炊飯器の寿命がやってきた?まずいご飯は買い替えや修理のタイミング!

生活お役立ち情報

白くてふっくら、つやつやの炊きたてご飯、美味しいですよね。

シンプルな白いご飯はもちろん、納豆や卵、肉、魚…ご飯は何にでも合う最強の主食です!

米の種類には各県独自のブランド米があり、日本穀物検定協会では毎年3月に食味ランキングも発表されています。

ご飯がおいしいと満足感も幸福感も高いですが、こんな経験ありませんか?

最近、ご飯がくさい!

色々工夫したけれど、やっぱりおいしくない原因は、味覚?品質?水?

いいえ、それは炊飯器が原因です!炊飯器にも寿命があるのです。

炊き方や水などを変えても炊けるご飯がまずいのは、炊飯器買い替えや修理のサインなのです!

今回は、ご飯がまずくなる原因と買い替え・修理・部品購入の判断指標、寿命のキーとなる内釜の取り扱いについて説明していきます!

 

 

炊飯器の寿命がまずいご飯の原因!

普段使っている炊飯器で、いつも通りご飯を炊いたつもりでも、なんとなく美味しくないことがありますよね。

水の味、水加減、お米の保管方法、お米の品質、蒸らし時間、炊飯器の手入れなど、原因はいくつか考えられます。

まずは思い当たる原因に対して、行動してみましょう。

水だと考えたのなら、いつもは水道水だけど、違う水で炊いてみたり、氷やお酒、昆布を入れてみたり。

お米が原因と考えたのなら、お米を小分けにして冷蔵庫に入れて保管方法を変えたり、銘柄を変えたり。

水でもお米でのないとしたら、しっかり蒸らしたり、炊飯器の手入れを念入りにしたり…。

それでも次の点が気になったら、炊飯器の寿命かもしれません。

  • へんな臭いがする
  • べちゃべちゃ、パサパサなど炊きあがりの加減がおかしい
  • 焦げる
  • ご飯が炊けない(IH式炊飯器に多い)
  • とにかくまずい

水や米、炊き方でないのなら、まずいご飯の原因は、炊飯器そのものにあります。

原因は炊飯器だとわかっても、どう対処しよう?と悩みますよね。

買い替えをすべきか、修理をすべきか、部品交換をすべきか…。

なぜまずいご飯になるのか、その原因と買い替え・修理・部品交換の違いや注意点を説明していきます!

 

 

炊飯器の寿命の平均は6年くらい?

炊飯器の寿命はメーカーや使い方によって差があるものの、一般的に5~7年と言われています。

寿命を迎えた炊飯器の症状には、次のようなことが挙げられます。

  • 内釜のコーディングの剥がれ ⇒ 焦げ付き、ニオイの原因
  • 温度センサーの故障 ⇒ 温度管理がうまくいかず、芯が残ったり、べちゃべちゃパサパサになる原因
  • 内蓋のパッキンの劣化 ⇒ 不衛生、まずさ(風味)、ニオイの原因
  • 基盤の故障 ⇒ 電源が切れる・入らない原因、表示ならない
  • ヒーターの故障 ⇒ 保温できない原因
  • コイルの故障 ⇒ 音が大きい原因

中には、大切に使い続け、10年以上使っていらっしゃる方もいるかと思います。美味しく炊けているなら問題はないでしょう。

炊飯器を持っている方に、知っておいてほしいことがあります。炊飯器を購入したら「6年」という数字を意識してください。

「補修用性能部品の保有期間」といって、メーカーが製造打ち切り後、部品を保管する期間が存在します。

家電の種類によってその年数は違いますが、炊飯器の場合は6年となっているのです

部品の保有期間は各メーカーの自主基準で設けられていますが、(公社)全国家庭電気製品公正取引協議会の「公正競争規約施行規則」により、炊飯器の部品保有は6年を下回ってはならないことになっています。

通常、自分が使っている家電が製造終了になったか否かを把握していらっしゃる方はほとんどいないかと思います。

炊飯器に限らず、家電の修理を検討したけれど部品が無く、やむなく買い替えたことがあるのではないでしょうか?

それはメーカーの部品の保有期間があるからです。もしかしたら、製造終了から6年を過ぎてもメーカーに在庫があって修理対応してくれるかもしれませんが、それは運次第。

この保有期間は取扱説明書に明記することになっているので、いつでも確認することが出来ます。

長く使うことがもちろん理想ですが、購入後6年近くに、炊けるご飯がまずいなあ、と感じてきたら、一度お持ちの製品が製造終了してないか調べてみてください。

購入のタイミングによっては、保有期間ギリギリとなって、いざ修理をお願いしたいタイミングで「部品がないので修理はできません!」となってしまうかもしれません。選択肢が、買い替えの一択になってしまいます。

また、保証期間も過ぎているとなると、修理代もかかります。

 

炊飯器の寿命を修理や部品購入で延ばすのと買い替えはどちらが得?

