コーヒーで気持ち悪くなるのは何故?理由と対処法を詳しく解説!

食品お役立ち情報

コーヒーはその独特の香りや味わいが魅力で、世界中で愛されている飲み物のひとつです。

特にコロナ渦の中でおうち時間が増え、自宅でのコーヒーの淹れ方や楽しみ方も注目されています。

仕事や勉強で頭をすっきりさせたい場合にコーヒーを飲む人も多いはず。ですが、こんな声を耳にすることもあります。

 

コーヒーを飲んだ後、気持ち悪くなる気がする…

 

なんだか最近、気持ち悪くなる事が多い…もしかしてコーヒーが原因かな?

そんなコーヒーを飲んだ後に気持ち悪くなる理由と解決法までをまとめてみました。

コーヒーはただの飲み物ではなくリラックス効果やバリエーションの豊富さなど、多くの魅力を持つ存在です。

美味しいコーヒーを楽しみながら、自分にとってのコーヒーライフを見つけてみませんか?

 

 

コーヒーを飲むと気持ち悪くなるって本当!?考えられる理由とは

 

鮮度の悪いコーヒーを飲んでしまっている

コーヒーによって気分が悪くなる原因の1つ目は、古くなり酸化してしまったコーヒーを飲んでいることがあります。

野菜や果物とは異なりコーヒー豆や粉の見た目が大きく変わることがありませんが、あくまで食品です。焙煎した直後から酸化が進み、風味が徐々に失われていきます。

そのため、焙煎が終わってから時間が経った豆を使用して淹れたコーヒーを飲むと、胃の不快感や吐き気を引き起こすことがあります。

 

確かに~!コーヒーの後味がいまひとつだったり、すっぱく感じる時があるかも!?

したがって美味しいコーヒーを飲むためには、鮮度の高いコーヒー豆を使うことが大切です。

カフェやファミレスでコーヒーを頼んた時は、おしゃべりに夢中になりすぎずできるだけ早めに頂きましょう!

 

カフェインを過剰に摂取している

コーヒーにはカフェインが含まれており、過剰なカフェインの摂取は健康へのダメージにつながることがあります。

中枢神経系の刺激によって以下のような症状がでてしまうことがあります。

めまい、不眠症、下痢、吐き気、心拍数の増加、興奮、不安、震え

コーヒー100mlに含まれるカフェイン量は約60mgで、3〜4杯分を摂取すると摂取目安である400mgを超えるため注意が必要です。

なお人それぞれカフェインへの耐性は異なるため、ご自身の体質に合わせた摂取量の調節が必要でしょう

 

自律神経が乱れているのかも

カフェインが自律神経のバランスを乱してしまうこともあるということを覚えておきましょう。

コーヒーに含まれるカフェインには眠気を覚ます作用がありますが、過剰に摂取すると交感神経が優位になり、自律神経のバランスが崩れて頭痛や吐き気などの不快な症状が現れることがあります。

テスト勉強や残業中に多くのコーヒーを飲むと頭は冴えているのに気持ち悪くなり、作業が進まなくなることになってしまいます!

 

仕事に集中したくてコーヒーを飲んだのに、気持ち悪くなってしまったら本末転倒だよね!

 

カフェイン中毒の可能性もある

多量のカフェインを短時間で摂取すると、身体に悪い症状が現れる「カフェイン中毒」が起こる可能性があります。

興奮、不眠、胃腸系の問題、神経過敏、散漫な思考及び会話、落ち着きのなさ、頻脈または心拍不整

もし中毒症状が出た場合は、しばらくコーヒーを控えましょう。

重症の場合は命に関わることがあるため、医師に相談することも必要です。健康な成人の1日あたりのカフェイン摂取量は、カナダ保健省によると400mg(約3杯分)以下が望ましいとされています。

カフェイン中毒にならないよう、コーヒーを飲む量を調整することが大切です。

 

胃酸が過剰に分泌されている

コーヒーによって気分が悪くなる原因のひとつには、胃酸が過剰に分泌されることです。

コーヒーには、胃酸の分泌を促進する成分が含まれています。

これ自体は悪いことではありませんが、体調やストレスの状態によっては体(胃)がこの成分に過剰に反応してしまい、胃酸が過剰に分泌され胃の粘膜が刺激されて胃もたれなどの気分が悪くなることがあります!

