最近、スーパーに行くと甘酒がずらっと並んでいますよね。甘酒の原料となる「酒粕」。
なんとなく体によさそうというイメージを持っていないですか?
けれども、何の効能があるのか、食べた事も使ってみた事もないという人も多いのではないでしょうか?
それに、興味があってもどうやって食べればいいか、分からない…。
そういう私もその一人でした。でも実際に食べてみて、作ってみてわかることって沢山あります。
折角なので料理の幅を広げる為にも、食わず嫌い?をやめて、新たなメニューに挑戦してみましょう。思っていたよりも簡単に使えましたよ。
ぜひ、料理のレパートリーの一つとして参考にしてくださいね。
「酒粕」の食べ方で簡単なものを調べてみた!!
酒粕にはアミノ酸が多く含まれているため、調味料として使うと旨味が出て、料理に深いコクがでます。
酒粕の食べ方の代表は粕汁と甘酒。あと焼いてそのまま食べる!ですね。粕汁はだいたい白みそベースのレシピをよく見かけます。
一般的。これが大事です。まずは基本的な食べ方から挑戦する。好みにあわせて調整することが、食材使用の基本です。
使ったことのない食材ってハードル高いですよね。はじめての使用は基本から。大事な事なので2回言いました。
粕汁は豚汁に酒粕と白みそをプラスにするようで、食材自体が初めてであっても普段のレシピに手を加えるだけだと思えば挑戦しやすいですね。
甘酒だってポットのお湯や電子レンジを使えば簡単に作れますよ。
酒粕の食べ方でそのまま得られる効能は?
そもそも「酒粕」って何でしょう?酒粕は、日本酒を作る時にできる副産物で、日本を代表する発酵食品の一つです。
原料である蒸米に酒母、麹、仕込み水を入れて糖化と発酵でもろみを作り、圧力をかけて絞ると日本酒ができます。
そこに残った白色の固形物が、いわゆる「酒粕」です。
「酒粕」で健康に良いと言われる効能とは
- 美白、くすみ改善
- 肌荒れの予防
- ニキビの生成を抑制
- 肌の老化抑制、保湿効果
- 体質改善、ダイエット(エネルギーの代謝UP)
これらに役立つと言われており、健康面でも整腸や便秘解消、悪玉コレステロールの低下、免疫力の強化や貧血予防等にも効果があるといわれています。
すごくいい事づくめの健康食品!!と言った感じですね。男女を問わず、悩みの解消に近づく食材と言えます。
主婦歴10年以上だけど一度も挑戦したことはないから、売り場を知らない事に気づきました。
味噌と同じように並んでいるのかなぁ?とまずは味噌売り場に。うーんないなぁ。
要冷蔵なのかなぁ。ちくわやかまぼこの練り物コーナー?にありました。
こんにゃくの横に並んでいます。6種類も並んでいるけど値段も違う。198円~350円位の価格帯でした。
いったい何が違っての値段の違いなんだろう。なんか知ってる有名日本酒のような…。
酒粕の種類
酒粕の形状は大きく分けると「板粕」「ばら粕」の2種類があります。
板粕は、その名の通り平たく板状になったもので、最も一般的に出回っている酒粕。
ばら粕は、圧搾の際にこぼれてしまったものや、柔らかいものを集めた酒粕のことだそうです。
粕汁のレシピを見ると、水で溶かして混ぜる。との記載がある。初挑戦だし、お安い「ばら粕」だと思われる物を購入しました。
250g入って、198円(税抜)。粕汁のレシピでの使用は100gなので十分足りる量が入っています。
私は白みそ文化の地域でもないので白みそも同時に購入しました。
ちなみに別のスーパーでも「酒粕」がどこに売っているのかを確認したところ、お豆腐コーナーの横に2種類置いてありました。
業務用スーパーでは「板粕」の徳用498円が積んでありました。小規模スーパーでも、お豆腐コーナーに1種類「板粕」218円が販売していました。
4軒中4軒販売している「酒粕」は、私が思う以上に食べられている食材なのかも。お買い求め時は、冷蔵の豆腐やこんにゃくコーナーを探してみてください!
でも1件目の大型スーパーでは、甘酒が、酒粕の何倍ものスペースでどーんと売っていた。しかし原料はブームに乗れずにひっそりしている感じでした。ちょっと寂しい!!