修理をして何年その炊飯器の寿命が延びるのか…それは誰にもわかりませんが、実際に買ってからどれくらいの期間で修理に至ったのかを振り返ってください。

修理は、あくまで修理。新品になったわけではありません。

修理をしたとしても、性能がアップするわけではないので、別の部分が劣化したり部品が壊れたりすることもあります。

「炊けないわけではないし、まずくても食べられるから大丈夫!」と気持ちを割り切れるでしょうか?

面倒だ、お金をかけたくないからと言い聞かせ続けていることは、小さいかもしれませんが、立派なストレスです。

小さなストレスも、積もれば大きなストレスになります。

安くて性能が優れている、電気代の安い炊飯器はたくさんあります。電子レンジでご飯炊ける炊飯器もあります。

古いものを大切にすることは良いことですが、買い替えることでストレス軽減、満足、安い電気代などのメリットがあります。

炊飯器には、ご飯を炊く以外にもできることがたくさんあります。ケーキを焼いたり、ローストビーフを作ったり、甘酒を作ったりすることが出来ます。

炊飯器の自動メニューにこれらが搭載されていて、ボタン一つで調理可能な炊飯器もあります。

シンプルな炊飯器を購入して、古い炊飯器を、ご飯を炊く以外に利用することも物を大事にして調理のバリエーションを広げるきっかけになるのではないでしょうか?

古い炊飯器を、ニオイが付きやすい調理に使うと割り切ると、気兼ねなく使えるのではないかと思います。

まずいご飯の原因が炊飯器の寿命の場合、以下の点を検討して、修理・部品購入・買い替えの判断に使ってください。想定される概算金額も、目安としてお使いください。

  • 修理可能か
  • 修理代はいくらかかるのか(5千円~1万5000円前後)
  • 部品購入で対応できるのか(数千円~30,000円前後)
  • 修理代、部品購入代、買い替え代金を比較(結局買い替えが安かったというケースも多数!)

部品購入ですと、物によりますが、例えば内釜だと5,000円~30,000円前後、内蓋だと5,000円~15,000円。

パナソニック、象印、タイガーなど各メーカーの公式HPに修理料金・部品代金の概算料金表が掲載されています。

炊飯器そのものは、数千円~10万円前後とピンキリです。1万円前後の優秀な炊飯器もあります

修理代と比較しても新品購入でも負担になるのかどうかは、ぜひ求める機能と予算と相談してください。

センサーや基板などは修理か買い替えかの選択になりますし、内釜や蓋、パッキンなどは部品購入の選択肢もあります。

修理や部品交換して数年延命する費用をかけるなら、その費用を買い替えに充てる価値は充分にあります。

炊飯器の種類は、シンプルにご飯を炊くだけのものや、デジタル計量の機能が備えられ、入れられた米に対する適量の水を提示してくれたり、米の品種を認識して炊き分ける機能があったりします。

ご飯を炊く部分と過熱する部分が分離して、IHコンロとして使えるものもあります。

使う人の負担を減らしてくれる機能やプラスαの機能も、ほぼ毎日使う家電なだけにストレス軽減や便利な機能は、大きな検討要素になり得ます。


 

炊飯器の寿命は内釜の使い方で延びる!

皆さん、いつもお米はどのように炊いていますか?その手順でごはんの味はもちろん、炊飯器の寿命も変わってきます。

米びつから米を計量して、水で研ぎ、浸水させ、炊く。蒸らして、いざ食べよう!そして食後は片づけ、という流れになることが一般的かと思います。

炊飯器の寿命の点から、注目すべきは「研ぐ」段階と「片づけ」の段階です!

美味しいご飯を炊くポイントは、内釜・温度・密閉度にあります。

「内釜」は鉄やステンレス、アルミ、銅など素材の違いやコーティングによって、味が変わります。

「温度」は温度センサーの精密さによって、炊き方に差が出ます。

「密閉度」はパッキンや内蓋など、蓋の構造により差が出ます。

それぞれの部品の中でも、一番劣化しやすいのが内釜です。

まずい米を炊く状況になってしまう前に、大事に使うことで、今ある炊飯器を長く使うことが出来ます。

センサーは修理しないと自力では治せませんし、パッキンは消耗品と考えても、長く使う、寿命を延ばすという視点で自力で日ごろからできることは、内釜の取り扱い方に気を付けることです。

炊飯器の寿命を延ばすために、次のポイントを大事にしてください!