 

紅茶は大丈夫なのに、コーヒーは気持ち悪くなってしまうのはなぜ?

コーヒーを飲むと体調が悪くなってしまう人でも紅茶は大丈夫という人がいます。

実は私がこのタイプなのですが、今回コーヒーのことを調べてみてわかりました!

それはコーヒーと紅茶で含まれるカフェイン量が違うからです!

下記のように、コーヒーと紅茶では、カフェイン量は倍くらい違うということがわかりました。

  • コーヒー(浸出液)100ml中 → 60mg
  • 紅茶(浸出液)100ml中 → 30mg

引用:厚生労働省 食品に含まれるカフェインの過剰摂取についてQ&A

したがってカフェインが原因で具合が悪くなる人はコーヒーを控えるか、カフェインの含まない飲み物を選と良いでしょう。

 

胃の調子が悪いサインかもしれない

 

ストレスかしら?ここのところ胃の調子がいまひとつかも…

このように胃腸が弱っている場合は、コーヒーを飲むことは避けたほうが良さそう!

カフェインの作用によって胃酸が過剰に分泌されるため、胃痛が起こる可能性があります。

胃の調子があまりよくない場合は、さらに体調を悪化させないようにコーヒーを控えることが重要です。

もちろんコーヒーを控えていても胃の調子がすぐれない場合は病院に行ってしっかり診察してもらいましょう!

 

 

コーヒーを飲んで気持ち悪くなる人が知っておきたいポイント3つ

 

空腹時は避ける

多くの人は空腹時にコーヒーを飲んでしまう事で、胃がムカムカして違和感を感じてしまいやすいです!

この症状の原因はカフェインとにあるとされています。カフェインは通常、リパーゼという酵素を活性化させたり胃酸の分泌を促進させる良い効果があります。

もうひとつのカフェインの働きとしてはアデノシンという眠気を誘う物質をブロックし、脳を活性化させます。

空腹時にコーヒーを飲むと胃酸が過剰に分泌されて胃の壁を傷つけ、腹痛を引き起こす可能性があるため空腹時には控えるようにしましょう。

またストレス反応が起こると腹痛だけでなく、不安感や動悸を引き起こすこともあるようです!

なので、コーヒーの過剰摂取や空腹時のコーヒー摂取には注意が必要です!

特に朝の空腹時にはセロトニンという幸せホルモンの分泌が低下しており、不安や気分に影響を与える可能性があります。

このセロトニンは、うつ病や不安などの精神的な問題を引き起こすことがある重要なホルモンです。

 

朝はコーヒーを飲む人が多いけど、まずはしっかり朝食を食べないとですね!

牛乳で割って飲む

コーヒーを飲んで気持ち悪くならないための予防法の2つ目は、カフェオレにして飲む方法です。

ブラックコーヒーではなくたっぷりのミルクを入れて飲むと、ミルクが胃壁を保護しカフェイン等の吸収を緩やかにするため、気持ち悪くなるのを防げます。

これはお酒を飲む前に牛乳を飲むのと良く似ていますね!

 

カフェインレスやデカフェのコーヒーを選ぶ

コーヒーを飲んで気持ち悪くならないための予防法の3つ目は、カフェインレスコーヒー(デカフェ)を試す方法です。

カフェインが気持ち悪さの原因になる人は、少なくありません

そんな人は一度カフェインレスコーヒー(デカフェ)を試して、普通のコーヒーを飲んだときとの変化を比べると良いでしょう!

