ダイエットや白砂糖の代替え品におすすめされる「アガベシロップ」を知っていますか?
私はオリゴ糖やはちみつなどは知っていましたが、アガベシロップは知りませんでした。
アガベシロップを耳にすることがあり、興味が湧いたため調べることにしました。
健康への効果がある反面、危険な効果があることが2009年にカリフォルニア大学で行われた研究でわかっています。
大人は自分で食材を選ぶことができますが、子どもには安全な食べ物を食べさせたいと考える方が多いと思います。
アガベシロップを子どもに食べさせても安全なのかについて、この記事ではアガベシロップの良し悪しを調べました。
アガベシロップを食事に取り入れるか迷っている方は、ぜひ参考にしてみてくださいね。
アガベシロップは子どもへ与えても大丈夫?
結論からいうと子どもへのアガベシロップは、私はあまりおすすめしません。
でも、これは私個人の意見です。アガベシロップを与えてはいけないわけではありません。
そもそもアガベシロップとは、なんなのでしょうか?
アガベシロップとは、主にブルーアガベの根茎の部分を絞った樹液から作られています。
味にクセがなく、粘り気も少ないことから料理やお菓子作りに使うことができます。
他にも水に溶けやすい性質で調理しやすい!
けれど、アガベシロップには当然良くない面もあります。
どちらも知って食べるか食べないかを決めたほうが安心できると思いますので、まずはおすすめしない理由から見ていきましょう。
アガベシロップにはどのような効果があるのか
この章では、アガベシロップの気をつけるべき点と良い点をまとめてあります。
今後の調味料の1つとして、アガベシロップを使うことを考えている方は参考にしてみて下さい。
アガベシロップの注意すべき点は?
健康的なイメージの高いアガベシロップですが、食べる時に気をつけることもあります。
どんな食べ物にもいえることですが、食べ過ぎは健康へのデメリットになります。
アガベシロップも例外ではありません。食べるときは、その点に注意しましょう。
アガベシロップは、低GI食品ですが、その理由は成分のほとんどが果糖(フルクトース)です。
しかし、果糖(フルクトース)の体内分解は肝臓で行われています。そのため、過剰に摂ると肝臓に負担がかかってしまうのです。
肝臓に果糖(フルクトース)が多くなると、悪玉コレステロール(LDLコレステロール)値が高くなります。
他にも、中性脂肪が高くなり長期的に見れば脂肪肝などの病気になる可能性が出てきます。
また、「体の酸化が老化に繋がる」と聞くことが多くなりましたが、果糖(フルクトース)は体内のミネラルを奪うため、結果として体の酸化を進行させることがわかってきています。
また果糖(フルクトース)はとても甘いため中毒症状を起こしやすく、過剰に摂取した結果、肥満につながることもあります。
ダイエットや健康のために食べていたのに、体重が増えてしまうと残念な気持ちになりますよね。
子どもは自分でどれくらい食べているかわからず、甘いため食べすぎてしまう可能性もあるかもしれません。
また、最近アガベシロップが問題されている点として、本当に自然甘味料なのか?というのがあります。
アガベシロップのもとになる樹液は、絞られた生の状態では甘みがありません。そのため、製造過程で加工しています。
例えば、科学的な分解酵素や樹液を高温で煮詰めて初めて甘味のあるシロップになります。
この過程で樹液の栄養素が変形または失われてしまっている可能性もあるため、人工甘味料と変わらないのでは?という意見もあるのです。
アガベシロップの気をつける点を紹介しましたが、これから良いところを説明していきます。
アガベシロップのメリット
健康食品として、知られているアガベシロップは甘味料として料理に使うことができます。
依存性が高いと言われている白砂糖と比べ、甘みが約1.5倍あるため少量で甘味を感じることが出来ます。
またGI値が他の甘味料(白砂糖・はちみつ)と比べとても低く、白砂糖の約1/4と言われています。
なんで低GIなの?
成分の約70%〜90%が果糖(フルクトース)だから!
先程も説明しましたが、アガベシロップは他の甘味料と違いブドウ糖ではなく、ほとんど果糖(フルクトース)からできています。
そのため、GI値が低く血糖が急激な上昇をすることなく緩やかに上がります。
カロリーも大さじ1で60kcaと他の甘味料と比べ低いことがわかります。
アガベシロップの良いところはこちらの記事で詳しくまとめられています。ぜひ一緒に読んでみて下さい。
アガベシロップのデメリット、メリットについて説明しました。次の章では、日常生活でのアガベシロップの使い方や購入するときの注意点を紹介します。
アガベシロップは白砂糖の代用として使える
デメリットになってしまう点、とメリットとなる点を紹介しましたが、アガベシロップはどのような時に使えるのでしょうか?
先程も説明しましたが、アガベシロップはとても甘みの強いシロップです。
- はちみつやメープルシロップの代わりにホットケーキなどにかける
- 料理をする時に白砂糖の代わりにアガベシロップを使う
使うときは、甘みを見て少しずつ使いましょう。
また、質の良いアガベシロップを買うために、気をつけることもまとめました。
※酵素は48℃以上で破壊されるため、加工温度48℃以下の商品を選ぶと良いでしょう。RAWの表示は、48℃以下で製造されていることを表しています。
まとめ
アガベシロップは、食べすぎによる健康への悪影響が心配な方は、無理に子どもにあげないほうが良いでしょう。
- 成分がほぼ果糖(フルクトース)のため、分解は肝臓で行われる
- 食べ過ぎは、長期的にみると脂肪肝などの病気になる可能性が高い
- アガベシロップは、他の甘味料と比べ甘みがある
- 低GI値のため、血糖値の上昇が緩やかなため太りにくい
- 買うときは安全なものを選ぶ
適量であれば安全に食べることができますので、少しでも不安がある方は病院や検診時に相談して不安を解消しましょう。
アガベシロップのデメリット、メリットを知って上手く使えると良いですね。
コメント