①内釜で米は研がない
②金属製のおたまやスプーンは使用しない
③酢やしょうゆなど調味料を使ったら、早めに洗う(※釜が冷めてから!)
③保温機能は必要最低限の時間にする
④手入れはきちんとする(洗剤やスポンジの種類に注意)
⑤内釜を深紅の中で水桶代わりに使わない

美味しく炊くためには、研ぎ方や研ぐ回数など、こだわる方も多くいるかと思いますが、炊飯器の寿命という点から「どう研ぐか」ではなく「何で研ぐか」がポイントとなります。

もしかして…炊飯器の内釜で米を研いで、そのまま水を入れてご飯を炊いてはいませんか?

ご飯が空になったら、ちょっと水に浸して洗いやすくしよ~とか、面倒だから少し放置しちゃおう~と思って、洗うのを後回しにしていませんか?

それ、炊飯器の寿命を縮めています!今すぐやめましょう!

内釜を丁寧に扱うことが、炊飯器の寿命にとって重要なポイントとなります。

米を内釜で研ぐと、内釜のコーティングがはがれ、美味しくない・炊けないことの原因となります。コーティング自体は、人体に影響はなく、ご飯と一緒に体内に入っても吸収されずに排出されるそうです。

コーティングの剥がれの人体への影響は、各メーカーの説明書に必ずと言っていいほど記載されているはずです。

人体に無害ということは安心に繋がりますが、腐食・錆に繋がりますし、ご飯の焦げ付きの原因になります。

精米技術の向上から、昔のようにギュッギュと米を研がなくても大丈夫ですが、内釜で研ぐことは避けてください。

ご自身で精米されているなど、ぬか臭さが気になる方は、ボウルやざるを使ってしっかり研いでください。

また、内釜を時間がたってから洗うことも、コーティングを炒める原因です。

こびりついた米をはがすことはもちろん、水で長時間浸すことも、コーティングにとっては負担となります。

そして、保温にも要注意です。保温機能は便利ですが、内釜を熱にさらし続けることや電気の入れっぱなしが炊飯器への負担にもなり、かつ電気代もかかります。

保温時間を必要最低限にすることで節約にもなり、炊飯器の寿命にとってもメリットがあります。

保温・保湿性のある「おひつ」もひそかに人気があるようですね。

おひつに移すことで水分がコントロールされ、炊飯器の保温より、ふっくらした状態をキープしてくれるそうです。

私はまだおひつを手に入れていませんが、今後購入を検討しています!

水分でべちゃべちゃにならないので冷めても美味しいし、電気代節約できるなんて、得した気分になります!

木製のほか、電子レンジで温め直しができる陶器・セラミック製、軽さ重視のプラスチック・樹脂製など、種類も豊富なようです。

内釜の話に戻りますが、内釜を洗う際には研磨剤の入った洗剤やたわしで洗うのはNG!

洗うのには、必ず柔らかいスポンジと食器用洗剤を使い、優しく洗ってください。

内釜コーディング剤は、インターネットで、数千円で手に入れることが可能で、日ごろの手入れに使うことにより、内釜の寿命を延ばすことが出来ます。

 

 

まとめ

  • 炊飯器の寿命がくると、ご飯がいつも通りに炊き上がらなくなる
  • 水・炊き方・炊飯器の手入れを変えてみて、味や炊きあがりが改善しなければ、修理や買い替えを検討する
  • 炊飯器の寿命にかかわらず、メーカーの部品保有期間は製造終了から6年
  • 交換・修理して炊飯器の寿命を延命するか買い替えるか、機能と予算で検討する
  • 炊飯器の寿命を延ばすためには、内釜の取り扱い方を大切にする
  • 内釜で米を研がない・保温は最低限の時間に限る・手入れをきちんとする

ご飯と言えば、私は卵かけご飯が好きです♪世の中にも「TKG(ティーケージー)=卵かけご飯」という言葉が浸透し、専門店が出たり、老舗料亭のメニューに載るほど卵かけご飯は人気です!

こだわりの卵が主役かもしれませんが、もちろん前提条件として、美味しいご飯があります。

くさい・べちゃべちゃ・パサパサしているまずいご飯には、何をかけたり混ぜたりしても、残念ながら美味しくは感じないでしょう。

ご飯は主役であり、サポート役であり、大事なエネルギー源です。美味しく食べるほうが心身の健康にとって良い効果をもたらします。

食の多様化が進んでいるとはいえ、炊飯器はほとんどの家庭が持つ家電の一つですし、長く使えるに越したことはありません。

炊飯器を大事に使い、機能を有意義に使って、節約も健康も幸福感も手に入れましょう!

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