 

うーん…前にデカフェコーヒーを飲んだけど、どうも好きになれなくて…

一昔前のカフェインレスコーヒーは、味や香りが普通のコーヒーとは違っていたため、飲まず嫌いになっていた人も多かったです。

ですが今ではいろんなメーカーから商品が出ています。格段に美味しくなっていますので、気になるものは試してみる価値ありですよ♪

 

 

コーヒーで気持ち悪くなる!!すでに気持ち悪くなったときの対処法

 

 

白湯(または常温のお水)を飲む

コーヒーを飲みすぎて気持ち悪くなった時の対処法には、まず白湯を飲むことが挙げられます。

白湯とは温かいお湯のことで、胃腸に負担をかけずに体内のコーヒー成分を薄めることができます!

またリラックス効果から副交感神経を強め、自律神経のバランスを取り戻すことも期待できるでしょう!

白湯は健康や美容にも良いので、最近は朝に飲むという方も多くなっているようです。

外出先などで白湯が無い場合は、できれば常温のお水を飲んで胃の調子を整えてあげましょう!

 

ストレッチや深呼吸をする

コーヒーを飲みすぎて気分が悪いときの対処法の2つ目は深呼吸やストレッチをすることです。

そうすることで副交感神経の働きを高め、自律神経のバランスを取り戻すことができます。

これによりコーヒーによって優位になっていた交感神経の働きを抑制し、気分を落ち着かせることがでるでしょう!

 

牛乳を飲む

あらかじめ牛乳を飲んでおくと、胃に膜が張られて胃酸が薄められるという効果が期待できます

よく「お酒を飲む前には、先に牛乳を飲んでおこう!」といわれる理由と同じですね!

まずは牛乳でワンクッション置き、胃を落ち着かせてからコーヒーを飲んでみてくださいね。

 

食事を控えてみるのもあり

コーヒーを飲みすぎると胃が荒れ、吐き気を催すことがあります。

これ以上胃の状態を悪化させないためには、食事を控えることも有効です。

食事をすると、胃液が分泌され胃の負担が増えてしまうことになるのです。つまり胃を休ませるわけですね。

どうしても空腹感がある場合には、お粥など消化に優しいものを選ぶのがおすすめ。少量の食事に留めて胃に優しい食べ物を摂ると良いでしょう。

 

 

こんな時は要注意!コーヒーで気持ち悪くなるのはアレルギーかも!?

コーヒーにはアレルギーが存在することをご存じでしょうか!?

 

コーヒーアレルギー!?そんなものがあるの!?

コーヒーを飲んで毎回のように身体の調子が悪くなる場合、コーヒーアレルギーの可能性があるかもしれません。

コーヒーアレルギーは遅延型アレルギーとされており、飲んだ後に時間が経ってから症状が現れます。

もしコーヒーを飲むたびに以下の症状は出る場合はアレルギーの可能性も疑ってみたほうが良さそうです!

吐き気、じんましん、せき、くしゃみ、腹痛
 

じんましんが出たら怖い…アレルギー症状には特に注意しよう!

上記のような症状がある場合は、医師に相談してアレルギーの検査を受けることをおすすめします。

何かあってからでは遅いので、プロの人にしっかり診断してもらいましょう!

 

 

まとめ

  • コーヒーを飲んで気持ち悪くなるのは、鮮度の悪いコーヒーを飲んでいる、カフェインの過剰摂取、自律神経の乱れ、カフェイン中毒の可能性、胃酸により胃腸が弱くなっている可能性がある
  • コーヒーを飲むときは、空腹時は避ける、牛乳で割って飲む、カフェインレスやデカフェのコーヒーを選ぶと良い
  • コーヒーを飲んで気持ち悪くなったときは、白湯や常温のお水を飲む、ストレッチや深呼吸をする、牛乳を飲むのがおすすめ。食事を控えてみるのも胃腸を休めることになる
  • コーヒーを飲んで毎回気持ちが悪くなる場合は、アレルギーの可能性があるので、一度検査したほうが良い

 

いつも何気なくコーヒーを飲んでいますが、実はコーヒーは私たちの体にさまざまな影響を与えていることがわかりますね!

人によって体質が異なるため、健康に配慮しながら楽しいコーヒーライフを送れるといいですね♪

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