乳少し(お好みの量)入れて軽く混ぜ、再びラップなしで30秒加熱する
- STEP7パスタをほぐしながらよく混ぜる
ゆで汁が残っていても、混ぜているうちにパスタが吸収するので大丈夫
- STEP8盛り付ける
アイラップなら湯切りも簡単!
アイラップは、岩谷マテリアルという会社の商品で、冷凍にも湯煎にも強いし、電子レンジでも使えるという万能ポリ袋です。
もはや容器と呼んでよいかわかりませんが、このアイラップを使ってパスタを電子レンジ調理してみましょう。
パスタは先ほどと同じトップバリューのゆで時間5分を使います。
- STEP1どんぶり(電子レンジ可のボウルでもよい)にアイラップを入れ、パスタ100gを二つに折って、なるべく重ならないように入れる
塩ひとつまみ、オリーブオイル小さじ1も入れる - STEP2熱湯を適量注ぎ入れる
後で湯切りするので水の量はだいたいで良いが、多くても器の半分の高さまでにする
- STEP3密封してはいけないので、軽く折り返しておく
- STEP4600wの電子レンジで2分加熱し、そのまま4分放置する
- STEP5アイラップを持ち上げてどんぶりの上にざるを置き、アイラップを戻す
アイラップの底の角をつまむ - STEP6つまんだまま、そっと引っ張るとパスタがざるにおさまって湯切りができる
この方法だとゆで汁もどんぶりに残るのでソースに使うこともできます。お好みの食べ方でどうぞ。
この方法なら私も簡単に湯切りできます!
まとめ
電子レンジパスタ調理器の一押しと選び方、専用じゃない容器を使った方法を、レシピも合わせてご紹介しました。
- 一押しはエビス株式会社の「絶品レンジでパスタ」。湯切り不要で、「ヴォルケーノ構造」という特殊な構造のおかげで、デンプンを含んだゆで汁が循環されて、パスタが美味しくなる
- 「絶品レンジでパスタ」を実際に作ってみて、そのおいしさと使いやすさを確認!
- 電子レンジパスタ調理器を選ぶときの注意点としては、パスタの太さの制限やゆで時間、量、使いやすさなどがポイント
- パスタは専用容器でなくてもレンジ調理できる。フードコンテナとアイラップが使える!
- 時短で楽チンなパスタ料理のレシピもご紹介
レシピに書いたお湯の量や加熱時間は、一つの目安と考えてくださいね。
パスタはアルデンテがいい!など、ゆで具合にこだわりがある人は、自分にぴったりの加熱時間を探してみていただけたらと思います。
ペペロンチーノを作ったのですが、パスタをゆでている鍋の隣でニンニクを炒めると、気持ちが焦ってバタバタしがち。
でも電子レンジにお任せだと気持ちに余裕ができますね。ゆで汁も加えて炒め、好みの味に仕上がりました。
熱湯の入ったお鍋を持たなくて済むようになったのも良かったです。この記事が皆さんの参考になっていれば幸いです。
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