酒粕の食べ方で味噌汁もとい「粕汁」に挑戦!!
我が家は中学生と2歳児のいる4人家族。夫は問題ないとして、子供たちにはどうだろうか?
アルコール分を含む…けれど、強く加熱することで飛んでいくとのことで、一般的な食べ方代表の「粕汁」を作ってみることにしました。
「酒粕」自体は要冷蔵品だけど日持ちはするようです。賞味期限は6か月後です。
だけどもやっぱり未開封の場合。内容量250gに対して使用は100g。
余った分は冷凍もできるみたいです。私には初めての挑戦だからお味の想像もつきません。
昔、アニメの「美味しんぼ」で、粕汁や甘酒をふるまっていた放送回があったなぁなんて想い出しました(年代がばれる)。
アニメではすごくおいしいって食べてて、食べてみたかったんだよね。その時は鮭入りだったように記憶してるけど今回は身近にあるもので。
レシピを見ながらいつもの豚汁作りをイメージして作成。酒粕はだし汁で溶いて入れる。確かにこのまま鍋に酒粕を入れたら溶けない弾力がある。
一緒に買った白みそも初挑戦。しっかり加熱して、アルコールに強くない私でも問題なく食べれる味に。
お味のほどは?クセがあるから好みは分かれました。中学生の娘はアウトでした。
ニキビ予防にいいよーとすすめてみたけれど、少し食べてNGを出されてしまいました。
2歳児の長男は覚えたての言葉「おいし~」を連発しているからお気に召したみたい。将来は酒好きになるのだろうかと、母は少し心配になりました。
私は普段お酒は飲みませんし、アルコールに弱いですが、結構ほっこりうまうまと食べました。
前評判通り、コクがあって栄養がぎゅっと詰まっているような感じがします。
お肉もやわらかく、よく染みていて、クセになる味でした。おいしかったぁ。
もちろん夫はとってもお気に召したみたいでご満悦。大人の味なのかもしれませんね。
お楽しみの美肌効果のほどは?
翌朝のお肌の状態は、ばっちり効果が出てました。弾力がある!!
1回食べての効果なので一過性ですが、触りたくなる弾力さ。白身のお魚を沢山食べた後とか、コラーゲンスープを飲んだ後とかみたいな弾力です(注:あくまで個人の感想です)。
他には特別日常と違う食生活は送っていないので、栄養満点は間違いなし!!
継続したら美肌に、健康になるのだろうかとの期待値は高い!!だからこその甘酒ブームなのでしょうね。
残った「酒粕」の食べ方は?簡単に使いきろう!!
残った「酒粕」も無駄なく食べたい!!と、豚肉と鶏肉をつけこんでみました。
使用量は大さじ1杯程度を水で溶いて使用。一晩寝かすと、柔らかくなってる。
軽く洗って、豚肉は味噌焼きに、鶏肉はから揚げにと変身。
問題はNGを出した娘でしたが、量が少なければ気づきもしない。むしろやわらかくておいしいとの感想をいただきました。
翌日は少量でも美肌効果はあるような気がしました。
少量ずつ、普段の料理に混入…もとい活用していけば、継続的な美肌健康効果が出てくれるのではないかと期待してしまいます。
長期活用の後日レポートができるといいですね。
まとめ
- 酒粕の簡単な食べ方は、粕汁と甘酒、そのまま焼いて食べるのも有り。
- 酒粕は、日本酒を作るときに出来る副産物。美容効果、ダイエット効果などが期待できる。
- 酒粕は「板粕」と「ばら粕」の2種類があり、スーパーでは豆腐やこんにゃくが並ぶコーナーで販売されていることが多い。
- 白みそと酒粕で作った粕汁はクセになる味わい。人によってはNGかも?
- 余った酒粕はお肉を漬け込むのに使っても良し。
初めて使った「酒粕」ですが、食べず嫌いや未挑戦ではもったいない、栄養満点食品であることがわかりました。
お肌に弾力がある朝は、それだけで元気が出てきますよね。
家族みんなの健康を作るのも、料理担当者のお仕事!!無理なく無駄なくおいしく続けるためにも、一度挑戦してみてはいかがでしょうか?
我が家ではもちろん継続決定!!です。「粕汁」レシピは中学生向きにもう少し改善が必要ですがね。
ちょっとでも食材のハードルが下がって、挑戦行動に移してもらえて、この感動を共有できたら幸いです。
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